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つぶあんモノローグ


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08/10/30 (木) 23:55:31

☆ 追加景気対策発表 ☆

麻生みたいな経済音痴が総理大臣やるとこれだから…。
今時こんな安いトリックにまんまと引っかかる国民がいると本気で考えてるとしたら、勘違いも甚だしいよね。
別にカップヌードルの値段を知らなくても、ホテルで晩飯食っても一向に構わないけど、国民から吸い上げた税金をばらまいて、景気
対策ですっていうお手軽な政治は勘弁してもらいたい。

ところで今年の春頃には、ガソリンの暫定税率維持の理由として、ガソリン価格の維持は環境対策として云々とか抜かしてた大バカが
自民党にいたよね?
高速道路料金の引き下げによる交通量の増加は問題ないわけ?

景気対策としてなら、物流のコストが下がるように長距離トラック等が恩恵を受けなきゃ意味無いと思うけど、今回のは明らかに目先
の人気取りでしかないよね。

民主党の高速料金無料化というプランをさんざんコケにしていた自民党議員は、今どの面下げて自民党議員やってるのかね?

この対策でばらまいた金は、3年後に消費税で回収しますって堂々と宣言されて、誰がその金を消費に支出するわけ?
ばらまきなんかしないで、今すぐ消費税をアップしますって言われた方がよっぽど説得力があるよ。


08/10/22 (水) 21:43:29

☆ お帰り、はるちゃん ☆

2001年からLyricoとして活動してきた露崎春女が、アーチスト名を露崎春女に戻して再スタートするアルバム「13years」が今日
リリースされた。

デビューしてからずっと聴いてきた露崎ファンにとっては感涙もの。どっから聴いてもまぎれもなく露崎春女だったから。
Lyricoとして活動を始めたとき、露崎ファンからはかなり批判を浴びていたけれど、おいらはLyricoはLyricoとしてけっこう好きだっ
た。名曲もいっぱい残したしね。ただ、やっぱり楽曲的には露崎時代の方が好きだったなぁという部分はあって、今回のアルバムは、
楽しみにしていた。

何しろ、Lyricoの最後のアルバムがリリースされたのが2004年。

「どんだけ首を長くさせたら気が済むねん!」

と思わず突っ込みたくなるくらい待たされたからねぇ。

露崎春女といえば、「元祖和製ソウルディーバ!(笑)」。もっとも露崎デビュー時には、そんな言葉は無かったはず。たぶんその後
にMISIAとかTinaがデビューした頃から言われ出した気がするんだけど、そういう言葉を聞く度に、

「日本には露崎がいる!」(←露崎春女デビュー時のキャッチコピーです))

っていつも思っていたわけで…。

幸いなことに(?)露崎春女がデビューしてから13年(だからアルバムのタイトルが「13years」ね)を経ても、未だに露崎を凌駕
するようなシンガーは日本には現れていない。(おいらが気付いてないだけかもしれないが…)

2枚組で、Lyrico時代のベスト盤も付いているので、Lyricoも露崎春女も聴いたことない人にも入門用としてオススメです。


それにしても、やっぱり露崎は生で聴きたい。東京ではちょくちょくライブやってるんだけどねぇ…。なかなか行けないもんなぁ。
あ、よく考えたら露崎春女は生で聴いたことなかったな。Lyrico時代は恵比寿ガーデンプレイスと中野サンプラザと大阪厚生年金会館
と名古屋ブルーノートと…詳細は過去ログ参照して下さい!


「露崎春女/Lyrico」



08/10/22 (水) 01:35:39

☆ なんでこんな時に… ☆

今日はチャンピオンズリーグのマンUvsセルティック戦を見ようと思っていたのが、家に帰ってきてスカパーのチューナーの電源を
入れて、番組予約をしようとしたらいきなり受信レベルが0になってしまった。

(おや?)

昨日までは、普通に使えていたのに何故?と思いながら電源を入れ直したり、リセットしたりしてみたが、やっぱりダメ。
接続も問題無さそうだし…電源を入れた瞬間は一瞬受信してたんだよねぇ…

スカパーって停波してる? そんなはずは無いような…チューナーが壊れたかなぁ…もう結構長いこと使ってるし…

どっちにしろ見られないことには変わりない。なんで今日なんだよー!

これってスカパーHDのチューナーに買い換えろってことなの?


テレビはそろそろ地デジに買い換えたいなぁと思っていたけど、まさかスカパーのチューナーが壊れるとはね。
テレビに較べれば安いけど、予想外の出費って痛いなぁ…


それにしても大阪のひき逃げのニュースって、あんな場所を酔っぱらって横断してた被害者の責任は問わないんだね。
もちろんひき逃げ犯が悪質なのは確かだけど、被害者にも落ち度があるだろう。
歩行者横断禁止の場所を歩いていたということをきちんと伝えようとしない、恣意的な報道ばかりなのはどういうことだ?
真面目な会社員でした云々と言っていたが、真面目な人間は酔っていようと、交通法規は守るものだが…
歩行者は守られるべき存在ではあるが、法を犯した人間に対しては、たとえ歩行者であろうときちんと応分の過失は問われるべきであ
って、その点に関して日本の交通行政も裁判も歩行者や自転車を甘やかしすぎだと思う。

ただ、人間を引きずったまま走り去った犯人の神経はおいらの想像の域を超えていて、まったく理解できないことも確かだが。

08/10/13 (月) 22:22:33

☆ カウントダウン ☆

2009年の日本GP決勝までいよいよ1年を切った。来年の10月11日にいよいよ日本GPが鈴鹿に帰ってくる…。


今年の日本GPは昨年と同様に富士で開催され、どうにか無事に終えることが出来たようだ。
昨年の大失態の反省から、施設改修に20億を投資。スタッフも増員し、チケット枚数を3万枚削減して万全を期した効果はあったの
だろう。

ただ、チケットを3万枚減らす必要は無かったね。売れ残ってたんだから(笑)。グランドスタンドがあまりにスカスカではマズイと
思ったのか、指定席のアップグレードも受け付けていたようだが、スタンドには空席が目立った。金曜日なんてそりゃもう酷いもんだ
ったし、決勝日も公式発表の10万人以上も入っているようには見えなかった。いかにも見るからにお祭りムードで盛り上がっている
鈴鹿の雰囲気から較べると、どこかよその国のサーキットのようにすら思えるくらいお寒い感じだった。実際に気温も寒かったのだろ
うが…。

レース自体は、マッサとハミルトンというチャンピオンを争う二人が、アホ丸出しの見事なレースっぷりを見せてくれたおかげで、ア
ロンソの実力を否応なしに見せつけられる結果となった。ここ2戦だけを見ていたら、今年のチャンピオンにふさわしいのはアロンソ
なんじゃないの?という気分にさせられるほどだった。

富士に入ってきた時点では、ハミルトンは勝つことよりも確実にポイントゲットを狙うと公言していたのに、シグナルがブラックアウ
トしてライコネンに先行された瞬間に、自分が何をするべきかをすっかり見失っていた。その結果が、あの突進だった。
とにかく自分の前を誰かが走っているのが許せないというのは、レーシングドライバーには不可欠な事ではあるが、それも時と場合に
よる。マッサではなくライコネンに対して仕掛けてブレーキングポイントを見誤るなんて、チャンピオンを争うドライバーのやること
じゃない。

一方のマッサも、今年はずいぶんと進化して大人になったなぁと感心していたのだが、やっぱりまだまだ師匠(?)のミハエルには遠
く及ばないようだ。ハミルトンとの接触はどう考えても無理な突っ込みの結果だったし、ピットアウトしたブルデーに引っかかっての
スピンも、マッサのミスだった。インベタで走っているのにマッサが勝手にぶつかってきて、あげくにペナルティをもらってせっかく
の入賞をフイにされたブルデーが可哀想だった。

正直なところ、今年のチャンピオン争いに関しては、もう興味が無くなった。よっぽどの事がない限り、ハミルトンとマッサのどちら
かが手にするのだろうが、どっちでもいいや。どちらがチャンピオンになったとしても、今シーズンの記憶として人々の心に残るのは
ベッテルの初優勝と、アロンソの快挙だろうから。

アロンソに関しては、未だにホンダが来シーズンの獲得に一縷の望みを繋いでいるようだが、ルノー残留でほぼ決まりだろう。
いくら来シーズンはKERSの導入で大きくレギュレーションが変わるといっても、フォース・インディアと最下位を争っているチー
ムがいきなり優勝を狙えるようになることを期待するのは無理というものだ。アロンソが移籍するとは到底考えられない。
ホンダは来年もバトンとバリチェロコンビでフォース・インディアと仲良く逆ポールを争っていることだろう。

一貴は不運だったね。金曜、土曜とずっとニコよりも速かったのに、1周目でレースが終わってしまった。でもまだ来年の鈴鹿もある
から。再来年の富士に帰ってこれるかどうかはわからないけど…。


来年の鈴鹿はきっと凄いことになるに違いない。誰もが待ち望んでいた「真の日本GP」が帰ってくるのだから。
もちろんおいらも来年はF1に復帰するつもりだ。僅か2年のブランクだけど、きっと何もかもが懐かしく感じられることだろう。
待ち遠しいなぁ…。

08/09/14 (日) 22:35:42

☆ 笑ってるベッテル ☆

ベッテル優勝しちゃいました! 完璧なレース。恐るべし…

08/09/13 (土) 23:53:18

☆ のってるベッテル ☆

F1イタリアGPで、遂にベッテルが自身初、そしてF1史上最年少記録となるポールポジションを獲得した。

雨に翻弄され、アタックタイミングを逃したライコネンが14位、ハミルトンが15位に沈むという波乱があったにせよ、これは決し
てフロックではない。
とにかくウェットコンディションでのベッテルのマシン・コントロール能力は、ずば抜けている。本当に見ていて惚れ惚れさせられる。

先週のスパでは、雨のオー・ルージュをカウンター当てながら駆け上っていったらしい(今宮純が言ってた)が、今回のモンツァでも、
正確なコントロールを見せてくれていた。

明日の決勝も今日のようなコンディションなら、初優勝も夢では無いかもしれないが、残念ながら明日は雨は降らない予報らしい。
そうなると、多少ウェット寄りのセッティング(らしい)のトロ・ロッソ勢は苦労するかもしれない。
ここがハンガロリンクなら押さえまくることもできるだろうが、残念ながらモンツァではストレートのスピードがあれば、簡単にオー
バーテイク可能なため、ずるずる後退してしまうのではないだろうか。

それにしても、ドイツはシューマッハが引退したと思ったら、ちゃんと次世代のチャンピオン候補がこうして結果を出してくれている。

では日本は?と言えば、残念ながら中嶋一貴は18位。チームメイトのニコが5位だから、今回はマシンのせいにはできない。
一貴はクレバーで悪くないドライバーではあるが、F1で戦っていくには圧倒的にスピードが足りない。来季のシートはまだ確定して
いないが、ウィリアムズ残留ができたとしても、このままなら来年がF1最後のシーズンになりかねない。トヨタのグロックが速さを
増しているため、トヨタ移籍も無理だろうし、TDPには小林可夢偉も控えているわけだし…。

やっぱり琢磨が復帰してくれないとねぇ…。18日にヘレスでトロ・ロッソのテストが決定しているが、ぜひ結果を出して来季のシー
トを決めてもらいたいものだ。
今シーズン中にクルサードがシートをベッテルに譲り、そのシートに琢磨が乗るという希望的観測の噂もあるが、現実は厳しいところ
だろう。

