03/09/29 (月) 昼 |
先日、友人のバンドが野外で演奏をするというので、バンドのメンバーに同行して演奏を聞きに行った。
その演奏を行ったイベントというのは、とある海辺のキャンプ場で行われ、イベントの内容は昼間はバーベキュー、
夜はキャンプファイヤーを囲みビーチパティーといったようなもで、夜の部の生バンドの演奏に呼ばれたというわけだ。
明るい内に現地に到着し、楽器等の準備を行い、音出しリハーサルを終えたのが午後6時30分ごろ。
バンドリーダーの女王様が責任者に演奏開始時間をたずねると午後9時ということだった。
このまま何もせずに待っていても仕方がないので、現地でバーベキューセットを借り、食料の買い出しを行い
腹ごしらえをし、開始時間を待っていた。
このイベントについて友人が一番心配していたことは「本当に観客が集まるのか?」ということだった。
ビール片手にバーベキューをつつきながら会場に入ってくる車を待っていたが、昼からいるグループからはなかなか増えなかった。
午後8時40分ごろ僕が別の友人に送ったメールに「演奏は9時からなのになかなか人が集まらない。こんな閑散としたところで
演奏するなんてなんかなみだぐましい。(;_;)」と打っていたくらい。
それでも午後9時くらいになると演奏場所のキャンプファイヤーの周りに人が集まり始めた。
そして演奏開始。このバンドの演奏を聞くのは2回目。演奏内容としてはこんな寂しい雰囲気にはもったい出来だった。
そして観客(?)は・・・演奏を聞いているのかいないのかキャンプファイヤーの周りでザワザワと話をしていて、
曲が終わってもほとんど拍手さえない。友人達は予定の7曲をサクサク演奏しアンコールもなしで終わった。
皆それぞれ「予想通り」と思ったらしく、冷たい観客にもめげず、演奏の出来にそれなりに満足している様子だった。
生バンドの演奏が終わり、会場に大音量でノリのよい曲が流れた。そして10時過ぎてくると観客に元気が出てきて、
曲に合わせて踊りはじめる人たちもあらわれた。そうなってくると連鎖反応のように踊る人が増えてきた。
10人くらいが同じようにパラパラのように手を動かしつつラテンのリズムに合わせてキャンプファイヤーの横で踊る姿は、
かなり怪しい雰囲気だった。
「なんか変だね〜」と言いつつ酔いをさましオリオン座が東の空に現れた頃キャンプ場を後にした。
しかし・・・タウン情報誌にも載っていないあの集まりは何だったのだろう??ちなみに責任者は外国人だった。