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つぶあんモノローグ


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09/12/05 (土) 20:16:50

☆ やっと… ☆

届きました。やれやれです。

配達のおっちゃんは、不在だったら書くはずだった白紙の不在通知をくれました。

そんなもん要らんがな…

「今日は冷えるなぁ。」

なんて言いながら機嫌良く帰って行きました。

寒い中、ご苦労様でしたけど、配達日間違えるなよー!


09/12/05 (土) 17:59:37

☆ 平謝り ☆

今日は配達し忘れたんだってさ。

昨日と同じ受付のお姉さんは、平謝りしてました。

「昨日もお電話していただきましたよね? 昨日確認してましたのに申し訳ございません。」

それって根本的な大問題だとは思ったけど、お姉さんが丁寧に謝ってくれたので、そのことは口に出さずに再配達をお願いしました。

今度は届くと思いますが…まだ、油断はできませんね。

09/12/05 (土) 17:32:38

☆ 怒る気力もない… ☆

今日は午後に例のゆうびんの配達があるので、ずっとお家で待ってました。

届きません…。

午後Aって指定したので、午後2時から5時頃に来るはずなんですが。

待ち時間の幅が3時間半っていうのもどうかと思うけど、仕方ないので待ってたんです。

もう日が暮れちゃったね…。

せっかくの休みを半日つぶしやがって、ふざけるな!

郵便事業株式会社の仕事ぶりには、ほんと感銘受けました。

ここまでグダグダだと、笑うしかないです。

配達員が神隠しにでもあったのでしょうかね?

09/12/05 (土) 00:29:05

☆ ゆうびんのはなし ☆

某電器店のカード会社が変わったため、新しい会社のカードに切り替えた。まずETCカードが届き、昨日メインカードの本人限定受
取郵便物到着のお知らせが届いた。こういう方式の郵便があることは知らなかった。以前ならETCカードみたいに、簡易書留で届い
てたから。

この本人限定受取郵便物(特定事項伝達型)は、郵便事業株式会社に電話して、配達日と時間を指定して初めて届けられる。その際に
本人確認資料の名称と番号(例えば、運転免許証番号)を伝えなきゃいけない。

面倒くさいなぁと思いながら、電話して住所、氏名、運転免許証番号、携帯番号を伝え、5日の土曜日午後に配達を頼んだ。


で、今日仕事から帰ってきたら、本人限定受取郵便物配達のお知らせがあった。要するに不在通知。

(はぁ?何で今日配達に来るわけ?)


また、電話する羽目になった。

つぶあん(以下「つ」)
ゆ(郵便事業会社の女性。昨日電話したときの相手とは違った。以下「ゆ」)

つ「配達日を間違えて今日来られたみたいなんですけど」
ゆ「申し訳ございません。保管期限はいつでしょうか?」
つ「12日です。」
ゆ「では住所をお願いします。」
つ「×××です。」
ゆ「お名前は?」
つ「つぶあんです…」

と、昨日と同じ会話が続く。

ゆ「では本人確認できるものをお手元に用意して…」
つ「は?昨日免許証番号をお伝えしましたけど…」
ゆ「しかし、教えていただかないと…」
つ「昨日伝えてますよね?その情報はどうなってるんですか?」
ゆ「それは、昨日の担当者がメモして渡してますので…」
つ「だから、その情報はどうやって管理されてるんですか?わからないんですか?」
ゆ「…あのぅ、では調べて折り返しお電話させていただきますので、お電話番号を…」
つ「それも、昨日お教えしてますけど…」
ゆ「…」

彼女を責めるのが本意では無いので、電話番号は伝えて切った。

20分程して電話があり、担当者が配達日を間違えていた(実際の原因が何かはわからないが…)ということで、明日もう一度配達し
てもらうことにした。


それにしても、郵便事業会社ってどういう仕事の仕方してるんだ?

1.明日配達予定の郵便物を、なぜ配達員が持ち出すことができたのか?
2.配達員は、その郵便物の配達日がいつのものか確認できないのか?あるいは確認しなかったのか?
3.そもそも指定した配達日を間違えるのは、システムに(人為ミスのチェックも含め)致命的な欠陥があるんじゃないのか?
3.客から教えられた個人情報(住所、氏名、携帯番号、免許証番号)の管理はどうなっているのか?

謎だらけである。とても真っ当な仕事をしている会社とは思えない。情報の管理も郵便物の管理も、相当ずさんに思える。
ゆうびんホームページには、ご立派なプライバシーポリシーが書かれているが、どこまで守られているんだか…。
カード会社がエクストラコストを支払ってわざわざ本人限定受取郵便物にしているのに、これじゃぁ意味がない。

今回はたまたま指定した配達日の前日に届いたわけだが、これって場合によっては指定日に届かず遅れる可能性にもつながるんじゃな
いの?
郵便物の中身によっては、遅配って致命的でしょ。

一般企業なら、こういったミスは1件発生しただけでも大問題で、原因追及と対策がすぐにとられるはずだけど、親方日の丸意識が浸
透した会社だとどうなんだろうね?

郵便物は、それが年賀状だろうが書留だろうが、必ずちゃんと届くとは限らないって思ってないとダメなようだ。
今年(来年か)も、配達が面倒くさいからってドブに捨てられる年賀状が何千通も出るんだろうなぁ…

09/12/01 (火) 01:28:30

☆ きびだんごライブ ☆

日記のはずなのに3日経ってしまったけど、金曜日にSuperflyのコンサートに行ってきた。
仕事帰りだったので、当然スーツにネクタイ。なんか浮いてしまうかもと思いつつも、会場の岡山市民会館へ。
やっぱりスーツの人は少なかった…。

1曲目の「Alright!!」から、アンコールが終わるまでずっとスタンディング。
めっちゃ疲れた…。
正直、おっさんにはちょっときつかった。スーツにネクタイだったせいもあって、途中から暑くて暑くて、酸欠になりそうだった。
でも最高に楽しくて、あっという間だったので、なんとか持ちこたえた。

2階席だったこともあってか、音響がもう一つだったのは残念だったけど、志帆のパワフルなボーカルは堪能できた。
2ndアルバムのタイトルを冠した「Box Emotions Tour 2009」ということで、アルバム「Box Emotions」からの曲を中心に構成され
ていて、どの曲もCDに負けないというか、CD以上のクオリティで聴くことができた気がする。
志帆って身長が151cmらしいけど、ステージではもっと大きく見えたなぁ。市民会館のステージが狭いからか?
MCになるとほんわかするんだけど、歌ってる時はめっちゃ格好良かった。

できれば、シングルに入っているカバー曲なんかも少し聴きたかったけど、それはまた別の機会に。

ただ、また岡山に来てくれるかなぁ?


Superflyのサイトにあるツアーダイアリーを見てると、今回のツアーではステージ前に各地の大福を食べてるということで大福の写真
が色々とアップされていたんだけど、岡山ではきびだんごの写真だった。やっぱりここは「大手まんじゅう」でしょう!

次回ツアーはぜひ「大手まんじゅうライブ」でお願いします。

09/11/30 (月) 01:19:33

☆ しびれた ☆

女子プロゴルフ最終戦のリコーカップで、横峯さくらが劇的な逆転優勝で今年の賞金女王になった。
テレビが録画中継だったので、ネットで先に結果を見ないようにして中継を見ていたのだが、見終わった後にどっと疲れが出るくらい
に緊張感のある試合だった。

試合後にさくら本人が神懸かっていたと言っていたが、14番のチップインと続く15番のあわやイーグルのセカンドショットは、本
当に神様が味方してくれたかのようなスーパーショットだった。
ただそれ以降の3ホールで、厳しいパットを着実に決めてトップを死守したのはさくらの実力だし、今年の成長を感じられるものだっ
た。

諸見里のコーチである江連プロも認めていたように、今年一番強かったのはさくらで、この賞金女王は順当な結果だろう。決して今日
一日だけのラッキーによるものじゃない。それは今年一年のデータにはっきり出ている。
平均ストローク数、パーセーブ率、パーオン率、リカバリー率でさくらが1位。それ以外も平均パット数3位、平均バーディ数で2位。
この結果には誰も文句が付けようが無い。

去年までのさくらは、良いときは良いけどダメなときはさっぱりダメだったが、今年はダメなときでも大崩れすることなく、悪いなり
にスコアをまとめられるようになった。課題だったパットも、まだまだ上手くなる余地はあるが、去年よりはずっと安定してきた。
元々天才的な能力のある選手なのだが、やっと実力が結果に結びついてきたなぁと思う。

今年ペアを組んでいるキャディーが良いのかなぁ?コースマネージメントも良くなった気がする。

夜のスポーツ番組で、久しぶりに宮里藍と横峯さくらが一緒に出演しているのを見たけど、今の女子プロの隆盛はこの二人がいたから
こそのものだ。その二人が、USツアーでの初優勝と国内の賞金女王という結果を出してくれたことは本当に嬉しい。

まだ二人とも若いけれど、彼女たちより若い世代が続々と登場して着実に力を伸ばしてきている。上田桃子、諸見里しのぶ、有村智恵
らはもちろんだし、来シーズンは今日優勝争いに加わっていた服部真夕なんかも怖い存在になるはずだ。
そんな中で、宮里藍にはUSツアーで、さくらには国内ツアーで、ぜひ常に目標とされる選手でいて欲しいと思う。
打倒宮里、打倒横峰が若手の合言葉となるように。

まぁ、横峯さくらが何故強くなったかというと、あのど素人の父親がバッグを担がなくなったのが一番大きいと思うけどね。
彼がしゃしゃり出てこなければ、もっと早く賞金女王になってもおかしくなかったんだから。

09/11/25 (水) 23:15:47

☆ 混迷のオフ ☆

月曜日にあんなこと書いてたのに、今日になったら可夢偉がルノー入りの交渉中っていうニュースが飛び交ってます。
トヨタに付いていた日本企業(パナソニックやKDDI)のスポンサードで、ルノーと交渉しているのでは?というこれまた憶測の域
を出ない記事ではあるんですが。

可夢偉のルノー入りはともかく、パナソニックがルノーをスポンサードすることはないと思うけどなぁ。今は各自動車メーカーが次世
代のプラグインハイブリッドやEVの開発競争を繰り広げている最中で、その大きな鍵を握っている電池の開発のために電機メーカー
とタッグを組んでいる。パナソニックは現在TOB中のサンヨーと共にトヨタチーム(?)のメーカー。
しかしルノーはもちろんニッサンチームであり、ニッサンチームはNECとGSユアサなんですね。まぁどちらも家電メーカーではな
いから、パナソニックの本業(?)の直接的なライバルではないとはいうものの、そこんとこどうなんだろう?って思うわけです。

可夢偉のパーソナルスポンサーとしてならば「あり」だと思いますけど。

トヨタが移籍の応援はするけど金は出さないと公言している以上、どのチームを選択するにしろ可夢偉には持ち込みスポンサーが必要
となるわけで、パナソニックやKDDIが支援してくれるならば心強い味方にはなるんですけどね。

おいらはルノーの来季参戦に関しては、今のところ撤退の可能性の方が高いと思ってます。最近のカルロス・ゴーンの発言からだと、
今期と同じ予算が必要なのであれば継続参戦はあり得ないというニュアンスが感じられるからです。しかし、充分なスポンサーが確保
できるのであれば、継続という選択も残っている状態という考え方もできるわけで、そういう所から出てきたのが今日のニュースなの
ではないかと思ってます。


来年のF1のシートは24(ザウバーがエントリーできれば26)あるわけですが、そのうち現在ドライバーが確定しているのは、ま
だ12しかありません。つまり半分以上のシートがまだ空席。こんなことって近年無いですよ。しかもドライバーの移籍が無いチーム
が、レッドブル1チームだけ。もうわけわかりません。普通は移籍するドライバーの方が少数なんですけどねぇ…。
空席が多いのは、来季からの新規チームのドライバーがまだほとんど決まっていないからだし、発表が遅れているのは、ルノーの件が
あるのと、オフシーズンのテストが制限されているために、急いでドライバーを決める必要が無いからなのはわかるんですが、いい加
減にはっきりして欲しいです。できればクリスマスくらいまでにはね。

でも、今年の琢磨じゃないけど、ぎりぎりまで決まらないんだろうなぁ。来年の開幕戦は3月14日のバーレーン。
まだまだ先は長いな…。

09/11/23 (月) 22:37:45

☆ まずはロズベルグから ☆

メルセデスGPのドライバーとして、ニコ・ロズベルグがまず一人目として正式発表された。
まぁ、これは予定通り。問題は残る一人がどうなるかだ。

当初は確定と予想されていたハイドフェルドでは、ハウグの言う「驚き」はどこにもないわけトップだが、ミハエル以外のドライバー
で、サプライズとなりそうなドライバーは、普通に考えるとライコネンくらいしかいない。一部ではドイツ人だからという理由で、
スーティルの名前も出ているが、それだと「驚き」ってほどじゃないからねぇ。

じゃぁ、誰か?

クビサだろう。おいらの予想では、その答えしか出てこない。
そのヒントは、ハウグが今年中には発表するといっているその時期にあるのだと思う

もちろん、クビサは来季ルノー移籍を正式に発表している。しかし、既報の通りルノーの将来については撤退の噂も出ているようにま
だ不透明で、ルノーは年末までに決定するとアナウンスしている。現在の大方の予測では、少なくとも来季は継続参戦すると言われて
おり、その理由のひとつがクビサとの契約も済ませていることなのだが、どうも怪しい。
その証拠に、ルノーのもう一人のドライバーとして確実視されていたグロックは、マノーとの契約を発表した。ルノーとマノーのシー
トであれば、誰がどう考えても実績のあるルノーを選ぶはずなのに、何故マノーだったのか? そう考えるとルノー撤退という事が大
いに考えられるのだ。つまりグロックの選択肢からルノーが消えていたということだ。

もちろんそれはクビサの来季シートも消滅していることを意味する。そこでクビサはメルセデスと契約したのではないか?

これが当たっているなら、メルセデスがクビサと既に契約を済ませていたとしても、ルノーが正式に撤退を発表するまでは、公表する
ことができないため、発表を遅らせているという合理的な説明がつくのだ。

さて、この予想は当たっているだろうか?

個人的には、クビサじゃなくて可夢偉とか琢磨だったりすると本当のサプライズで一番嬉しいんだけど、二人とも狙っているのは、
ロータスのシートのようだ。ビルヌーブがUSF1のシートを狙っているという話も出ているし、まだまだF1いす取りゲームは熾烈
な戦いが続くようだ。

09/11/18 (水) 23:09:03

☆ まさかねぇ… ☆

無いとは思うんだけどね。でも一部でミハエル・シューマッハがメルセデス・グランプリからドライバーとして復帰との噂が出回って
いる。メルセデスのノルベルト・ハウグが、今年中に発表するとしているドライバー・ラインナップに関して、
「驚かせることになるかもしれない」
なんて、思わせぶりなコメントをしたことが、この憶測を呼んだようだ。

そりゃぁミハエルが復帰となれば、話題としてはこれ以上のものは無いだろうが、さてどうだかねぇ…?

今年、マッサの代役を断念したときも、シューマッハ自身はF1ドライブに関して未練たらたらって感じだったからチャンスさえあれ
ば乗りたい気持ちはあるんだろうが、フルタイムでの復帰を今更するかなぁ?

見てみたい気持ちはあるけど、遅かったらガッカリだから、その時は潔く「やっぱりやーめた」って言ってもらいたい。

ところでハウグの言う「驚き」って、シューマッハのことじゃなくてライコネンの有給休暇返上じゃないよね…??