ライコネンがフェラーリと2010年までの契約をしたため、アロンソのフェラーリ移籍が無くなり、ホンダかBMW移籍の可能性が
出てきた。ホンダ移籍なら、バリチェロ引退。だが、BMWに行った場合は、ハイドフェルドがトロ・ロッソのシートを狙うことが予
想され、シート争いが混沌とする可能性があるからだ。


まぁ、琢磨のことはともかく、明日は見所の多いレースになりそうだ。2005年の日本GPの再現(雨の予選で17位スタートのラ
イコネンが優勝)を期待したいなぁ。


08/08/27 (水) 22:09:58

☆ 「SISTERS」 ☆

夜にはオリンピックの閉会式が行われた日の午後、シアタードラマシティで千秋楽となった「SISTERS」を観に行った。
作:演出は長塚圭史。出演:松たか子、鈴木杏、田中哲治、中村まこと、梅沢昌代、吉田鋼太郎。

休憩無しで2時間20分の上演。正直なところ導入部はちょっとつかみ所が無くて、じれったい感じがあったけれどクライマックスに
向かってどんどんと引き込まれていき、終わったときにはちっとも長く感じなかった。
あんまり分かり易い話じゃなくて、観る側の洞察力とか想像力とかによって、色んな見方が出来る芝居っていうのは久しぶりに観た。
決して軽い話ではないので、心にズドーンと重く響いてくるんだけど、

「それでも人は生きて行かなくちゃ…」

ってメッセージは感じられた。

それにしても、今までおいらが観た松たか子の芝居の中でもこれは一番難しい役だったような気がする。
これを昼夜2回公演はきつかったんじゃないかなぁ。精神的に。

それにしてもアンコールの最後で登場した長塚圭史。もうちょっとなんかしゃべれよ(笑)。


「SISTERS」

08/08/27 (水) 21:32:57

☆ 合掌 ☆

深浦加奈子さんが亡くなった。まだ48歳という若さで。あまりに突然の悲報だった。好きな女優さんだったのになぁ…
彼女の最後の作品となったのが6日に放送された「描けなかった2枚の絵〜原爆が投下された日の記憶〜」のナレーションだった。
その番組も観てました。あれが最後だなんて思いもしなかったけど…ドキュメンタリー番組のナレーションを誰がやってるかなんて普
段は全然気にしていないのに、あの番組の時は何故か気になって、クレジットで彼女の名前をしっかり確認して観てました。
今思えばちょっと不思議です。

できれば一度生の舞台で観たかったけど、もう叶わないですねぇ。ご冥福をお祈りします。

08/07/23 (水) 21:56:05

☆ 後ろじゃなくて前でお願いします ☆

珍しく仕事が早く終わって、まだ明るいうちに仕事場を出た。
自転車置き場に行き、鍵を2つ開けて(盗まれると困るので、ワイヤーロックもしている)自転車に乗った。
走り出そうとして、左手に違和感を感じた。

(何か物足りない)

動き出した自転車を止めようとした左手の指が、空を切った。

(おや?)

左手を見る。ハンドルを握っている。ハンドルが妙にスッキリしている。

(何故だろう?)

いつもそこにあるものが無かった。ブレーキレバーがブラケットごと無くなっていた。
ブレーキレバーからリア・ブレーキに繋がっていたはずのワイヤーも。

愕然とした。いっそ自転車そのものが姿を消していてくれた方が、現実感がある気がした。
何か、腹が立つというか、悔しいというか、アホらしいというか…とりあえず笑う気にはなれなかった。


昼休みに乗ったときには何ともなかったので、午後に盗まれたのだろう。リアブレーキのレバーとブレーキワイヤーだけ。

キーキーと音を立てるフロントブレーキだけ使って、走ることはできたけど、左手が手持ちぶさたで寂しかった。
どうせならフロントにしてくれれば良かったのに。バイクならフロントが大事だけど、自転車はリアを多用するからねぇ。

バイクならともかく、自転車でも部品盗る奴がいるってことは勉強になった。

そんな勉強、ちっともしたくなんかないんだけどね!


久しぶりに、凹んだ。。。

08/06/12 (木) 02:56:02

☆ 訃報 ☆

かつてラリードライバーとして活躍し、その後TMG(トヨタ・モータースポーツ・GmBH)を率いてトヨタF1チーム監督として
活躍したオベ・アンダーソン氏が、南アフリカで開催されていたクラシックカー・ラリーの競技中にトラックと正面衝突し亡くなりま
した。享年70歳。

WRC、ル・マンそしてF1とトヨタのモータースポーツを全て牽引してきた人物であり、モータースポーツの歴史を語る上では欠か
すことの出来ない存在でした。謹んでご冥福をお祈りいたします。


08/06/10 (火) 03:38:56

☆ 掘ったり掘られたり ☆

戦前の予想通り、モナコに続いて荒れたレースとなったF1カナダGP。バリチェロがトップを走ったり、一貴が2位を走ったり、ハ
ミルトンがピットロードでライコネンを撃墜したり、なかなか飽きさせない内容だった。

しかし、ハミルトンはやっちゃったね。あんなポカをしなければおそらく2連勝だったろうに。ライコネンにとっては不運だったけど、
モナコでの件もあるから因果応報かも。マシンから降りてもなんだかさばさばしていて、あんまり怒ってる感じじゃなかった。
あれがマッサだったらきっとハミルトンに詰め寄っただろうし、もしダニカだったら…それはもう良いか。

一貴の2位走行はちょっとワクワクしたけれど、あのままリタイアせずに走り続けていても、表彰台は無理だっただろう。地上波解説
の右京は、ワンストップ作戦に切り替えなかったことを残念がっていたが、一貴はソフトタイヤのロングランはペースダウンが大きい
という判断で、ハード→ハードで終盤まで引っ張ってソフトのスティントを短くしたかったのだと思う。
実際には路面コンディションの変化からか、昨日までよりもソフトのデグラデーションは酷くなく、ハイドフェルドもクルサードも、
最後まで安定したラップを刻んでいたから、結果的には失敗だったかもしれない。

さて、優勝は自身初で、ポーランド人初でもあるクビサだった。おまけに気づけばこれでランキングもトップに。いよいよフェラーリ
、マクラーレン、BMWの3強時代の到来か…というにはまだちょっとBMWは分が悪い気がするが、それでも面白くなってきた。

クビサの走りは本当に見ていて楽しく以前から注目していたので、この優勝は素直に嬉しい。去年までに較べてマシンの挙動がどうし
ても大きくなってしまう今年のレギュレーションには、クビサの走りがマッチしている気がする。本当はラリードライバーになりたか
ったというクビサにとっては、マシンを振り回すのはお手の物なのかもしれない。ラフに走っているようでミスも少なく、一発の速さ
ではハミルトンに少し分があるかもしれないが、安定感ではクビサの方が上回っているのではないだろうか。


次戦フランスからのヨーロッパラウンドでは、またフェラーリとマクラーレンが自力を発揮してくるだろうが、クビサ+BMWにはで
きるだけチャンピオン争いを引っかき回してもらいたいなぁと思う。

08/05/26 (月) 06:11:09

☆ こ、恐いよー! ☆

今年のインディ500のハイライトは、ピットレーンでピットアウトしてきたブリスコーと接触してリタイアとなってしまったダニカ
・パトリックがマシンを降りた後に、ブリスコーのピットに向かって歩いていくシーンだった。

もう画面を通して怒りの炎がメラメラと燃え上がっているのが伝わってきて、観ているだけで背筋が凍り付くような場面だった。
昔、雨のスパでクルサードに接触したシューマッハがクルサードのピットに怒鳴り込んでいく場面があったが、今日のダニカの方が、
100倍くらい迫力があって、映画の1シーンを観ているようだった。めちゃめちゃ恐かったよ。

正直、今日のダニカのマシンはスピードが足りなくて、7位、8位がやっとという状態だったので、あのまま走り続けられたとしても
優勝は無理だっただろうが…。

色んな意味でダニカ恐るべしを再認識した次第。

08/05/23 (金) 05:09:33

☆ スポーツ万歳 ☆

その1:チャンピオンズリーグ決勝

きっと最後はマンUが勝つんだろうなと思いながら観ていたが、思いの外チェルシーが頑張ってるんで途中からチェルシーを応援して
いたのに、やっぱり最後はマンUだった。それにしてもPKって非情だよね。ロナウドもテリーもなんとなく外れるだろうなと思った
らその通りになったけど、こういうシーンって本当に多いよね。一番頼りになる選手、一番信頼の厚い選手がたいてい外しちゃうんだ
よね。試合内容はチェルシーの方が上回っていただけに残念。でも今年はこういう年なんだろうな。

その2:KSBマンシングウェアオープン

ハニカミ王子が奇跡の優勝から1年、プロとなって帰ってきた思い出の東児が丘だったが、予想を遙かに下回る初日だったようだ。
おそらく予選通過は無理だろう。主催者もテレビ局も多賀アナもガッカリだよね。でもこれが現実であり、今の石川の実力だから仕方
ない。時間いっぱいまで探せば見つけられたであろうボールをあっさり諦めてロストにしてるようじゃダメだよ。遊びじゃないんだか
ら。アマなら同組のプロに気を遣ってそういうのもありかもしれないが、同じプロ同士なんだから遠慮なんかしてる場合じゃないだろ
う。

去年の最終日と同じ組み合わせにした安易なオーガナイズにも疑問を呈したい。テレビのバラエティじゃないんだから、もう少し真剣
に考えたら? エンターテイメントとしては多少の演出はあって良いと思うが、こういうのは違う気がするんだが…。
あまりに石川中心の演出は他のプロに失礼だと思う。真のゴルフファンが観たいのは石川のダボなんかじゃなくて、片山や谷原のプロ
ならではのプレーなのだから。

その3:F1モナコGP

モナコは金曜日がパーティの日だから木曜日に初日のプラクティスがあることをすっかり忘れていた。もっとも仕事をしていたから、
どっちみち生中継は観られなかったのだけれど。

今年はフェラーリのマシンもそれなりに走れているようだ。やっぱりモナコにはホイールベースをショートにした方が合うのだろう。
ここのところ少し勢いが衰えていたウィリアムズが調子良いのは、マシンがモナコ向きだかららしい。一貴も初日9位というのは悪く
ない。ただモナコは他のどのサーキットよりも予選結果が重要となるので、予選アタックを一発決めないと、マシンの速さを無駄にし
てしまうから頑張って欲しい。

最近、ルノーが調子の上がらないピケに替えて琢磨を乗せるのでは?という噂がニュースになっているが、これはルノーのいつものや
り口で、ピケにプレッシャーをかけるためのブラフに過ぎず、信憑性は薄いだろう。ただ、今のルノーに琢磨が乗ったらどの程度アロ
ンソに近づけるか観てみたい気がする。特にここモナコなんかは格好のサーキットなのだが…。とりあえずピケよりは圧倒的に速いこ
とは間違いないんだけどな。

今年の決勝は雨の予報らしい。雨なら例えスーパーアグリのマシンでもきっと面白いレースを見せてくれただろうに…。

もし本当に決勝が雨なら、何かミラクルが起きるかもしれない。魅せて欲しいなぁ「雨の中嶋」…一貴は雨って得意だったっけ?

