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15/09/28 (月) 00:55:44

☆ 恥を知れ ☆

今年もF1日本GPを3日間観戦してきた。
金曜日こそ雨だったけれど、土日は天候に恵まれいい週末を過ごすことができた。

決勝は、ハミルトン独走の優勝争いという面ではつまらないレースになってしまったけれど、中団以降ではバトルもあってそれなりに
面白いレースだった。

それにしても、マクラーレン・ホンダの鈍足ぶりは目も当てられない状況だった。
決勝中に、アロンソが「GP2のエンジンだ」と無線を飛ばしたらしいが、はっきりいって今のホンダのPUは3流だ。
ワールドチャンピオン2人を揃えていながら、予選でP1を突破すれば御の字、決勝は完走できればラッキーという、かろうじてマノ
ーの前を走っている状況なのだから。
今日の決勝でも、アロンソがかなり踏ん張ってはいたが、いとも簡単に他のマシンにパスされてしまっていて、可哀想に思えた。

はっきりいって、おいらはホンダを応援する気はさらさら無い。それは以前のホンダ黄金期とも言えるセナプロの時代からずっと変わ
らない。たかがエンジンサプライヤーにすぎないのに、まるで自分たちがF1を牛耳っているとでも言わんばかりの思い上がりがあま
りにも甚だしくて、その勘違いぶりに辟易していたからだ。

今までホンダがF1に参戦してきた歴史の中で、まともな成績を残せたのは、マクラーレンとタッグを組み、セナ・プロという一流ド
ライバーを抱えていた第二期だけであり、一期も三期もロクでもない成績しか残せなかった。そして今回の第四期では、史上最低のリ
ザルトを残しながら、まったく危機感が無いという摩訶不思議ぶりである。

今のホンダは自動車メーカーとしても、モータースポーツの世界においても三流…というのは言いすぎかもしれないが、二流以下に成
り下がっていることをまったく自覚できていない。
市販車においてはフィットのリコール多発が典型的な例だし、モータースポーツの世界においては、F1に限らず、アメリカのインデ
ィカー・シリーズにおいても、日本のSF、SGTにおいても、まともな成績を残せていない。(先日のもてぎでSGTはやっと1勝
できたが…)

今日の決勝で、チェッカー後にアロンソとバトンに送られた拍手は、戦闘力も信頼性もないホンダのPUを載せたマシンを、よくぞフ
ィニッシュまで運んでくれましたという同情と労いにすぎなかった。

アロンソとバトンが可哀想だよ。本当にホンダには恥を知れと言いたい。いい加減に自分たちの無能さ加減を自覚しろ。
開発に対する制限が厳しいレギュレーションなのは、最初からわかっていたはず。それでも勝算があると踏んでいたのだろうが、その
想定自体が、自分たちの思い上がりによる妄想にすぎなかったということは今シーズンの結果で思い知らされただろう。

まともなPUが開発できないんだったら、潔く撤退したら?
今やミニバンメーカーに成り下がったホンダがF1って、そもそも柄じゃないでしょ?

PUの開発に使う資金があったら、それを日本人F1ドライバーの養成、バックアップに回したほうがよっぽどいいよ。そのほうがメ
ーカーとして尊敬されるんじゃない?

厳しいようだが、この際はっきり言わせてもらう。F1においてホンダは必要とされていない。どうせ来期もポジションアップなんて
無理なのだから、これ以上恥をさらす前に撤退して欲しい。

今のホンダにF1で上位争いできるだけの技術も資金も無いでしょ?身の程をわきまえなさい。そして恥を知れ。

日本GPで、カスタマーエンジンを使用するチームにいとも簡単にぶち抜かれていくマクラーレン・ホンダを見せることに何の意義が
あるの?

F1はオリンピックじゃない。ただ参戦することだけに意義など無い。
ホンダはF1からはとっとと撤退して、市販車開発に注力すればいいんじゃない?
HVもPHEVもEVも燃料電池車も、すべて他社に遅れをとっているメーカーが、F1のPU開発なんて無理でしょ?

ホンダがF1ファンから尊敬される方法が一つだけあるとしたら、それは単独スポンサーとしてフジテレビのF1地上波放送を復活さ
せること。
できそこないのPUで参戦するくらいなら、その方がよっぽど価値があると思う。
PU開発の資金よりは、よっぽど安上がりなはずだけどね。

以上、鈴鹿帰りの酔っぱらいの妄言でした。

15/08/29 (土) 01:39:53

☆ 続きませんように、続きますように ☆

今年のモータースポーツ界は悲しいニュースが多いな。

ジュール・ビアンキの訃報も残念だったけれど、今度はIndyでまた死亡事故が起きてしまった。

23日決勝が行われたソノマでのレース終盤、セージ・カラムの単独クラッシュにより飛び散ったボディワークが、後続のジャスティ
ン・ウィルソンの頭部を直撃してしまい、意識を失ったまま病院に搬送されたが翌日に帰らぬ人となってしまった。
エスケープゾーンがなくコンクリートフェンスに囲まれたコースで行われるオーバルトラックでのレースでは、クラッシュしたマシン
や、破損したマシンのパーツが自ずとコース上に散らばることになり、後続車がそれを全て回避する事はほぼ不可能だ。

ジャスティンの事故も前を走るマシンの死角から、突然目の前にノーズコーンが現れた状態だったように見えた。
パーツが転がってくるのが見えていれば、いくらか避ける方法はあっただろうが、気付いた瞬間に直撃を食らってしまってはどうしよ
うもない。

カーボンでできたノーズコーンは3〜4キロの重さだと言われている。多少減速していたとしても時速200kmオーバーでぶつかれ
ば、その衝撃はヘルメットくらいではとてもじゃないが防ぎきれない。
ジャスティンを直撃したノーズコーンは、その後10m以上空中に舞い上がっていた…。


ネットにおいて、よくF1の方が安全対策が進んでいてインディカーが遅れているかのような誤解をしている発言を見かけるが、決し
てそんなことはない。今やF1だけでなく、他のカテゴリーでも当たり前にみかけるようになったハンスデバイスも、元はインディカ
ー・シリーズで最初に使用され始め、そこからF1に波及していったものだ。

オーバルトラックでのレースがあるインディカーは、F1より遥かに高いスピードで争われる(F1での最高速は、オーバルトラック
レースでの1周の平均スピードよりずっと遅い)のだから、安全性が劣るなんてことはありえないし、安全のための新しい試みにも、
積極的に取り組んでいる。


それでも事故は起きる。ひとたび起きれば、スピードが高い分だけドライバーへのダメージも大きい。
ただ、今回の事故に関しては、ジュールの事故と同じように悪い偶然が重なったというか不運だったと思う。あとタイヤ1本分走行ラ
インがずれていればどうってことなかったのだ。


数々のドライバーを事故で失い、その度に悲しい思いをし、それでもモータースポーツが続いていってほしいと願うのは、ずいぶんと
虫のいい考えなのかもしれない。今までも何度もその存在意義について考えさせられてきた。

けれど、やっぱりモータースポーツが好きだから、彼らの意思を受け継ぐ者達の戦いを、これからも見続けていきたいと思う。


もうこれ以上悲しい事故が続きませんように。そしてこれからもモータスポーツが永く続いていきますように。
そう願いながら…。

15/05/22 (金) 00:53:58

☆ 合掌 ☆

いつかはみんな旅立ってゆくと心得てはいても、いざとなるとその人を見送るのは辛いものだ。

星野、長谷見、中嶋…いまでもチーム監督として日本のモータースポーツ界を牽引していっている、日本の名だたるレーシングドライバー達と、かつて熾烈な争いを繰り広げていたトップドライバーがいた。

端正な顔立ちで現役時代にCABINのCMにも登場し、MALTAのサックスとともに今でも多くの人の記憶に刻まれている…。


松本恵二さんが去る5月17日に65歳で亡くなった。

愛弟子ともいうべき脇阪寿一のブログは今日まで更新が途絶えていたが、やっと心情を吐露してくれた。

読み進めるうちに胸が熱くなってきて、改めて松本恵二さんが亡くなったんだなと実感してきた。

ご本人に会ったことはない。
でも、あんなに格好良いのに、どこかシャイな感じの人だった。
怒った時は恐い人だったみたいだけど、普段のしゃべりは京都出身ということもあって柔らかな口調の人だった。

ここ一番の速さは凄かったな。

現役を引退してからは、あまり表舞台には登場してこなかったけれど、
関西出身の現役ドライバー達は、みんな多かれ少なかれお世話になった人なんじゃないかな。

恵二さん以降、あんなに雰囲気のあるドライバーは現れていない。

久しぶりに、MALTAのCDを引っ張り出してきて聴いてみようと思った。

恵二さん、安らかに。

あなたの教えを受けたドライバー達は、寿一を筆頭としてこれからも日本のモータースポーツ界を盛り上げるためにがんばっていくと思いますよ。


ダメだ…寿一のブログに掲載された写真を見ていくうちに涙が出てきた…。

14/10/07 (火) 23:36:11

☆ 鈴鹿の嵐 ☆

昨年までは、体育の日で月曜日が祭日となる10月第2週に開催されていた日本GP。しかし今年は一週間早まって10月第1週にず
れたため、それが災いしたのかどうか台風18号が接近してくる中での胸騒ぎの週末となった。

金曜日。

FP1をB2席で観戦。今年のマシンで一番気になっていたのは、静かになったといわれていたエキゾーストノートがどの程度のもの
なのかだった。結論から言うと、静かで迫力不足。小さくなった排気量とターボによる消音効果により、低く野太い音になり、昨年ま
での青空に突き抜けていくようなサウンドとは比較にならない。音のスピード感が無いのでマシンが遅く見えてしまう。
今年のマシンはドラッグが減った(=ダウンフォースが減った)ためストレートエンドのスピードが上がっているのだが、音質のせい
で速く見えないのだ。1コーナー手前で320kmも出てるなんて、気づかなかったよ…

その代わりに、エンジン音以外のタイヤのスキール音なんかが聞こえるけれど、正直つまらない。
時代の趨勢といえばそれまでだけれど、個人的にはNAに戻してほしい。

お昼は逆バンクオアシスで肉巻きおにぎりを頬張り、FP2はD席へ。

直前で可夢偉の参戦が決まり、可夢偉応援席が「可夢偉と一緒に応援する席」にはならずにすんだものの、日本GPに向けて用意され
たエアロパーツが直前に差し押さえされたケーターハム。1セットだけ用意された新型のフロントウイングは、エリクソンのみが使用。
可夢偉はFP1のシートをメルヒに譲り、FP2から登場してきたものの、アタックに入る前にマシントラブルによりS字1つ目でク
ラッシュを喫し、ますますエアロパッケージがバージョンダウンする羽目となった。

可夢偉のクラッシュはS字1つ目。ということは可夢偉応援席の真ん前。おいらも見ていたけれど、ウェット路面でもあんなスピード
じゃスピンなんかしない。ケーターハムのマシンがどんなレベルか思い知らされる光景だった。可夢偉応援席から悲鳴とため息が聞こ
えてきた気がしたのは、マシンの走行音が静かだからかもしれない。