09/11/18 (水) 12:48:39

☆ キミがいないF1なんて ☆

まだ正式発表にはなっていないもののバトンのマクラーレン入りがほぼ確実となったことで、ライコネンの来シーズンは、F1浪人と
いうか有給休暇期間になることが確定した。
これはトヨタF1撤退の何百倍もF1界にとっては残念なニュースだ。

ライコネンの才能については今さら語るまでもない。今シーズンはフェラーリのマシンが決して良い出来ではなく、しかもシーズン途
中で開発をストップしてしまったため、不本意な結果に終わった。だが、その不本意な結果すらもライコネンの腕があってのものだっ
たことは、マッサの休養中にドライブしたバドエルやフィジケラがずっとグリッド最後尾近くに埋もれていたことを見ても明らかだ。

ただでさえ来シーズンは新規に3チームが加入し、まだ正式発表にはなっていないチームも多いが、予想されるドライバーラインナッ
プの中には、F1で走るに足る能力があるかどうか疑わしい名前もちらほらと挙がっている。そういう連中に、圧倒的な力の差を見せ
付けられる能力があるドライバーの走りが見られないのは残念でならない。

ライコネンに関しては撤退前にトヨタが獲得に名乗りを上げていた。だが、勝てるチームじゃないからと相手にもされなかった。
そのライコネンの判断は正しいと思うけど…、もしトヨタF1が存続していてライコネンが乗っていたら、結構面白い事になっていた
ような気がするのだが。ライコネン&可夢偉コンビのトヨタF1というのは、想像するだけでちょっとわくわくさせられたんだけど。


かつてアイルトン・セナは最後のレースとなったイモラで、コクピットから放送席にいたアラン・プロストに対してこう言った。
「アラン、君がいなくて寂しいよ」

そして世界中の真のF1ファンは来シーズン開幕戦の中継を見ながら、スターティング・グリッドに彼の名前が無いことにこうつぶや
くのだ。

「キミがいなくて寂しいよ…」

09/11/17 (火) よる

☆ メルセデス・グランプリ誕生 ☆

日付が今日に変わるとすぐに飛び込んできたこのニュースに、思わず口あんぐり。まさかあのメルセデスがねぇ…。
ブラウンGPの将来に関しては、メルセデスが関与を強めるという話は伝わってきていたが、買収して「メルセデス・グランプリ」に
生まれ変わるとまでは予想してなかった。

メルセデスのF1参戦は、55年ぶりになるのかな? かつてのメルセデスF1といえば、あのJ・M・ファンジオの時代だもんなぁ。
さすがのおいらも歴史の教科書で(?)読んだことしかない。

しかし、今から1年前にこの状況を誰が予想できただろうか? 1年前にはまだホンダF1もトヨタF1も存在してたんだからね。
ホンダが撤退発表したのが12月5日。それから1年も経たない間に、ブラウンGPが誕生しチャンピオン・チームとなり、それから
1ヶ月もしないうちに売却って…

ホンダがチームをブラウンGPに売却したときの価格はわずか1ポンド。それがたった1年で…
バブル時代の土地転がしだって、こんなに儲からなかっただろうに。このニュースを聞いたかつてのホンダF1チームの人達はどうい
う気分でいるんだろうね? 自分達が開発したマシンでブラウンがチャンピオンを獲得したことには、喜んでいた部分もあっただろう
けど、そのチームがいきなりメルセデス・グランプリに生まれ変わってしまうっていうのは、複雑だろうなぁ。

トヨタF1撤退のニュースを、「時代はエコなんだから自動車メーカーとしては当然の帰結」てな論調で、F1なんて時代遅れと言わ
んばかりの記事を書いていた経済担当の新聞記者さん達は、このニュースをどう受け止めたのだろうか?
自動車メーカーは早晩全てF1から撤退するかのような記事を書いてましたよね?
彼らの主張が正しければ、メルセデスっていうのは時代の空気が読めない、エコに逆行した、極悪非道の(そこまで言ってないか…)
自動車メーカーってことになるのだが、そうであれば、ぜひメルセデス批判の記事を堂々と書いてもらいたいものだ。
まぁ、モータースポーツに関してど素人の新聞記者には、魑魅魍魎が跳梁跋扈する(?)F1の世界など理解できなくても仕方ないけ
どね。


さて、メルセデス・グランプリは、チャンピオン・ドライバーであるバトンをあっさりと手放して、ニコとニック(ロズベルグとハイ
ドフェルドね)というドイツ人コンビを誕生させる気配が濃厚だ。今年はレギュレーション解釈の隙を突いたダブル・ディフューザー
の恩恵で序盤に築いた圧倒的リードでチャンピオンとなったが、来年はそう簡単ではないだろう。
今シーズン終盤のパフォーマンスは、明らかにマクラーレンとレッドブルに差を付けられていた。この流れが来シーズンに繋がるとし
たら、チャンピオン争いに絡んでくるのは難しいかもしれない。
なにしろマクラーレンにはバトンが加入して、チャンピオン・ドライバー2人体制になりそうだし、燃料補給が禁止になり、タイヤマ
ネージメントがより重要になる来シーズンこそ、バトンのドライビングがより生きてくる気がする。
高額年俸がネックになったのだろうが、バトンを手放したのはあまり賢い選択ではなかったと思うのだが…。

ともあれ、暗い話題の多かった今シーズンだったが、来年に向けて興味を引かれるトピックスになったことは確かだ。
55年ぶりに蘇るシルバーアローのF1。くれぐれも空中で1回転したり、観客席に飛び込んだりしないで欲しいと願っている。

09/11/11 (水) 01:49:58

☆ 嫌なニュース ☆

今日は市橋容疑者逮捕のニュースで、各テレビ局がフィーバー(古!)しているようだが、そんなに大騒ぎするほどのニュースなのだ
ろうか?

局によっては、レギュラー番組を中断してまで報道デスクからニュースを伝えていたが、まだその時点では逮捕された男が市橋容疑者
本人かどうかも確認されておらず、ニュース速報のテロップで充分に事足りる内容を、わざわざ何度も繰り返しているだけだった。

ニュース番組のワイドショー化が言われて久しいが、本当に日本のマスコミ各社の報道ぶりを見ていると常軌を逸しているとしか思え
ない。

おいらの感覚がひねくれているのかもしれないが、バカのひとつ覚えのように短い原稿を何度も繰り返し読み上げるアナウンサーの姿
の向こうに、画面には映っていないが、嬉々として飛び回っているスタッフの姿が浮かんでしまい、酷く嫌な気分だった。
彼らにとってはどんなニュースでもただ単に視聴率を上げるための「おいしいネタ」くらいの感覚なのではないかというのが、ありあ
りと伝わってくる感じがしたからだ。

とにかく他社を出し抜きたいとか、他社に負けたくないとか、あっちがやってるからうちもとか、そういう感覚でニュース流している。
スキャンダリズムに徹しているワイドショーと何ら変わらないスタンスで報道を行っている。

そういう行為が結果として視聴者のテレビ離れを加速させていることに、まだ気付いていないのだとしたらもう救いようがない。
それでもまた明日から、市橋容疑者の報道が加速するのだろう。


容疑者はどこまでいっても容疑者以上でもそれ以下でもない。この事件ではその可能性は低いのかもしれないが、容疑者が犯人ではな
かったら、マスコミはどうするのだろうか?

未だに冤罪事件は後を絶たない。高知白バイ事件のように現在進行形の冤罪もある。足利事件も記憶に新しいが、とある報道番組で有
罪判決をした裁判官に対して、まるで犯罪者のように執拗な直撃インタビューを行っていた。謝罪はしないのかと。
結果的に誤審だったわけだから、裁判官にも責任はあるだろう。だが、マスコミはその事件を当時どう報道していたのか? 警察、検
察のコメントを鵜呑みにして完全に黒だという前提で社会的リンチを加えたのではなかったのか? 無罪確定後に有罪報道をした各マ
スコミがどれだけの謝罪をしたというのだろう?

いくら視聴率が低下しているとはいっても、テレビ報道の影響力は絶大なものがある。平凡に暮らしている善良な一市民を、極悪非道
の犯罪者に仕立て上げることなど朝飯前だ。その自覚と、過去の冤罪事件から学んだ自戒が、報道の現場に存在するようには到底思え
ない。

市橋容疑者の事件すら、千葉や島根の女子大生殺人事件の犯人が逮捕されれば、まるで無かったことのように取り上げられなくなるの
だろう。旬なニュースしか報道しないのは、それがマスコミにとっては「ネタ」にすぎないという認識を如実に表している。

今回の逮捕において、マスコミの報道が情報提供につながった一面は認めなければいけないのかもしれないが、その手柄を自慢するか
のように得意気に逮捕を声高に伝える様は、どうしても受け容れがたいものだった。逮捕自体は被害者の御両親にとっては待ち焦がれ
ていたグッドニュースだったのはわかるのだが…。

09/11/10 (火) 23:52:59

☆ 鳩山首相やるじゃん ☆

日曜日にGP250のシリーズ・チャンピオンになった青山博一に、鳩山首相からお祝いのメッセージが届いたという。
鳩山首相やるねぇ。まぁ本人がどれだけ認識しているかは疑問だけれど、少なくともちゃんと博一の世界チャンピオンの価値を認めく
れていた人がスタッフにいたというだけでも、嬉しいことではある。

「モータスポーツの衰退…」とか書いてる某新聞(どこが某だよ…)も、そんな駄文を書く暇があったら、博一の功績をきちんと評価
してちゃんと報道しろよ。手を骨折したピッチャーを打ち崩せない球団の日本一なんてどうでもいいだろうに。どうせプロ野球なんて
衰退の一途をたどってるスポーツなんだから。

ちなみにおいらは、巨人ファン! …でした。子供の頃はね。
(日本シリーズを観ていて、巨人の選手の半分以上は「こいつ誰だよ?」って選手でした。日ハムの選手の方が知ってたなぁ。二岡と
か林とか…あれ?)

09/11/10 (火) 22:45:26

☆ 新聞社はエコがお好き ☆

今日の読売新聞の社説のタイトルは「トヨタF1撤退 エコが促した苦渋の決断」だった。

あーぁ、またこんなこと書いてるよ。それもご丁寧に社説で。思いっきり勘違いしてるのに堂々と断定しているこのタイトルを読んだ
時点で、本文を読む価値は無いとわかるのだが、それでも一応読んでみた。で、やっぱり突っ込みどころ満載で笑えた。
読売新聞の社説っていうのは、お笑いエンターテイメントを目指しているのだろうか…?

まず、毎度おなじみの、F1を「技術力向上を図る『実験場』であった」と書いてある。これについては突っ込む気力も起きない。

そしてこう書いている。
「消費者の環境志向の高まりで、ガソリンをがぶ飲みするF1は、技術力をPRする場としてはふさわしくなくなっていた。巨額の赤
字を計上し、撤退を迫られる前から、トヨタがF1に参戦する意味は薄れていたといえる。」

「ガソリンをがぶ飲みするF1」というのは、給油速度のことを言ってるのか? 確かに早いが…F1の給油量など全18戦の20台
全ての給油量を合わせてもジャンボジェット機の燃料タンクを満タンにできないんだが…。F1においても燃費の良いエンジンの方が
有利だということも理解していないらしい。燃費の悪いエンジンではF1では勝てないのだが。

「撤退を迫られる前から、トヨタがF1に参戦する意味は薄れていたといえる。」ということは、参戦当初は意味があったと考えてい
るのだろうか? そもそもトヨタがF1に参戦する「意味」など無かったというのが、F1関係者やファンの間での共通認識だ。
だからこそ、F1撤退のニュースに対しても「やっぱりね」という冷めた見方しかされていないのだ。トヨタの撤退そのものを残念に
思っているF1ファンは、元々トヨタのファンだった人達以外にはいないように思える。

「トヨタ以外のメーカーも事情は同じだ。」とホンダ、ブリヂストンの撤退と十把一絡げにしているが、それこそまったく「意味」が
異なるものだ。認識不足も甚だしい。特にF1においてきちんと成果を残し、契約終了をもってF1を「卒業」するブリヂストンと、
コンコルド協定にサインして2012年までの参戦を約束しておきながらそれを突然反故にして撤退を発表したトヨタを列に論じると
いうのは、まったく失礼な話だ。

世界的な不況による経済的側面から論じているなら同列に語っても良いだろうが、F1参戦の「意味が無くなった」という点について
は、ホンダ、ブリヂストン、トヨタを同列に語ることなどできないはずだ。

その後に「自動車産業は、動力源がガソリンから電気にシフトする大変革への対応を迫られている。」とわざわざ書いてあるが、なら
ばなおさらブリヂストンを並べちゃいかんだろう。エンジンがモーターになったからといってタイヤが変わるのか? それこそ意味が
わからない。

「F1マシンの対極に位置するエコカー」というのは、何が対極なのだろう?エネルギー効率を追求するという意味ではF1は究極の
エコカーであり、だからこそホンダは、そこで鍛えられたエンジニアをエコカーの開発に投入するためにF1を撤退したのだ。F1で
勝てるマシンとは「最も効率の良いマシン」だ。これのどこがエコカーの対極なのか? 

社説の最後はこう締めくくられている。

「このままでは、モータースポーツは衰退する一方だ。走る魅力、運転の楽しさを伝えるために何をすべきか。自動車業界は真剣に考
えなければならない。」

後半の方は間違っていない。どのメーカーも若年層のクルマ離れが進んでいることに対する危機感は相当強い。自動車業界の抱える重
大な課題になっていると言っていい。

しかし、「このままでは、モータースポーツは衰退する一方だ」なんて、モータースポーツに疎いことを自ら露呈している人間が断定
するのは、ちゃんちゃらおかしくて何の説得力も持たず、ただただその蛮勇にあきれかえるばかりだ。
メーカー主導のモータースポーツは衰退しても、それがモータースポーツそのものの衰退を意味しないことは過去の歴史が証明してい
る。読売新聞に心配してもらうまでもない。

アベレージ・ゴルファーがタイガー・ウッズに向かって「ダウンスイングでのタメがちょっと…」と、一端のスイング理論をぶってい
るみたいな恥ずかしいまねはしないほうが良いのではないだろうか?