08/05/15 (木) 03:38:33

☆ ゆく人くる人 ☆

アニカ・ソレンスタムが今シーズン限りで現役引退のニュースにはちょっと驚いた。女王の座はオチョアに譲ったものの、先日の試合
で優勝したことでもわかるとおり、決して力が衰えたわけではなく、まだまだトップクラスの選手なので、これからも活躍してくれる
と思っていただけに、非常に残念だ。

奇しくも、今年現役復帰して世間を驚かせたクルム伊達とアニカは同い年。伊達の場合は、現役引退があまりに早すぎたのだが、アニ
カの場合は、もう十分に選手生活を全うしたという思いなのかもしれない。

宮里藍が、アニカを慕っていて目標としているのはよく知られているが、できれば今シーズン中にアニカとの優勝争いをするシーンが
観たいものだ。「アニカ先生」の胸を借りられるのも今年限りなのだから、ぜひ実現して欲しいと思う。

アニカのゴルフは華麗さは無いものの、まるでロボットのように正確無比なショットコントロールが売り物だ。
徹底したトレーニングで作り上げた身体を生かして飛距離を稼ぎ、まったく力みのないスイングでボールを狙ったところに運んでいく
様にはいつも驚嘆させられたものだ。

もっとも力みのないスイングということでは、アメリカで賞金女王にまでなった岡本綾子の右に出るものはいないと思うけれど。
藍や桃子がアメリカで苦戦している現在の状況を考えると、改めて彼女がいかに偉大だったかということがわかる。

ゴルフついでにどんどん話がアニカからずれてしまうが、日本の現役女子プロゴルファーで実力bPは、先週優勝した福嶋晃子だと思
っている。彼女の飛距離はアメリカでも十分過ぎるほど通用する(先日の試合でも雨の中で290ヤードのティーショットを打ってい
た!)し、巧さも兼ね備えている。ただ時々力んでしまって曲げてしまい、距離が出ることが災いして大きなトラブルを招いてしまう
のが残念だし、ちょっとメンタルに波がある。足の怪我を抱えていなければ、もっともっと勝って良い選手なんだけどなぁ。久しぶり
のメジャーでの勝利に大泣きする福島を観ながら、これを機に賞金女王争いに絡んで、最近調子に乗っている若手選手をいじめて…か
わいがってやって欲しいなぁと思った次第。


閑話休題。アニカは今年日本でプレーする予定はないのかなぁ?できれば生であの独特なヘッドアップするアッパースイングを観てみ
たい。どうやったらあんな打ち方ができるのか、ヘボゴルファーのおいらにはさっぱりわからなくて真似することすらできないんだけ
ど。アニカとかポーラ・クリーマー(≒ナタリー・ガルビス)とか、アメリカツアーには独特なスイングをする選手が色々いるけど、
日本の若手選手ってみんな同じような綺麗なスイングなんだよね。個性があるのはさくらくらいかなぁ。もっと変な(個性的な)スイ
ングをする選手が出てきてくれると観ていて楽しい気がする。岡本綾子のようなゆったりしたリズムのスイングをする選手もあまり見
かけないよね。強いて言えば全美貞がけっこうゆったり系だとは思うし、力みの無さでは古賀美保もわりと良い感じではあるけど。

ともあれ、日本のツアーもアメリカのツアーも見応えがある女子に較べて、男子は最近あんまり面白くないなぁ。アメリカはタイガー
、日本は石川遼の話題ばかりで、他の選手があんまり目立たない。石川遼もまだまだ話題先行だしね。でも、ディフェンディング・チ
ャンピオンとして臨む今月のマンシングウェア・オープンは楽しみ。さすがに前年度優勝者が予選落ちはできないでしょ。
でも、それが無いとは言い切れないのがゴルフの難しさでもあり、面白さ。あーあ、ゴルフ行きたいなぁ…。
今年は年初から忙しくて、まだ1回もラウンドできてない。恒例のコンペも仕事で行けなかったし、グアムでラウンドするお誘いも泣
く泣く断ったし。

ゴルフは観るよりも、やる方が100万倍楽しいんだけどねぇ…

08/05/11 (日) 23:04:06

☆ トルコマイスター ☆

いやぁ速かったなぁ、松田次生。終わってみれば完勝だったねぇ。2位の平手もよく頑張ってた。今年は松田がこのまま突っ走るのか
なぁ?

さてトルコGPは、あちこちでバトルがあって飽きさせない内容だった。もう少しフェラーリにアドバンテージがあるかと思っていた
けど、ハミルトンが予想以上に速かった。ほとんどのマシンがソフト−ソフト−ハードの2ストップを選択する中で、ハミルトンは、
ハード−ハード−ハード−ソフトの3ストップ作戦を見事にやってのけた。ハミルトンは予選でもハードでアタックしていたので、マ
シンがハードに合っていたのだろう。

それにしてもマッサはトルコに強いね。ここでは本当に速い。初日は路面コンディションのせいでもう一つに見えたけど、ドライにな
れば盤石って感じだった。ライコネンは結局セットアップが決まらなかったようだ。なんだかピリッとしなかった。最後にハミルトン
を追い詰めたけど、抜くまでには至らなかったのはフェラーリとしては残念だっただろう。

一貴は不運だったね。でも予選であのポジションに沈んだのは自分の責任。もっと前でスタートしていれば巻き込まれなかった訳だか
ら。開幕からずっと言われていることだけれど、予選アタックでの速さをもう少し身につけないとダメだと思う。次はモナコだから、
今度こそ予選を頑張らないと、レースにならないよ。

その次戦モナコGPと同じ日に、いよいよインディ500が行われる。武藤は予選9位、ダニカは5位。こっちも楽しみだ。

08/05/10 (土) 02:05:09

☆ それでもF1は続いていくんです ☆

スーパーアグリF1のいないトルコGPが開幕した。スーパーアグリがいなくなったからといって、何かが変わるわけではない(予選
のQ1,Q2のカット台数は変わった)のだが、やっぱり物足りないし、淋しいものだ。

午前の走行はまだ仕事中だったので観られなかったが、午後の走行はじっくりと観ることが出来た。金曜日のセッションを観るのは久
しぶりだった。

金曜日はチームによっていろいろなセッティングを試しているので、タイムや順位は参考程度にしかならない。それでも午前午後共に
トップ10に入ってきた一貴はけっこう調子が良いのだろう。どちらもチームメイトのロズベルグのタイムを上回ったが、ロズベルグ
は新しい空力パーツを試していたという情報もあるので、手放しで褒められるかどうかは疑問だ。

初日でもあり、午後の走行前に雨が降っていたこともあって、コースがかなりスリッパリーだったのだろう。挙動を乱すマシンが多か
った。それを加味しても、相変わらずハミルトンの駆るマクラーレンはテールハッピーだ。イスタンブールサーキットの名物でもある
大きく回り込んだ8コーナーでの高速カウンター一発当てながらの走りは豪快で見応えがあったけど、どう考えてもタイムは損してる
し、あのままじゃやっぱり決勝ではタイヤに厳しいはず。ブレーキングでの白煙も多いし、もうちょっと走り方を考えないとねぇ。
そこまで攻めないといけないというのは裏を返せば今年のマクラーレンはフェラーリより一歩劣っているんだろうな。

スペインでの大クラッシュから戻ってきたコバライネンは、飄々とはしっていたけど、決勝ではハミルトンより良いかもしれない。

ライコネンはいよいよ本領を発揮してきた感じで、簡単にトップタイムを出してしまった。2位のハミルトンとの差は僅かだが、ライ
コネンのタイムはコースインしてすぐに叩き出したもの。その後はセッティングに終始しており、まだまだ余力を残している感じだっ
た。マッサはライコネンに較べると、ちょっと乗れていない感じ。やっぱり彼はスリッパリーな路面は苦手な気がする。

今日午後のセッションの白眉は、チェッカーフラッグが振られた後のインラップで、セクター2でセクターベストを叩き出したクル
サードかもしれない。あのままピットインしなければ、ライコネンのタイムに迫る勢いだった。ウェーバーはクラッシュしてしまった
(今年のレッドブルはクラッシュシーンが多いなぁ…)のでタイムが出せなかったけど、あのクルサードの速さが本物なら、ちょっと
面白い存在になるかもしれない。でも、クルサードは決勝になるときっと今回も…。


トルコのパドック雀たちの間では、琢磨のホンダ入りの可能性がかなり確度の高い情報として流れているようだ。もちろんそうなった
場合に弾き出されるのは、今回最多出場記録257戦目を迎えたバリチェロということになる。バリチェロはIRLのAGR(アンド
レッティ・グリーン・レーシング。ダニカ・パトリックや武藤のいるチームだ)入りの噂が以前から出ていたが…。

琢磨がF1のシートを得られるなら何処のチームでも良いとは思う。ただおいらの個人的な希望から言えば、可能であればトヨタやホ
ンダ以外のチームで、より戦闘力の高いマシンを持っているチームのシートに収まって欲しい。だって、どう考えてもネルシーニョな
んかより琢磨の方が速いからね。亜久里さんがフラビオを口説いてくれないかなぁ…。

かつて右京や亜久里は、義理人情を重んじるばかりに、チャンスを掴み損ねたけど琢磨にはそうなって欲しくない。もう残された時間
はそんなに無いんだからね。ここはアンドリュー(琢磨のマネージャー。元レーサー。昔は日本で活躍してました)に頑張ってもらわ
ないと。

08/05/08 (木) 00:23:33

☆ 煮て食おうが焼いて食おうが勝手 ☆

文化庁が「私的録音録画保証金制度」でiPodなどの携帯プレーヤーへの課金を検討しているらしい。
自分で購入したソースをiPodに入れて聞くために、何でまた著作権料を取られなくちゃならないのか、まったく意味がわからない。
著作権料を蔑ろにする気はさらさらないが、これじゃぁガソリンの二重課税などと同じように完全に言いがかりのぼったくりじゃない
か。

それじゃぁ何か? 大根作ってる農家が、鍋や包丁に課金して大根の著作権料(そんなもんはもちろん無いけど…)を取るのかよ?
松坂牛を育ててる農家は、ホットプレートに課金してメーカーからお金もらえるのか? ひょっとして焼肉のたれにも課金できるのか? 