土曜日。

ベッテルが今シーズン限りでレッドブルを離れることが発表された土曜日。
日本GP前は、アロンソのフェラーリ離脱の話題で持ちきりだったのに、いきなりベッテル離脱が発表されるとは意外だった。
当然ベッテルの行き先は跳ね馬だろうと言われているが、その場合跳ね馬を離れるのは普通に考えればアロンソ。
だがそれがすぐにマクラーレン・ホンダ入りにつながるのかどうかは、おいらは五分五分だと思っている。
来季のマクラーレン・ホンダの戦闘力はまだ未知数であり、今年のマクラーレンの低迷(最強のメルセデスのPUを使用しているのに、
結果が出せていない)を合わせて考えれば、フェラーリより優位に立てるとは考えにくい。
移籍するなら来シーズンの結果を見て、2016シーズンだろう。
アロンソはメルセデス入りを狙っているとの噂もある。だが、もしメルセデスのシートに空きができるのであれば、ベッテルもフェラ
ーリではなく、メルセデスに行きたいだろう。しかもベッテルはドイツ人ドライバーなのだから、メルセデスとしても良い選択だと思
われる。
なぜ、レッドブルがこのタイミングでベッテルの離脱を発表したのか? しかも来季ドライバーは、リカルドとクビアトになることも
決定している。ということはベッテルの離脱がかなり早い段階で決まっていたということだ。もしベッテルがフェラーリ入りするので
あれば、フェラーリ側がイタリアGPあたりで発表していてもおかしくはないのだが…

来季のドライバーラインナップは、正式発表を待たないと、まだまだ意外な事が起こるかもしれないと思う。

土曜日から指定席なのでB2席で観戦していたが、カメラのファインダーの中でハミルトンのマシンが縁石をオーバーラン。
(あぁ突っ込み過ぎだな)と思っていたらそのままタイヤバリヤまで飛んできてズドン…。
このFP3ではストレートが追い風になっていたため、オーバーランしてターマックにはみ出すマシンがけっこういたのだが、まさか
ハミルトンがターマック、グラベルを超えてクラッシュするとは意外だった。
この時点では、ロズベルグが優位に立ったなと思われた。

そして午後の予選では、ロズベルグがポールを獲得。鈴鹿では速いのではないかと思われていたレッドブルが意外に不振。
しかしレッドブル勢は決勝をウェットレースと確信してのセッティングだったようで、どうりで遅かった。

日曜日。

予報どおり朝からの雨。そのため佐藤琢磨、ナイジェル・マンセルによるレジェンドF1のデモランも中止。
ドライバーズ・パレードは行われたものの傘をさしてるドライバー達が多くて、よく見えない…。
とりあえず全員に手は振っておいた。

午後2時半。各マシンがレコノサンスラップを開始。けっこうな雨量。この週末ウェットで走るのがこの時が初となるため、各チーム
とも入念にラップを繰り返す。コーナーの立ち上がりでけっこう滑ってる。水しぶきも多い。

午後3時のSCスタートの頃が一番雨が強かった。S字のイン側に水たまりができている。
そして2週で赤旗中断。しかし各マシンがピットに入った頃から雨が弱くなってきた。

25分に再スタート。と思ったらアロンソがいきなりストップ。
数周のSCランを行って、ようやくスタートした。

レースの中盤を過ぎるまでは、雨はずっと小降りだった。したがって路面状況はスタート時より改善していく方向。
予想通りメルセデスの2台がぶっちぎり。レッドブル勢も元気を取り戻してる。
逃げるロズベルグ、追うハミルトン。DRSを利用してロズベルグに仕掛けるハミルトン。1度目は失敗。だが2度目はアウト側から
捕らえた。

レース後半に入る頃から再び雨脚が強まってきた。それに加えて日没に近づいていき、コースがかなり暗くなってきた。
おいらは雨の量よりも、暗さのほうが心配になったほど。
いままで鈴鹿のF1でこんな暗い中を走行しているシーンは見たことが無い。ウェットレースは過去にもあったが、昔は13時スタ
ートだったし。
鈴鹿8耐みたいに、そろそろライトオンのサインを出したほうがいいんじゃないか?と思っていたら、ダンロップでのスーティルのコ
ースアウトによりSC導入。こりゃリスタートは厳しいなと思っていたら、やっぱり赤旗になった。
だが、赤旗の理由は、ビアンキのシリアスなクラッシュによるものだった…。この時点では、ビアンキがどれほど深刻な状況なのかは
わかっていなかった。
そしてレースは終了。

なんとなく歯切れの悪い幕切れ。

帰りの電車の中で、ビアンキの状況が判明してくるに従い、なんとも言えない苦い気分になった。


2日経った今も、ビアンキについて明るい情報はもたらされていない。フランスから駆けつけた父親が、危篤だと語ったとの報道もあ
る。クラッシュシーンは、観客が撮影したビデオで確認したが、コースアウトした位置があと30cmもずれていればローダーに真正
面から直撃して即死していてもおかしくない状況だった。
状況は異なるけれど、大治郎の事故を思い出してしまい、とても辛い。

ビアンキは近い将来のフェラーリ入りが期待されていた有望なドライバーだ。可夢偉ファンにとっては苦い思い出かもしれないが、
今年のモナコで可夢偉を押しのけて(?)マルシャに待望のポイントをもたらしたことでもわかるとおり、速さには定評がある。

シューマッハも絶望的な状況から、今リハビリの途上だが、若いビアンキならきっと戻ってきてくれると信じたい。
ドライバーとしての復帰は無理でも、またサーキットに元気な姿を現してくれることを心から祈っている。


来年の日本GPはさらにスケジュールが早まり、9月27日が予定されている。
それならいっそ、もう一週間早めてくれれば、土曜日から5連休なのに…。
とか言いながら、来年も鈴鹿に行くんだろうな。
その時、鈴鹿のスタンドに「おかえりなさい、ビアンキ!」の横断幕が掲げられたら最高だ!

13/10/15 (火) 02:15:53

☆ それでも勝ってしまうベッテル ☆

観客動員数が史上最低だったらしい今年の日本GP。確かにスタンドには空席が目立っていた。
それでも3日間で延べ17万人以上も足を運ぶイベントなんてそうそうあるもんじゃない。
日本人ドライバーがいなくても、日本のメーカーが参戦していなくてもF1の価値が下がるわけじゃ無い。
サッカーのW杯決勝がブラジルvsイタリアだからといって、観ないというサッカーファンがいないように、今年鈴鹿に足を運んだの
は、真のF1ファンばかりだったわけで、決して安いとは言えないチケットを買って決勝日だけで8万6千人ものファンが訪れたのは
素晴らしいことなんじゃないかと思う。

ただ、鈴鹿サーキット自体も今回の観客減は想定していたんじゃないかと思う。だって仮設トイレの数が減ってたもの。おかげで決勝
前には男子トイレに長蛇の列ができてたけどね。

今年の観客を観察していると、相変わらずフェラーリと、アロンソ、ライコネンのファンが多かった。予想以上にロータスのチームウ
ェアが目立っていたのはライコネン効果なんだと思う。
来年はライコネンがフェラーリ入りするとフェラーリ一色に染まってしまうんじゃないだろうか。
おいらはあまのじゃくなので、グロージャンのタオルを買ったけどね。もっとも土曜日にはライコネンのタオルは売り切れていたけど。

プラクティスが始まってみると、開幕前の予想通りベッテルは速かった。苦手(?)の鈴鹿で、ハミルトンも結構頑張ってた。
レッドブルはとにかくマシンの安定感が抜群にあり、S字の切り返しとかも速い。それに対してメルセデスはコーナー脱出のトラクシ
ョンで稼いでる感じに見えた。ロータスは挙動が穏やかで、コーナースピードが高そうな雰囲気。

金曜日、鈴鹿のストレートは向かい風だったが土曜日から追い風に変わった。そのせいか、1〜2コーナーへのアプローチで苦労して
いるマシンが目立った。決勝でもロズベルグがアウトに飛び出していたが、そこまでじゃなくてもクリッピングを外してしまうマシン
が多く、ベッテルですら予選Q3の2回目のアタックで失敗していた。KERSにもトラブルが出ていたらしいが、ポールを取れなか
ったのはそれだけの理由ではないと思う。

ウェーバーのポールで迎えた決勝。おいらは土曜日の時点で、ウェーバーがスタートを失敗し、ベッテルを牽制している間にグロージ
ャンがトップに立って初優勝という予想を立てていた。1コーナーにトップで飛び込めば、タイヤに優しいロータスならタクティクス
次第でスピードに勝るレッドブルを押さえられるとの読みだった。

そしてレースがスタート。1コーナーにトップで飛び込んできたのはグロージャンだった!
おいらは心の中でガッツポーズ。後続でケータハムとマルシャが絡んだのは、全然見えてなかった…。

でも、やっぱりレッドブルは速かった。決勝でのベッテルのスピードはさすがだった。
ただ、ウェーバーがベッテルと同じく2ストップにしていたら楽勝だっただろう。

結局3位に終わってしまったけれど、今回のレースを盛り上げてくれたグロージャンには拍手。
トーチュウのF1特別号には、「サーキットの通り魔」って書かれていたけれど(このトーチュウの選手紹介は酷すぎて笑わせてもら
った。だってハミルトンは「年内にCD発売目標」、チルトンは「父は年収100億円」とか、そんなのばっかり)良いドライバーだ
と思う。攻撃的なイメージとは裏腹に、走りはとてもスムーズで同郷の偉大な先輩プロストを彷彿させるものがある…とまで言うと褒
めすぎだけど、今回の鈴鹿では明らかにライコネンを上回っていた。来年、ロータスのbPになるのであれば、マシンの戦闘力さえあ
れば、充分にチャンピオンを狙える器だと思う。


2.4リッターV8の最後の鈴鹿は3日間、好天に恵まれて終わった。今年の鈴鹿でわかったことは、フェラーリのパドックパスをぶ
ら下げている男はみんな細身の赤いパンツを履いていて、やたらに大振りな腕時計をしているということだ。

もちろん来年も鈴鹿に行くつもりだ。可夢偉がシートを獲得できていれば最高だけれど、そうじゃなかったとしてもF1には観に行く
価値は充分ある。鈴鹿のオモテナシは、世界中のサーキットの中でも最高だと思うし。

今年ひとつ残念だったのはカンガルーTVが無くなったこと。来年は復活してくれないかなぁ。
Zumeじゃタイムラグがあるし、iPadやPCじゃ雨が降ったら使えない。まぁカンガルーTVも完全防水ではないけど、少々の
雨なら大丈夫だったから。PIT−FMで、オグたんや、タキ井上の解説を聴くのも悪くないけど、いかんせん音声だけではレース中
の情報が少ない。

あ、もう一つあった。毎年決勝後に白子駅前の某居酒屋に行っているのだが、今年はアルバイト(?)の女性従業員がオーダーをミス
って注文した料理がしばらく出てこなくて、なんだかんだでシメの鮭茶漬けが近鉄特急の発車10分前に来たので慌てて掻き込むハメ
になった。それでもちゃんと全部食べて電車にも乗れたけど、せわしないわ!
来年はちゃんとして下さい!