09/11/09 (月) 01:02:14

☆ やるときゃやるね ☆

順番が逆になってしまったけれど、今日もてぎで行われたスーパーGT最終戦で、ロッテラー/脇坂寿一組のペトロナス・トムス・レ
クサスSC430が2位に入り、モチュール・GTRの本山を逆転してチャンピオンを獲得した。

スタートでロッテラーが首位に立つと、その後ARTA・NSXの逆転は許したもののしっかりと2位をキープした盤石のレース展開
だった。一方のモチュールはトレルイエのペースが上がらず、しかもピットイン直前に左フロントタイヤがバーストして万事休す。マ
シンを修復後レースに戻った本山は5ラップ遅れの最下位でのフィニッシュとなった。

おいらはスーパーGTではニッサンを応援しているので、残念な結果になってしまったけれど、トムスのチャンピオンは納得できるも
のだ。特に寿一はよく我慢して頑張ったと思う。前戦のオートポリスで勝つまで、寿一は苦しかったはず。ロッテラーのリードを守る
ことができずに逆転を許してしまうというレースパターンで勝てるはずのレースを落としてきていて、本人には結構プレッシャーがか
かっていたと思うが、最後の2戦でよく巻き返した。

フィニッシュしてマシンを降りてからもなかなか寿一はヘルメットを脱がなかったが、その目は真っ赤に潤んでいた。テレビのバラエ
ティ番組なんかに出演している時には、お調子者というか、チャラチャラした感じだが、寿一は非常にプロ意識が高く、自分がトヨタ
(レクサス)のエースだという自負を持ってレースを戦っている。今シーズンは何としてでもチャンピオンを獲るんだという強い決意
を持って臨んだシーズンだったので、ようやく結果を残せて安堵したのだろう。
ロッテラーにとっても、このチャンピオンは先月亡くなった父親に捧げる最高の贈り物になった。

ちなみにGT300クラスは折戸/片岡組のレクサスIS350がチャンピオンとなり、レクサスが両クラスを制した。F1撤退で沈
んでいたトヨタのレース関係者にとっては嬉しい結果だったろう。

さて、このレースを持ってホンダはNSXでのスーパーGT参戦が最後となった。来シーズンは、噂によれば次期NSXとして開発さ
れていたものの発売中止となったFRのスーパースポーツマシンを投入するといわれている。市販車開発中の覆面車の姿はニュルでの
テスト走行等の写真や映像で見ているものの、実際にどんな姿をしているのかはまだ見たこと無く、非常に興味深い。
そしてレクサスもSC430の後継としてLFAの投入の噂があり、実現すればとても見応えのあるレースになるだろう。

たぶん世界的に見ても、このスーパーGTは相当内容の濃い面白いレースだと思う。来シーズンも今年以上のバトルが見られることを
期待したい。

09/11/08 (日) 22:02:57

☆ 最後のチャンピオン ☆

MotoGP最終戦バレンシアで、遂に青山博一が250ccのワールド・チャンピオンを手にした。
ポイント2位のシモンチェリが優勝しても11位以内に入れば、チャンピオン確定という状況で迎えた決勝で、青山はトップ争いに加
わっていたが、1コーナーでコースアウトし、なんとか転倒は免れたものの11位まで順位を落とした。一方のシモンチェリは序盤で
トップを奪い、僅かな望みにかけて走行を続けていたが、終盤にそのシモンチェリが2コーナーで転倒。そのままリタイアとなり、そ
の瞬間に青山のチャンピオンが確定した。結局青山は7位でフィニッシュ。渾身のガッツポーズでチェッカー受けた。

日本人のチャンピオンとしては、大ちゃん以来8年振り。そして来年からは4ストロークのMoto2へと移行するため250ccク
ラスとしては最後のチャンピオンとなった。

青山が乗るホンダのマシンは開発が止まっていて、ライバルのアプリリア勢に比べればあきらかにパフォーマンスに差があった。コー
ナーで頑張って抜いてもストレートであっさりと抜き返されてしまうことも珍しくはなかった。だが青山は、マシンの差をテクニック
と、タイヤマネージメント、戦略といったものでカバーし、常に優勝争いに加わり、4勝するとともにコンスタントに上位に食い込ん
でランキングトップの座を守り続けてのチャンピオン獲得だった。

いやぁ、中継を観ていてこんなに全身に力が入ったのは久しぶりだ。青山がコースアウトした瞬間は一瞬血の気が引いた。
青山がコースアウトした場所は、昨日の予選でトップタイムを出したデボンがその直後にコースアウトして転倒した場所。デボンはダ
メージを負って今日の決勝は欠場していたのだが、思わずそのシーンがフラッシュバックしてしまった。しかし青山はグラベルの中で
も巧みにマシンをコントロールして、コースに復帰した。もしあのままリタイアしていたらシモンチェリが優勝して逆転チャンピオン
になっていたかもしれなかった。

たぶん明日のスペインの新聞では、一般紙でも一面に青山の写真が載っていることだろう。でも、明日の日本の新聞では、スポーツ新
聞であっても、片隅に載ればまだマシという程度の扱いだろう。
1勝もできないままだったトヨタF1の撤退など、青山のチャンピオン獲得に比べれば取るに足らない出来事でしかないのだが…。

そのF1についてさえ、署名記事で「指定席で数万円もするF1観戦はだれもが楽しめるモータースポーツとは考えにくい。」(昨日
の産経ニュースより)なんて間抜けなことを平気で書いてしまうのが日本のマスコミのレベルだ。ヤンキースの優勝や松井のMVPを
大々的に報道していたが、大リーグ観戦っていうのは、誰もが簡単にできるスポーツなのか?ニューヨークまでの往復航空チケットは
数万もせずに手に入るのか? じゃぁオリンピックは? サッカーのワールドカップは? テレビ中継で観戦している大多数のファン
を無視して観戦チケットの価格だけを取り上げてこんな結論が出せる思考回路も、それを堂々と署名記事で載せる神経も、常人には理
解しがたいが、それが日本のマスコミの現実だ。


ともかく、青山おめでとう。そしてありがとう。来年のMotoGPも期待してるよ!

09/11/06 (金) 22:23:07

☆ 絶滅希望伝統芸の話 ☆

もうとっくの昔に絶滅したとばかり思い込んでいたのに、実はまだ綿々と生き続けていた伝統芸(?)があることに最近気付いた。
最初に見かけたときには、(あぁまだあんな人もいるんだなぁ)くらいに思っていたのだが、注意して見ているといるわいるわ、この
ご時世にまだまだうようよと生息しているのを目の当たりにして、暗澹たる気分にさせられた。

それは、内掛けハンドルを駆使する人々だ。

車を運転していて、道路左側にあるコンビニの駐車場に入ろうとする。その時、やおら右手の平を上に向けてハンドルの上部に内側か
ら手を掛けて右手でハンドルを左に転回するのが「内掛けハンドル」と呼ばれる操作方法だ。

重ステ(昔、パワーアシストが付いていないハンドルのことを、パワステに対してこう呼んだ)が当たり前で「重ステ」という言葉も
まだ生まれていなかった(?)30年前ならいざ知らず、軽でもパワステ(もちろんパワー・ステアリングの略語である)が標準で
「パワステ」という言葉すら死語になりかけているこの21世紀の世の中に、内掛けハンドルなんて使っている人種が生存していると
は夢にも思っていなかった。

そのあまりの数の多さに、ひょっとして最近は教習所で教えてるのか?というあり得ない疑念が生まれてくるほどだった。まさかねぇ。
だって、今の若い人達は重ステの車なんて運転したこと無いでしょ? で、教習所でも教えてないでしょ? じゃぁ、どうやって、あ
の伝統芸を覚えたわけ? 自然にそうなった? 普通、何も考えずにハンドルを回そうとしたらクロスハンドルでしょ。わざわざ内側
から手を掛けて引っ張るなんて思いつかないでしょ…?

でも、そろそろ絶滅させないとダメだよね。あんな危険な操作方法は。携帯電話でしゃべりながら内掛けハンドルで右左折してるよう
な凶悪犯も珍しくないけど、あんな奴はその場で逮捕して交通刑務所にぶち込んで欲しい。

なぜ内掛けハンドルがいけないかっていうと、とっさの時に危険回避ができないから。簡単に言えば、瞬時に反対方向に回すことがで
きないからだ。例えば内掛けで左折中、右手はハンドルの左側に来ている。その時に子供が左側から飛び出してきたら、右に回避する
のは困難だ。内掛けのままハンドルを押して右に転舵しようとしても、ほんの僅かしか切れない。しかも内掛けハンドルで右左折して
いるときは、反対の手はハンドルから離れており、持ち替えて操作するにはタイムラグが発生してしまう。

もちろん、法律で規制されているわけではないから警察が取り締まることもできないのだが、誰かが間違っているって教えてあげない
といけないと思う。
ベストを「チョッキ」って言うくらい古臭くて、何の意味もないどころか危険ですらあることやってるって気付かせてあげないと。

端から見ていると、あまりに時代遅れで酷く無様で可哀想なのだが、けっこう本人達は得意気にやってるのがますます涙を誘うんだよ
なぁ…

09/11/05 (木) 23:45:30

☆ 浅はか ☆

峰崎財務副大臣が5日の記者会見で、自動車関連の税制について燃費が悪い車などを対象とした増税を検討することを明らかにしたら
しい…で、どうやって燃費を計るわけ?

あまりにも漠然としていて、きっと発言した本人も大して深くは考えていないのだろうが、単純な発想だなぁ。

これって新車購入時のみに課税するの? それとも重量税みたいに、全ての車に毎年課税するの?
新車購入時のみというのなら、まぁ10・15モードをランク付けしてやれないことはないだろうが、それが一体どれほどの意味があ
るのかよくわからない。より燃費の良い車を購入するように促すのが目的? けれどよっぽどの価格差が生まれない限り、自分の欲し
い車を買うだろう。同じクラスで複数の車を比較したところで、ハイブリッド車を除けばさほど差はないからだ。燃費に相応の差が生
まれるのは、排気量や車格にかなりの差がある場合だろうが、それでは最初から一方が選択肢に入っていないだろう。

では、重量税のように全ての車に毎年課税するとしたらどうなるだろう? これは最初に書いたように基準となる燃費そのものをどう
やって計るかが問題となる。かつての運輸省、現在の国土交通省が新車の形式認定時に行っている燃費の測定方法は時代と共に変わっ
ており、同一の基準で比較することはできない。従って明確な課税基準を定めることは事実上不可能だ。

そもそも、燃費の悪い車には増税しようという発想そのものが浅はかに過ぎる。月に100kmしか乗らない5km/lの車と、月に
3000km走行する20km/lの車と、どちらがより多くのガソリンを消費し、より多くのCO2を排出するかを考えれば自明だ
ろう。

峰崎財務副大臣の発言は、単にエコカー減税による税収減を補うために、じゃぁ燃費の悪い車を増税すれば?くらいの安易な考えから
出てきたものにしか聞こえない。詳細はこれから検討するつもりなのだろうが、それなりの職位にある人間が公の場で発言するなら、
もう少しちゃんと考えてから発言してもらいたいものだ。
ちなみに、旅客機の燃費は最新の機種でも100m/l以下のようだけど、さぞ高い税金を課してくれるんでしょうね?

09/11/05 (木) 23:45:22

☆ F1って何だっけ? 何だっけ? ☆

さんまが歌うしょうゆのCMソングの替え歌ではございません。今の若い人達は昔のバージョンは知らないんだろうなぁ…って、そう
いうことを書きたいわけでもございません。

昨日のトヨタF1撤退のニュースに呼応したかのように、ルノーも撤退を検討中というニュースが流れ、これからF1ってどうなっち
ゃうんだろう?みたいな、まるでF1が無くなってしまうかのような空気感での報道が相次いでいるけど、そうじゃないんだってこと。

ホンダとトヨタが撤退して日本のチームが無くなり、ブリヂストン(相変わらずブリジストンって書く人が多いようですが)が来年末
にタイヤの供給を止めたところで、F1はびくともしませんよ。仮にBMWに続いてルノーが撤退したとしてもです。

F1の歴史を紐解いてみれば、メーカー系のワークスチームがひしめく時代もあれば、プライベーター全盛の時代もあって、交互に繰
り返してるんですよね。で、今はワークスチーム主体からプライベーターの時代への過渡期にさしかかったに過ぎないんです。
そしてどちらの流れにあっても、F1は常に最高峰のレースとして常に存在していました。

1976年に日本に初めてのF1が開催された時、メーカー系のチームはフェラーリとロータスしかいませんでした。その11年後、
中嶋悟がロータスのドライバーとなり、フジテレビの中継が始まった1987年になってもやっぱりフェラーリとロータスだけ。
じゃぁその11年後は?というと、1998年にはフェラーリだけでした。

もちろんエンジン供給では、ルノー、メルセデス、BMW、ホンダ、ヤマハ等々が参戦してきたわけですが、メーカーがワークスチー
ムとして続々と参戦してきたのはここ10年のことでしかありません(戦前とかにさかのぼればまた話は別ですが)。あのセナvsプ
ロ対決で盛り上がっていたときだって、ホンダもトヨタもいなかった(ホンダはエンジン供給のみ)ことからも、ワークスチームがい
なくてもF1にはさほど関係ないということがわかるはずです。


ただ、F1の姿は次第に変わっていくでしょうね。F1に使用されるガソリンの量などたかがしれてますが、それでもエネルギーの無
駄遣いとか、時代に逆行しているとか批判を受けるわけで、「地球に優しいF1」になっていかざるを得ないような気はします。
そうはいっても、電気で走るF1になるのはかなり先になるでしょうけどね。その時にはぜひ、往年のランボルギーニのV12の排気
音をサンプリングして、人工音を出して欲しいなぁ。プリウスにエンジン音を義務づけるのには反対ですが…。


ともかく、いらん心配は無用ってことです。セナが死んだときも、これでF1は終わりみたいなことが言われました。でもF1はちゃ
んと続いてます。そしてこれからも続いていきます。日本のメーカーがいなくても、どうってことないです。でも日本人ドライバーが
いなくなるのは残念です。トヨタがF1撤退をファンに対して申し訳ないと本当に思っているなら、可夢偉をどこかのチームにねじ込
むための持参金くらいは用意してあげて欲しいです。F1の年間予算に比べたら、ほんの端金レベルで充分なんですから。

09/11/04 (水) 22:49:57

☆ 時代錯誤はおまえだよ ☆

報道ステーションの解説やってるおじさん(名前知らないんで…)が、

「F1っていうのはガソリンエンジンの技術開発のために云々…」

って言ってたけどさ、それいつの時代の話? 本田宗一郎がF1造ってた時代でしょそれ?
相変わらずF1っていうと、「技術開発して市販車にフィードバック」って言う人が後を絶たないんだけど、そんな時代は、コリン・
チャップマンがロータス78を生み出した30年前に終わってるって。トヨタもホンダもそんなことこれっぽっちも考えてなかったよ。
現代のF1で最も時間とお金と知恵を注ぎ込むのはエンジンじゃなくて、空力だから。
それにメーカがF1に参戦するのは、技術じゃなくて人を育てられるから。
限られた時間の中でマシンを開発し、その成果を順位という形で明確に突きつけられてしまう厳しい現場に置くことで、エンジニアを
育てるっていうのがメーカーにとっての最大の収穫なわけで、技術そのものじゃないんだよね。

そもそも今はエンジンの開発ってレギュレーションで凍結されてるんですけど…。

でも、本気で残念がっている古館さんの姿は、ちょっと微笑ましかったです。「時代の流れだから仕方ない…」みたいなありきたりの
コメントしたらぶっ飛ばしてやろうと思ってたけどね。かつてF1に携わっていただけのことはあるな。
懐かしいよね古館節。「F1通せんぼ爺」とか。もちろん、アルヌーのことです。

09/11/04 (水) 21:46:54

☆ 気付いたようです… ☆

 産経新聞のサイトの記事は修正されたようだ。ウイリアムズへのエンジン供給の件も、他サイトの記事を読むと、今年のウイリアム
ズのような、エンジン供給のみも今後行わないのかというのが質問の趣旨だったようで、産経の記事が言葉足らずなだけだったようだ。
最初からちゃんと下の記事を載せられなかったのかね?