例えがあんまり良くないが、とにかくそれくらいおかしな話だと思う。違法コピーやダウンロードといった問題はあるにせよ、全うに
金を払っている客からもさらに金を巻き上げるような悪徳商法に文化庁が手を貸すとは、狂気の沙汰としか思えない。

音楽なんて大勢の人に聞いてもらってなんぼのもんだろう。広く世に行き渡らなければ、著作権もへったくれもなくてただの自己満足
で終わってしまう。

そもそもiPodで何を聞くかは個人の使い方次第で、必ずしも著作権の発生する音楽を聴くとは限らない。そんなものに一律に課金して
まで金をふんだくるっていう発想は、所場代を巻き上げるあの職業と同じ発想なんじゃないのか? もっとも著作権料に口うるさいあ
の団体も、文化庁も似たり寄ったりの体質だから仕方ないのかもしれないがね。

外圧に弱い日本の体質からして、アップルがアメリカ政府経由で抗議すればあっさり回避されそうな気もするけど。

08/05/06 (火) 21:48:14

☆ GJニック・フライ ☆

きっと今頃ニック・フライはいつものあのにやけた顔をさらに崩して笑いが止まらないことだろう。
彼の望んだとおり、スーパーアグリF1チームは撤退を余儀なくされる状況を迎えてしまった。

非常に残念なことではあるが、現在の状況を考えればこれ以上チームを続けていくことは不可能だということは理解できる。
しかし、こんな中途半端な状態でシーズン途中に参戦を断念せざるを得ない状況を招いたことは、非常に不可解であるし、納得がいく
ものではない。

ホンダはいったい何をしたかったのか?
そもそもジェンソン・バトンのウィリアムズ移籍を見越してバリチェロと契約したらバトンが翻意して残留してしまったため、佐藤琢
磨のレギュラーシートを奪ってしまい、その琢磨のF1残留のためにスーパーアグリF1チームは急遽立ち上げられることとなった。
そういう意味では、ホンダの強い意向により作られたチームだった。だからこそ技術的にも資金的にもスーパーアグリF1を全面バッ
クアップし、実質的にホンダのセカンド・チームという扱いだった。

ホンダとしてはカスタマーカーが認められれば、同じマシンをシェアすることを考えていたのだろうが、カスタマーカーは結局認めら
れることなく、スーパーアグリは自力でのマシン開発を迫られることになった。しかしスーパーアグリにはそのために必要な資金も人
材も欠けていた。マグマグループを通じて、スーパーアグリに資金提供を申し出ていたスポンサーもこうした状況を鑑みて、あまりに
も必要な資金が大きすぎるという判断から手を引くことになったとも伝えられている。

だが、本当にそうだったのだろうか? 今回の事態の引き金となったマグマグループによるドバイからの資金提供の話は、どうも胡散
臭い。そもそもマグマグループをスーパーアグリに紹介したのがニック・フライというのがいかにも怪しい。

ニックはスーパーアグリなんてとっとと消え失せろと言わんばかりの発言をずっと繰り返してきた奴だ。彼は確かにホンダF1チーム
のCEOではあるが、所詮ホンダに雇われている使用人に過ぎない。スーパーアグリF1チームに口出しする権限など何も無いし、彼
の意見がホンダの(ここでのホンダはF1チームではなくホンダ本体のことである)総意であるわけでも当然無い。

しかし、ニックは事ある毎に、勝手な発言を故意に繰り返し、スーパーアグリを窮地に追い込むために日夜努力を続けていた。
その彼の最大の成果が、マグマグループを使ったスーパーアグリつぶしの大芝居というのはあまりに穿った見方なのだろうか…?

ともあれ、今回の一件によりホンダがまたしても批判の的とされるのは自明だ。カスタマーカー問題はあるにしても、レッドブルがト
ロロッソを走らせているのだから、ホンダがスーパーアグリを走らせられない道理は何処にもない。

ニックはスーパーアグリに対する技術援助や資金援助がホンダF1の足かせとなっていると考えているのだろうが、ホンダF1が勝て
ないのはそんな問題とはまったく関係なく、もっと根源的なものだ。だからこそ昨年、ホンダワークスがスーパアグリの後塵を拝する
場面が何度も繰り返されたのだ。少なくとも昨年までのホンダF1チームは寄せ集めのスーパーアグリ以下の能力しかなかった。それ
が現実だ

ホンダはスーパーアグリを見捨てた。佐藤琢磨のシートをまたしても奪った。それだけは動かしようのない事実だ。


それにしても、結局スーパーアグリのスポンサーに日本の企業がまったく名乗りを挙げなかった(スポットでの小さなスポンサーはい
たが)という現実があまりにも悲しい。確かにF1チームのスポンサー料は桁違いに大きく、国内での費用対効果だけを考えれば石川
遼のスポンサーにでもなった方がはるかに効率が良いというのはわかるが、ホンダ、トヨタと2社が参戦し、日本人ドライバーが二人
いるというのに、それをバックアップしようという企業が出てこないのは本当にもどかしい。日本の経済力ってやっぱり三流なんだろ
うね。

ホンダが日本のファンに支持してもらいたければ、今すぐバリチェロを更迭して琢磨を乗せるしか無いように思うが、ニックはダニカ
をテストしたいとか言い始めているようだ。おそらくスポンサー獲得にはダニカ人気というのは魅力的なのだろう。ニックの考えるこ
とはすべて金儲けありきで本当に分かり易い。実際、金集めの能力は認めざるを得ない。だからこそ、もしニックが本当にスーパーア
グリを救済する気があれば、ちゃんとしたスポンサーを見つけてくることはできたはずなのだ。でも彼は、スポンサーを紹介して恩を
売ったふりをして、陰で舌を出していた。

そんなニックを最高責任者に据え置いているホンダF1チームを、いったい誰が応援するというのだろうか?

ホンダから発表されたコメントは、まるで他人事のような言い方だ。ホンダとしてできることは精一杯やりましたという恩着せがまし
さすら感じられる。読んでいて吐き気がした。

08/04/28 (月) 03:10:51

☆ 次はどうなることやら… ☆

琢磨、頑張ってたよね。セカンドスティントでは一貴の後ろで9位まで上がって、遜色ないタイムで走ってた。
チームの状況と、マシンのポテンシャルを考えたら驚異的と言っても過言じゃないくらいの走りだった。
地上波でも終盤のクルサードとのバトルが放送されていたけれど、琢磨の気迫が伝わってくる粘りを見せていた。
今のスーパーアグリなら、完走するだけでも優勝に匹敵するくらいの仕事だよ。スペアパーツすら無いんだから。
ロバでサラブレッドと競走してるようなもんだから。

なんでこんな良いチームとドライバーが、苦労しなきゃいけないんだろうね?
今回のスーパーアグリの騒動に関しては、色々と裏がある(スーパアグリが走れなくなることで得をするのは誰かを考えれば、何とな
く想像できることだが)ようだけれど、とにかく早く安心してレースが続けられる状態になって欲しい。

ミハエルに買収してもらって、フェラーリのセカンド・チームになっても全然構わない。それでレースが続けられるのならね。
今のスーパーアグリの売値は、ミハエルが現役時代の年俸+αくらいのはずだから、買えない値段じゃないんだけどね。もちろん現実
的にはあり得ない話ではあるけど…


昨日、予選をITVで観てたらニコニコ顔のニック・フライがインタビューにされてた。思わずPCのディスプレイに向かって唾を吐
きかけてやりたくなったよ。なんで奴が表舞台に出てきてベラベラとくだらないコメントを垂れ流すのか、なぜそれをホンダが野放し
にしているのか、さっぱり理解できない。

案外、スーパーアグリ最大の敵はホンダなのかもしれないという気がしてならない。

08/04/20 (日) 13:03:46

☆ ! ☆

インディジャパン300でダニカ・パトリックが初優勝だぁぁぁっ!

しかし、なんでこんな歴史的なレースが関東ローカルでしか放送されないんだよ…。

表彰台で、自分の肩くらいまである大トロフィーをもらったダニカ。その横で、ミニチュアみたいな2位のトロフィーをもらったカス
トロネベスが、

(え?こんなに小さいの?)

と、ダニカのトロフィーとサイズを較べてるのが笑えた。


ダニカが勝つのは時間の問題だと誰もが思っていたけれど、なかなか実現しなかった。しかし遂にその日はやって来た。
200周のレースでダニカがトップに立ったのは、残りあと10周を切ってから。劇的な逆転勝利だった。

F1と並ぶトップ・フォーミュラであるインディカーで女性が優勝するのはもちろん史上初。
身体は小さいけれど、ダニカのスピードセンスと度胸の良さは、まさしくトップドライバーとして遜色ないもの。
今回の優勝も決してフロックなんかじゃない。
もうこうなったら、今年インディ500も制して、チャンピオン獲って、来年はF1に乗ってもらいたい。


08/04/17 (木) 03:17:45

☆ どうなるスーパーアグリ? ☆

午前0時半に仕事を終わって建物の外に出るときに、

(あぁ、今日は早く終わったなぁ)

と思っている自分に気づいて思わず笑ってしまった今日この頃、世間の皆さんがいかがお過ごしかなんて知ったこっちゃないわけで。

おいらもそれなりに大変だけど、スーパーアグリもまたまたピンチのようだ。


いくつかのF1ニュースサイトが伝えるところによれば、予定されていた中東資本によるマグマ・グループのチーム買収の交渉が決裂
してしまったとのこと。本来はバーレーンGPあたりで正式発表になると言われていたものが何もアナウンスが無かったため、一部に
は不安視する声があったものの、亜久里監督はもう契約直前であるかのようにコメントしていたのだが…。

ともかくこれによってスーパーアグリは次戦スペインGPの参戦も危ぶまれるような危機的状況に陥ってしまった。
開幕からの3戦はスペアパーツも無いような状態(つまりクラッシュしたらその時点で終わり)でもなんとか続けてきたものの、チー
ムは昨年のメインスポンサー(SSユナイテッド)のスポンサー料不払いによって生じた大きな負債を抱えており、このままでは継続
参戦を断念せざるを得ない。

チームの今後は、一両日中にも行われるホンダとの話し合い次第だが、すぐに代わりのスポンサーが見つかるとも考えられないため、
予断を許さない状況だ。


おいらの個人的希望から言えば、本家のホンダ・レーシングの方を止めちゃってスーパーアグリ・ホンダに一本化して欲しいけどね。
ドライバーはバトンと琢磨。総監督はもちろん亜久里。現場はロス・ブロウンに仕切ってもらう。マシンの開発は、シャシーに関して
は童夢、ホンダはエンジン、ギアボックスの開発に集中する。

これならもっとまともに戦えるチームになるよ。あぁ、忘れてたけど、ニック・フライと中本はチームを離れてもらう。もし留まるの
なら、完全に裏方に回ってもらって、メディアへの露出は禁止ね。

どのみち本家のホンダだって次の社長交代の頃には参戦中止の線が濃厚なんだろうから、今からスーパーアグリに注力するっていうの
は悪い話じゃないと思うんだが…。


日本政府がスーパーアグリを支援してくれるんなら、ガソリンの暫定税率を復活させてもOKですよ(笑)。
少なくとも、使いもしない釣り竿だの、年間500万円のタクシー代だの、マッサージチェアだのに化けるよりは、よっぽどマシ。


まぁ、冗談はともかく、今後のなりゆきが大いに気になるところだ。スーパーアグリがなんとか参戦を継続できるように、ホンダの英
断を期待するしかないのかなぁ…。


日曜日に岡山国際で開催されたスーパーGTには、亜久里監督も来ていたらしい(メインスタンドで観てないから気づかなかった)。
スーパーアグリのチームシャツが大量に投げ売られていたので、おいらは勝手に、もうすぐチームカラーが変わるから今のうちに在庫
処分なんだと思い込んでいたのだけど、こんな状況になるとはね。

08/03/10 (月) 04:19:45

☆ 夜なのに無灯火です ☆

今年のMotoGPが、カタールで開幕した。っていうか今、250の決勝をやってる途中。
このカタールGPは、MotoGP史上初のナイトレース。なんでわざわざ夜に走るんだか…って思うが、視聴率の取りやすい時間帯
に生中継できるとか、そういう興業的な理由によるものなんだろう。

MotoGPマシンには当然ヘッドライトなんてついていないから、コースは全周にわたって照明でライトアップされている。
ロードレースのナイトレースなんて、なんだか変な感じだ。
これがスーパークロスとかダートトラックっていうんならわかるんだけど。

今年はF1でも9月のシンガポールGPが初のナイトレースになる。フォーミュラでのナイトレースは、アメリカのIRLではお馴染
みではあるが、あっちはショートオーバルだけ。ロードコースでのナイトレースという意味では、こちらも史上初だろう。

心配性のおいらなんかは、レース中に停電したらと思うと非常に恐ろしいのだが、その辺りはちゃんとケアされているのかなぁ?