そんな今年の日本GPでしたとさ。

12/10/08 (月) 00:37:05

☆ 通過点 ☆

やはりレッドブルの1−2はなかったね。でも、マッサの2位は想定外だった。本当ならあのポジションに可夢偉がいるべきだった。

可夢偉にとっては初の、そして日本人ドライバーとしては8年ぶり、鈴鹿では22年ぶりの表彰台獲得は素晴らしい結果だった。
それでも、2位になれたはずと考えてしまうのは、贅沢なのだろうか。

バトン、可夢偉が相次いで1回目のピットストップに向かう頃、マッサはぐんぐんとペースを上げていた。
可夢偉がリカルドを抜くのに手間取っていたこともあって、マッサは易々とアンダーカットを成功させることができた。
その後のマッサ、可夢偉、バトンのレースペースを考えるとマッサの2位は順当なのだが、抜けない鈴鹿だけに例えマッサのレースペ
ースが上だったとしても、可夢偉が前にいれば押さえることができた可能性もあったわけで、その意味では1回目のピットストップの
タイミングは失敗だったかもしれない。あと数周引っ張っていれば、リカルドの前に出られていただろうから。

終盤、バトンの猛追を受けたが、可夢偉は落ち着いてペースを合わせて押さえきった。実際にはかなり苦しいドライビングになってい
たのはマシンの挙動に出ていたが、ミスをしないできっちりと3位を守り切ったのはさすがだった。


鈴鹿がこれほど盛り上がったのは、琢磨がジョーダンで5位入賞した時以来じゃないだろうか。
いつもならチェッカーの瞬間から帰りを急ぐ観客が多いのだが、フィニッシュした可夢偉に観客全員がスタンディング・オベーション
を贈り、表彰式が終わるまでほとんどの観客が席を離れなかった。

決勝のスタート前、可夢偉が表彰台に乗ったら、どんな気分になるんだろう?と想像していた。実際に3位フィニッシュが決まってみ
ると、確かに嬉しかったけれど、想像したほどの感激は無かった。

それは可夢偉のポテンシャルは、まだまだこんなもんじゃ無いと思っているから。3位くらい普通にレースできればもっと早くに取れ
ていたはずだし、もっと上だって狙えるはずだから。

おいらが観たいのは、日本人初優勝だ。そしてそれは極めて現実的な目標だ。もし、今日可夢偉が優勝していたら、きっと涙が出たん
じゃないかと思う。

ただ、そこへたどり着くまでの道程で、今日が重要な通過点だったことは間違いない。

今日、その場面に立ち会えたことは、心から嬉しかった。
亜久里の時は、鈴鹿にいなかったからねぇ…。

12/10/07 (日) 00:41:37

☆ 決戦前夜 ☆

引退を表明したシューマッハの日本でのラストレース、そして日本GPでの日本人最上位グリッドとなる3番手からのスタートとなる
可夢偉の表彰台を賭けた戦いが、いよいよあと15時間後に迫った。
金曜日、土曜日と好天に恵まれた鈴鹿だが、今夜は雨が降っている。雨は明け方までには止んで、決勝は完全なドライコンディション
でのレースになるはずだが、この雨が路面コンディションを変えてしまうと、明日の戦いに影響を及ぼすかもしれない…


シンガポールでは散々な結果だった可夢偉だが、ザウバーは鈴鹿では速いはずという事前の予想ほどには、金曜日のプラクティスでの
調子は良いとは思えなかった。東コースでの走行を観ていると、マシンがナーバスな感じで、決まっているという動きではなかった。
可夢偉とはドライブスタイルが違うとは言え、車載カメラ映像でのペレスのS字でのハンドリングなんて、あきれるくらいに忙しくて
ハミルトンなんかと較べると可哀想なほどだった。

ロングランでのタイムはそれほど悪くなかったようだったが、鈴鹿で重要となる予選ポジションに影響する一発の速さが出ていなかっ
たため、Q3に行ければ上出来くらいの仕上がりだったように思う。

しかし予選日を迎えて、今日のプラクティスでは速さを取り戻していた。特にセクター1では、常に可夢偉がトップタイムをマークす
る速さを見せ、予選に期待を繋いだ。マシンの挙動を観ていても、明らかに落ち着いていた。
同じマシンを走らせるペレスは、どちらかというと振り回してねじ伏せていくタイプだが、可夢偉は大人の走りで、無駄な挙動を押さ
えてスムーズにライントレースするため、見た目の派手さは無いのに速い。その対比が、マクラーレン時代のセナプロみたいで、なか
なか興味深かった。

そして迎えた予選。レッドブルの2台が突出した速さだったため、さすがにポールポジションは無理だったが、ライコネンのスピンに
よるDRSとKERSの自主規制(?)で、セクター2で自己ベストを出さずに4位という結果は望みうる最高の結果だった。
5位のグロージャンはセクター2で自己ベストを出していながらお咎め無しっていうのが解せなかったが…。


バトンの5グリッドダウンにより、明日は3番グリッドからのスタート。グリップの良いアウト側なので、無難なスタートさえできれ
ば順位を落とすことはないはずだが、気になるのは後にいるグロージャンとペレス。空気の読めない二人が好スタートをすると、ちょ
っとややこしくなるかもしれない。
グロージャンロケットは、炸裂するなら可夢偉ではなくレッドブルに照準を向けて欲しいものだ。


決勝の予想は、予選の速さを考えればレッドブルの1−2が順当なのだろうが、そうはならない気がしている。
決して楽観的な予想ではなく、可夢偉優勝は「あり」だ。
一昨年のヘアピンで見せたオーバーテイクのような驚きを、今年は別のポイントで見せてくれるのではないかと思っている。

一部では、シューマッハだけでなく可夢偉も日本でのラストレースになるとの報道が出ている。
だとすればなおさら、この一戦で悔いの無い渾身の走りをしてもらいたい。
結果がどうなろうと、チェッカー後のシューマッハと可夢偉には惜しみない拍手を贈るつもりだ。

12/05/01 (火) 17:37:22

☆ 関越道でのバス事故について ☆

やっと今日になって、読売新聞が、防音壁とガードレールの設置の問題点について指摘した記事をUPしたようだ。

今回の事故は、本当に悲惨で残念な出来事だが、7人もの死者を出してしまったのは、明らかに道路構造の欠陥のせいだ。
もちろん事故を起こしたこと自体の責任は、運転手本人とツアー会社、バス会社にあることは間違いない。
シートベルトが壊れていたために着用せず、それが重傷につながったと証言するお客さんもいたようで、安全に対する配慮が欠けてい
たことの一端を如実に示していると思う。

しかし、運転手やバス会社、ツアー会社を社会の敵であるかのようにいくらバッシングしたところで、こうした事故の再発を防ぐこと
はできない。減らせるかもしれないがゼロにはできない。運転手が二人いたところで、運転しているのは一人だ。そいつが居眠りした
ら同じ事。運転手が突然心臓発作で意識を失うケースだってある。
マスコミの報道には、事故は起きるものと考えて、起きたときでもその被害を最小限にする対策を考えるという観点がまったく無い。

今回の事故の場合は、起きた場所が最悪だったと言える。あと10m手前か、10m先だったなら、ここまでの死者を出さずに済んだ
だろうと思える。

高速道路において防音壁の開始地点に、走行車両が正面から衝突するような道路構造などあってはならない。

いくつかの番組において、宮根誠司が盛んに「猛スピードで…」と繰り返していたが、バスのスピードは90km程度。高速道路なの
だから当たり前の速度でしかない。こうしたシリアスな事故の報道でも、芸能ニュースを扱う感覚で、誇大表現に終始する宮根誠司の
頭の悪さは、まぁどうでも良いのだが、その程度のスピードでの事故があれだけの破壊力を持ってしまったのは、防音壁の開始地点と
いう点(というか線)に衝撃が全て集中してしまったからだ。
10m先であれば、防音壁の面に浅い角度で当たっているわけで、防音壁が車内を貫通する事故にはならなかった。

であれば、その開始地点に走行車両が衝突しなくて済むように設計すれば良いだけのこと。防音壁の手前にガードレールを配置するな
り、防音壁の開始地点をもっと手前にして、斜めに絞るようにしておくなりすれば良かっただけのことだ。

今回の事故は、たまたまバスの運転手の過失で起きたが、そうじゃなくても同じ状況は起こりうる。例えばバスの前走車が居眠りして
中央分離帯にぶつかって走行車線に跳ね返ってきたらどうなるか?
ブレーキは踏むかもしれないが、避けようと左に回避して側壁へぶつかるというケースは容易に考えられる。
そこに今回のような防音壁の端が剥き出しになっていたら、結果は同じ事だ。

バスの構造が軽量化のために云々という話も出ていたが、構造的に今回の事故を防ごうとしたら、装甲車みたいに車体を鉄板で覆い尽
くさなければ無理だろう。もちろん窓も含めてね。非現実的な話だ。
車両に付いて考えるなら、スバルのアイサイトのような衝突回避装置であったり、トラックには装備されている居眠り警告装置なり、
そういった装備を義務づける方が現実的だろう。

しかし、それでも事故は起きる。サーキットのように、広いグラベルエリアを設けることは無理だとしても、車両へのダメージがより
少なくなるような、道路構造に変えていくことは道路管理者の責任だろう。高い料金をふんだくってるんだから。

もしおいらが、今回のような事故の遺族だったら、バス会社やツアー会社だけではなく、道路管理者の責任も間違いなく追及するだろ
う。あのような危険な構造物を放置していたのは、想像力の欠如による怠慢でしかない。

運転手が二人だったらとか、勤務が過酷だったとか、そんな話に終始しているマスコミにはうんざりだが、どうせ次の事件、事故が起
きるまでの時間つなぎで報道しているだけなので、仕方ないのかな。あれだけ大騒ぎしていた京都の事故の話がすでに忘れ去られてい
るくらいだから…。

11/08/02 (火) 23:46:45

☆ 信じてる ☆

松田、絶対還ってこいよ。日本中のサポーターが信じてるんだぞ。おまえならケロっとした顔してピッチに帰ってくるって。
まだ志半ばなんだろ? 松本をJ2に上げるんだろ? 途中で投げ出したりしないよな。約束守ってくれるよな。頼むよ!

11/03/28 (月) 04:14:06

☆ ピレリやるじゃん ☆

F1オーストラリアGPは、ベッテルが独走で完勝という結果になった。現状ではレッドブルの速さは図抜けているため、シーズン序
盤はベッテルがリードしていくだろうね。レッドブルはKERSを使っていないようなのだが、これだけ速ければ今のところは必要無
さそうだ。

ウェバーは相変わらず母国GPでは良い結果が残せないなぁ。このままだとシーズン序盤でナンバー2ドライバー扱いになってしまう。
ベッテルの独走を許さないためにも奮起してもらいたいところ。

ハミルトンは現状でのベストの結果だった。開幕前には不安視されていたマクラーレンがここまでの速さを見せたのは意外だった。
さすがに開発力には定評のあるチームだけのことはある。今後どれだけレッドブルに近づいていけるかが興味深い。今日のレースでは
バトンが少し荒れた展開になったが、レースのコンディションによってはバトンの良さ(ハミルトンよりタイヤに優しいドライビング
スタイル)が生きてくると思うので、ベッテルを脅かすためにもあと一歩マシンの進化が望まれるところだ。

フェラーリは、ちょっと厳しいね。ただアロンソはきっちり仕事したと思う。マッサはどうしたんだろう?金曜日からずっと良いとこ
ろが無かった。今シーズンのマシンかタイヤと相性が悪いのかなぁ?今のままだとセカンドグループに沈んじゃうけど…

ペトロフの3位入賞は立派だった。今シーズンのルノーは伏兵として注目していたが、クビサの離脱で興味が削がれていた。そんな中
できっちりこの結果を残してきたというのは侮れない。ただ、余計に「もしクビサが乗っていたら…」という思いが強くなったのも正
直なところだ。