夕方時点の記事

−−2点あります。今シーズンはウィリアムズにエンジン供給している。これの見直しを含めた完全撤退か。モータースポーツに関し
 てWRC、ルマンに参戦してきたが、収益改善まで国際レースには出ないのか
 豊田社長「F1に関しては完全撤退と考えてもらっていい。ほかの国際レースについては、現在、参戦しているものは継続するが、
 それ以外は白紙」
−−今年のF1では、かなり優勝のチャンスありながら優勝できなかった。「たられば」で言えば、優勝すれば来季継続の可能性もあ
 ったのか。また、社長自身、モータースポーツは文化といっていたが、世界1の自動車会社が撤退することに対する考えは
 豊田社長「ええとですね、今年は本当によくがんばってくれたと思う。シンガポール、日本GPで準優勝した。日本GPはわたしも
 応援にいったが、チームワークそのものの勝利だと思う。優勝逃したというより、チーム全体がすばらしい準優勝を勝ちとったと思
 う。準優勝でも胸を張れとチームには伝えた。残る2戦においては、わたしどものTDP(トヨタヤングドライバー)出身のレー
 サーが、F1の第3ドライバーになり、最後の2戦に出たのはいいことだと思う。2戦だけだが、日本人で参戦し、立派な戦いをみ
 せた。(レーサーに)継続的にチャンス与えられないことは申し訳ないが、彼らは、中島くんを含めてまだ若いので、今年までの走
 りを評価されて、彼らにチャンスがくること祈りたいし、いろんな形で応援する。それと、もし、優勝してればという質問だが、優
 勝したかどうかで結果はかわらない。準優勝で胸を張りたい」
 
−−さきほど社長が言ったTDPについてうかがいたい。レーサーになりたい夢を持つ小学生は多いが、TDPの卒業生の中島選手
 などに支援継続の意思はあるのか。今後、TDPはF1、レーサーをどう育成するのか今後のプログラムについて
 山科忠専務「TDPは少し縮小するが継続する。下のクラスをサポートする形に。それから、中島君と、大橋君については、今、T
 MGがドライバー契約もっているので、当面は継続する。お金の面は少し考えながらやっていきたい。ここまで育てた2人なので
 …」《うつむき、涙をこらえる》
 山科専務「できればどこかのいチームに乗せたいと思います(声をつまらせる)」

そして、現在の記事

−−2点あります。今シーズンはウィリアムズにエンジン供給している。これの見直しを含めた完全撤退か。モータースポーツに関し
 てWRC、ルマンに参戦してきたが、収益改善まで国際レースには出ないのか
 豊田社長「F1に関しては完全撤退と考えてもらっていい。ほかの国際レースについては、現在、参戦しているものは継続するが、
 それ以外は白紙」
−−今年のF1では、かなり優勝のチャンスありながら優勝できなかった。「たられば」で言えば、優勝すれば来季継続の可能性もあ
 ったのか。また、社長自身、モータースポーツは文化といっていたが、世界1の自動車会社が撤退することに対する考えは
 豊田社長「ええとですね、今年は本当によくがんばってくれたと思う。シンガポール、日本GPで準優勝した。日本GPはわたしも
 応援にいったが、チームワークそのものの勝利だと思う。優勝逃したというより、チーム全体がすばらしい準優勝を勝ちとったと思
 う。準優勝でも胸を張れとチームには伝えた。残る2戦においては、わたしどものTDP(トヨタ・ヤングドライバーズプログラ
 ム)出身の小林(可夢偉)くんが、F1の第3ドライバーになり、最後の2戦に出たのはいいことだと思う。2戦だけだが、日本人
 で参戦し、立派な戦いをみせた。(レーサーに)継続的にチャンス与えられないことは申し訳ないが、彼らは、中嶋(一貴)くんを
 含めてまだ若いので、今年までの走りを評価されて、彼らにチャンスがくること祈りたいし、いろんな形で応援する。それと、もし、
 優勝してればという質問だが、優勝したかどうかで結果はかわらない。準優勝で胸を張りたい」

 −−さきほど社長が言ったTDPについてうかがいたい。レーサーになりたい夢を持つ小学生は多いが、TDPの卒業生の中嶋選手
 などに支援継続の意思はあるのか。今後、TDPはF1、レーサーをどう育成するのか今後のプログラムについて
 山科忠専務「TDPは少し縮小するが継続する。下のクラスをサポートする形に。それから、中嶋君と、小林君については、今、T
 MGがドライバー契約もっているので、当面は継続する。お金の面は少し考えながらやっていきたい。ここまで育てた2人なので
 …」《うつむき、涙をこらえる》
 山科専務「できればどこかのチームに乗せたいと思います(声をつまらせる)」

09/11/04 (水) 21:18:17

☆ 日本人F1ドライバー大橋って誰だよ? ☆

トヨタは本日17時より記者会見を開き、今年限りでF1から完全撤退することを正式に発表した。

WEBで記者会見の内容を最も詳しく伝えていたのは産経新聞のサイトだった。質疑応答も載せられているが、その質問内容も、それ
を伝える記事そのものも、日本のマスコミのレベルがどれほどのものかを改めて思い知らされる内容だった。

まずは豊田章男社長に対する質疑の内容。

「今シーズンはウィリアムズにエンジン供給している。これの見直しを含めた完全撤退か。」

ウィリアムズは来シーズンからコスワースエンジンを使用することはとっくに発表済みの事項だ。そのことすら知らない奴が質問をし
ている。そんなお間抜けな質問して恥ずかしくないのだろうか?

そして「今後TDPのドライバーをどう育成するのか今後のプログラムについて」という質問に対する、山科TMG会長の発言を、産
経新聞のサイトはこう書いている。

「…それから、中島君と、大橋君については、今TMGがドライバー契約を持っているので…以下略」

中島君と、大橋君だってさ…。いねぇよそんなドライバー! 中嶋と小林だろうが! 3日前のアブダビGPの結果を伝える記事には
ちゃんと中嶋、小林って載ってるだろう。

産経の記者がバカなのか、それをアップした奴がバカなのか、その両方なのか、いずれにしても日本人F1ドライバーの名前を知らな
いで取材をし、記事を書き、それをチェックもせずにWEBにアップしている事実には変わりがない。

取材した記者が経済部で、F1など門外漢だったのもしれないが、誰も間違いに気付かなかったのだろうか? 人名を間違えるって、
一番やっちゃいけないことだろう。

たとえ三大紙であろうが、記事の信憑性などこの程度にしか過ぎないことはよく承知しているが、それにしてもここまで堂々と間違え
られると、笑うにも笑えない。なんで小林が大橋になるんだよ…


それにしても、皮肉な物だ。ホンダのF1撤退を発表した福井社長、そして今回の豊田社長、そのいずれもが社内でもモータスポーツ
好きで知られている、F1推進派と言える二人だったというのは。そう言う意味では、確かに苦渋の決断だったというのは嘘ではない
とは思う。

だが、そのホンダもトヨタもハイブリッド車のヒットもあって、業績が上向いているというのは、これまた皮肉な話ではある。

ただ、章男社長はまだしも、現場をよく知る山科会長は本当に辛かっただろうと思う。記者会見でも泣いていたようだけれど、その心
情は察して余りある。


早晩、トヨタもF1を撤退する日が来ることはわかっていたが、何故今なのかについては、今日の会見を伝える記事を読む限りではわ
からなかった。シーズンが終了してから「今年で終わり」というのは、卑怯じゃないかと思わざるを得ない。なぜあと1年続けられな
かったのか? 来年末をもって撤退という選択肢は、本当になかったのか?

可夢偉の将来が、本当に心配だ。中嶋も来シーズンのシートが得られる保証は今のところ無い。場合によっては、来シーズンは日本の
チームも日本人ドライバーもいないという事態にもなりかねないのだ。


たかだか500台しか販売しないLFAの開発費にいくらかけたんだろう? あんなもん造ってる暇と金があるんだったらF1造って
走らせろよ。スーパーカーを造るより、F1で勝つことの方がよっぽど価値があると思うのはおいらだけじゃ無いはずだが…

09/11/04 (水) 12:57:30

★ トヨタ最大の黒星 ★

今朝の毎日新聞を発端としてトヨタF1撤退のニュースが流れ始めた。今日会見を行うということで、間違いではないのだろう。
トヨタF1撤退については、シーズン終盤から噂には上っていた。チームの幹部たちがはっきりと「続行」を明言しなかったこともあ
り、その噂は消えることなかったのだが、こうして実際に撤退のニュースが流れて本当にがっかりだ。

トヨタの撤退が、どのような形になるのかは正式な発表を待つまではわからない。だがトヨタF1チームとしての参戦は完全に絶たれ
るわけだから、トヨタはF1未勝利のまま、すごすごと尻尾を巻いて逃げることにしたわけだ。

昨今の不景気がどうのとか、エコがどうのとか、そんな新聞が書き立てるさも尤もらしい理由など、本当はどうでも良いことだと思う。
「販売増加につながっていない」とかいう意見もあるようだが、それはF1のパブリシティ効果の一部に過ぎず、車が売れないのは、
消費者が欲しがる車がラインナップされていないのが最大の理由だということを棚に上げた責任転嫁の最たるものだ。

そもそもじゃぁ何のためにトヨタはF1に参戦したのか? 莫大な資金がかかることなど最初からわかっていたこと。今になって急に
予算が増加したわけじゃない。

何のためのF1参戦か? 実はトヨタF1チームの最大の問題点はここだった。おいらの独断で言わせてもらえば、トヨタF1チーム
(だけじゃなくトヨタ本体も含めて)は、誰もその答えを持っていなかった。一人一人に聞けばそれぞれ思いはあったはずだが、決し
て一つにはなっていなかった。だからやることなすこと何もかもが中途半端で、勝てるチームになることができなかった。

「ホンダがやるならうちも」とか、「ヨーロッパで知名度を上げたい」とか、そんな程度の考えでは、いくら莫大な予算をつぎ込んだ
ところで、F1で勝つことなんてできない。トヨタはF1を甘く見すぎていたし、その一方で勝つことに対する執念も無かった。

もちろん現場の人間は(それはかつてのホンダもそうだが)勝つために一生懸命だったはずだが…。


トヨタF1チームがF1からいなくなることに関しては何の感傷もない。「あぁ、そうですか」と思うだけだ。

だが、残されたチームメンバーはどうするのだろう? ホンダからブラウンGPが生まれたように、チームの売却をするのか、それと
も完全に解散するのか…。だいたい、ホンダの時もそうだったが、撤退するんであればシーズンの最初からきちんと発表すべきだ。
そうすれば次の職を探すにしても、時間が稼げる。シーズン終了後の発表なんて、チームメンバーにすれば迷惑この上ない話だ。

だが、それがトヨタなのだろう。従業員の処遇などどうでも良いのかもしれない。

アブダビGPで快走を見せて結果を残し、ジョン・ハウエットからも来シーズンのレギュラードライバー昇格にお墨付きをもらってい
た小林可夢偉も、日本に戻って家業の寿司屋を継がなきゃいけないのか?あれだけのドライバーの将来をトヨタは棒に振る気なのか?

可夢偉はトヨタF1撤退の最大の被害者かもしれない。


ひとまず正式な発表を待ちたいが、やっぱりトヨタはトヨタでしかなかったなというのが、おいらの率直な感想だ。

09/11/02 (月) 00:42:35

☆ 来年は可夢偉を乗せようよ ☆

F1最終戦アブダビGPで、小林可夢偉が6位に入賞した。
予選12位というポジションから、スタートでライコネンの前に出て1ストップ勢のトップを走り、2ストップのバトンが1回目のピ
ットインを終えて出てきたときにはブラジルの借りを返すかのようにぶち抜いてバトンを押さえ、最終ラップに自己ベストのラップタ
イムを記録して6位でフィニッシュ。
今日の可夢偉のレースは、あのポジションからではほぼパーフェクトと言って良いと思う。1回目のピットストップ後に、ピットイン
前のアロンソに追い上げられた周にタイムを落としていなければ5位の可能性もあったが、これはミスとは言えない。

スピードもあって、しかも落ち着いたクレバーなレース運びだった。2ストップ勢がピットインした時には一時3位を走り、国際映像
も可夢偉のオンボード映像を流すくらい注目されていた。可夢偉にとっては素晴らしいアピールになったと思う。

来シーズンのトヨタはまだドライバーを決めていない。フェラーリを離れたライコネンへのオファーは実を結ばなかった。グロックは
ルノーへの移籍が噂されているし、トゥルーリもガスコインのリクエストでロータスから声がかかっているという。
ならば、可夢偉を乗せるしかないでしょう。参戦2戦目で、ちゃんと結果を出したんだから実力の証明は充分なわけだし。

相手がバトンでも気後れすることなく堂々とバトルできる図太い神経と、参戦2戦目で進化を見せた学習能力の高さは、今年デビュー
した他の新人達と比べても抜きんでている。プラクティスで飛び出したりくるくる回ってるだけのグロージャンとか、レッドブルのピ
ットにピットインしちゃうお茶目(?)なアルグエルスアリなんかとは次元が違う。

これでトヨタが来シーズン可夢偉を乗せなかったら、トヨタはアホだと思う。こんなに安くて良いドライバーは他にいないよ。
もっとも、可夢偉には他チームからのオファーが来てもおかしくない。この2戦で強烈な印象を関係者に与えており、今もっとも注目
されているドライバーになっているのだから。

可夢偉が今日のレースで「コース上で」抜いたドライバーは、ライコネンとバトンだ。言わずもがなだが、二人ともワールドチャンピ
オン経験者だ。可夢偉にトヨタの未来を託すのは至極当然の成り行きだと思うんだけどね。

09/10/28 (水) 22:11:59

☆ 王子の涙 ☆

中野真矢の引退会見は、涙の会見だった。転倒による首の不調でシーズン後半を棒に振ってしまい、引退レースとして臨むはずだった
最終戦のポルトガルも現地に移動中に首の痛みを訴えて走れないままシーズンを終えてしまった。きっと悔しかったと思う。

怪我をした箇所は治っているはずなのに、消えない痛み。MRI診断でも原因がわからない…
MotoGPからWSBへと転身した今シーズンは、彼なりに色々な思いがあったはず。それがこんな形で終わることは開幕当初は考
えていなかったことだろう。

個性的なライバル達の中で、中野の印象はちょっと地味というかあまりに普通過ぎたけれど、そのライディングとマシンの開発能力は、
間違いなくトップクラスだった。
MotoGPで、デビュー当時は箸にも棒にもかからなかったライムグリーンのマシンを駆って、表彰台にまで押し上げてくれた中野
には本当に感謝している。ムジェロのストレートで300km/hオーバーでいきなり縦回転してもへっちゃらだったのになぁ…。

大ちゃんもノリックもいなくなってしまった今、中野には日本のバイクレース界のためにやるべき仕事が沢山あると思う。
彼らが実現できなかった夢を、中野には叶えていって欲しい。

ひとまずお疲れ様。まずはゆっくりと身体と心を癒して、リフレッシュできたらまた違う形でサーキットに帰ってきて下さい。

09/10/26 (月) 00:51:24

☆ 芳賀またしても… ☆

MotoGPのマレーシアGPで青山博一が渾身の走りでブッチギリで優勝し、今シーズンで最後となる250ccクラスのチャンピ
オンに大手をかけた。次の最終戦でチャンピオンとなれば、2001年の故加藤大治郎以来の日本人チャンピオンとなる。
今日のセパンでの走りは他のライダーとは次元の違うスピードだった。このままチャンピオンを獲得して、是非来シーズンのMoto
GPクラス参戦に弾みを付けて欲しい。

そして今、ワールドスーパーバイクの最終戦ポルトガルが終了した。ここまでポイントトップだった芳賀紀行が1ヒートでまさかの転
倒リタイアとなり、優勝したスピーズにポイントを逆転されてしまった。
そして迎えた2ヒートで、芳賀は2位でフィニッシュしたがスピーズが5位に入ったため6ポイント差でスピーズがチャンピオンとな
った。
今年こそは芳賀がチャンピオンになると信じていたので、残念でならない。だが、これがレースだ。そう考えると青山もまだまだ安心
はできない。
芳賀の速さも強さも誰もが認めているが、なかなかチャンピオンに手が届かない。このままでは無冠の帝王になってしまう。
ぜひ来シーズンこそはチャンピオンの称号を得て欲しいと思う。世界中のファンが待ってるんだから。

今年、ワールドスーパーバイク参戦1年目でチャンピオンとなったスピーズは来シーズンはMotoGPへの参戦が決まっている。
青山のライバルになるわけだ。そのMotoGPの今年のチャンピオンは、今日のマレーシアでロッシに決まった。
ロッシのチャンピオンは2年連続で7回目。もう生ける伝説のライダーと言っていい。もう2度とこんなライダーは出てこないんじゃ
ないかとさえ思える。年収が40億くらいらしいが、それでも少ないんじゃないかという気もする。ミハエル・シューマッハが現役時
代はその2倍は稼いでたからねぇ…