ナイトレースで最悪なのは雨。IRLは雨が降ったら走らないから問題ないけど、MotoGPやF1は雨でも走るからね。
F1なんて雨になったら、まったく視界が無くなるんじゃないの? 去年の富士どころじゃなくなると思うのだけれど…。

ただ、F1なんかはナイトレースを増やそうって構想があるみたいだね。特にアジアでのレースはナイトレースにしたいみたいだ。
日本GPの午後1時半スタートっていうと、ヨーロッパでは早朝の放送になってしまう。ナイトレースにすれば、ヨーロッパで開催さ
れるGPと同じように午後の放送にできるってわけだ。

うわ、今空撮の映像が出てるけど、周囲が真っ暗な中でサーキット全体が光ってるよ!

電気代かかりそう…

08/03/04 (火) 23:20:24

☆ 自転車は王様か? ☆

自転車の3人乗り禁止の明文化が話題になっている。もともと禁止なのだから明文化されたところで何の問題も無いと思うが、これに
猛反発している人達がいるらしい。特に子育てをしている主婦からの反発が強いのだとか。

ただただ呆れた。

「これでは2人目の子供を作るなといっているようなもの」

なんて意見も見受けられる。

こんな意見を吐くような親なら、そもそも子供など作らないほうが「子供のため」だ。
結局どの意見も子育てをしている「自分」の負荷を下げたい、楽して子育てしたいという親のエゴに過ぎず、子供の安全など二の次な
のだから。

J−CASTニュースで取り上げられていたNPO団体「OTA子育て支援ネットふぼれん」は断固反対だそうだが、そのHPでは
「自転車ルール改定に一言」というタイトルで、3人乗りのほかに「雨合羽の着用」にまで異を唱えている。それによれば、

「雨合羽は視界を奪って危険だが、ビニール傘は前がよく見え、左手でブレーキもかけられるし、自転車を降りた後そのまま電車にも
乗れる。カッパは荷物になる…」だってさ。ビニール傘は電車に乗った瞬間に消滅するらしい。おいらも欲しいな、そんな傘があるん
なら…。

こんなレベルの思考で「3人乗り反対」とか言われてもねぇ…。

こういう親たちは自転車が車になったところで、チャイルドシートもシートベルトもせずに子供を車の中で遊ばせ、事故が起きたら子
供をエアバッグ代わりにして、自分達だけ生き延びちゃう人達なんだろう。

ヘッドフォンをし、携帯でメールを打ちながら夜でも無灯火で自転車通学している中高生って、こういう親に育てられた子供達なのか
もしれないって思う。親が堂々と違法行為をし、それをこれっぽっちも悪いと思わないどころか、開き直っちゃうんだもの。


おいらが小学生の時、同級生の妹が交通事故で亡くなった。母親の運転する自転車の後部に乗っていて、バランスを崩して車道に倒れ
たところをトラックの後輪に轢かれたのだ。

自転車の3人乗りだけが危ない訳じゃない。手をつないで歩いていても、無謀運転の車に突っ込まれることだってある。だけど、可能
な限り子供を危険にさらすリスクを下げようとするのが、親としての義務ではないのか?

自転車は車からみれば交通弱者だが、歩行者からみれば強者にもなる。一歩間違えば簡単に人を殺せる。
お年寄りからみれば、3人乗りでふらつきながら走ってくる自転車は、立派な走る凶器だ。

自転車は断じて王様ではない。

3人乗りでビニール傘片手に歩道を我が物顔で走ることなど、許されるわけ無いことくらい自明ではないか。

08/02/21 (木) 00:35:49

☆ 火の用心 ☆

最後のほうしか観られなかったけど、今日の東アジア選手権での日本vs中国は酷かったね。レフェリーが。
中国選手のラフプレーにはまったく笛を吹かないんだもん。まともな国際試合であれば一発レッドでもおかしくないようなアフターチ
ャージのオンパレードだったのに。
日本の選手達はよく我慢したと思う。勝てた要因はその冷静さにあったのかもしれない。
岡ちゃんはかなりエキサイトしてたみたいだったけど。

スポーツニュースで知ったけど、安田はキーパーに跳び蹴り喰らって退場してたんだね。
サッカーってボールを蹴るスポーツなんだけど、中国では人間を蹴れって教えられているんだろうか?

ちなみに中国では日の丸は燃やすものだとも教えられているようだけど…見飽きた。
どうせならオリンピックの開会式で、聖火で日の丸に火をつけるくらいのことしてほしいよね。
どっちみち最初で最後のオリンピック開催なんだから…。

08/02/13 (水) 01:54:05

☆ 払えちゃうんだね ☆

イタリアの税務当局から脱税容疑をかけられていた、ヴァレンティーノ・ロッシが、3500万ユーロ(54億7890万円)の税金
を支払うことで同意したという。

ロッシは、2000年にイギリスに移住していたが、イタリアでも生活していたため脱税の容疑をかけられていたのだった。

54億の追徴納税ってとんでもない金額のようだけど、ロッシの年収はMotoGPライダーの中でも破格で、40億近くある。
F1ドライバーでもロッシより稼いでいるのはチャンピオン経験者のライコネンとアロンソくらいじゃないかな。
払わなくて済むならそれにこしたことはないけど、別に払えない額ではないわけで…。

昨年はストーナーに太刀打ちできずに、チャンピオンを逃したけれど、今年はワガママを言ってタイヤをミシュランからストーナーと
同じブリヂストンに変更して、なんとしてでもチャンピオン奪回を狙っているわけだし、シーズン開幕前にすっきりしておきたかった
のかもしれない。

おいらも54億納税してみたいもんだが、1万円札で54万枚っていったいどんな量なんだろ?想像もできないや。
運ぶの大変だろうなぁ…(現金で納める訳じゃないだろうが…)

08/02/03 (日) 21:42:08

☆ 天才 長谷見昌弘 ☆

現在発売中のレーシングオン3月号の特集は「長谷見昌弘」。
おいらが生まれて初めてサインをもらって話をしてF1に乗せてくれた(KE007のコクピットに座っただけだが)レーシングドラ
イバーが長谷見昌弘だった。
記事の中でも書かれているが、日本のレーシングドライバーで真の「天才」と呼べる人は、この長谷見以外には未だかつて出現してい
ないとおいらは思っている。

今回の記事を読んで改めて彼の凄さを再認識させられた。

・現役時代に一度も肉体トレーニングなんてしたことない。そんなの無意味。
・ドライビングポジションを正しくすれば、上体に力がかからないからシートベルトなんてしなくてもF1でも走らせられる。
・データロガーなんて見たこと無い。
・海外で初めてのコースでも事前にコース図なんて見ない。どっちに曲がっているか知らなくても10周も走ればタイムは出せる。

などなど、現在の一般的なドライバーから見ればほとんど常識外れな彼のドライビング論が語られていたからだ。
そのあまりに痛快な彼の理論を読みながら、おいらは思わず顔がほころんだ。やっぱり天才だわ。
最後の言葉は、ホンダの中本に聞かせてやりたい。

ちなみに長谷見は1976年に富士でのF1のレース後のインタビューで、
「マシンが壊れていなければ、雨でもヨーロッパのドライバーには負けないね。」
と語っている。
実際に彼は、予選でクラッシュしたその周にポールポジションが狙えるタイムで走っていた。もしあの時KE007のサスペンション
が壊れていなければ、F1デビュー戦で、ポールポジションから優勝という快挙が達成されていたかもしれなかった。

長谷見昌弘という男は2輪だろうが4輪だろうが、フォーミュラだろうがツーリングカーだろうがラリーカーだろうが、タイヤとエン
ジンがついているものなら何でも簡単に乗りこなしてきた。16歳でモトクロスにデビューしてからの彼の戦績がそれを証明している。

あんなにクールでクレバーで速いドライバーは、残念ながらその後出現していない。
かつてセナとプロストの対決が盛り上がっていたとき、おいらはプロストを応援していた。プロストもどちらかと言うと長谷見と同じ
天才肌だったからだ。

スポーツ報道で、安易に「天才」と言う言葉を乱用している昨今だが、真の「天才」はそんなにうじゃうじゃいるわけがない。
何十年に1度出現するかどうかだろう。そろそろ日本のレーシングドライバーに新たな「天才」が出てきて欲しいと思う。
もしKE007のサスペンションが壊れていなければ、日本人にとってのF1の歴史は今とは違ったものになっていただろう。
真の「天才」とは歴史を塗り替えるほどの力をもっているものだけにこそふさわしい称号だ。
長谷見昌弘はその称号に値するとおいらは今でも信じている。

08/01/29 (火) 01:41:10

☆ あけおめ…今頃? ☆

新年とっくに明けましておめでとうございました。
昨年末はクリスマスの3連休も仕事している間に通り過ぎてしまい、正月休みはその反動で家に引きこもったまま終わってしまい、年
が明けたら「のぞみ」もスルーして止まってくれない地方都市で暮らすことになってなんじゃかんじゃと忙しくて、すっかり更新が滞
ってしまいました。

うかうかしていると1月が終わっちゃいそうなので、あわてて書いております。
そんなこんなで、今年は年賀状も出しそびれてしまい、失礼いたしました。おいらはこうして今日も生きてます。明日のことはわかり
ませんが。

F1も新車のテストが始まって、例年通り(?)トヨタとホンダが遅い。ホンダの中本DMDは
「まだ空力パッケージが暫定で…」
とか去年も聞いたような言い訳ばかり並べている始末。この調子だと今年もトヨタとホンダは勝てないでしょうね。こうなるとどちら
が先に音を上げてF1から撤退するかの我慢比べですな。まぁ、ホンダとしては鈴鹿にF1が帰ってくるので来年はまだだろうけど、
トヨタもホンダも2010年が大きなターニングポイントになるだろうことは間違いないでしょうね。

トヨタはダメだけど、トヨタエンジンを積むウイリアムズは調子良さそうで、中嶋一貴もいいタイムを刻んでるのが唯一の救いかな。
出来の良い車は、最初から速いんですよ。フェラーリもマクラーレンも新車をシェイクダウンしたらいきなり速いのが普通。
中本が言い訳しているような「細かなトラブル」だとか、トヨタの山科代表が言い訳しているような「風洞では良かったけど…」なん
ていうのは、どこのチームも同じで、フェラーリやマクラーレンにもトラブルは出るし、空力だって暫定パッケージなんですよ。
ホンダやトヨタがこれからアップデートして速くなったって、フェラーリやマクラーレンは今の速さで待っててくれるわけじゃなくて
向こうもどんどん新しいパッケージを投入してくるんだから。

中本DMDは、今回のテストに参加した小暮についての感想を聞かれて、「バイクもそうだけど日本人はタイムを出すのに時間がかか
る」だとか言ってるが、見当違いも甚だしいよ。それは日本人かどうかではなくて個人差だし、ドライバーのタイプの問題。
だいたい今回の小暮に関してはマシンを絶対に壊すなと指示して走らせたんだから、慎重になるのは当然のこと。
初コースでもいきなり速いライダーやドライバーは日本人にもいくらでもいる。そうじゃなきゃ、原田哲也みたいにWGP参戦1年目
でいきなりチャンピオンになんかなれないよ。いつまで経っても三流から抜け出せないホンダのF1と一緒にしてもらっちゃ困る。

まぁまだ開幕していないからF1の話は置いといて…

ガソリンの暫定税率法案の問題は盛り上がってるね。福田とか町村の発言が毎回素っ頓狂で笑えるんだけど、笑い事じゃない。
町村とかUFOに連れ去られて、脳に何か埋め込まれてんじゃないか?っていうくらい壊れたこと言ってるけど、大丈夫か?
暫定税率の維持がエコだなんてよくもまぁ平然と言えるもんだと感心してしまう。そんなにエコが大事なら、永田町周辺から黒塗りの
大排気量車を全部排除してからにしろよ。料亭で自分たちの悪巧み(?)をしてる間も、店の前でエンジンかけっ放しで待機させてる
ような奴らが「エコ」を口にするとはちゃんちゃらおかしいって誰もが気付いてるのに本人達だけが大真面目だから、そらもう笑うし
かないわな。あんたらの理屈は「エコ」じゃなくて「エゴ」じゃないの?
選挙に勝ちたいから自分たちの地元にばら撒く金をキープしたいだけなんでしょ?
立派な橋や道路を作って、名士と呼ばれていい気になりたいだけなんでしょ?
GDPが下がるのどうのって自分達の都合の良い数字ばかり並べ立てて、空しくないのかね?