そして、可夢偉。レース前に公言したとおり8位入賞を果たした…と思ったらレース後の再車検で失格とは…。
今日のレースはきっちりとやるべきことをやったという大人なレース運びだった。イケイケの可夢偉を期待した人にとってはちょっと
期待はずれだったかもしれないが、確実に結果を残すというのはとても大事。
しかも今日の可夢偉のマシンは、スタート前にシームレスシフトが故障していたという。それもあって、マシンを労りつつ結果につな
げたというのは良い仕事だったのだが…。
ザウバーチームとしては、1ストップというギャンブルに出たペレスも7位入賞(こちらも失格したが)。今回のレースでは予想以上
にピレリタイヤのタレが少なかったのだが、それでもザウバーのマシンがタイヤに優しいというのがあっての結果だから、今後に期待
が持てる。それにしてもレース中盤に、ペレスがファステストを記録した時には驚いた。もちろんその後更新されてしまったけれど、
チームメートにスピードがあるというのは可夢偉にとっても良いことだと思う。

ザウバーは失格に対してプロテストしているが、失格が覆る望みは薄いと思われる。せっかくのダブル入賞のポイント剥奪は痛いが、
まだ開幕戦だからね。


今回のオーストラリアに関しては、開幕前に心配されてたピレリのタレはあんまり出てなかった。ペレスが1ストップできたくらいだ
から。ただ気温の高いサーキットだとどうなるかは、まだ未知数。次のマレーシアが見物だ。


さて、インディも開幕した。ダリオ・フランキッティが優勝。琢磨は5位だった。
面白かったのは、終盤のトニー・カナーンとシモーネ・デ・シルベストロの3位争いのバトル。ちなみにシモーネはダニカと同じく女
性ドライバー。あのカナーンが必死に押さえて、なんとか3位を死守したけど、明らかにシモーネの方が速かった。シモーネ恐るべし。
ロード・コースだとダニカより速そうだ。ちょっと今シーズンのシモーネが楽しみになってきた開幕戦だった。

11/03/25 (金) 22:20:54

☆ F1開幕です ☆

本来開幕戦になるはずだったバーレーンGPが中止になったことで、開幕戦となったF1オーストラリアGPが始まった。
今年の注目はなんといっても昨年まで長年供給をしていたブリヂストンの撤退により、今年からピレリが供給することになったタイヤ。

市販車ではタイヤの銘柄を変えても、ちょっと乗り心地が良くなった、音が静かになったとか、その程度の違いでしかないが、F1に
とってタイヤの変更というのは、マシンのデザインそのものを根本的に見直すくらいの影響力がある。
つまり、F1マシンはタイヤの能力を最大限に発揮するように設計する必要があるため、タイヤが変わると全てが変わってしまうのだ。
タイヤの外形の変化による空力への影響、タイヤの前後のバランスを考慮した重量配分(これは今年のレギュレーションでは各車同じ
だが)、あるいはサスペンションのジオメトリー…等々、あげればキリが無いほど。

しかし今年に限っては、昨秋にピレリのタイヤが完成した時点では、既にどのチームも今年のマシンの基本デザインは終わっていた。
もちろんその後のテストでモディファイは加えてきているわけだが、どれだけピレリを生かすマシンに仕上がっているかというのは、
実際にレースがスタートしてみないとわからない。
特に今年のピレリはタイヤのデグラデーション(グリップ力の低下)が大きいと言われており、1周のタイムも重要だが、それ以上に
周回を重ねたときにタイムの落ちをいかに少なくするかが、オフシーズン・テストでの各チームの最大の課題だった。

今日行われた初日のプラクティスでは、1回目は雨上がりの路面、2回目も途中で雨がぱらつき、気温が低く路面のグリップも上がっ
ていなかったこともあって、さほどタイヤの問題は出ていなかったようだった。

タイヤ以外で、今年の注目ポイントは、DRSと呼ばれることになる可動リアウイング。レース中の追い越しをしやすくするため、フ
ラップを50ミリ動かすことができるようになった。決勝では、限られた条件でしか使用できないが、プラクティスでは自由に使える
ため、各車ともパタパタ(?)動かしながら走行していた。ざっくり言ってしまうと、直線ではフラップを寝かせて空気抵抗を減らす
ことで直線スピードを上げ、ブレーキング時にはフラップを立てて、本来のダウンフォースを得るという仕組みだ。

ただ、ハイドロ(油圧)で動かしているチームが多いとのことで、もしマシントラブルでハイドロが落ちた場合に、フラップが上がっ
たままコーナーに進入することになったら恐いなぁと、ちょっと心配している。


初日を観ただけではまだまだ各チームの実力ははっきりしないが、レッドブル、フェラーリ、マクラーレンは順当にトップグループを
形成しそうだ。マクラーレンは仕上がりが遅く、ドライバーも開幕前は悲観的なコメントが多かったのだが、悪くはなさそうだった。

それらのチームに続くのはメルセデスになりそうだ。今年はトップグループをかき回してくれるかもしれない。ミハエルも(彼はいつ
もだが…)手応えを感じているコメントをしている。

これら4チーム8台の後ろでQ3進出を争うことになりそうなのは、思い切ったマシンを作ってきたウイリアムズのバリチェロ、そし
てザウバーの可夢偉と、ロータス・ルノーの2台か? ルノーはクビサが乗っていればトップグループに食い込んでくるかもと期待し
ていたのだが、クビサはまだやっと歩けるようになったところで、復帰の見通しは立っていない…。だが、レースになればハイドフェ
ルドはしぶとく結果を残してくるだろうとは思う。


各チームのマシンや、ドライバーのヘルメットには、日本への応援メッセージが多く見られた。可夢偉のザウバーにはもちろん大きく
描かれていたが、フェラーリもフロントウイングのステーに大きくメッセージが描かれていて、かなり目立っていたし、トゥルーリは、
日の丸をモチーフにしたスペシャル・ペイントのヘルメットを被っていた。

F1界の全員が、今回の震災に心を痛め、日本を支援しようとしてくれていることがとても嬉しかった。
F1は走る広告塔と呼ばれる。もしフェラーリのウイングステーにあの面積でスポンサー名を入れようと思ったら、数十億のスポンサ
ー料はとられるだろう。ドライバーのヘルメットにステッカーを1つ貼るだけでも、下手すりゃ億単位になる。
そこを使ってメッセージを送ってくれることが、どれだけ凄いことか。

彼らが秋に鈴鹿にやって来る頃、日本が震災のダメージからどれだけ復興できているかわからないが、今回の彼らの支援に対して、感
謝の気持ちを込めて精一杯応援したいと思う。

11/03/22 (火) 00:17:21

☆ 自粛なんてありえない ☆

MotoGP開幕戦は、125cc、Moto2まではなんとか意識朦朧としながらもライブ中継を見ていたのだが、MotoGPの
マシンがグリッドに整列する午前4時頃には、さすがに耐えきれなくなって寝てしまったので生中継は見られなかった。
決勝はやはりストーナーとペドロサのレプソル勢のトップ争いとなったが、ストーナーが突き放して優勝。2位にはチャンピオンの意
地を見せてペドロサをかわしたロレンゾが入った。青山は10位だった。

今朝起きてから、そんなMotoGPの結果を確認し、一般紙のニュースサイトを見ていたら信じられない記事があった。
それはアマチュアゴルファーである東北福祉大の松山に、4月に開催されるマスターズへの出場を辞退するようにというメールが届い
ているというニュースだった。

その記事を読んで、おいらは頭痛がした。世の中にはよほど暇なバカがいるもんだなぁと思って。
おそらく、日本がこんな状況なので出場するのは不謹慎だから自粛しろということなのだろう。まったくもって大きなお世話だ。松山
が出場辞退することに何の意味があるのかさっぱりわからない。

そんなメールを打っているのは、当然被災者ではない。被災者は今それどころじゃないだろう。今回の災害を免れて平穏に暮らしてい
るよっぽどの暇人だと思う。


こういった大きな災害があると、とかく自粛だの不謹慎だのという言葉が飛び交い、あれもこれも何もかも中止だ延期だという風潮に
一気に流れてしまうが、果たしてそれって意味があることなのだろうか?おいらはそうは思わない。

国内で開催されるイベントに関しては、震災の影響によって開催そのものが不可能になる場合もあるだろうし、間接的な影響(物流の
問題や、計画停電による影響等々)に配慮してというケースはあるのはやむを得ないとは思う。話題になっているプロ野球や、Jリー
グなどのスポーツイベントは、規模が大きいだけに仕方ない面はあると思う。

ただ、被災地に直接関係ないイベントは、なんでもかんでも中止だ延期だというのはちょっと違うと思っている。むしろできるものは
やるべきだ。必要以上に経済活動を停滞させることは、被災地への援助や復興に対してもマイナスにしかならないからだ。

今日、4月に岡山で開催予定だったスーパーGT開幕戦も延期となったが、個人的にはやって欲しかった。西日本でのイベントだし、
開催することで被災地に迷惑をかけることにはならないから、盛大にやって義援金をがっぽり集めてモータスポーツファンの心意気を
見せるイベントにしてもらいたかったので。


それにしても、マスターズは東北で行われる訳じゃない。彼が試合に出て活躍すればどれだけの人達に希望と勇気と笑顔を与えられる
ことか。それを考えたら、むしろ万難を排してでも出るべきイベントだ。それを「被災者への配慮」という、さももっともらしい言葉
を悪用する連中が、足を引っ張ろうとするなど言語道断だ。

幸いにして、さきほど松山が出場を決断したという記事が掲載された。多くの応援メールが届いたということだ。そりゃそうだろう。


これからもしばらくの間は、「自粛バカ」や「不謹慎バカ」が暗躍するかもしれないが、そういう声に惑わされちゃいけない。停滞や
停止からは何も生まれないのだから、非被災者は普通に日々生活し、自分の仕事に精を出し、楽しいことだってすれば良いのだ。
その上で、個々にできるかぎりの、その人なりの援助をすれば良いだけのことだ。

地震の直後に来日したにもかかわらず、まだ余震の続いていた東京で予定通りにコンサートを開催してステージからメッセージを届け
ただけじゃなく、コンサート後に義援金を募って、募金してくれた人に一人一人ハグして感謝を表していたシンディ・ローパーの姿に
は本当に感動させられた。

自分にできること、自分のやるべき事をやる。それを「不謹慎」だというならば、勝手に言わせておけば良い。不謹慎かどうかは、被
災者に決めてもらうことだ。今、声を上げているのは被災者じゃないのだから。

11/03/20 (日) 03:23:36

☆ 開幕です ☆

昨日からロードレース世界選手権の開幕戦カタールGPが始まった。
本当なら先週F1がバーレーンで開幕していたはずだったが政情不安によって中止となったため、ようやくモータスポーツシーズンが
スタートした感じだ。

MotoGPの今シーズンは、ロッシがヤマハからドゥカティへ、ストーナーがドゥカティからホンダへという大型移籍が注目された
が、昨日のプラクティスを見ていると、オフシーズンのテストから好調が伝えられていたストーナーを含む3台のレプソル・ホンダ勢
の速さが圧倒的な印象。
一方のロッシは、かなり苦しんでいる。どうもマシンの開発が思わしくないようでタイムが出ていない。金曜のプラクティスを観てい
てもコーナーでの挙動がかなり不安定で、セッティングが出ていない様子がありありとわかる。

ロッシが抜けたヤマハは昨年のチャンピオンであるロレンゾとサテライトから移籍してきたスピーズという体制だが、ホンダにはわず
かに及ばないもののサテライトチームも含めて安定したスピードを見せている。