MotoGPの最終戦は11月8日のバレンシア。青山のチャンピオン獲得をぜひ観たい。天国の大ちゃんもきっと首を長くして待っ
てるだろうからね。

09/10/05 (月) 23:12:55

☆ やっぱり鈴鹿じゃないとね ☆

鈴鹿に帰ってきたF1日本GP。3日間きっちり観戦してきました。

サーキットも改装されて広くきれいに変わってたし、シャトルバスはバス専用道路を走ってるし、バスの乗降のオペレーションも効率
的になっててスムーズだし、サーキットのスタッフの皆さんがみんな元気良く挨拶してくれるし、白子駅までの道路ではボランティア
の学生達がゴミ拾いをしつつ、観客全員に挨拶してくれるし、とにかく歓迎ムードの高さ、おもてなしの凄さとその熱心さに感動させ
られっぱなしでした。サーキット内の簡易トイレですら、ちゃんと係員がいて空いたところへの誘導をしていました。

もう街全体が何としてでもF1日本GPを成功させよう、お客さんに楽しんでかえってもらおうという意気込みにあふれている感じで、
尋常じゃなかったです。こんなことは富士では逆立ちしたってできないでしょう。

ある意味レースそのものより、そっちの方が印象に残ってるくらい。残念ながら今年の鈴鹿は決勝でも10万人ほどで、スタンドに空
席も目立ったけれど、こういうレース運営を続けてれば、きっとお客さんも戻ってきてくれるはずです。

さて、肝心のレースは金曜日の雨だけは想定外だったけれど、おいらの事前予想通りベッテル優勝で幕を閉じました。ハミルトンとの
争いになると思っていましたが、2位になったのはトゥルーリ。トヨタは良い仕事をしましたね。
中嶋にとっては残念な結果に。金曜日は素晴らしく速かったけど、ドライはさっぱりでした。

金曜日の雨はちょっと辛かったけど、楽しい観戦になりました。中嶋悟、鈴木亜久里、片山右京、佐藤琢磨といった歴代のF1ドライ
バーにも会えたし、マッチも見たし、堂本光一は見かけなかったけど…ひとまず満足です。

鈴鹿サーキットにあえてもう少し注文をつけるとすれば、観客が休める日陰を増やして欲しいこと。とにかく土日は快晴で、スタンド
にずっといると焦げてしまうので、日陰で休みたいのだけれど、そう言う場所がちょっと少ない。
簡単なテントで良いから、設置して欲しいなぁ。観戦アンケートにも書いたけど。

とりあえず、来年も鈴鹿に行く予定です。おいらにとってはお伊勢参りみたいなものですからね。


09/09/19 (土) 21:46:59

☆ F1結婚式? ☆

連休初日、お天気も良くて電車も道路も混雑する中、大阪城までちょっくら散歩に行ってきた。

「レッドブル・レーシング SHOWRUN IN 大阪」ということで午後2時からデビッド・クルサードのデモランが開催されて
いたからだ。

12時頃に着いてみると、すでにデモランのコース脇最前列はほぼ全周に渡って、観客が場所取りをしていた。
どこが良いかなぁとあちこち歩いている間にも、どんどんと観客が増えていきそのうちに人で埋め尽くされてしまった。
結局、桜門に近いあたりで見ることにした。最前列ではないので見える範囲は限られていたけど、まぁいいかと思って。

2時開始予定がなかなか始まらず、観客もジリジリ。ようやく20分ほどしてからやっとマシンが現れた。
途中1回の休憩(?)を挟んで、3、4回コースを往復したのかな? デモラン自体は、あっというまにあっけなく終わってしまった。

最初にコースを見た時点でわかっていたけど、F1を走らせるにはあまりに狭く、短く、バンピーな場所だったので、ほんとうに転が
すだけという走行ではあった。まぁ、ピットレーンで加減速してるくらいの感じかなぁ。おそらくDCはアクセルを3oくらいしか、
踏んでないんじゃない?
それでも、F1の走行を手が届きそうな距離で見られる機会というのは、サーキットでは皆無だから、観客はみんな喜んでいたみたい
だった。

DCは本当に気さくな良い奴らしく、マシンから降りると観客に丁寧にサインをしてまわっていた。たぶんあのまま放っておいたら、
コースを一周して観客全員にサインしてくれるんじゃないの?っていうくらい、延々と。さすがに時間の関係でそれはできなかったけ
れど、あんなF1ドライバーはなかなかいないよね。少なくともあの人とかあの人では考えられない…

ただ、やっぱりF1はサーキットで見るもんだと思った。あんなよちよち歩きみたいなのはF1じゃないよ。コースの端っこでスピン
ターンを見られた人は貴重だったかもしれないけどね。

イベントの進行をしていたFM大阪のパーソナリティー(名前は忘れた)が、観客が2万人って言ってたけど、まぁその数字の信憑性
はともかく、混雑っぷりは鈴鹿の金曜日よりは遙かに凄かったよね。鈴鹿とは規模が違うから単純比較はできないにしても。


それにしてもコース脇で売ってたスーパードライが400円っていうのはボッタクリもいいとこだろう! どこの山小屋だよ!
それでも飲んだけど…(^_^;

デモ走行の後は、天守閣近くに移動してインタビューとかやるってことだったけど、そっちはパスして帰ってきた。
ちなみにイベントの開会宣言をしたのは松浪健四郎で、後で平松市長の挨拶もあるって言ってた。
日本・オーストリア修好140周年記念、大阪城=エッゲンブルグ城友好城郭提携記念イベントですから。

すでにYouTubeには動画がアップされ始めてますねぇ。空撮用のヘリまで飛んでたから、今日の「すぽると」とかでも映像が流
れるのかなぁ?


デモランが終わって帰ろうとコースのすぐ隣にある豊国神社の中を通ったら、神妙な雰囲気の中おごそかに結婚式が行われていました。
デモランを待ってるときに、緊張した表情の新郎新婦が乗ったタクシーが観客達でごったがえす道を通っていたのを見たんですが、あ
の二人だったんでしょう。
式の日取りを決めたときには、まさかすぐ隣でF1が走るとは思ってなかっただろうね。良い記念になったんだか、いい迷惑だったん
だか…。

09/09/17 (木) 00:03:20

☆ さらばフラビオ ☆

本日、ルノーF1チームは、フラビオ・ブリアトーレとパット・シモンズがチームを離脱したことを発表した。
これは、今シーズン途中でルノーを解雇されたピケが、昨年のシンガポールGPでチームの指示により故意にクラッシュして、アロン
ソの優勝を助けたというFIAに対する申し立てに対し、ルノーチームが一切の抗議を行わないとの発表の中で明らかにされたものだ。

つまり、ルノーはピケの申し立てが事実であったと認めたということになる。

昨年のアロンソの優勝は本当に劇的なものだった。だが、その陰でこんなチームプレイが行われていたとなれば、興醒めな話だ。

最初にこの話が出てきたときは、荒唐無稽に思えた。いくらなんでもドライバーに対して「クラッシュしろ」なんて指示を出すことな
どいかなる理由があろうとあり得ないだろうと。ピケが本当にそんな話を公にしたということ自体が、眉唾ものに感じられ、どうせど
こかのマスコミが面白おかしく作り上げた話題だと思い込んでいた。

それが、こんなことになるとは…。最低な話だ。F1史上最大のスキャンダルかもしれない。


ファッション業界からの転身というF1では異色の経歴を持つフラビオは、時に強引過ぎるとも思えるやり手だったことは間違いない。
しかし、彼はF1を愛していると思っていたし、その発言も過激ではあったものの正論であることも多かった。
いかなフラビオといえども、ドライバーにクラッシュしろとは言わないだろうと高をくくっていた。
ピケに対しては(ピケだけではなく、パフォーマンスが上がらないドライバーに対してはいつもだったが)相当のプレッシャーをかけ
ていたし、シーズン途中のグロージャンへのスイッチはやり過ぎだとは思ったが、常にチームとして最高のパフォーマンスを目指す立
場としては、ピケの解雇は冷徹ではあるが決して間違いだとは言い切れない。

でもなぁ、もしそんな事実があったなら、ちゃんと口封じをしとくべきだった。それができなかったのはフラビオのミスだろう。


それにしても、そんな指示に従ったピケもどうかしてる。いくらチームの命令だとしても、自分のレースを犠牲にするような指示に素
直に従うようでは、どのみちF1では通用しないよ。一生ルノーにいるわけじゃないんだし、自分の評価をみすみす下げるようなこと
をしたら、自分のクビを締めるだけだとは思わなかったのだろうか? お坊ちゃん育ちで、それゆえなのかメンタルの弱さからなかな
か本来のパフォーマンスを発揮できず苦しんでいた時期だったから、少しでもチームに貢献しようとしたのだろうが、だったら胸にし
まって墓場まで持って行けよって思う。従った以上は彼も共犯者なのだ。解雇された途端にペラペラと機密をしゃべるようなドライバ
ーなど、どんなに力があったってもう二度とF1のシートに座ることはできないだろう。その覚悟があってのことだったのだろうか?

フラビオが憎かったのかもしれない。相当苛められてたからね。でもね、コクピットに座ればあとはドライバー次第だろう。プライド
があるんなら、そんなふざけた命令など無視して最後まで走れば良かっただけのことだ。それを今になって…


シモンズは可哀想だよね。彼が本気で同意していたとは考えにくい。でもルノーはフラビオのワンマンチームだから彼の命令は絶対だ
ったんだろう。ルノーチームの存続のためには、このあたりで結果を出さないと先はないとでも説得されたのだろうか?


いずれにしても、嫌な話だ。ルノーチームにはかなり重い罰が下されるだろう。ただ、ハンガリーの一件みたいに出場停止云々は、今
シーズン中は勘弁して欲しい。日本GPを控えているんだし。アロンソが出られないなんてことにならないことを祈るばかりだ。
処分の内容によっては来シーズンのルノーチームの存続そのものが危うくなる可能性も出てくるかもしれないが…


マクラーレンのスパイ事件とかもそうだったが、こういう話題は本当にテンションが下がる。
せっかくロータス復活を喜んでたのにね。そういえばロータスのエンジンはコスワースで、ザウバーにはフェラーリが載るようだ。
なんか他に楽しい話題はないものかね? 日本GPに琢磨がスポット参戦とかないのかね?

こうなったら気分転換に、土曜日に大阪城で開催されるレッドブルF1デモ走行を観に行くか…

09/09/16 (水) 00:40:20

☆ ロータスといえばJPSですが… ☆

来期のF1に13番目のチームとしてロータスがエントリーすることが発表された。

あのロータスがF1に帰ってくるというのは、往年のファンにとっては涙ものだ。もちろん今度のロータスはかつてコーリン・チャッ
プマンが率いていた黄金時代のそれとはまったく別物ではあるのだが、それでもその名前がグリッドに並ぶというのは感慨深い。

おいらにとってはF1で一番好きなチームだったからなぁ。F1の歴史の中でおいらが最も好きなマシンはロータス78だし。
格好良かったもんなぁ、あのJPSカラーは。1977年の日本GPだけのスペシャルでグンナー・ニルソンが駆ったインペリアルカ
ラーもあったよね。

日本人初のフルタイムドライバーとなった中嶋悟のデビューもロータスからだった。セナもハッキネンも今話題のピケ父もみんなロー
タスのドライバーだった。

数々の栄光の歴史を持つロータスの名前を復活させる以上は、みっともない姿はさらして欲しくないよね。
マイク・ガスコインが手がけるマシンだから、それなりに手堅いものは作ってくるとは思うけど。
エンジンはコスワースになるのかね? それともトヨタ? トヨタエンジンと一緒に一貴が移籍したりして…さて、ドライバーは誰に
なるんだろう?

撤退するBMWザウバーも買い手が見つかって来期のエントリーが認められそうだし、そうすると28台のエントリーになるわけだ。
とは言っても実質新規参入チームはロータスだけだから、最初は厳しいだろうね。でもフォースインディアみたいに、テールエンダー
だったチームが化ける(?)可能性だってあるわけだから、頑張って欲しい。

どんなスポンサーとカラーリングで登場するのかなぁ?オリンパスとかならOKだけど「シオノギ」とかは勘弁して欲しい…ね。
叶うなら、どんなスポンサーが付いてもいいから、JPSカラーでデビューしてくれないかなぁ。そしたら絶対応援する!
万が一JPSカラーのロータスが優勝でもしようもんなら、きっと泣いちゃうな。

09/09/13 (日) 19:57:22

☆ のべ6時間超 ☆

少し雨も降って涼しかった昨日、「ジェーン・エア」と「ワルシャワの鼻」を観てきました。

まず、12時から日生劇場で「ジェーン・エア」。シャーロット・ブロンテの原作をジョン・ケアードが演出し、ブロードウェイでロ
ングラン上演されたミュージカルの日本初演で、19世紀のイギリスを舞台に愛を貫いて強く生きていく女性を描いたもの。
今回は日本版としてジョン・ケアードが新たに演出を刷新し、タイトルにもなっているジェーン・エアを松たか子、相手役を橋本さと
しが演じている。

たまたま昨日がそうだったのか、ずっとそうなのかはわからないけど、観客の大半が女性でしかも年齢層が高い!
なんでなのかなぁ? おかげで女子トイレは長蛇の列でしたが、男子トイレは空いてました。
20分の休憩を挟んで3時間の大作でしたが、率直な感想としては、もう一つかなぁって感じでした。良くできた舞台だとは思ったけ
れど、ジェーン・エアが、どうして橋本さとし演じるロチェスターをそれほどまでに愛してしまったのかっていうのが理解できなくて、
感情移入しきれない部分があったので、わりと冷めた感じで最後まで見てしまいました。

ちなみに昨日は松本幸四郎と市川染五郎も見に来ていたらしいです。隣の席の熱狂的松たか子ファン(と思しきおっさん)が、休憩時
間に、その隣の客に話してました。このおっさん、松たか子が舞台に登場すると小声で「松さーん」「うわぁ」とか良いながら一人で
小さく拍手してたりして、正直邪魔でした。気が散るっちゅうねん!舞台に集中しきれなかったのはこのおっさんのせいもあったかも。


「ジェーン・エア」の3時間後、有楽町から三軒茶屋に移動して世田谷パブリックシアターへ。
午後6時から「ワルシャワの鼻」が開演しました。
こっちは席が2列目! 今までe+で色んなコンサートだの演劇だののチケットを購入してきたけど、こんなに良い席になったのは初
めて。e+でチケット予約する時は良席は期待できないと思い込んでいましたが、今回は珍しく当たりでした。
ただ、アイドルのコンサートじゃないので、あんまり近すぎる席は芝居を観るにはちょっと辛い面もあります。舞台全体を引きで観る
ことができないので、見逃しちゃう部分が出てしまうから。

「ワルシャワの鼻」は、脚本:生瀬勝久、主演:明石家さんまというコンビ(?)による舞台。
キャストはさんま、生瀬に加えて、羽野晶紀、山本太郎、徳永えり、山西惇、八十田勇一、温水洋一、吉田鋼太郎ほか。

舞台は昭和30年頃の大阪。大阪陸軍砲兵工廠の跡地で鉄くずを狙う集団「アパッチ族」の組長ゴロー(明石家さんま)は、京大(山
西惇)、ワルシャワ(温水洋一)、たまぐす(八十田勇一)という手下達、ゴローの女房的存在のトラ(羽野晶紀)、娘のサキ(徳永
えり)とひとつ屋根の下に暮らしていた。ライバルグループを率いるのは岩田(生瀬勝久)。彼らはいつも争っていた。
そんなある日、サキが行き倒れになりかけていたひとりの若者(山本太郎)を家に連れて帰ってきた…。

もうね、結論から言うと見終わった後どっと疲れが出ました。休憩なしで3時間を超える長丁場があっという間で、ずっと笑いっぱな
しで、最後に泣かされて。

若手芸人がお笑い怪獣と呼ぶ明石家さんまの凄さを思い知らされました。どこまでがセリフなのかどこからがアドリブなのかわからな
いんですが、とにかく客席がどっかんどっかん揺れるくらい爆笑に次ぐ爆笑。京大、ワルシャワ、たまぐすの3人のボケも半端無いの
で、笑いの金太郎飴状態でした。もう古典的とも言えるベタな笑いなんですけど、やっぱりベタは最強です。