だいたい道路特定財源って余ってるから一般財源化しましょうって言ってたのに、暫定税率維持の話で急に道路を作って「エコ」に寄
与しましょうって言い始めるのはおかしいでしょ。暫定税率を維持して車に乗る人が減るんだったら、今の道路を増やす必要ないでし
ょ。

ガソリン160円が高いか安いかは議論が分かれるところだとは思う。おいらは特段高いとは思わない。暫定税率による税収が本当に
有益に使われるんであれば、別に構わないとも思う。ただ、それが国交省職員の宿舎だの公用車だの、果てはレジャー費用に使われる
んであれば、そんなもんびた一文払う気はない。
そこを正す気がまったくない異常な連中が政治を司っていることが空恐ろしいと思う。

07/12/08 (土) 21:01:46

☆ 岡山S(ステーション)マリノス? ☆

桃太郎スタジアムで開催された天皇杯5回戦、清水エスパルス−横浜Fマリノス戦を観戦した。
開始早々エスパルスが先制し、その後オウンゴールによって前半で0−2のビハインド。しかも後半開始直後に河合が一発レッドカー
ドで退場し、マリノスは厳しい状況に追い込まれた。しかしそこから追いついて延長戦にもつれ込んだ。
だが、延長戦に入って立て続けに3点を奪われて万事休す。後半に清水のゴールで1点返したが、3−5で敗退してしまった。

中沢がいたらなぁ…とは思ったが、まぁ負けたもんは仕方ない。試合としてはゴールシーンが8回という面白いものだった。
しかも全てのゴールがおいらが観戦していたアウェイサイドのゴールという珍しい試合だった。


試合後、岡山駅のサンステ内にあるお店で遅い昼ご飯を食べた。
食べ終わった頃に、スーツを着ているがサラリーマンには見えない男達が店に入ってきた。ロン毛もいる。

(あ!)

それはさっき試合をしていたマリノスの選手達だった。山瀬、清水、松田…とレギュラーメンバーが8人やってきたのだった。
なんだ、結構みんな楽しそうじゃん。ちっとも敗戦のショックとか感じられなかった。それが良いのか悪いのかは、ちょっと複雑な気
持ちだったが…。

やがてビールが運ばれてきた。山瀬は「俺、帰り車だから」と飲んでなかったけど。

とりあえず今シーズンお疲れ様。来シーズンは優勝争いに絡んでよ!

07/11/21 (水) 19:18:47

☆ ギザギザハートのひでぇ唄 ☆

藤井フミヤにア・カペラで「君が代」を歌わせるのは無理だよ。音程ボロボロじゃん…。

07/11/21 (水) ひる2

☆ 新しいシェフ ☆

「映画は映画監督のものである」と言ったのは北野武だが、サッカーもまた「監督のもの」だと思う。
岡田ジャパンはカズを必要としなかったし、トルシエ・ジャパンは中村俊輔を必要としなかった。
今現在オシム・ジャパンでレギュラーとなっている選手たちにとって、ここにきての監督交代は代表への生き残りゲームに大きな変革
がもたらされかねないことを意味している。

後任監督が誰になるにせよ、すでにある程度形ができつつある現在のメンバーをいきなり総入れ替えするようなことはしないだろう。
しかしやがて後任監督色が濃くなるにつれてオシム・ジャパンとは違うチーム編成になる可能性は十分にある。
その結果、中村俊輔が次のワールドカップのピッチにいないことだって当然起こり得る。
もちろんそれは、オシムが監督のままであってもあり得ることなのだが…。

この時期に来て代表監督を引き継ぐというのは、監督の立場になってみれば相当にリスクの高い困難な仕事だ。普通ならば誰もやりた
くないだろう。0からチームを作り上げるには時間が無いし、何から何までオシムと比較されて批判を受け、すぐに期待される結果が
出せなければ瞬く間にバッシングを浴びることになる。

現在噂に上っているオジェックは、オシムとも親交があり、日本サッカーや選手を理解しているという点においては良いと思う。
ただ代表監督としての手腕がどうなのか…その部分に関しては正直疑問が残る。ただヨーロッパの各国リーグがシーズン中のこの時期
に、オファーを受けてもらえそうな候補といえば自ずと限られてしまい、Jリーグに関与したことのある範囲内でとなるとほとんど選
択肢は残されていないのだろう。トルシエなら喜んで引き受けてくれるかもしれないが、今さらの感は否めない。

何はともあれ、時間は限られている。悠長なことは言っていられないし、贅沢も言っていられない。限られた選択肢の中からベストな
監督を迎えて、あとは任せるしかないのだ。素材はある程度オシムが揃えているのだから、あとはシェフの腕次第。出来上がった料理
に自分好みの素材が使われていなくても、チャーハンのつもりがリゾットになっていても、美味しければそれで良しとするしかない。

オシムが作ろうとしていたジャパン・オリジナルの料理を味わってみたかったが、今となってはそれは叶いそうもない。
素材の旬も味も無視して、自分好みのクリームで味付けしようとしたトルシエや、素材さえ良ければそれで良しと、何の味付けもしな
いまま鍋に放り込んでぐつぐつ煮ただけのジーコに比べ、オシムは素材の味を生かしながらも、ちょうど良いさじ加減できちんと出し
ゃばらない味付けをしようとしていたように思う。

新しいシェフがオシムに負けない腕利きであることを期待している。美味しい料理さえ作れるのなら、ミシュランガイドに載っていな
い小さな店の無名シェフだろうと一向に構わない。料理もスポーツも結果が全て。権威も肩書きも過去の実績も何の役にも立ちはしな
い。

たぶん一番問題になるのは、シェフが調理に専念できる環境を作ってあげられるかどうかだろう。まだ出来上がってもいない料理に、
そんなもん食えるかと石や砂を平気で投げ込むような、マスコミの味音痴の連中からシェフを守るのはサッカー協会の仕事なのだが、
代表監督と心中する覚悟なんてさらさらなくて、ただ権威にしがみついていたいだけで自らの保身のためにはマスコミと一緒になって
石を投げかねない彼らにそれができるかどうか…。

オシムという偉大なシェフが腕を奮えなくなった今、本当に関係者全員が心してかからないと、日本のサッカー界は迷走してしまうか
もしれない。後で振り返ってみるとトルシエ・ジャパンが日本サッカーのピークでした…なんてことにもなりかねないような、重大な
岐路に立たされている。事は代表チームだけの話ではない。客足が伸びず、試合中継の軸足をNHKからスカパーに移したもののまっ
たく視聴率も上がらず、経営不振に苦しむJリーグをどう立て直すかも喫緊の課題だ。下手をするとこのまま日本サッカーが先細りに
なってもまったくおかしくないくらいに深刻な状況に陥っている。

新しいシェフの責任は確かに重大だが、それ以上にサッカー協会自体もそろそろ体制を一新すべき時期に来ているのではないか?
Jリーグをここまでにした川淵キャプテンの功績は認める。しかし彼を含めたトップの連中はそろそろ身を引いても良いのではないか
と思う。ジーコ・ジャパンの惨敗と、Jリーグ人気の陰りの責任を誰も取っていないというのでは、また同じ事が繰り返されかねない。

川淵キャプテンに不測の事態が起きたときに備えてのリスク管理は「当然」行われていて然るべきだと普通なら考えるが、オシムが倒
れてから搬送されるまでに1時間半以上もかかるような体制しか整えていなかった事を考えると、何も考えてはいないのだろう。
想像力(創造力)に欠けるために次の展開が読めず、足元へのパスしか出せないような彼らが、これからのサッカー界を引っ張ってい
けるとは到底思えない。

良いレストランは腕利きのシェフだけではやっていけない。マネージメント能力のあるオーナーがいなければ店はつぶれる。
どちらかが欠けていては三ツ星の獲得などいつまで経っても夢物語でしかない。日本の実力は三ツ星どころか、まだミシュランガイド
に載せてもらうことすらできないレベル。路は遠い。

07/11/21 (水) ひる1

☆☆☆

レストランガイドとして有名なミシュランの東京版が発行され、東京で8店が三ツ星に選ばれたというニュースが報道されていた。
グルメからは程遠いおいらとしては、取るに足らないどうでも良いニュースなので、何故これほどまでに各局が大きく扱うのかちょっ
と異様に思えた。最近下火になってきたけど、ボジョレー・ヌーボーのバカ騒ぎといい、こと食に関してはフランス絡みが好きだよね
ぇマスコミは。

でも寿司屋がミシュランの三ツ星とか言われても、何か変な感じがするのはおいらだけなのかな?
今回の選出に当たっては日本人の評価者も含まれていたらしいけど、このガイドっていったい誰に向けて書かれているんだろう?
食の嗜好って、国によって違うし、日本のなかでも東北と九州じゃ違うし、もっと言ってしまえば十人十色なわけで、客観的な絶対評
価なんてそもそも成立しないんじゃないかと思う。味以外のサービスなんかは点数をつけられるとしてもね。

三ツ星ってのはその店で食事するためだけに遠くからでも訪れる価値のある店ってことらしいけど、食べて気に入らなかったからとい
ってミシュランが返金してくれるわけでもないしなぁ。

結局ミシュランガイドって料理人達の名誉欲を満足させ、経営者が店に箔をつけて高い値付けをするための、業界人向け自己満足シス
テムのような気がしないでもない。そんなフランスの料理界のヒエラルキーを日本にまで持ち込んでくるのは、大きなお世話というか
、思い上がりなんじゃないかと思える。

「チューボーですよ」でゲストが堺正章の料理に☆を付けるのは一向に構わないと思うんだけどね。それは個人の評価だから。

一番可哀想なのは、ミシュランガイドの三ツ星レストランに行き、たいして美味くもない料理を美味いと自分に信じ込ませて高い値段
に納得しちゃう人達だよね。料理の味はミシュランガイドできまるわけじゃなくて、自分の舌で判断するものなのに…。

ちなみにおいらはミシュランの愛用者です。もちろんレストランガイドではなくタイヤの方です。タイヤは☆☆半くらいかなぁ。

07/11/19 (月) 23:44:50

☆ 違うんじゃないのか? ☆

日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事が今日の会見で、オシム監督が第一の大きな山場を乗り越えて回復に向かって前進している旨を
説明した。

担当医師からの詳細な説明があったわけではないので、もう一つ状況がよくわからないのがもどかしいが、田島専務理事の言葉を信ず
るならば、最悪の事態は脱したということなのだろう。だとすればこのまま順調に快方に向かってくれることを心から願っている。

それは良いのだが、その会見で日本代表の今後についての質問に対し

「今はオシム監督の回復を最優先に考えている」

と述べるに留まったのには違和感を感じた。

倒れた当初に懸念された最悪の事態は回避されたとは言え、まだまだ予断を許さない状況ということで、オシムとその家族に対して最
大限の配慮をしたのだろうということはわかるし、実際には彼らも、例え驚異的な回復を見せたとしてもオシムの現場復帰(長嶋監督
の例を考えてもそれがかなり困難であろうことは想像に難くないのだが)までをどうするか考えていないわけはないと思う。
だったら、後任監督やオシム不在の間の代表をどうしていくかについて、きちんと検討しているということを表明すべきであり、それ
がサッカー協会の責務なんじゃないのか?