そしてMotoGP2年目となる青山だが、テストでは昨年よりも手応えを感じているようだったので期待が持てる。


そんな中行われた今日の予選。ポールポジション争いは、やはりレプソル・ホンダの2台、ストーナーとペドロサが異次元のスピード
で競り合うことになった。先に1分54秒台に入れたのはストーナー。しかしペドロサが上回る。またストーナーが抜く…。
お互いがアタックする度に前に出るという熾烈な戦いになった。残り10分で、トップがストーナー、2位ににペドロサ。3、4位に
はロレンゾ、スピーズがつけるが、55秒を切れない。青山は7位。ロッシはなんと11位…。
そして各車がラストアタックへと入っていた。
まずストーナーがタイムを更新。ペドロサも自己ベストを上回るが、ストーナーには届かない。ロレンゾは54秒台に入れたものの、
3位のまま。4位には青山のチームメートであるシモンチェリが飛び込んできた。スピーズは5位。ロッシはタイムを上げるものの9
位どまり。それでもドゥカティ勢のトップだ。青山はタイムを更新できず、ずるずると順位を下げて12位となった。

ちょっと…だいぶ気が早いが、今年はストーナーがチャンピオンかなぁ。そう思わせるくらい速い。今年のホンダは良いマシンを仕上
げてきたなぁと思う。シーズンが進めばヤマハ勢も追いついてくると思うし、そうであって欲しい。そうじゃないと独走のシーズンに
なってしまう。
ドゥカティは、時間がかかりそうだ。ストーナーとロッシのタイム差は、1秒5もある。これは厳しいなぁ。
青山は…どうした? 最後にセッティングをいじって裏目に出たのだろうか?
シモンチェリが4位に入っているから、サテライトチームとはいえ、マシンにはそれなりのスピードがあるはず。決勝で巻き返しても
らいたい。


大震災によって、4月24日に予定されていた日本GPは10月2日に延期となった。
今回のカタールでは、各マシンに日本への応援メッセージが書かれている。
日本GPが開催される頃には、今回の被害を受けたファンの人達も心からレースを楽しめるくらい復興していて欲しいと思う。

11/03/18 (金) 03:16:57

☆ 欲しくもないのに ☆

大規模停電の恐れが出てきて、またしても鉄道が減便だの運休だのを始めるかもしれないってことで、5時頃に「帰れる人は帰って良
いよ」ってお触れが出たので退社した。
実際には大規模停電も起こらず、急いで家路についた人達で電車が超満員になっただけだった。

会社帰りに近所のスーパーに寄って夕食の弁当を買った。空っぽかと思っていたパンの棚にわずかにパンが残っていた。そのスーパー
でよく買っている「つぶあんマーガリン」は無かった。でも今週パン食べてないしなぁと思って、残っていたパンの中から「梅ジャム
デニッシュ」をカゴに入れた。

普段だったら多分「梅ジャムデニッシュ」は買わない。
でも、久しぶりにパンがまだ売っていたので、何か買わなきゃって思って買ってしまったのだ。


今、東京では食料品から日用品まで品不足が深刻だ。スーパーの向かいにあるドラッグストアに行列ができていたが、多分ティッシュ
ペーパーかトイレットペーパーを売っていたのだろう。そういったものまで品切れになっているから。

いつもなら買わないのに、まだ買い置きがあるのに、日に日にスーパーやコンビニで空っぽの棚の面積が増えていくのを見ているから、
商品があるうちに買っておかなくちゃっていう心理が働いてしまうのだろう。

買い占めしないようにっていくら政治家が声を張り上げたところで、消費者心理なんてそんなもんだ。
確かに、過度にありったけ買ってる人もいるのだろうが、そんな人は少数な気がする。一人一人が買っている量はそんなに多くないけ
れど、いつもなら必要になったら買っているものを、今すぐ必要でなくても「とりあえず商品があるうちに」と思ってついカゴに入れ
てしまうから品不足になっているだけなんじゃないかと。


スーパーの向かいにあるコンビニは、大繁盛していた。以前am/pmだったのだが、am/pmをファミマが買収したから今日から
ファミマとして新規オープンした店だった。オープン日だから商品が一通り揃っている。それでもやっぱりパンの棚は空っぽだった…


いつ止まるかわからない電車、いつ途絶えるかわからない電気、いつ入荷するかわからない食品、生活用品、ガソリン…etc.
そして止まらない余震と止められない原発…

都内は地震の直接的な被害は少なかったし、23区内は計画停電の対象外だけれど、それでも仕事や生活にかなりの影響が出ている。
暖房もなく、満足な食事もできない避難所で暮らしている人のことを考えると、贅沢言ってる場合じゃないのは頭では理解できている
はずだが、それでもフラストレーションがたまっていくのが自分でもわかる。


よく知っている名前だけど、その名前を聞いただけで「使えない」とわかりきっている政治家が、次々と何するんだかわからない役名
を与えられて発表される度に、人々の不安が増しているような気もする。
スーパーを視察に来ていた蓮舫が、品薄への不安からつい買ってしまうという主婦に「大丈夫です。」と言っていたが、信頼されてい
ない人間の言葉など、なんの意味も無いどころか、余計に不安が募るだけだと気付いていないのだろうか?


たいして欲しくもないのに買ってしまった「梅ジャムデニッシュ」。どこでもドアがあれば今すぐ被災地に届けてあげたいなぁ…

11/03/16 (水) 03:09:27

☆ 落ち着かない ☆

今日も一日中福島原発の状況が気になって仕方なかった。東京でもお昼頃に一時放射線量が上昇して、ますます嫌な気分を味わった。
正直なところ、安全な場所へ逃げ出したい気分だ。

政府や東電の対応に対して批判の声も強いし、批判されてしかるべき所もあるとは思う。迅速かつ正直にありのままの事実を公表すれ
ば良いと思うのだが、発表も後手後手だし要領を得ないため余計に(何か重大な事実を隠しているのでは?)という憶測を生み、余計
に不安感をかき立てる結果になっているように思う。

ただ、ここぞとばかりに鬼の首を取ったように上から目線で高圧的な言葉を吐いているマスコミの記者連中の態度は、それ以上に不愉
快だ。事が事だけについついエキサイトしてしまう気持ちはわからないではない。発表する側の態度にも問題はある。
しかし所詮は原発の知識も大して無いど素人にすぎず、質問の内容もまったく的を得ていないくせに、発表内容の些末な揚げ足取りを
する程度のことに終始して自己満足しているかのような様は、滑稽ですらある。

記者会見の場で、発表者をつるし上げることに今何の意味があるというのだろうか?責任の追及なんて後からいくらでもできる。
一番肝心なのは正確で詳細な情報をいかに聞き出すかということだろう。相手を萎縮させる事なんかじゃない。


何人もの負傷者を出しながらも、今この時間も現場で作業している人達のことを考えると、本当に頭が下がる思いだし、胸が痛む。
被爆の危険は明白で、その危険度も日増しに高まっているというのに、それでも必至で作業を続けてくれているのだ。
誰だって自分の命は惜しいだろうに…。

記者達が口先で東電の社員をやり込めればそれで危険が去るというのなら、いくらでもやってくれ。でも、そんなことは何の意味もな
い。

政府にも東電にも、原子力安全保安院にも今回の事故の責任はある。想定を大幅に超える地震だったとしても、それは言い訳にはでき
ないだろう。けれど、今は被害を最小限に食い止めることが最優先事項なはず。誰が悪いとか、何が悪いとか、そんなことはどうでも
いいことだ。

今は、現場の作業員達の決死の努力が実を結ぶことを祈るしかない。


急に話はくだけるけれど、ASIMOがもう少し進化したら、こういう時に現場作業を頼めるのになぁ…とか思ってしまった。
そう考えると、ロボット技術の開発って大事だなぁって。


なお、今日の日記はスーパードライ飲みながら書いてるので、内容に責任持てません!
「ビール成分に放射線防護効果を確認」っていう研究発表があるって聞いたもんだからね…。

今この時間の東京の放射線量は、ほぼ平常値に戻ってるなぁ。明日朝に数値が上がっていないことを信じて寝ようっと

11/03/14 (月) 22:44:03

☆ いっそのこと ☆

東電の輪番停電とやら今日から始まり、大江戸線も運転本数が減少するということだったので、いつもより少し早めに仕事に出かけた。
仕事場に着いてみたら、やけに人が少ない。いつもより10分ほど早く着いただけなのに。始業時間になっても出社してきているのは
3割にも満たない程度…

結局今日は出社をあきらめた人が多かったようだ。そもそも最寄りの路線が運休して電車に乗れない人、なんとか動いている路線まで
たどり着いても人が殺到して駅にすら入れなかった人、いろいろなケースがあったようだ。遅れてきた人もいたけれど、今日の出社率
は5割に届くかどうかだった。

会社によっては社員全員に自宅待機を命じたところもあったようだ。だが輪番停電は今日だけの話じゃない。少なくとも4月末までは
続くと言われている。こんな状態で、企業活動を正常に遂行しろというのはどだい無理な話だ。

新聞社のウェブサイトには、そもそも今日から停電が始まることすら知らずに怒っている人の話も載っていたが、そんな奴はどうでも
良い。自業自得だ。
しかし、停電が正式に発表されたのは8時だったものの、そのグループ分けが発表され、さらにそれが訂正され、確認できたのは日付
も変わろうかという頃。さらにマスコミで鉄道の運行状況への影響云々が報道されていたのは1時とか2時頃のことだ。
これでは、周知したとは言えないのは当然だろう。


明日からも鉄道各社の運休や間引き運行が続くわけで、出社難民、帰宅難民が続発することは自明。
もうこうなったら、いっそのこと4月末まで日本全体でバカンスにしてしまってはどうか?
そう、国民の春休み。

全ての企業が一斉に休んじゃえば、損得もないだろう。関東地方の人は西日本に疎開(?)するなり旅するなりすれば良い。
人そのものが関東地方からいなくなれば、停電なんかしなくたってすむ。そしたら鉄道だって運行できる。
国の機能が麻痺しないだけの最低限の人だけが仕事を行えば良い。

そうすれば通勤難民になることもない。ガソリンスタンドに行列する必要も無い。コンビニやスーパーの食品棚が空っぽだろうが、乾
電池や懐中電灯、カセットコンロが売り切れだろうが関係ない。
なにより原発事故の恐怖からも逃れられる…

今後、被災地の復興のための民間ボランティアにだってありったけのマンパワーを投入できる。

子供達の学校はどうするのか?
もうこの際、日本も9月を新学期にしちゃえ!
これからの半年間を、この未曾有の災害からの復興のために国民全員が有効活用できるようにすれば良い。
長い春休みに、子供達も本当のボランティアを学べば良い。
勉強はそれからだって遅くない。


突飛な考えかもしれない。実現には困難が伴うというか、無理だろうとは思う。
ただ、今のままでは被災地以外の人まで精神的に疲弊し、日本全体に閉塞感が蔓延してしまうような気がしてならないのだ。

プロスポーツの多くが中止や延期に追い込まれている。災害による物理的な影響などによるものは仕方ないが、それが
(こんな時にスポーツなんて…)
という被災者に配慮したものだったら、おいらは少し違うんじゃないかと思う。

みんなで暗い顔をして、神妙にしているだけでは何の解決にもならない。
被災者の心情を配慮して…なんていう考え方は、自分が被災者の気持ちがわかると思い込んでいる自惚れにすぎない。
おいらには、一瞬にして家や家族を目の前で失った人の心情なんてどう感情移入したところでわからないよ。
想像を絶するとしか言えない。

だからこそ幸いにして、今回の震災を免れた人間にできることは、最大限の援助と、元気を届けることしかないと思うのだ。
わかった風な顔をしておとなしくしているくらいなら、自分達がまず元気になって笑顔で励まし、被災者にその元気と笑顔をわけてあ
げるほうが良いんじゃないかって。


自分が落ち込んでいるとき、心配そうな顔で同情されるより、何にも気付かないふりで馬鹿話してくれるほうが気が楽ってことないか
なぁ?