じゃぁただのコントかというとそんなことはなくて、ゴローとサキの親子愛もちゃんと描かれているんです。だから最後は泣かされま
した。ゴローとサキのシーンを見てると、実生活でも娘の父親であるさんまだからか、セリフが芝居じゃなくてさんま自身の言葉に思
えるくらいにリアルで胸に響きました。シリアスなシーンのさんまは役者でしたね。

正直3時間休憩なしってきついだろうなぁって思ってました。途中でおしっこに行きたくなったらヤバイよなぁとか。
全然平気でした。まだまだずっと見ていたいくらいでした。ただ、途中で時計を見ているお客さんがいたようで、アンコールの時にさ
んまが、

「途中で時計を見るのは勘弁して下さい」

って言ってましたけど。あれだけ必死にしゃべりまくって芝居をしていても、ちゃんとお客さんの姿を見てるんですね。気になったみ
たいです。

サキをやっていた徳永えりっていう女優さんはまったく知らなかったんですが、めちゃめちゃ良かったです。あれだけ芸達者な役者達
に囲まれても、全然見劣りしないどころか堂々とやってました。将来楽しみです。


それにしても1日2本も芝居を見るのはきついわ。楽しかったけど。合わせて6時間超だもん。でも役者さんたちは昼夜2回公演とか
やってるんだもんね。あの舞台を1日2回は相当しんどいだろうに。そう考えると役者って凄い人達だなぁって思いました。

09/08/11 (火) 20:40:05

☆ ミハエル → ルカ しりとりか! ☆

ミハエルのF1復帰がキャンセルとなった。テストドライブはしたものの、2月にスーパーバイクのテスト中に転倒した際のダメージ
(頭頚部の骨折!)の経過が思わしくなかったようで、F1のGには耐えられないとの判断だったようだ。

まぁ本人はやる気満々だったから、残念だろうね。しかしそんな大きな怪我をしていたにもかかわらず、乗ろうと思ったのがミハエル
らしいよ。普通なら、まずテストしてから考えるだろうに…。

で、ミハエルの代役…じゃなくてマッサの代役は、テストドライバーのルカ・バドエルが10年ぶりにレースに復帰することになった。
こうなると完全にキミのサポートというか、実戦テストのためのドライブって感じだよねぇ。きっと来シーズンに向けてのパーツテス
トみたいなマシンを走らせることになるのだろう。順位なんて二の次で。
どっちみち今年はもうドライバーズもコンストラクターズもチャンピオン争いの蚊帳の外なんだから、残りのレースは来シーズンに向
けてのテストとして割り切ったということだ。

フェラーリとしてはそれで良いかもしれないが、観客の立場からすれば、こんなにつまらないことはない。
本当に、冗談抜きで琢磨を乗せてやって欲しいよ。今すぐF1をドライブできるドライバーで一番ポテンシャルがあるのは琢磨だろう。
琢磨じゃなくても良いから、もっと興味が沸くドライバーを選んで欲しいよね。遅いだろうけど(笑)ブルーノ・セナでも良いよ。
ルノーをクビになったピケとか。

ミハエルとのレースを楽しみにしていた、ハミルトンも落胆してるだろうね。こうなったら、マッサに一刻も早く復帰してもらわない
と。鈴鹿までに間に合うかなぁ? 今更バドエルなんか見たくねーぞ!


話はころっと変わってMotoGPになっちゃうけど、今シーズン原因不明の体調不良に悩まされていたストーナーが今週のチェコか
らの3戦を欠場して療養することになった。正確な原因はまだつかめていないようだけれど、早く治して元気に復帰してもらいたい。

09/07/30 (木) 23:15:52

☆ What's Michael? ☆

ハンガリーGPで、マッサに起きた不運な事故。一歩間違えば命に関わる事態だったが、どうやら順調に回復しているようで何よりだ。
それにしても、マッサ不在の間、誰がF60のシートに座るのかと思っていたら、まさかミハエルが復帰するとは…。

事故直後から噂は出ていたが、おいらはミハエルが乗ることは無いだろうと思っていた。いかにミハエルといえども、3年のブランク
があり、最近はスーパーバイクには乗ってもF1はテストですらドライブしていない。しかも今年のマシンはミハエルが現役時代のマ
シンとは大きく様変わりしている。だが、今シーズンのレギュレーションではテストドライブは直線でしか走れない。そんな状況を考
えると、ミハエルを引っ張り出すことは考えにくいと思っていたのだ。

ところがである。今日(正確には昨日)フェラーリが公式サイトでミハエルがマッサの代役を勤めることが発表された。
正直(マジかよ…)と思った。そりゃぁ、バドエルやジェネが乗るよりミハエルが乗る方が興味は沸く。ハンガリーで復調をアピール
したハミルトンとミハエルの争いなんていうのが実現すれば面白いだろうとは思う。

でも、どうなんだろう?どこまで走れるのかなぁ? もちろんミハエルが並のドライバーじゃないことは重々承知しているつもりだが、
これであっさりミハエルがトップ争いとかしちゃったら、マッサの立場はどうなる? もう戻ってこなくていいよってことにはならな
い?

逆に遅かったら…そんなミハエルは見たくないなぁ。やっぱり乗らなきゃ良かったのにって言われちゃう。過去の人よねって。
ウェーバー(ミハエルのマネージャー)は乗らない方がいいって進言したみたいだけど、ミハエルのことを大事に考えたらそう言うよ
ね。

けれど、ミハエルはまたF1のコクピットに戻ってくることを決断した。やっぱりドライバーとしての本能が乗りたいって思わせたん
だろうな。バイクレースにチャレンジするくらいだからレーシング・スピリットは現役時代とまったく変わっていないだろうから。

こうなったらもう、いっそのことレッドブルもクルサード乗せちゃって、F1復帰に色気をだしてるジャックもどこかのシートにねじ
込んで(とりあえずトロ・ロッソでいいか)走らせちゃえ! 


まぁ、ここんとこ暗い話題ばっかりのF1で、久しぶりに明るい?というか面白い話題を提供してくれたことには感謝かな。
まずはバレンシアでミハエルのお手並み拝見といきますか。とにかく怪我しないで走って欲しいよ。そうなっちゃ困るんだけど、大き
なアクシデントって、何故か連鎖するから。

さて、鈴鹿では誰がフェラーリをドライブしてるんだろう?もしマッサが復帰してきても、3台目のフェラーリにミハエル乗せてくれ
ないかなぁ…(笑) あ、ついでに3台目のブラウンに琢磨が乗ってくれると最高です!

09/05/27 (水) 21:35:26

☆ グインは永遠に… ☆

高校時代にいつも通っていた小さな本屋。いつもは雑誌を買うだけだったが、ある日なんとなく手に取った小説を買った。
それが「ぼくらの時代」だった。その時は栗本薫が男だか女だかも知らないまま読んだ。

やがて栗本薫の本を見かけると買うようになり、そして「グイン・サーガ」というシリーズが出ていることを知った。
なんか取っつきが悪そうで、しばらくは買わずにいたが、勇気を出して(?)買ってみた。読み始めても、最初はやっぱり取っつきが
悪かったけれど、いつしかはまっている自分に気付き、あっという間に最新刊に追いつき、それからはずっと読み続けていた。
でも100巻で完結という触れ込みは、信じていなかった。絶対に伸びちゃうと思っていたら、やっぱりそうなった。
そもそも完結すること自体、信じていなかった。途中で飽きてフェードアウトしちゃうような気がしていた。
でも、こんな形で未完になるというのは想定してなかった。100巻を超えたとき、栗本薫はこの大作を本気で完結させるつもりなの
だと思えるようになっていたから…。

栗本薫という作家についても、「グイン・サーガ」という作品についても、色々な批判や、突っ込みどころはあるとは思うけれど、そ
れでも物語を紡ぐ才能に関しては、疑う余地は無いと思う。そもそも一体誰が100巻完結の物語なんて書こうとするだろう?

おいらの本棚には栗本薫の本がたくさん並んでいる。色褪せて埃をかぶっているけれど。「グイン・サーガ」はずっと買っているけれ
ど、実は80巻あたりからはまだ読んでいない。
完結しないとわかってしまった今、続きを読むべきかどうか迷っている。今はまだ、おいらにとっては「グイン・サーガ」は永遠に続
いていく物語として存在しているから。このまま読まずにいたら、ずっと楽しみが続いていくような気がするから…。

栗本薫さんのご冥福をお祈りいたします。数々の作品、ありがとう。面白かったのも、そうじゃなかったのもあったけど、おいらにと
ってはとっても大切な人でした。今頃彼女の魂はノスフェラスで風に吹かれているような気がします。「グイン・サーガ」の中で亡く
なっていった人達に再会できているでしょうか…?

09/05/26 (火) 01:06:47

☆ 2つで6時間くらいですか ☆

最近はあまり言わなくなったようだが、かつては世界の三大レースというフレーズがよく使われていた。その3つとは、ル・マン24
時間耐久レース、F1モナコGP、そしてインディ500マイルレース。そのうち2つが昨日開催された。

モナコではバトンが優勝。ちょっと気が早いが、もう今年のチャンピオンは8割方バトンで決まったようなものだ。今回はマクラーレ
ンとフェラーリも速さを発揮していたが、ハミルトンは予選で自滅。ライコネンはスタートに失敗(偶数グリッドだったし、1コー
ナーまでの距離が短いモナコではKERSの効果も発揮できないためミスとは言えないけど)バトンを楽に勝たせてしまった。

ヨーロッパラウンドになれば、マクラーレンとフェラーリは挽回してくると思っていたし、実際徐々にはブラウンとの差を縮めてきて
はいるが、まだブラウンの優位は揺らいでいない。今年は実質的にシーズン中のテストが禁止されていることが、開発スピードの足枷
になっているのは否めない。今、バトンに真っ向勝負できるのはバリチェロだけだが、一発の速さは衰えてはいないものの、決勝での
安定感ではバトンには適わない。チームがバトンを贔屓しているわけではなくて、実力の問題だ。

予選で10位という入賞を狙える位置にいた一貴は、ちょっと残念だった。本来なら8位入賞はできたはずだったが、ピットストップ
直前にバトンに周回遅れにされてタイムをロスしたのが大きく響き、ブルデーとフィジケラの先行を許してしまった。1回目、2回目
共に、もう少し早いタイミングでピットストップしていればなぁ…という惜しいレースだった。最後のクラッシュは、悔しさを晴らす
ために攻め続けていた結果だから、あれは責められない。

ウイニングランを終えたバトンがマシンをピットに停めてしまい、メインストレートを一生懸命走って表彰台に向かっていたのはご愛
敬だった。

モナコGPが終わってから3時間ほどたった頃、インディ500はスタートした。今年は何が面白いって、スカパーの解説の松田秀士
と松浦考亮の話がとても興味深かった。ドライバーとしてインディをよく知る二人の話は、ドライビングやマシンについてだけではな
くて、数々の経験に基づくエピソード満載で、飽きることなく聞いていられた。松田がスポッターなしで走っていた(これには松浦が
本気で驚いていた)とか、松浦が無線の故障でピットからの声が聞こえなくなり、「俺の声が聞こえたら手を振ってくれ」と言ったら
ピットクルーが全員手を挙げてて安心したとか、普通のヘルメットで走ったら空力の関係で脱げそうなくらい引っ張られてしまうので
ガーニーを付けないと走れないとか、予選を通過すると色んなスポンサーがステッカーを持ってやってくるとか、テストデーでトップ
3に入ると記者会見に呼ばれて遅くまで残されるからわざと4位以下になるとか…3時間半のレースがちっとも長く感じなかったくら
い楽しかった。

レースの方は、メイラの大クラッシュとかもあったが、最後はカストロネベスが逃げ切ってインディ3勝目を飾った。カストロネベス
は昨年から脱税の容疑で告訴され、実刑は免れずドライバー生命も危ぶまれていた。しかし22日に最後まで残っていた容疑の無罪が
確定したばかり。つらい日々から一転して優勝という結果に、いつも陽気なカストロネベスが涙で言葉を失ってしまう姿には何とも言
えないものがあった。

おいらが応援していたダニカはインディでの自己最高順位となる3位。インディカーのサイトでは、自分でセレクトしたドライバーの
車載カメラ映像がフルタイム見られる(映像だけでなく、スピード、ギアポジション、アクセル開度とブレーキまで表示されるし、無
線も聞ける)ので、スカパーを観つつずっとダニカのドライビングも堪能できた。非常にマシンのセットアップが決まっていたようで
2位のダン・ウェルドンも抜けそうな勢いだったけどねぇ…。優勝は来年に期待しよう。

インディを見終わったら朝6時。今日は睡眠時間1時間で仕事に行きました。だから今夜は早く寝ようと思ってたんだけど、これ書い
てたらもう1時過ぎじゃん…そのわりには全然眠くないけど…寝ます。

09/05/02 (土) 23:14:05

☆ 初めての新幹線…ではなく新感線 ☆

梅田芸術劇場で、いのうえ歌舞伎・壊<Punk>「蜉蝣峠」を観てきた。
休憩20分を含んで3時間以上の舞台だったが、最初から最後までまったく飽きることなく、あっという間の3時間だった。
2階席の最後尾でちょっと舞台が遠かったのが残念だったけど、その分舞台の隅々まで見渡せたし、ちゃんと楽しめた。

脚本:宮藤官九郎。キャストは古田新太、堤真一、高岡早紀、勝地涼、木村了、梶原善、粟根まこと、高田聖子、橋本じゅん…。

過去のない男、闇太郎(古田新太)は蜉蝣峠で何かを待っていたが、元役者の銀之助(勝地涼)と出会い、街へと降りていく。
そこは、ろまん街といい、立派組と天晴組が縄張りを争っている。この街で過去に起きた事件に闇太郎は関わっていた…。

公演のポスターとかがめちゃめちゃハードな印象だったので、どんな話かと思って見始めたら、冒頭のシーンはいきなりコント。
堤真一が軍鶏の着ぐるみで登場するし、闇太郎はうんこ食べてるし…。けれど、ストーリーはどんどんとシリアスになっていき、それ
ぞれの人物が様々な過去が次第に明らかになっていく。ろまん街で、闇太郎は幼馴染みのお泪(高岡早紀)と再会する。闇太郎が待っ
ていたのはお泪だったのだが…

古田の歌も良かったし、古田と堤の殺陣も格好良かったし、高岡早紀は色っぽいし、橋本じゅんは声がでかいし、最高だった。
いやぁ、最高のエンターテイメントを見せてもらいました。

DVDが発売されたら買ってまたじっくり観てみたいです。


追伸。忌野清志郎さんが亡くなったというニュースが入ってきました。あんなに元気になってたのに。残念でなりません。

09/04/15 (水) 22:52:31

☆ たまには脳みそ使えよ ☆

今朝の「めざましテレビ」で、最近好調な売れ行きを示している軽自動車の特集をしていた。軽自動車の普及率1位の鳥取県を取材し
たり、普通車と軽自動車とで燃費を比較したり、軽自動車のメリット、デメリット等をわかりやすく伝えていた。
だが、このコーナーの最後で司会の大塚 範一が、鳥取県の軽自動車オーナーが「公共交通機関が無いので一人に1台という感じ…」
と言っていたことを受けて、

「エコということから考えると一人に一台というのはどうかと思われる…」

という、予想通りのお間抜けコメントを真顔で言ったのにはただただ呆れるしかなかった。
JRもバスも路線が少ないうえに便数が少なく、もちろん地下鉄も走っていない地方都市において、車は重要な交通手段であり、生活
必需品といっても良い状況なのは、コーナーの中でもきちんと伝えていた。エコ云々を言うならば、公共交通機関のインフラが整備さ
れた首都圏で車に乗っていることの方がよっぽどエコに反している。しかも軽自動車の普及率が低いのは東京や大阪である。ただでさ
え渋滞が頻発する場所で、燃費もCO2排出量も多い普通車を走らせていることの方が、非難されてしかるべきだ。
そもそも地方においては、JRに乗ろうにも車が無いと駅まで行けないなんてことはざらだ。