オシムがこんな時に後任監督云々を口にするのは不謹慎、というような極めて日本人的な感情を持つ人もいるかもしれないが、そんな
ものは不謹慎でも何でもない。オシムの治療を行うのは医師の仕事であって、サッカー協会が治療を行うわけではないのだから、彼ら
は日本代表の今後について早急に体制を整えて、今後のスケジュールを粛々とこなしていけるようにするのが最優先の課題のはず。

もしオシムの意識が回復して、サッカー協会が手をこまねいているばかりで何ら事後策を立てていないと知ったらきっと激怒するので
はないだろうか? 今回の事態で代表のスケジュール等に影響が出るようであれば、それこそオシムに対して失礼な話だ。
オシムが安心して治療に専念できるようにするためにも、一刻も早く日本代表の今後について納得のいく結論を出して欲しい。

お見舞いにワインを持って行ったとか、そんなことを自慢気に話してる場合じゃないよ。

07/11/19 (月) ゆうがた

☆ 誰も悪くない。でも誰も喜べない ☆

昨日鈴鹿で行われたフォーミュラ・ニッポンの今季最終戦は、PIAAナカジマの小暮がポールポジションから一度もトップを譲ることな
く圧勝し、クラッシュによりリタイアとなったトレルイエを逆転してシリーズ・チャンピオンに輝いた…はずだった。

だが小暮はレース後の車検でスキッド・ブロックの厚みが規定に足りないことが発覚し、失格。シリーズチャンピオンの座は、小暮の
失格で4位に繰り上がった松田の手に転がり込んだ。松田は今期0勝ながら積み重ねたポイントで、小暮とトレルイエを上回ったのだ
った。

今シーズンの小暮の速さは、誰の目にも明らかだった。特にシリーズ後半は、ぶっちぎりと言って良く、誰も小暮を止められなかった。
昨日のレースも圧倒的なタイムでポール・ポジションを奪取し、スタート後は2位のトレルイエをぐんぐん引き離しての楽勝だった。
チャンピオン争いは、トレルイエが2位のままフィニッシュすればトレルイエが逃げ切ってチャンピオン決定。しかし、小暮のチーム
メイトであるデュバルが執拗にトレルイエを追っていた。レース中盤のピットストップも二人同時。それでもトレルイエは2位の座を
頑として譲らず、息詰まるバトルが延々と続くかに見えた。だが、スプーン立ち上がりで差をつめたデュバルが130Rでトレルイエ
のインに飛び込んだ。トレルイエはラインを譲らず両者は接触。トレルイエのマシンは一瞬中に浮きながら2台ともアウト側のクラッ
シュパッドに突き刺さった。この瞬間、実質的に小暮のチャンピオンが決まったも同然だった。あとはチェッカーを受けるだけだった。

トレルイエのクラッシュは残念だったが、小暮のチャンピオンには誰も異論はなかったと思う。それが最車検で失格となり、チャンピ
オンも失うというのはあまりにも酷な話だ。

レース後の表彰台で、中島悟監督はミハエル・シューマッハばりのジャンプで喜びを表現していた。現役時代にだってあんなに全身で
喜びを表現したことは一度も無かった。それだけ小暮のチャンピオン獲得が嬉しかったのだろう。
しかし裁定が出た後のシーズン終了パーティの席上では、泣き出しそうな顔で関係者への謝罪を述べたという。

チャンピオンを獲得した松田や星野一義監督も、複雑な表情だったようだが、致し方ないだろう。

スキッド・ブロックの厚み不足による失格は、今シーズン序盤に富士のレースで近藤レーシングのオリベイラにもあった。
したがってチームとしては本来厳密に管理しておかなければならない事項であり、チームのミスによるものと言って良い。ドライバー
には何の責任も無いし、どうしようも無いことだ。そして、規則である以上、違反があれば失格となるのも致し方ないことだ。
だが、これが故意によるものではないことも明らかで、小暮にしてもメカニックを責めることはできないし、辛いところだ。


誰かが特に悪いというわけでもないのに、誰もが素直に喜べない結末になってしまったのは非常に残念だと思う。
ただチャンピオンにはなれなかったものの、小暮の走りはファンにも関係者にも強烈な印象を残した。小暮の失格で優勝となった、本
山が「来年はぜひF1に行って欲しい」とコメントしているように、一刻も早く小暮をF1への声はシーズン後半から日増しに高まっ
ている。

トヨタはTDPで中嶋一貴をF1ドライバーへと押し上げた。ホンダはどうするのかね? 昨日のマカオGPで2位になった塚越が上
に上がってくるまで待ってるつもりなのだろうか? 小暮というとてつもないポテンシャルを持ったドライバーをF1に乗せないなん
てもったいなさ過ぎる。

「僕のようになって欲しくない」

幾度もフォーミュラ・ニッポンでチャンピオンとなり、日本一速い男とも呼ばれながら結局F1へ行けなかった本山の言葉は重い。
そしてそれは今日のフォーミュラ・ニッポンが抱えている大きな課題でもある。
日本独自のトップ・フォーミュラとして君臨させるべきなのか、それともGP2のようにF1への開かれたドアを持つ下位フォーミュ
ラとして甘んじるのか…。来年のレギュレーションを見ると、前者を目指しているようだ。
仮にそうであったとしても、ドライバーにはF1へのチャンスが開けるような筋道を残してあげて欲しいと思う。

小暮は明日、鈴鹿でスーパーアグリF1でのテスト走行を行う。「フィルミング・デイ」(チームのPR撮影等のために許可された走
行枠)扱いなので、どれほど走れるのかはわからない。本来ならスーパーアグリではなくホンダがテストに抜擢すべきだろう。

それでも小暮なら何かやらかしてくれるような気もしているのだが…。

07/11/14 (水) 21:50:56

☆ レッズにウタヂカラ ☆

浦和レッズがAFCチャンピオンズリーグで優勝した。過酷な日程の中でのこの快挙は素晴らしい事だと思う。
でもこの試合の中継は酷かったね。放送が始まって実況:角沢、解説:松木とわかった時点で諦めていたけれど、いやぁ今日もいつも
と変わらない聞くに堪えない内容だった。
最初からこの二人の実況は聞く気になれなかったから、前半は佐藤竹善のCDを聞きながら観ていた。でも後半くらいは試合の雰囲気
を楽しもうと思って、実況を聞いていたんだけど、やっぱり止めておけばよかったと後悔した。

後半途中から既に声を飛ばし気味になり、試合終了の瞬間という最も大事な場面で声が出ないという、とてもプロのアナウンサーとは
思えない失態を今日もやってしまった角沢。そして茶の間のファンレベルで奇声を発しているだけの松木。

レッズの戦いぶりが素晴らしかっただけに、その素晴らしい試合に泥を塗りまくったこの二人の迷実況、珍解説はお粗末に過ぎる。
他にもう少しまともな人材をキャスティングでいないのかね?テレ朝は。

おいらは別に角沢も松木も嫌いなわけじゃない。ただ試合の実況や解説には向いていないってだけのこと。彼らは所詮スポーツバラエ
ティ番組レベルの人達だから。「やべっちFC」とか「ジャンクスポーツ」で頑張ってくれれば良いのであって、試合中継に出ような
んて不遜なこと考えちゃいかんよね。


さて、試合前半に聞いていたのは佐藤竹善の「ウタヂカラ〜CORNERSTONES4〜」。
知っている人は知っている、カバーアルバムのシリーズの4枚目だ。今回は今日AmazonからCDが届くまで選曲を知らなかった。

1.万里の河
2.サヨナラ
3.初恋
4.真夏の果実
5.雨の物語
6.桜坂
7.ロビンソン
8.そして僕は途方に暮れる
9.俺たちの旅
10.「いちご白書」をもう一度
11.少年時代

もう、このラインナップを見ただけでグッときた。そして聴いてみたら、もうたまらなかった。
これは良いわぁ。特に「初恋」のアレンジにはまいった。原曲とはコード進行も変えていて、ビックリするくらいに変貌を遂げていた。
村下孝蔵のは田舎ののどかな学校だったけど、竹前のは都会のど真ん中にある学校ってイメージ。
あと「雨の物語」と「俺たちの旅」も泣きそうだった。この3曲だけでも買った価値があるってもんだ。

これはしばらくおいらの中でヘビーローテーション間違いないね。聴いてたらギター弾きたくなった。
さて、またこれを聴きながら、バレーでも観るか。
ジャニタレのへんてこりんな曲と応援コメントも聴くに堪えないからねぇ…。


追伸:NHKのBSでレッズの試合を録画中継してた。さすがにこっちは落ち着いて観られる。こっちが生中継だったら良かったのに…

07/11/14 (水) ひる

☆ 犯さん哉 ☆

そういえばすっかり忘れていたけれど、先日芝居を観にいきました。シアタードラマシティで4日まで公演していた「犯さん哉」。
脚本:ケラリーノ・サンドロビッチ。出演:古田新太、犬山イヌコ、中越典子、大倉孝二、八十田勇一、入江雅人…他。

いやぁ凄かった。小学生の日記のような感想ですが、凄かった。今時、こんな芝居を小屋にかける勇気に感動しました。
内容はですねぇ、超ナンセンスギャグのオンパレードです。笑うところしかありません。感動とか勇気とか涙とか、そんなもん一切あ
りません。ついていけない人にはまったくついていけないというか、時には観客を置いてきぼりにしてでも、がむしゃらに芝居は進み
ます。まぁわかり易く言うと「サラリーマンNEO」とか「ホレ行けまりもみ大作戦」とかの世界をもっと突き詰めた感じ。

もう終わったからネタばれもOKだと思いますが、ラストシーンはステージ中央で白いブリーフ1枚の姿になった古田が背中を向けて
ブリーフを下ろすとお尻に「終」って書いてあるというオチでした。そんなところから内容は推察してください。