今はまだ被災者も自分の家族や友達、親戚の安否のことしか考えられないだろうけど、でもだからってずっと繰り返し津波の映像をリ
プレイされるくらいなら、アニメやスポーツでも見せてくれた方が、気が紛れたりしないのだろうか?
特に子供達にとっては…


うーん、なに書いてるかわからなくなりつつあるので、今日はここでおしまい。ふと考えたことを書いてみました。以上。


話は変わるけど、普段芸能ネタを扱うワイドショーをやってるようなアナウンサーが、ワイドショーと同じトーンで仰々しく話をする
のには、本当にうんざりさせられる。報道にネタを膨らますとか盛り上げるとか必要ないから。淡々と原稿を読んでろよ!

11/03/13 (日) 00:50:42

☆ 生きてます ☆

ゆらーりゆらーり揺れ出したけど、最初は自分の勘違いかと思った。でも周りの人が「揺れてる?」と言い出したので地震だとわかっ
た。なかなか収まらないなぁ、長いなぁと思っていたらどんどん揺れが激しくなってきた。

「やばい、やばい!」

誰からともなく声が上がった。このビルがこれだけ揺れてるって事は…

おいらの今の仕事場は中央区にあるデータセンター用に立てられたビルで、免震構造もしっかりしている。なのにこれだけ揺れるのは
尋常じゃない。窓から外を見たら、歩行者もみんなストップモーションのようにその場で立ち尽くしていた。向こうのビルも揺れてい
る…

それでもその時は、事の重大さに気づいていなかった。ネットで宮城で震度7という速報を見たときも。
だが何度もやってくる余震に、だんだん気分が悪くなってきた。
やがて誰かがテレビを付けてニュースを見始めた。そこには津波に押し流されている車や家々が映し出されていた。


都内の電車は全て運休。みんな帰るに帰れず、途方に暮れていた。
おいらは仕事場からマンスリーアパートまで8キロだったので、歩いて帰宅することにした。
ちょっと道を間違えて遠回りしながらも、時々携帯で位置を確認しつつ部屋を目指した。

都内は歩道に人があふれていて、さながら民族大移動状態。日本橋だの皇居周辺だのは、まるでF1の時の鈴鹿のように大混雑。
会社で支給されたのだろうヘルメットを持っている人、非常持ち出し袋を背負っている人…
何度も足を踏んだり踏まれたりしながら、かき分けるように歩いた。

外壁が崩れ落ちているビルもいくつかあった。自転車屋さんにも客が詰めかけていた。コンビニや牛丼屋、ファーストフードにも行列。
道路も大渋滞で全然動いていない。バス停にも行列。

靖国神社の横を通って九段の長い上り坂を歩き、ようやく新宿区にある部屋の近所まで帰ってきたのは9時頃。とりあえず晩ご飯をと
思ってコンビニに入ったら、パンとご飯類は見事に空っぽだった。
仕方なくオリジン弁当に入ったら、総菜の棚が空っぽ。生姜焼き弁当と豚トロ丼以外は売り切れだった。
へとへとになりつつ無事に部屋にたどり着き、生姜焼き弁当を食べながらテレビを観た。

被災地も酷い状況だったが、都内の帰宅難民の様子の方がリアルに感じられた。自分はラッキーだったんだなと思った。
こうして部屋でご飯を食べていられるんだから。


一夜明けた今日、昨日の疲れで昼過ぎまで寝ていたが、午後買い物に出かけた。スーパーもコンビニもパンやカップ麺、水、乾電池、
懐中電灯などなど売り切ればかり。ラーメン屋もCoCo壱番屋も臨時休業…


もちろん被災地で食事も満足にできない人達のことを考えれば、全然マシなのだけれど、一瞬食事が確保できなくなるかと思った。
こんなことを考えたのは生まれて初めてだ。


今夜は停電もなく無事に過ごせているけれど、月曜日からはどうなるんだろう?
企業が活動を始めたら電力供給が不足する。「輪番停電」になるのではというニュースもある。


昨日からずっと被災地の悲惨な映像を見続けてきて、福島原発の状況にびくびくしながら情報収集をしていると、なんだか暗澹たる気
分になってきそうになる。でも今も救助を待っている人達、避難所で寒さと空腹に耐えている人達のことを考えると、へこんでる場合
じゃないと思う。

被災者の人達に一刻も早く救助、救援の手が差し伸べられることを祈りたいと思う。

10/12/25 (土) 00:02:53

☆ メリー・クリスマス ☆

仕事場から定時ダッシュして、品川ステラボールで行われた植村花菜のコンサートに行ってきました。
昔からファンだったけど、今までなかなかタイミングが合わなくて、生歌を聴くのはこれが初めて。

今回のツアーのために書き下ろした新曲でスタートし、2回のアンコールまでしっかり堪能してきました。
ちゃんとバックバンドは付いてるんだけど、思ってた以上にソロで弾き語りしてくれた曲が多くて、アコギ好きのおいらとしては、と
ても心地良かったです。ギブソンもマーチンもいい音出してたしね。

昔からのファンと、「トイレの神様」で植村花菜を知ったファンとではちょっと温度差がある気もしたけど、現状では仕方ないかな。

さすがに新喜劇にも出演しただけのことはあって(?)関西弁丸出しのMCも面白かったな。
本人も言っていたけれど、1年前にはレコード会社の契約が打ち切りになるかもしれない状況だったのに、1年後にまさかこんなこと
になっているとはファンとしてもビックリなところはあるけど、ほんまに売れて良かったわ。

別にヒット曲は無くても良いから(ヒットしても構わないんだけど…)、ずっとずっと末永く歌い続けて欲しいなぁ。


コンサート見てたら、ギター弾きたくなってきた。

あ、「クリスマスの約束」が始まったのでこの辺で…。
当然その後は「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー2010」を最後まで観ます!

10/11/27 (土) 18:15:47

☆ 儲かりまっか? ☆

昨日夜、仕事から帰ってきてTwitterを読んでるときに、グランツーリスモ5が発売されていたことに気づいた。
そういえば、発売日が確定したニュースがあったような気がしたなぁと思って調べたら25日発売だった。

普段は、まったくゲームに興味が無くて縁のない生活をしていて、PS3も持ってない。ただGTだけは別でPS2もほとんどGT専
用機みたいになってたおいらとしては、やっぱり欲しくなってきた。

で、プレステのサイトを見てみたら、初回生産限定版っていうのがあって、PS3本体と一緒になったレーシングパックという商品が
あることがわかった。買うならこれでしょ、と思ってネットショップを探してみた。

でもソニースタイルでも入荷未定になってるし、楽天でもプレミアが付いてるし、アマゾンでもやっぱりプレミア付きの商品しかない。
定価だと35,980円だが、どれも4万オーバーでほぼ1万円高で売られていた。

発売の翌日なのに、もう売り切れちゃったの? 予約で全部売れちゃったのかなぁ…? と、がっかり。
ソフトだけでも初回生産限定版はあるのだが、こちらも同様な状況で、定価では売ってなかった。

プレミア出してまでは買えないなぁ…。

買おうと盛り上がっていた気分が、一気に萎えてきた。


一夜明けて、今日。どうせもう売り切れなんだろうなと思いながらも、とりあえずショップに行ってみた。

ビックカメラで普通に売ってた。レジのすぐ後ろの段ボールから出してくれた。まだ在庫はありそうだった。あれ?

売り切れなのはネットのショップだけなのかなぁ?
地方では売り切れてるとか?

ヤフオクでも売りに出てるけど、定価の1万円高で売れるんなら5台買ってきて4台売っちまえばタダで手に入る計算になる。
もちろんそれ以上の台数を取引すれば儲かるわけだが…

今、アマゾンを見ると最安値で43,800円。
まだ店頭在庫がある(少なくとも今朝の時点ではね)のに、売れるのかね?

やっぱりあのレジの後ろに積んである段ボール毎買ってくれば良かったのだろうか…?

10/11/16 (火) 21:42:32

☆ 間抜けな記事 ☆

今朝、サンスポと日刊スポーツのウェブに面白い記事があった。イタリアの閣僚が、アロンソがチャンピオンを逃したことの責任はフ
ェラーリのモンテゼモロ会長にあるとして辞任を要求したという。

スポーツの結果で、政治家が民間企業のトップの辞任を求めるというのも口あんぐりな話だが、F1(だけに限らずモータースポーツ
全般)が、イタリアでどれほどポピュラーかをよく表していて、ある意味ちょっと羨ましいとも思えた。

ところでこの記事は共同通信が配信したものを載せたものだが、その記事の中で最終戦の内容に触れて、

「タイヤ交換や燃料補給をするピットストップのタイミングのミスなどで大きく順位を落とし…」

と書かれていた。
今シーズンのF1を見ていた人なら、即座に間違いに気づくだろう。
今年のレギュレーションでは、燃料補給は禁止だ。
もちろんアロンソが今年レース中に給油したことは1度も無い。
こんなの石川遼の記事で、ゴルフを説明するのに「ウッドは木でできてます」って書いてるに等しいミスだ。

記事を書いた共同通信の記者も間抜けだが、その内容を確かめもせず…というかチェックしても気づくだけの知識もないのだろうが、
平気でアップしてしまうサンスポと日刊スポーツもどっこいどっこいだ。

だが、これが今の日本でのF1の実態だ。政治の世界にまでF1の話題が出てくるイタリアと、スポーツ紙なのにルールもわからず記
事を載せる日本。

来年、可夢偉にもっともっと頑張ってもらわないとなぁ。
本人も常々言っていることだけれど、日本でF1がもっとポピュラーになっていくか、どんどんマイナー化するかは、可夢偉の活躍に
かかっている。
レース結果より、売名目的のタレントが仕掛けたゴシップの方が扱いが大きいようでは情けないからなぁ…。

10/10/12 (火) 23:32:03

☆ 2010日本GP ☆

鈴鹿から昨日帰ってきて今日から社会復帰したけれど、まだ日本GPの余韻が抜けないでいるつぶあんでございます。

しかし、今年の日本GPは面白かったなぁ…。ってことでちょっくら振り返っての日記です。

10月7日(木)

定時ダッシュで部屋に戻り、クソ重いキャリーバッグをゴロゴロ転がして東京駅へ。
新幹線の荷物棚にキャリーバッグを載せるときに腰を痛める…
名古屋のホテルに着いたときには、腰も腕もすでに筋肉痛だった。

10月8日(金)

朝、近鉄名古屋駅でネット予約してあった特急券を発券しようとして、予約番号を覚えていなかったことに気付く。
窓口で駅員に相談すると会員番号を訪ねられたが、うろ覚えでわからず発券してもらえない。
発車時間が迫ってきて焦りつつ、携帯を取り出して近鉄のサイトを呼び出したら、携帯が会員番号を覚えていた!
予約番号を確認して無事発券。
はぁ、焦ったぁ…

白子に着いたら駅前の様子が変わっていた。コンビニが閉店してるし、お店のあった一角が空き地になってた。再開発でもするのか?
日曜日分までのシャトルバスのチケットを買って、いざサーキットへ。

メインゲートを抜けると、レイアウトが変わっていた。さすがに金曜日はお客さんが少ないのでゆったり。
GPエントランスを抜けると、なんだか広々。グッズを売る店が少ない。
予約していたカンガルーTVを借りる。