なんでも「エコ」って言えばいいってもんじゃないだろう。大塚 範一の的外れなコメントはいつものことだし、気の利いたコメント
など誰も期待してはいない。あの席に座っていられるのは、毒にも薬にもならないキャラクターだからなのだし。だったら、わかった
ようなことは口にするなよ。わざわざそんなおバカなコメントしなくても、バカなのは周知の事実なのだから。

そして夜。「報道ステーション」で、漢検の理事長、副理事長の会見を伝えていた。そしてこのニュースに対する古舘伊知郎のコメン
トは、

「漢検の資格にも傷が付く…」

だった。この漢検のニュースに関しては、マスコミの感情的な袋叩きが鼻につき、事実誤認等の偏向報道が甚だしいが、仮に理事長や
副理事長が私腹を肥やしていたとしても、試験自体が公正に行われていれば、資格そのものの価値には何も変わりなどないだろう。
この古館のコメントこそが、漢検の資格を所持している人に対するいわれなき侮辱である。
どういう思考回路を持ってすれば、こんなことを軽々しく口にできるのか、まったく理解に苦しむ。

NHKみたいに台本通り進行するなら大塚も手慣れたものだし、スポーツ実況に関しては未だに古館を超えるアナウンサーは出現して
いないけれど、二人とも真面目な話題に真っ当なコメントをしようとすると、いつもトンチンカンなことばかり。

大塚はただニコニコしてるだけにして、古館はただ原稿だけ読んでればいいのにね。

09/04/05 (日) 23:57:16

☆ 想定の範囲内ですね ☆

スタート時間が午後5時に決定されてから誰もが恐れていたとおりに、マレーシアGPはレース途中から激しい雷雨に見舞われて、結
局赤旗中断のままレース終了となってしまった。

マレーシアでは夕方は必ずスコールになることはわかりきっているのに、ヨーロッパでのテレビ放送のためにスタート時間を変更した
ら、このざまだ。いくら見易い時間に放送されたって、こんなレースを見せられたんじゃヨーロッパのファンだってガッカリだろう。

しかし、すごい雷雨だったなあ。何度も周囲に落雷したようで、中継が瞬断されることもしばしば。コース上は完全にプール。一昨年
の富士の雨なんて、これに比べればかわいいもんだった。今日のあの雨じゃ、セーフティーカーも走れないよ。
1時間近くも中断した後で、レース終了を告げられたお客さんはたまったもんじゃないよね。

マレーシアでもブラウンの速さは素晴らしかく、他チームよりは一歩リードしている感はあったが、トヨタやレッドブルも十分に戦闘
力があり、レース展開によっては優勝の可能性も感じられた。

昨年までの主役だったフェラーリとマクラーレンは、まったく話にならないな。マクラーレンはマシンが遅い。予選順位でもわかるよ
うに、現状ではワークスチームの最後尾の速さでしかない。リアのディフューザーがストールしているといわれているが、空力がダメ
ダメなのは確かなようだ。
一方のフェラーリは、マクラーレンに比べればマシンの速さはそこそこある。だが、チームのオペレーションがダメダメ。今回も予選
でマッサがQ1を通過できなかったのは、他チームの速さを見くびった作戦ミス。そして決勝では、ライコネンが5位を走っていなが
ら、コースがドライの状態でレインタイヤに交換するという無謀なギャンブルに出たが、雨が降ってきたときにはもうタイヤが壊れて
いて、使い物にならないというアホさ加減。
もう今年のチャンピオン争いから、フェラーリとマクラーレンは外しても良いかもしれない。そう思わざるを得ないくらい、どちらも
酷い状態だ。次の中国も優勝争いにこの2チームは絡むことはないだろう。


さて、今日はフォーミュラ・ニッポンの開幕戦が富士であった。今年からスイフトシャシーになり、エンジンが3.4リッターとなっ
てパワーがアップし、レース中に5回のオーバーテイクボタンが使えるようになったのだが、このオーバーテイクボタンがなかなか興
味深かった。このオーバーテイクボタンを押すと20秒間エンジンのレブリミットが500回転上昇するため、追い越しがし易くなる
というものだ。マシンには5つのLEDが付いており、ボタンを押すと点滅して使用中であることが観客にもすぐにわかる。そして1
回使用するごとに1つずつLEDが消えていくため、あと何回使用できるかも一目でわかるのだ。
F1でも今年からKERSが導入されたが、観客にはどこで使用しているかわからない。オンボードカメラの映像には表示されるが、
それはテレビの視聴者しか見られないし、すべてのドライバーが見られるわけでもない。
ぜひ、F1にもこのLEDシステムを導入して欲しい。直線をテールツーノーズで走るマシンの後方のマシンのLEDが点滅すると、
それに呼応して前走車もオーバーテイクボタンを押して逃げようとする。その攻防が見られるのは非常に面白かった。

ただ、今年は不況の煽りを受けて、フォーミュラ・ニッポンには13台のエントリーしかない。もったいないよなあ。面白いのに。
今年のマシンは加速や直線スピードではF1を上回るくらいの能力がある。これで20台くらいのエントリーがあれば、相当な迫力に
なるだろうに、もったいない。今年は、若手が頑張っている(今日の開幕戦でも伊沢と平手が2位3位に入った)し、台数は少なくて
も内容は濃いけどね。

来週はいよいよMotoGPが開幕。一足早く開幕したWSBでは今日も連勝した芳賀がチャンピオン争いをリードしているが、Mo
toGPでも、日本人ライダーに頑張ってもらいたい。そのためにスカパーのG+を契約してるんだから…

09/03/29 (日) 20:05:49

☆ やっと開幕 ☆

いつものシーズンより遅い開幕となったF1オーストラリアGPは、ブラウンGPの圧勝で終わった。
ホンダの撤退により、チームの存続そのものさえ危うかった状況から、なんとかブラウンGPとしてスタートできることになり、今月
に入ってからやっとマシンのテストにこぎ着けたチームが、これほどの結果を残すとはいったい誰が想像していただろうか?

ブラウンGPのマシンは、ホンダが昨シーズン1年かけて開発してきたもの。その意味ではホンダのファンには複雑な結果かもしれな
い。ただ、今年ブラウンが使用しているメルセデスエンジンは、昨年のホンダよりも遙かにパワーが出ているという情報もあって、ホ
ンダチームが存続していてもこの結果が得られたかどうかは微妙なところだ。

今年のように、マシンのレギュレーションが大きく変わるときには、チームの勢力図が変わることがあるが、それにしてもこの開幕戦
の結果は、他チームにとっては脅威だろう。フェラーリもマクラーレンも、現状ではブラウンのスピードにまったく太刀打ちできてい
ない。もっとも、どちらのチームも開発力があるので、ヨーロッパに戻ってくれば、それなりにキャッチアップしてくるとは思う。

ブラウンはヴァージングループがスポンサーについたものの、昨年までのホンダのような予算はもっておらず、今後の開発がどの程度
進められるかは、まだ未知数。F1が3年ぶりに鈴鹿に戻ってくる頃には、やはりフェラーリとマクラーレンの争いになっていても、
全然不思議じゃない。

それにしても、今年のマシンはドライビングがかなり難しそうだ。タイヤがスリックに変わったことで、相対的にフロントが強くなっ
てしまったために、リアが相当ナーバスで、金曜、土曜とフリー走行を見ていても、リアがブレイクする場面がかなり多かった。
ハミルトンもマッサもライコネンもベッテルも、ハーフスピンやコースアウトしていたからね。
決勝での一貴のクラッシュも、今年のマシンならではという感じだった。もちろん本人のミスではあるんだけど。

ただブラウンだけは別次元で安定してたな。元々バトンもバリチェロもスムーズなドライビングスタイルというのはあるにしても、車
載カメラの映像を見ていると、ステアリングワークがとても穏やかで、修正が少ない。去年までのホンダのマシンとはまったく違う。

このままいくとシーズン序盤は、ブラウンGPの独走が続くかもしれない。ただ、リアのディフューザー問題で、他チームから提訴さ
れているから、その結果によっては最悪、ポイント剥奪という事態もあり得る。そういう事態は避けて欲しいけどね。

いろんな意味で、今年は混沌としたシーズンになるような気がする。何が起きるかわからないということでは面白いかも。
そんなこんなで、とりあえず鈴鹿のチケットは今日買いました。

09/02/18 (水) 23:54:11

☆ 大人買い ☆

Amazonから届いた箱を開けたら、CDが9枚入っていた。もう一つ別の店から届いた箱を開けたらCDが1枚入っていた。
会社帰りにビックカメラでCDを1枚買って帰ったので、全部で11枚。
こりゃ1日に買ったCDの自己新記録更新ですなぁ…。

Amazonで買ったCDのうち8枚は、おいらが敬愛して止まない某アーチスト(?)の限定盤で、発売を知った瞬間に枚数なんか数えず
に全部カートに放り込みました。封を切るのがもったいなくて、まだ聴いてません。ジャケットを眺めて、ニタニタしています。

とりあえずきれいに並べて、写真でも撮っておこうかと…。


もう先週の話だけれど、宮沢りえが妊娠してたというニュースには驚いた。いくら安定期(なの?)とはいえ、あの動きの激しい舞台
を務めるのは大変だろうにね。もし知ってたら、観てる方がハラハラしちゃうよなぁ。
ちなみに、職場でおいらの隣の席の先輩は、昨日まで宮沢りえの妊娠、結婚のニュースを知らなかった。劇団ひとりと大沢あかねの結
婚は知ってたのに。先週あれだけニュースになっていたはずなのに。世間の関心なんてそんなもん?


決まりそうで決まらない、元ホンダF1チームの買収先。噂ではまたしてもニック・フライが己の私利私欲を満たすために様々な権謀
術数をめぐらせているために事態が混乱しているとも言われている。まったく奴はどこまでもホンダを食い物にしたいらしい。
ホンダがとっととニックを追放していれば、とっくに買収先が決まっていただろうし、そもそもF1撤退に至ることはなかったかもし
れないのだ。ニックを闇に葬って、噂通りのヴァージングループに買収してもらい、バトンと琢磨でオーストラリアGPのグリッドに
マシンが並ぶことを願ってやまない。ヴァージングループのヴァージン・アトランティックは琢磨のスポンサーでもあったのだから、
まんざら無い話では無いと思うのだが…。


おいらがマドンナみたいに年収220億くらいあれば、元ホンダF1チームを大人買いして、亜久里と琢磨で新チームを立ち上げるん
だけどね。チーム名はもちろん

「超・ウルトラ・スーパーアグリ・つぶあんF1」

ちなみに、セカンドドライバーはもちろんダニカ・パトリックです!


…なんか、以前にも同じような与太話を書いたような気がしないでもないような…

09/01/26 (月) 00:59:25

☆ パイパー ☆

渋谷シアターコクーンで上演中のNODA・MAP第14回公演「パイパー」を観てきた。
出演は松たか子、宮沢りえ、橋爪功、大倉孝二、北村有起哉、野田秀樹、田中哲司、小松和重、佐藤江梨子、コンドルズ他。

舞台は地球人が移住して1000年後の火星。「パイパー」とは、人々の生活を豊かにするために人類と共に火星に移住した機械?の
ことだ。ここではパイパー値という数字で幸福が計られている。地球人が火星に降り立ったときの数値は777。そして永遠の数値8
888を目指していたのだが…

これだけだとなんだかSFチックな話のようだが、地球からの船も途絶え、すっかり荒廃した火星で繰り広げられる話は、現代社会が
抱えている様々な問題と重なって見え、決して荒唐無稽な話にはなっていなかった。今も世界で起きている民族や宗教をめぐる紛争が、
ここ火星ではベジタリアンvs非ベジタリアンの間で繰り広げられる。そしてどんな世界にあっても人々は幸せを求め生きようとする。

松たか子と宮沢りえがダイモスとフォボスという名の姉妹役(ちなみに宮沢りえが姉である)なのだが、この二人の抜群の存在感だけ
でも、充分に観る価値があった。全然似ていない姉妹のようだが息はピッタリで、初共演というのが不思議なほど。それにしても宮沢
りえの美しさは想像を超えていて、この世のものとは思えなかった…。

今回の舞台では50人近くのアンサンブルも登場し、コンドルズ演じる「パイパー」達と壮大なスケールで舞台に動きを与えていて、
それもまた見応えがあるものだった。

書き下ろしとしては「オイル」以来の新作だが、今回は見終わった後に、さわやかな希望が胸に残った。それも野田秀樹の意図だった
のだろうか?こんな世の中だからこその。


話は違うが、今日は行き帰りの新幹線から富士山がきれいに見えて幸せでした。行きは真っ青な空をバックにした富士山。帰りは黄昏
をバックにしたシルエットの富士山。頂上付近の高さでちょうど残り僅かのオレンジと濃い紫が入り交じったような中に浮かぶ富士山
のシルエットというのは初めて見たので感動でした。やっぱり大自然にはかなわないなぁ…(決して「パイパー」が良くなかったとい
う意味ではないのであしからず)。

08/12/06 (土) 02:46:07

☆ さらば宗一郎 ☆

まさしく苦渋の決断だったのだろう。本日緊急発表されたホンダのF1撤退だ。今年ホンダはシーズン中盤で早くも今シーズンのマシ
ン開発をストップし、レギュレーションが大きく変更される来シーズンでの起死回生を期して2009年シーズン用のマシン開発に注
力していた。それがこの時期に撤退発表である。まさかいきなり撤退するとは、さすがにおいらも想定の範囲外の出来事だった。

以前にもここで書いていたと思うが、ホンダにしろトヨタにしろそう遠くない将来に、F1から身を引くことは充分に考えられること
だった。ホンダの内部でF1反対派の声が年を追って大きくなっていたことも伝わってきてはいた。
しかし、ホンダは日本の自動車メーカーの中でも最もモータースポーツを重要視している企業であり、今日の発表を行った福井社長を
も含めて、首脳陣のモータースポーツに対する情熱も他のメーカーとは比較にならないくらい高く、特にF1に関してはホンダスピリ
ッツの中心と言っても良い存在だったはずだ。
しかも来年はお膝元の鈴鹿に日本GPが帰ってくる。撤退するにしてもせめて来シーズンを終えてからにしたかったはずだ。

それがわかっていて、それでもなお撤退を決めたという事実が、現在のホンダ(だけではなく自動車メーカー全体、ひいては日本の経
済状況全体と言っても良いかもしれない)が置かれている状況が、非常に厳しいということを象徴しているのだろう。

ただ、冷静に考えてみると、この臨機応変というか毀誉褒貶…は言い過ぎかもしれないが、変わり身の速さは、ある意味とてもホンダ
らしいとも思える。どんどんと新しいことにチャレンジする代わりに、継続性が無く、どんどんと主旨変えしていくのは、良くも悪く
もホンダのお家芸であり、それは市販車がモデルチェンジすると、名前は同じでも全くコンセプトの違う車を出してみたり、新たなジ
ャンルの車を開発しても、売れないとあっさりと一代限りですぐに引っ込めたりする事も珍しくないからだ。

それに較べるとトヨタは、あきらめが悪いというか、けっこうしつこい性格なため、おそらくF1においてもせめて1勝は挙げないと
撤退はしないのではないかと思っている。


近年のホンダF1チームのていたらくについては、事あるごとに批判してきた。ホンダF1に対して、特別な思い入れがないおいらに
とっては、驚きはあったものの、特にこれといった感慨はさほど無い。経済情勢の急激な悪化によって時期が早まっただけという気が
するからだ。
ただ、F1界にとっては1シーズンで2つのチームが撤退してしまうというのは、深刻な状況だ。マックス・モズレーがぶち上げてい
る統一エンジン構想に関して、すべてのメーカーと全てのドライバーが嫌悪感を示しており、世界的な不況でスポンサーの確保に各
チームが苦労していて、F1の将来が非常に不透明になってきているこの時期に、このニュースはかなりの衝撃を与えたことだろう。
その影響が非常に心配だ。

こんなことになるのなら…というのは今となっては結果論ではあるが、やはりホンダはワークスチームを引き上げてスーパーアグリを
全面に出して支援すべきだったのではないか? ホンダワークスとスーパーアグリではチームの予算がまったく違う。ホンダワークス
であれば、優勝しなければ評価されないが、スーパーアグリであれば表彰台にでも乗ろうものなら大絶賛されていたのだ。
琢磨の放出によるイメージダウンも回復できていたわけだし…。

おいらからホンダにひとつ提案がある。ぜひ琢磨がトロロッソのシートを確保できるようにパーソナル・スポンサーとなって欲しい。
トロロッソがドライバーに持ち込みを要求しているスポンサーマネーは、一説には10億だと言われている。チームの年間予算からす
れば微々たる金でしかない。F1撤退でのイメージダウンを回復し、鈴鹿に訪れるファンに対するサービスとしても最も費用対効果が
高い方法なのではないか?