客を選ぶ芝居ですよね。選ぶというか好き嫌いがはっきり分かれると思います。なかには呆れて「金返せ」と思う人もいるんじゃない
でしょうかね。けっこう客が引いてる箇所もあったし。そういう意味ではわがままな芝居でした。さすがにこれはWOWOWとかじゃ
放送されないんだろうなぁ…。

おいらは楽しめましたけどね。役者達のやり切った感が清清しく思えるくらいでした。特に中越さんは、ここまではじけちゃった芝居
はたぶん初めてだと思いますが、よくあの面子についていってたなぁと思います。
ちょっと席が後ろだったせいか、少し台詞が聞き取りづらい場面があったのが残念でしたね。

ちなみに芝居のタイトルは「おかさんかな」と読みます。刺激的なタイトルですが、別にエッチな内容では無いので念のため…。

07/11/13 (火) 12:53:16

☆ まだ来年は無理 ☆

以前から噂に上っていたロス・ブラウンのホンダ加入が正式に発表された。ホンダにとっては良い人材を得たとは思うが、何かすっき
りしないものを感じる。

前々から言っている事だが、ホンダがF1で何を成し遂げたいのかがさっぱり見えてこないのはどういうことなのだろう?
今や国内においてトヨタに次ぐ2となったホンダにとってのF1の存在は、かつてのそれとは大きく異なってきており、社内におい
てもF1積極派と消極派の対立があるといわれている。ルノーのカルロス・ゴーンに言われるまでもなく、F1のバジェットは会社の
業績を第一と考える実務派の人間にとっては不必要に多すぎる出費でしかない。そのF1の成績が、スーパーアグリといい勝負では、
単なるイメージダウンにしかならず、参戦中止の声が出てくるのは必然ともいえる。

おそらくホンダはここにきてようやく悟ったのだと思う。プロパーだけでやろうとしても永久に勝てないことを。
だからロス・ブラウンに全権委任して、勝てるチームを作ろうという目論見なのだと思われる。それは間違っていないのだが、なぜ今
になって…という思いはファンの誰しもにあるだろう。ホンダが本気を出せば、自分たちでやれば勝てるという幻想、思い上がりから
現実を直視できるようになるまでの時間にしても、あまりにも長すぎる。

おいらの個人的意見としては、ニック・フライがチームの商業マネージメントに専念して、現場に口を出さなくなるというのが、ロス
・ブラウン加入の最大のメリットなのでは? と思っている。正直どうしてホンダがあんな品性下劣男を雇っているのか不思議で仕方
がない。ロス・ブラウンを口説いた功績を称えた上で、とっとと勇退してもらえば良かったのにね。

ロス・ブラウン加入だけでホンダがすぐに勝てるようになるほど、F1は簡単じゃない。
ただ、勝つために何を成すべきかを知っている人間が、初めてホンダに加わったというのは確かだ。
これで成績が向上しないようなら、もうホンダは潔く撤退して、スーパーアグリの後方支援に徹してもらいたい。
黄金時代といわれたセナの時代だって、ホンダはただのエンジン屋でしかなかったんだからね。

07/11/07 (水) 20:26:59

☆ 一貴おめでとう ☆

中嶋一貴が来季ウィリアムズのレギュラーシートを獲得し、フル参戦することが発表された。
ブラジルGP最終戦に起用された時点である程度予想がついていたこととはいえ、アロンソの動向などもあって発表はもっと先ににな
るかと思っていたが、まさかこのタイミングで発表になるとは思わなかった。

チームメイトはニコ・ロズベルグ。奇しくも二人とも二世ドライバーというラインナップになった。ハミルトンがチャンピオン争いに
加わったため、あまりニコにはスポットがあたらなかったものの、ニコの評価はハミルトンに勝るとも劣らないくらいに高い。
中嶋にとっては手強いチームメイトだが、ブラジルでそのニコを最速ラップで上回ったというのが中嶋のレギュラーシート獲得の最後
の決め手になったとも言えるかもしれない。

予想されたことが正式に発表になっただけなのだが、なんだか考えていた以上に感慨深いものがある。なんだか自分の息子がF1ドラ
イバーになったような…というとちょっと言い過ぎ(そんな歳でもないし…)なのだが、それに近い気持ちが湧いてきて、ちょっと涙
が出そうになった。

お父さんは苦労したし、悔しい思いもしたからねぇ。一貴はお父さんとはちょっと違うタイプのドライバーだけれど、ぜひお父さんが
果たせなかった…そして今でも日本中のF1ファンが待ち望みながら果たされていない夢を叶えてもらいたい。

それはもちろん表彰台の真ん中に立って、日の丸を揚げること。

F1は鈴鹿に帰ってくるまで待っていようと思っていたけれど、ちょっと来年の富士は行きたくなってきたかも…。

07/11/07 (水) ひる

☆ あと10歳若ければ ☆

ミハエル・シューマッハが、バレンシア・サーキットでMotoGPマシンのテストを行い、先日行われた最終戦のポール・タイムか
ら6秒落ちのタイムを記録したとか。ペドロサのポール・タイムから6秒落ちといっても、グリッド最後尾のタイムからだと3秒ほど
の差しかなく、これはかなりの好記録。

テストを見守っていたかつてのGPライダー、ランディ・マモラが「28歳ではなくて38歳なのが残念だ」とコメントしていたが、
ミハエルに2輪の才能もあったとはねぇ…。

ただ、このニュースを聞いて思ったんだけど、現行のMotoGPのマシンってライダーに優しくできているんだなぁってこと。
逆の言い方をすれば、昔のGPマシンに比べて乗り易くなりすぎているのではないか?
排気量が990から800にダウンし、ピークパワーがダウンしている一方で、トラクションコントロールを始めとするデバイスが進
化しているために、誰でも乗れるマシンになっている気がする。

もちろん誰にでも乗れると言ったって200psを優に超えるパワーをフルに発揮させるのは容易なことじゃない。
ただ、以前に比べて250ccクラスからMotoGPへステップアップしたライダーがすぐにトップ争いできるようになっているの
は、マシンの特性が近づいている証拠だと思う。昔は移行したライダーはどんなライダーでも苦労したものだったが…。

今シーズン雨のレースがいくつかあったが、あれだけのパワーがあるマシンがウェットでもスムーズに走っているのを見ると、ちょっ
と疑問を感じてしまうところもあった。

F1では来シーズンからトラクションコントロールが禁止になるが、MotoGPマシンもそろそろライダーをアシストするようなデ
バイスに歯止めをかけないといけない気がする。ウェット路面で簡単にアクセルをワイドオープンできてしまうマシンじゃライダーの
テクニックの差が出にくい。そうなるとマシンとタイヤの性能差だけで勝負がついてしまう。
今シーズンのチャンピオンとなったストーナーにけちをつける気はまったくないけれど、例えブリヂストンがいかに有利だったとして
も、かつての2スト500のようなマシンだったら、ストーナーがあれほどの勝利数をあげることはできなかったのではないか?

WSBのライダーの中には、今のMotoGPマシンはつまらないと発言している人もいるように、マシンに頼る部分が大きすぎて、
ライダーにとってもつまらないのなら、なおさら考え直さなくてはいけない。


MotoGPのテストを終えたミハエルは、今度はフェラーリの開発テストドライブをするという。ライコネンやマッサはトラクショ
ンコントロール無しのマシンを知らない世代なので、ミハエルがテストを行うのだそうだ。

F1もMotoGPも、マシンがシンプルになればやはり最後はドライバー(ライダー)の経験とテクニックの比重が増えるというこ
とだろう。ミハエルと一緒にテストで走っていたガードナーやシュワンツが争っていた時代のように、MotoGPもライダーが主役
になれるレギュレーションになってほしいものだ。


07/10/22 (月) よる

☆ 銀の雨 ☆

誰もがまさかと思っていたライコネンの大逆転劇で今年のF1は幕を閉じた。こんなことってあるんだねぇ…。

いくら21年ぶりの最終戦で3人によるチャンピオン争いと言ったって、ポイントランキング3位のライコネンの場合、自信が優勝し
てなおかつアロンソが3位以下、ハミルトンが6位以下でなければチャンピオンになれなかったわけで、普通に考えたらそんな状況っ
てあり得ないでしょう。マッサと1−2を決めればアロンソを3位にすることはできるけど、ハミルトンの6位以下っていうのは、何
かが起こらない限りまず期待できないわけで。でもその何かがいきなり起こっちゃうのがF1の面白いところ。

ハミルトンはスタート直後にアロンソに抜かれ、3コーナーで焦ってコースアウトして順位を落としたものの、そこから落ち着いて
レースを進めていけば6位以内に入る事なんてたやすいことだったのに、あろうことかのギア・トラブル。スローダウンした瞬間に、
思わず叫びました。夜中でしたけど。

勝負ってこういうもんなんだなぁ。トラブルはドライバーの責任じゃないからハミルトンが不運という見方もある。たしかにトラブル
自体は、不運としか言えないけど、ハミルトンがチャンピオンを逃したのは中国GPでのコースアウトが全てだと思う。
あれは間違いなく本人(とロン・デニスもね)のミスで、やっちゃいけないことだった。ハミルトンがチャンピオンになるためには、
中国で決めておくべきだったのだ。あのミスさえ無ければ、簡単に決まっていたことだった。神様が差し伸べてくれていた手を、ハミ
ルトンは自らはねのけてしまったのだ。神様がくれるチャンスは一度しかない。だから、ブラジルでは神に見放されてしまった。

まぁここでいう神様ってスポーツの神様だけどね。簡単に決めておくべきところでミスをした選手は必ず負ける。
富士通レディースの最終日。18番で1クラブくらいのパットを外したために横峯さくらとのプレーオフの末敗れてしまった上田桃子
もそういうケース。ふと思い出しただけなんだけど…。

賞金女王争いはともかく、F1の話。結果的にライコネンがチャンピオンを獲ったことで、なんだか最後に来て救われたような気がす
るのはおいらだけだろうか?

とにかく今シーズンは未だに煮え切らないカスタマーシャシーの問題だの、マクラーレンのスパイ疑惑だの、アロンソとハミルトンと
の確執だの、富士スピードウェイの大失態だのと、レースの本質と関係ない話題(しかも楽しくない話ばかり)ばかりがメディアを賑
わしていて、うんざりさせられることが多かった。これでアロンソかハミルトンのどちらかがチャンピオンになっていたら、またスペ
インとイギリスのメディアがあれこれ騒ぎ立てて、せっかくのチャンピオン決定もぶち壊しになっていたかもしれない。
そんな状況で、チーム内で勢力争いすることもなく、ただひたすらレースに勝つことだけに集中してきたライコネンがチャンピオンに
なるっていうのは、心から祝福できる。何たってシーズン最多勝だし。一時は絶望的だったポイント差を、よくぞここまで盛り返して
チャンピオンにまで届いたものだと思う。それは決してマクラーレンの自滅によるものじゃなくて、ライコネンが自らの手で引き寄せ
たからこそ賞賛に値する。
神様がくれた一度きりのチャンスをつかみ取ったライコネンとフェラーリのマシンに、いつまでもいつまでも銀の雨(紙?吹雪)が降
り注いでいるのを見ながら、今シーズン色々あったもやもやが流されていくような感じがした。

来年は純粋にレースが見たい。長いようであっという間のオフシーズンが今始まったばかりだけれど、今シーズン登場したルーキー達
がきっと飛躍する来シーズンが今から待ち遠しい…。


History v1.32 [Shigeto Nakazawa]