金曜日は自由席だが、とりあえず自分の指定席を確認するためA2スタンドへ。意外にお客さんが多い。自由席だから他の席の人もい
るから。他のスタンドを見渡すと、人気の高いB席もかなり埋まっていた。

10時からFP1観戦。
レッドブル速い。クビサも速い。ウイリアムズもけっこう速い。シューマッハも元気そう。可夢偉はもう一つ。
左近の乗るHRTはオンボロ…

せっかくの自由席なのでFP1が終わってから移動する。
お腹が空いたので焼きそばを食べる。
途中、三栄書房のブースでサイン会をしているけんさわ発見。
ブースには西山さんの遺影も置かれていた。
逆バンクオアシスにたどりつき、生ビールを補給。

14時からのFP2はE席で観戦。
レッドブル速い。アロンソ上手い。シューマッハのマシンは曲がらない。でも攻めてる。可夢偉のザウバーは動きがナーバスで乗りに
くそう。バトンはスムーズ。ハミルトンは修理中。左近の乗るHRTはオンボロ…

買い物した後、帰ろうとメインゲートに向かう頃にポツポツ雨が…。予報通り明日は雨か…。

10月8日(土)

雨。予報通り。でも午前中はさほど強くなかったので、このままならいいなぁと思う。

11時からFP3開始。
雨が徐々に強くなってきて、コースコンディションがどんどん悪くなる。マシンもあまり出てこない。
アルグエルスアリが何周かしていたが、ストレートでも踏めていない。ダメだこりゃ。

予選が始まる14時になるころ、ますます雨が強くなる。
セーフティーカーがザブザブ水をかき分けながら走っている。とてもF1が走るコンディションじゃない。
開始が30分ディレイ。
ますます雨が強くなる。
14時半。さらに30分ディレイ。
もっと雨が酷くなる。
15時。さらに30分ディレイのアナウンスが流れると、観客が一斉に席を立ち始めた。
おいらも、こりゃ今日は無理だなと思って、席を離れた。
雨で調子が悪くなったカンガルーTVを調整してもらう。本体は防水仕様なのだが、アンテナの付け根に水が入るとダメみたい。
アンテナ抜いて水を拭いたら、ちゃんと受信するようになった。

シャトルバスを待っていると、豪雨になった。シャトルバス乗り場は舗装されていないから、雨でどろどろ。
所々水深5cmくらいの水たまりができていた…。

結局予選は明日10時に延期。やっぱりね。
カッパとポンチョで雨対策はしていたが、足下はずぶ濡れドロドロ。
今までのF1観戦で、あんな酷い雨は経験が無い。
三重県南部には洪水警報まで出てたくらいだからねぇ…。

10月9日(日)

本当は決勝日はのんびり出かける予定だったが、予選を見るために早起きして余裕を持ってサーキットに着いた。
昨日の雨はなんだったんだという晴れ。

10時から予選開始。
上位チームはほぼ順当。可夢偉も頑張る。Q2最後のアタックでセクター2まで良いタイムだったがシケインで突っ込みすぎ、惜しく
もQ3進出はできなかった。可夢偉の天敵(?)シューマッハはしぶとくQ3進出。
ドライになってしまっては、レッドブルの速さばかりが目立つ予選となった。

予選後は、サーキットの中でもいつも人が少ない秘密の場所で休憩。
観戦に来ている友人に電話して、久しぶりに再会。
風貌が変わっていて、ちょっとびっくり。昨日はずぶ濡れになって散々だったとか。

13時からレジェンドF1デモ走行。
琢磨がロータス78。ブルーノ・セナが叔父にあたるアイルトンが乗っていたロータス97を走らせた。
ロータス78は、おいらが一番好きなF1マシン。
デジカメで動画を撮影した(動画の撮影は一応禁止とされていますが…)が、全然フレームに収まらず大失敗。
素直に写真を撮れば良かった…。

14時半。コースオープン。

各車がレコノサンス・ラップに出て行く。
いつものレースならそのままグリッドに着くマシンもあるし、ピットスルーしても2周くらいしかしないものだが、ドライでのスター
ト練習ができていない(=クラッチのバイトポイントのプログラミングが調整できてない)ため、ピット出口でのスタートを繰り返し
ながらギリギリまで周回していた。
そのレコノサンスで、ディ・グラッシがなんと130Rでクラッシュ!
何だか今日は荒れそうだなぁ…

国歌斉唱は秋川雅史。さすがの歌声でした。ちなみに彼はセナのファンで1994年のイモラも現地で観戦していたとか。

そしていよいよフォーメーション・ラップ開始。
全車がダミーグリッドにつき、レッドシグナルが点灯していく。

おいらは絶対にスタート後の1コーナーでアクシデントが起きると確信していた。

シグナルがブラックアウト。

予想通り出遅れたウェバーをクビサがかわして1コーナーへ。注目していた1コーナーでマッサとリウィッツィがクラッシュしてコー
スアウト。S字へと向かっていくマシンを見送って、やっぱり起きたな…と思いながら視線をふとストレートに戻すと、マーシャルが
タイヤを片付けているのが見えた。

(おや?)

そして目の前を見たらフェンスの向こうにペトロフのルノーが停まっていた。

(え?)

おいらの周りのほとんどの観客が、ペトロフのクラッシュには気づかなかったようで、事態が飲み込めていなかった。
だって、みんなマッサとリウィッツィのクラッシュに気を取られていたから、ペトロフはここで何やってんの?ってな感じだった。
サーキットビジョンのスタートリプレイで、ようやく理解できた次第。

あとはテレビでご覧の通りでございます。

と言っても放送を見ていないので、何が映っていたのか知らないけど。

たぶん可夢偉のパッシングは全部放送されたんだろうな。観客席もめっちゃ盛り上がってました。
可夢偉って、1コーナーとかはちょっと独特なライン取りで走ってましたね。
きっとヘアピンも可夢偉ラインがあったんでしょう。
鈴鹿のヘアピンがパッシングポイントになるなんて、誰も考えてなかったと思うけど凄いよね。

おいらはロズベルグがクラッシュするまで延々と繰り返されていた、シューマッハのアタックが面白かったです。
どうみても今回はシューマッハの方が速かったんだけど、なかなか抜けなかったんだよねぇ。
でも延々やってました。

あと左近の頑張り。本当によくあのオンボロマシンであれだけ長い間押さえていたなぁと思って。

トップ3は順当でしたね。ベッテルはきっと鼻歌歌いながら走ってたことでしょう。
レッドブルの速さには敵わなかったけど、アロンソはあきらめずによく追ってたと思います。
バトンは作戦ミス?
ハミルトンは途中から音が変な気がしたけど、ギアトラブルだったんですね。


可夢偉のおかげで大満足な決勝になりました。本当に大した奴です。
左近のHRTほどじゃないにしろ、ザウバーってあんまり良いマシンじゃないのにね。
直線遅いからヘアピンで抜くって、そんなに簡単なことじゃないはずなのになぁ。
もっと速いマシンに乗せてあげたいと本当に思います。


決勝の帰りはいつものように徒歩で白子駅へ。
予約していた特急までは時間が空いてたので、駅前の居酒屋で晩ご飯にしました。

金、土、日と3日間とも帰りの特急は遅れてました。
金曜は事故、土曜は大雨、日曜は…何だったんだろ?
これも珍しいことです。

10月10日(月)

10時頃ホテルをチェックアウトして名古屋駅へ。
新幹線ホームでのぞみに乗ろうとしたら、目の前に見たことある顔の人が…

CSでF1の解説をしている「川井ちゃん」こと川井一仁さんでした。
さすがに今日はアロハは着てなかったけど。
車内でもパソコンで仕事(?)してました。


…というわけで、4日間のF1観戦が終わりました。終わってみるとあっという間です。
でも、2月のホテル予約からスタートして、5月にチケットを買い、7月にカンガルーTV予約…と準備は8ヶ月かかってますからね。
鈴鹿に行った皆さん、お疲れ様でした。

来年も行くぞ−!

10/10/04 (月) 22:35:50

☆ 訃報 ☆

モータースポーツジャーナリスト西山平夫さんが本日夕方亡くなられました。
雑誌「オートスポーツ」編集部からフリージャーナリストとなった西山さんの記事を、
おいらは何十年にもわたって読み続けてきました。
今年になってから、サイトの更新が止まっていて病気療養中とのことでしたが、
それほどの重病とは思っていませんでした。
また、再開してくれるものだと思っていたのですが…。

西山さんの遺稿は、今日発売された「F1カメラマンけんさわ“裏”F1記」の寄稿コラムとなりました。
モータスポーツへの愛情が滲み出ている西山さんの文章はいつも楽しみだったのですが、
もう読めないと思うと本当に残念です。
ご冥福をお祈りいたします。


10/10/01 (金) 23:22:23

☆ 日本GP始まったね ☆

今日から日本GPが始まった。どうもこの季節だとF1みたいだけど、それは来週。
今日から始まったのはMotoGP。
本当だったら春に開催されてたはずだったが、アイルランドの火山噴火の影響で航空機の運航に支障が出たことで延期されたのだった。
そういえば、そんなことがあったなぁ…って感じ。半年前のことなのに、なんだか遠い昔の出来事のような気がする。

その日本GPに祥也がいない。

もてぎには、祥也の献花台が設けられている。決勝日には追悼式が行われる。祥也を弟のようにかわいがっていたロレンゾは、前戦に
続いて、祥也レプリカのヘルメットで走る。祥也が日本GPで使うはずだったスペシャルペイントのヘルメットが展示される…

祥也に関する様々なニュースは流れているが、彼の走りを見ることはできない。

正直、未だに実感がわかない。
決勝のグリッドにひょっこり並んでいたりすることは無いんだろうか?
ふと、そんなことを考えたくなる。

僕らに姿は見せなくても、きっと祥也はもてぎのどこかに来てるよね。
走りたくてうずうずしながら、見てると思うな。

まぁ、祥也が出ていたら、デビュー当時のノリックみたいにイケイケで突っ走って転んじゃってるかもしれないけど、そんな元気な姿
が見たかったなぁ。

せっかくの日本GPなのに、ワクワク半分、さびしさ半分。なんだか複雑な気分だ。
そんな気分を吹っ飛ばすような、楽しいレースが見たい。
青山頼むぞ−!