他メーカーのエンジンを搭載したマシンをドライブするドライバーをスポンサードするというのは、通常では考えられないことではあ
るが、今年、MotoGPでチャンピオンとなったロッシが乗っていたマシンはヤマハだったが、そこにはフィアットがスポンサーに
ついていた。トロロッソ自体はプライベーターチームなのだから、例えエンジンがフェラーリであっても構わないではないか。

もし、ホンダが琢磨のシートを確保してくれるなら、来春発売されるインサイトを買ってあげてもいいよ!
但し、今週末のtotoBIGか、年末ジャンボが当たったらね…。

08/12/01 (月) 01:46:52

☆ おかげって… ☆

スポーツは筋書きのないドラマと言われるが、今日のリコー・カップはまさしく誰にもシナリオが書けない劇的なドラマを目の当たり
にさせられた気がした。まさか不動が18番で、あの位置から3パットするなんて普通に考えればあり得ない。不動自身もパー・パッ
トが外れた瞬間に、信じられないという表情をしていた。

古閑美保にとっては、優勝と賞金女王が一気に転がり込んできたわけだが、これは決して棚ぼたではない。17番、18番と上がりの
2ホールでバーディを奪い、全と不動にプレッシャーをかけられるスコアまで追い上げたからこその結果だからだ。
昨年のリコー・カップで、不動は最終日に古閑に5打差を付けてトップでスタートしながら逆転優勝されてしまった。不動の脳裏には
昨年の記憶がよぎったのかもしれない。もし優勝争いの相手が古閑でなければ、バーディ・パットをすんなり決めていたのでは…?


それはともかく、日テレの「SUPERうるぐす」で、古閑の優勝を1面トップで伝えるスポーツ新聞を紹介したときに、堀尾正明が

「不動さんのおかげですね」

と言い放った。これって不動にも古閑にも失礼な言いぐさなのではないのか?いったいどういうつもりでこんな言葉を選んだのか、お
いらにはまったく理解できない。お昼のワイドショーでスポーツ音痴なコメンテイターが発言したのならともかく、長らくスポーツニ
ュースに携わってきたアナウンサーが、スポーツニュース番組において勝者と敗者の両方を侮辱するような言葉をよく口に出来たもの
だと思う。

NHKにいた時代から不愉快なコメントが多く、場の空気も読めない「使えない」アナウンサーだったので、彼がキャスティングされ
て以来「うるぐす」はすっかり見る気がしなくなったのだが、久しぶりにたまたま見ていたらこの発言だった。

堀尾正明のおかげで「SUPERうるぐす」はずいぶんと下品な番組になってしまったものだ。おいらは江川のファンだから見たいの
だが、堀尾正明が隣にいるかぎりはまた当分チャンネルを合わせることはないだろう。

08/11/18 (火) 01:00:42

☆ 醜悪だなぁ… ☆

もう日付が変わってしまったが今日(17日)からスペインのバルセロナでF1の合同テストが始まった。佐藤琢磨も初日からトロ・
ロッソをドライブしている。

チームによってテストの目的は異なっているが、いくつかのチームが来年改正されるレギュレーションに沿った空力パッケージを持ち
込んでいるのだが、これが酷い。めちゃめちゃアンバランスで格好悪いのだ。

もちろん見慣れていないからという理由もあるが、長いF1の歴史においても、最も醜悪なのではないかという気がする。
かつて、全幅が規制されてナロートレッドになった時も、スリックタイヤにグルーブが入れられたときも相当ガッカリしたものだが、
それらの時とは比べものにならないくらいショックだ。

今年のマシンに、来年用のウイングを付けているせいで、余計にアンバランスになっているとは思うが、例え来季のニューマシンが
ローンチされたとしても、こんなウイングがついているかと思うとまったく期待できない。

なんせフロントウイングが広がっているのに対し、リアウイングが狭くて高いのだ。リアウイングだけ見てるとF3かと思ってしまう。
(F3といえば、昨日のマカオF3で国本京佑が佐藤琢磨以来の日本人2人目の勝利を挙げた。しかも史上最年少Vだ!)

もうちょっと何とかならなかったのかなぁ? まったくモズレーのやることはろくでもないことばかりだ。とっとと引退してくれない
と、F1がどんどんおかしな方向に進んでしまう。

唯一の救いは、スリックタイヤの復活だろうか。でも、すっかりグルーブドタイヤを見慣れていたせいで、妙に新鮮だった。


今回の合同テストの見所といえば、琢磨の参加と、WRC5連覇のセバスチャン・ローブがレッドブルをドライブすることと、アイル
トン・セナの甥っ子ブルーノ・セナがホンダのマシンをドライブすることかなぁ。

セバスチャンは、WRCチャンピオン獲得のご褒美としてのドライブだが、どのくらいのタイムを叩き出すのかとても興味がある。
ブルーノは、来季ホンダかトロ・ロッソのシート獲得を狙っていて、琢磨とトロ・ロッソのシートを争うことになるかもしれない。
正直なところ、ブルーノはまだF1をドライブするレベルだとは思えないのだが…。

ホンダが来季バリチェロを降ろしてブルーノを乗せるようなら、もうF1にホンダが存在する価値はない。とっととF1シーンから消
えて欲しい。もうこれ以上恥をさらして参戦する価値はないだろうに。


それはさておき、このままだと来年はフォーミュラ・ニッポンに導入されるニューマシンFN09の方がよっぽどF1っぽいってこと
になるかも。もちろん走ればF1の方が速いのだが、やっぱり格好も大事だと思うんだけどなぁ。

08/11/11 (火) 20:55:30

☆ ガス欠…? ☆

日曜日に行われた今シーズンのSGTの最終戦で、GT500クラスは本山、トレルイエ組のザナビィNISMO GT−Rが、GT
300クラスはMOLAレオパレスZがチャンピオンを決めた。このレースを制したのはカルソニックIMPUL GT−Rだったた
め、まさに日産デーとも言うべき結果に終わった。

GT500のチャンピオンは、まぁ順当な結果だろう。だが、問題はGT300クラスの方だった。

実は最終ラップに入った時点では、GT300クラスのチャンピオンは、9位を走っていたARTA ガライヤで決まりと思われてい
た。MOLAレオパレスZは7位を走行しており、6位のダイシンADVAN Zとはかなりのタイム差があったからだ。
しかし、レオパレスZが最終コーナーを立ち上がってきたとき、そこにはまるでF1ブラジルGPのグロックのようにスロー走行する
ダイシンZの姿があった。レオパレスZは難なくこれをかわして6位に浮上し、ガライヤを逆転してのチャンピオンとなったのだ。
まさに奇跡の大逆転。ピットに戻ってきたレオパレスZのドライバー星野一樹は、父親である星野一義と泣きながら抱き合っていた…


だが、おいらはダイシンZのスロー走行が見えた瞬間に、

(それはあかんやろう…)

と思っていた。グロックは強くなった雨の中でドライタイヤのグリップを失ってのスロー走行だったが、ダイシンは雨の中をレインタ
イヤで走っていたのだ。同じZ同士…ということは、明らかにレオパレスZを前に出すための作戦だとしか思えなかった。

案の定、レース後ARTAから抗議が提出され、その抗議は却下されたが、ARTA陣営は日本自動車連盟に控訴し、GT300の結
果は暫定ということになっている。

日産は、ダイシンZのスロー走行はガス欠だとコメントしているようだが、あまりに嘘くさい。


過去、スーパーGTにおいて、メーカーの看板を背負ってワークスが激突するGT500クラスにおいては、同一メーカーの他チーム
をアシストするためのチームプレーが時折見られた。これはもう暗黙の了解というか、どのメーカーもお互い様でやっていることなの
で、さほど問題になることは無かった。

しかし、プライベーターチームで構成されているGT300で、こんな露骨なチームプレーというのは初めてのケースだ。
さすがにおいらも、今回の結果は納得いかない。300であんなことやられたら、単独で参戦しているチームは圧倒的に不利だ。

これって野球に例えるなら、プロ野球では、頭に行かない限りはある程度許容されるビーンボールも、高校野球でやっちゃいかんだろ
うっていうような事だ。GT300はやっぱり正々堂々とガチンコで戦った結果を、甘んじて受け入れないとねぇ…。

おいらは、スーパーGTでは日産ファンなので、本山のチャンピオンは嬉しいのだけれど、なんか水を差された感じで、後味が悪かっ
た。これって星野一樹に対しても失礼な話なんじゃないかと思う。ドライバーはみんな精一杯戦っているわけで彼に罪はない。
メーカーとしてはタイトル欲しさに良かれと思ってダイシンに指示を出したのだろう。相手が車を提供してくれているメーカーでは、
ダイシンチームとしても、従わざるを得なかったはず。ドライバーがどんな思いでアクセルを緩めたかは知る由も無いが…

こんな下らない演出をするくらいなら、日産はGT500に注力してGT300からは撤退すべきだ。
まさか、もうすぐモデルチェンジする新型Zの宣伝効果を狙ったのでは?というのは勘ぐりすぎかもしれないが、いずれにしても、こ
んなことをやっていたらファンが離れて行ってしまう。どこかの国技みたいにね。

もちろん、真相はまだわからない。本当にガス欠だった可能性もゼロではない。しかし、もしこれが日産の指示だったならば、潔くチ
ャンピオンはARTAに譲るべきだろう。星野一樹の初タイトルが「いわくつき」になっても良いのであれば話は別だが…。

08/11/11 (火) 20:55:21

☆ WhyiQ? ☆

トヨタのiQが今年の日本COTY(カーオブザイヤー)を受賞した。これでグッドデザイン大賞に続いてW受賞だ。
トヨタとしてはしてやったりだろうが、おいらには解せない。

受賞理由はわからないでもない。トヨタの後出しジャンケンが功を奏したのだ。幸いなことに今年のCOTYには、目玉となるような
車がGTRとiQしかなかった。GTRは既にデビューしてからかなり(といってももちろん1年以内なのだが)経つため、新鮮味に
欠ける。一方iQはまだデビューほやほやだ。これだけでもiQが優位に立つ。そして今の時代の気分からすると、評論家達がGTR
のような旧態依然のスポーツカーよりは、iQのようなスモールカーを推すのは必然だろう。

そう言う意味では、iQに決まったことは仕方なかった(笑)のだろうが、おいらにはこの車は的外れな気がしてならない。

不細工なデザイン、大したことない燃費、高い値段…何が良いのかが理解できないのだ。

日本にはワゴンRやムーブに代表される軽自動車という、やや特異ではあるがよく練り込まれたスモールカーがあり、一方ではiQよ
り値段が安く、居住性も燃費も勝るコンパクトカーも存在する。

そんな中で、iQのレゾンデートルが見出せない。3m以下のボディに4人乗れることが偉いのか? その小ささに拘泥したために、
コスト高になっているようにしか思えない。安全性にはかなり配慮しているのだろうが、リヤシートの後ろにほとんどスペースが無く、
いくらエアバッグが展開されるとはいえ、後方からの衝突を考えると、とてもじゃないが人を乗せる気にはなれない。

まずはじめにサイズありきで作ったエゴの固まりみたいな車だ。小さいこと以外に何のメリットも感じない。

その小ささも、全幅が1680oもあっては、あまり意味がないように思うが…

せめてデザインなり、パワープラントなりに、度肝を抜くような飛び抜けたモノがあればまだしもね。

iQがグッドデザイン大賞だなんて、悪い冗談にしか思えない。

もっとも、COTYにしろグッドデザインにしろ、メーカーサイドの自己満足のために存在するような賞だから、どうでもいいっちゃ
どうでも良いんだけどねぇ…。

08/11/03 (月) 16:17:48

☆ 史上最年少V ☆

石川遼は、やっぱりモノが違うなぁ…。

昨日のマイナビABC選手権でのプレーを見ていて、本当に感心させられた。内心はドキドキだったのかもしれないが、そんなことは
微塵も感じさせないほど、落ち着いたプレーで、深堀を追い詰め逆転していった。
このまま伸びていけば、二十歳になるころには世界で勝負できるようになっているかもしれない。

プレーも素晴らしかったが、彼の場合は、インタビューに対する受け答えが本当にしっかりしていて、言葉遣いがきれいなのが何より
素晴らしいと思う。観客やインタビュアーが何を期待しているかをちゃんとわかった上で、奢ることなく素直にポジティブなコメント
をして、それが嫌みにならないのが聞いていて心地良い。
金メダルを獲って以来、マスコミに踊らされてつまらない受け狙いコメントばかり発しているどこかの柔道家崩れとはえらい違いだ。


石川遼のツアー史上最年少Vから半日ほど経った頃、ブラジルでF1史上最年少チャンピオンが誕生した。

スタート直前の雨で多少の混乱はあったものの、レース中盤ではほぼ順位が安定してしまい、そのまますんなりハミルトンのチャンピ
オン決定かと思われていたが、終盤でにわかに空が暗くなり雨が落ちてくるとレースが大きく動き出した。
各車がレインタイヤに交換。その直後、ハミルトンがベッテルに抜かれてしまった。これでハミルトンは6位に落ちてしまい、マッサ
の逆転チャンピオンの可能性が出てきたのだ。雨のベッテルは速い。ハミルトンは追い上げることができないまま、最終ラップに突入
してしまった。
フェラーリのピットも、スタンドの大観衆もマッサのチャンピオン決定を確信して大歓声に包まれていた。
そんななかマッサがトップでチェッカーを受ける。ピットにいたマッサの家族が歓喜する姿…しかし次の瞬間凍り付いた。
ハミルトンが最終コーナーに差し掛かったとき、そこにドライタイヤのまま4位をキープしていたグロックのマシンがスローダウンし
ていたのだ。
ベッテルが4位、ハミルトンが5位! その瞬間、ハミルトンの史上最年少チャンピオンが決定した。

パルクフェルメに戻ってきたマッサの目は真っ赤だった。一縷の望みに賭けて完璧なレースをしたマッサだったが、チャンピオンは逃
した。表彰台の中央に立って、自らの感情を表に出さないように必死に堪えているマッサの顔は、とても悲しそうに見えた。
笑顔の無い表彰式…

ハミルトンの史上最年少チャンピオンは偉業ではあるが、ハミルトンがチャンピオンに相応しいかどうかは疑問だ。
ハミルトン5勝、マッサ6勝。今年のF1を象徴するシーンとして人々の記憶に残るのは、すっかり暗くなったサーキットでライトア
ップされた表彰台に立つマッサのあの姿なのではないかと思っている。


History v1.32 [Shigeto Nakazawa]