10/09/19 (日) 15:26:02

☆ ようやく完走 ☆

インディジャパンで予選10位からスタートした琢磨は、12位フィニッシュで完走した。
慎重なスタートをきって少し順位を落としたが、その後は着実に順位を上げていった。
しかし、イエローフラッグ中のピットストップで毎回順位を2つ3つ落としてしまい、またそれを挽回するという繰り返しになって、
上位進出は果たせなかった。

ピットクルーがもうちょっときちんと仕事してくれていたら、ベスト10には入れたような気がする。
スタートからゴールまでずっと琢磨の車載カメラ映像を見ていたので、前のマシンを抜いていくシーンは全部見ていたが、レース中に
少なくとも10台くらいは抜いてたんだけどなぁ。マシンの状態も悪くないように見えたし。
ただ、やっと完走できたというのは、次につながると思う。

武藤も、イエローフラッグ中に各車がピットストップを行う中でステイして、一時2位を走行してレースを盛り上げた。結果は14位
だったが、今のマシンの状態を考えればベストな出来だったんじゃないかと思う。

優勝はエリオ・カストロネベス。いつものお約束ですが、フィニッシュ直後に観客席のフェンスによじ登ってました。
ダニカも相性の良さを見せて5位。

それにしても車載カメラ映像を2時間見続けるのはしんどかった。もちろん走っているドライバーに較べたら楽なもんだけど、あの状
態で集中力を切らさないで走りきるというのがいかに凄いことか、改めて感じた。

10/09/18 (土) 16:46:42

☆ 一時はどうなることかと… ☆

ツインリンクもてぎで開幕したインディジャパン。午前のプラクティス開始早々に琢磨がクラッシュ。
まだ走り出してすぐだったので、何でだろう?とリプレイを見たら、マシンの後方から白煙を上げた後にリヤを失っていた。
エンジンだかギアボックスだかわからないが、とにかく何かが壊れてオイルか水を吹いてそれに乗ってしまったようだった。
これで午前のプラクティスは走れなくなり、午後のプラクティスも終了15分前くらいになって、ようやくコースに登場した。

こんな状態で予選を迎えるのは辛いだろうなぁと思っていたが、そこは日本に帰ってくると何かやってくれる琢磨だけあって、予選で
はプラクティスでは出していなかったスピードに乗せて10位のグリッドを確保した。
ほとんどセッティングもできず、コースも習熟できていない状態で、この順位は驚異的と言ってもいい。

今シーズン、スピードの片鱗は見せてくれていたものの結果につながらないレースが続いていたから、ぜひ明日の決勝では良いレース
を見せて欲しいと思う。

琢磨の2つ後ろのポジションにはダニカがいる。ダニカも今シーズンは結果が出ていないが、そろそろ一発見せてくれても良い頃だと
思う。

F1で予選10位というのは優勝を狙うポジションではないが、インディの場合はそうじゃない。
琢磨なら何かやってくれるはずだと期待しておこう。

10/09/06 (月) 02:22:03

☆ 訃報 ☆

今シーズンMoto2クラスに参戦していた富沢祥也選手がサンマリノGPのレース中の事故で亡くなってしまった。
コーナーでアウト側の縁石でスリップダウンしてコース内に投げ出された時に、直後を走っていた2台のマシンに轢かれてしまい、
全身打撲で病院に運ばれたが、そこで息を引き取った。享年19歳。

今年、開幕戦で優勝し、このサンマリノでも一時トップを走るなど、素晴らしい活躍をしていた最中の不幸な事故だった。
あまりにも早すぎるし、若すぎる…。将来のチャンピオン候補として、期待していただけに残念でならない。
そのキャラクターで本当にみんなから愛されていた存在だったのに…。1ヶ月後のもてぎの日本GPを楽しみにしてただろうに。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

10/09/05 (日) 10:09:53

☆ またかよ… ☆

洗濯物を干してる間に琢磨がリタイアしちゃった…。

10/08/31 (火) 00:50:27

☆ 東京新名所 ☆

昨日、お昼ご飯を食べてからちょっくら東京スカイツリーを見に行ってきました。
行こうと思えばいつでも見に行けるからと安心して、今まで行ってなかったのでそろそろ見ておこうかなと思って、やっとこさです。

最寄り駅の押上までは地下鉄で30分。地上に出て、振り向いたらそこにドドーンとそびえ立っていました。

(デ、デカイ!)

現地に着いて、意外に閑散としてたらどうしよう?と思っていましたが、子供達も夏休み最後の日曜日だからか、大勢の見物客がいま
した。みんな写真を撮りまくり。なので、おいらも気兼ねせずにバシバシと写真を撮ることができました。

昨日の高さは、428m。って現地には表示してあったんですが、今、東京スカイツリーのHPをチェックしたら438m(28日現
在)って表示されてます。HPは誇大表示になってるんでしょうか…?

浅草の人力車で見物に来てる人もいましたね。この暑さのなか、浅草から引っ張ってくるのはけっこうキツイと思うんだけどなぁ…。

そんなわけでおいらは、押上から浅草に向かって歩いてみました。1.5kmくらいあるのかな?
浅草からスカイツリーを見ると、あの有名なアサヒビール本社にある金色のオブジェと並んで見えて、なかなか面白い光景でした。

スカイツリーって、完成すると634mでしょ。あれからまだ200mも高くなるのかぁ…。凄いなぁ。関東大震災が起きたら、相当
揺れるだろうなぁ…。

また、気が向いたら見に行こうっと。間近で見るより、少し離れた所から見る方が楽しいです。ビルとビルの隙間からニョッキリ見え
たりするので。そういう景色を探す楽しみがありますよね。


さて、スカイツリーを見に行く前、午前中は洗濯しながら琢磨のレースを観てました。スローパンクチャーで序盤にイレギュラーのピ
ットインを強いられたものの、なかなか良いペースでレースをしていたのに、おいらが洗濯物を干してる間にリタイアしちゃいました。

ピットアウトした時に、チームメートのビゾもピットアウトしてきてぶつけられてお終い。完全にもらい事故。あれは可哀想だわ。
もてぎに来るまでに、ちゃんと厄払いした方が良さそうです。


F1ベルギーGPは面白かったですね。やっぱりオールドコースは見応えがあります。しかも典型的なスパ・ウェザーだとなおさら。
雨のレースの車載カメラ映像はいつまでも観ていたいくらい楽しいです。
おいらにはマッサは雨が苦手というイメージがあるのですが、意外にちゃんと走ってましたね。なのにアロンソがあんなことに…。
逆に、雨は得意なはずのバリチェロは、せっかくの記念レースであんなヘマやるし…。
最後のリ・スタートでニコにやられちゃったけど、ミハエルはなかなか渋いレースをしてました。可夢偉にとっては、終盤の雨が余計
でしたね。あれがドライのままならメルセデスの2台がピットインする間に6位に上がれてたはずだったのに。
ベッテルは…そろそろ大人になって欲しいなぁ。一人でやんちゃしてましたね。バトンは朝の琢磨状態でした。いきなりドカンとぶつ
けられてお終い。

ただ、ああいうくるくる変わるコンディションでのレースを観ていると、F1ドライバーって運転が上手いなぁと改めて感じさせられ
ます。1周毎に変わっていく路面変化に対応して、スピードをコントロールし、縁石の使い方も状況に応じて変えていきますからね。
それができないと、予選のペトロフ君みたいになっちゃうわけですが。


まとまりの無い内容ですが、眠くなってきたのでこの辺で。まだMotoGPのインディアナポリス観てないんだけど…明日にしよう。

10/08/13 (金) 00:07:07

☆ 減ってます ☆

どうやら今日あたりからお盆休みに入ったところが多いようですね。東京の人口が減ってきている気がします。
電車もちょっと空いてるし、普段渋滞してる道路も車がスイスイ走ってるし。
明日の電車はもっと空いてくるんでしょうね。
でも、普段から座って通勤してるのであんまり関係無いですが。

台風の影響なんですかね? 新宿の空は雲が多くてペルセウス座流星群は見えそうにありません。
もっとも晴れていたところで、空が明るすぎてどれくらい見えるか疑問です。
毎年恒例にしているので、少しだけでも見たいんですが、無理かなぁ…?

こういう日にこそライトダウンして欲しいですよね。いっそ停電させちゃうとか。
白熱球をLEDに換えたところで、夜中まで煌々と点けていたんじゃちっともエコじゃないですよね。
まぁ白熱球の明かりが空まで届くわけじゃないんですが、ふとそんなことを考えました。

10/08/11 (水) 22:46:36

☆ 生きてます… ☆

御無沙汰しておりますが、新宿の片隅で細々と暮らしております。
新宿からペルセウス座流星群は見られるのでしょうか…?


10/07/12 (月) 22:17:30

☆ 寝不足ですが ☆

選挙の特番に押されて午前2時スタートとなったF1イギリスGPを観て、ワールドカップの決勝を観て、途中から全米女子オープン
を観ていたら朝になってしまった。

朝方ほんの少しうとうとしただけで仕事に行ったにしては、仕事中さほど眠くもならず…というか普段より眠くなかったかもしれない。
何故だろう?

そんな疑問は置いといて、イギリスGP。いよいよ可夢偉が本物になってきたなぁと感じさせられたレースだった。シルバーストーン
のような高速サーキットは、比較的ザウバーが苦にしないコースということもあったが、前戦に続いてレース中の可夢偉のラップタイ
ムが素晴らしかった。本人も言っていたように、バリチェロに押さえられなければスタートで前に出られてしまったバトンと4位争い
できたんじゃないかと思う。本人としてはまだこんなもんじゃ納得はしていないだろうが、最終ラップにきっちりベストラップを叩き
出してのフィニッシュはさすがだった。

しかしフェラーリは何やってるんだろうね? マシンのスピードはあるのに、どうにも結果につながらない。もうちょっと上位をかき
回してくれないと盛り上がらないよ。


ワールドカップは、タコの予言通りでスペイン優勝。まぁ順当かなぁ。でもあのロッベンがシュートを決めてれば…


で、全米女子オープン。ポーラは強かったねぇ。イーブンなら優勝ラインと言われていて、実際2位は1オーバーという中で、ただ一
人の3アンダー。こらもう完璧です。

そして横峯さくらは10位。3日目の序盤こそ躓いたけれど、そこを除けばほぼイーブンでのラウンドで非常に安定感があった。最終
ラウンドで惜しいバーディーチャンスを何度も外していたから、本人としてはもっと上が狙えたという悔しさはあるだろうが、賞金女
王としての実力をしっかり発揮できていたと思う。今後のメジャーでもさらに上を目指して頑張ってほしい。


さて、今週末はいよいよ全英オープン。テレビ朝日が地上波で決勝ラウンド最終日をゴールデンタイムに生中継するという。
石川遼の人気にあやかってのことだろうが、石川が予選落ちしたらどうするんだ?

まぁ、おいらは関係なしに観るけど、お茶の間はどうかなぁ…?

10/07/11 (日) 01:04:50

☆ 桜咲くかな? ☆

昨日、雨で中断になってしまった全米女子オープンの第2ラウンドが今朝早く(現地時間で)から始まっている。
今回のコースは屈指の難コースのため各選手とも苦労しているようだ。何しろグリーンのアンジュレ−ションが半端じゃない。
アプローチの落とし場所がほんのちょっとずれただけで、ボールがグリーンから転がり落ちてしまうような状態。

そんな中で日本人選手達が頑張ってプレーしているのだが、今現在横峯さくらがイーブンパーでトップタイにつけている。
イーブンパーでトップにいると言うこと自体が、コースの難しさを象徴しているのだが、さくらは安定したプレーを続けている。

おいらは日本人選手はみんな応援しているけれど、中でも一番応援しているのは横峯さくらなので、この状況にちょっと興奮している。
とはいってもまだ予選ラウンド。今日の午後から始まる決勝ラウンドでどうなるかは、まだまだわからない。
コースがコースだけに、スコアを落とすのはとても簡単だからだ。

今のところさくらと共にトップにいるのは、ポーラ・クリーマーら4人がいて、1打差の5位タイには、宮里藍を抜いて現在ロレック
スランキング1位にいるクリスティ・カーがいる。宮里藍と有村知恵が5オーバーで20位タイだ。

今日午後からは引き続いて決勝ラウンドがスタートする。まだあと36ホールあるので、これからが大変なのだが、何とかさくらには
踏ん張って優勝争いに踏みとどまってほしいし、宮里藍には、最近のパターンとなっている決勝ラウンドでの追い上げを期待したい。

とりあえず今から寝て、5時起きで決勝ラウンドを観ないと…


History v1.32 [Shigeto Nakazawa]