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つぶあんモノローグ


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07/10/08 (月) 15:37:07

☆ 不世出の天才ライダー逝く ☆

ノリックがどれほど凄いライダーだったかなんて、おいらがグダグダと書き連ねるまでもなく、世界中の二輪ファンが知っていること
だ。沼田の事故の時よりも、日本のメディアの扱いが大きいのは、彼の名がモータースポーツに無知な日本のマスコミに対しても浸透
していたことの現れだろう。

それでも彼の功績から考えれば、あまりにも小さすぎる。古田引退の報など、彼の死の前では無視しても良いくらいだ。
ノリック死去のニュースは、ヨーロッパでも流されており、続々と追悼のコメントが寄せられている。

決して巧いライダーでは無かったように思う。そういう意味では同じ天才でも大治郎とは対照的だった。
とにかくマシンが暴れようがお構いなしに、がむしゃらにアクセルを開け、コーナーの奥深くまで突っ込むというライディング・スタ
イルと、スタートがやたらと上手く、予選で下位に沈んでいても1コーナーへはトップで突っ込んでいくその姿は、いつも観客に期待
感を持たせ魅了した。

90年代にロードレース界を席巻していた、アメリカやオーストラリア出身のトップライダー達が身につけていたスライドコントロー
ルを多用したライディング・スタイル。それに日本人ライダーで唯一対抗できたのがノリックだった。彼も若い頃にアメリカのダート
トラックを経験しており、左回りでスリッパリーなサーキットを得意としていた。

94年の日本GP。ワイルドカードで初参戦したノリックはいきなりドゥーハンやシュワンツとのトップ争いを繰り広げた。惜しくも
転倒してしまったが、あの衝撃は世界中を驚愕させたものだ。

世界GPでの勝利は通算3勝でしかない。そのうちの2勝は鈴鹿でのものだ。記録という意味では、それほど芳しいものではなかった
かもしれない。でも鈴鹿で2度も日の丸を揚げてくれたことをおいらは決して忘れない。フィニッシュしてぐしゃぐしゃに泣いている
あの姿も。

今年から全日本に帰ってきて、低迷する日本のロードレース界を盛り上げようと先頭に立って頑張ってくれていた。
あのやんちゃなノリックも大人になったんだなぁと思っていた矢先に、この訃報が届いた。まだまだ彼にはやるべきこと、やってもら
わなくちゃいけないことがあったのに、本当に残念でならない。


ノリックに憧れ、尊敬してやまなかったロッシは、今どんな思いでいるだろうか?
次戦オーストラリアで、ロッシがノリックへの思いを込めて走ってくれるのを見守りたいと思う。
ロッシだけじゃなく中野や玉やんにとっても辛いレースになるだろうけど、みんなで無事にレースを終えて欲しい。


もうノリックみたいなライダーは二度と出てこないんじゃないかな。
今のMotogpのマシンでは、ノリックみたいなライディング・スタイルは合わないから…。

07/10/07 (日) 23:54:08

☆ 信じられない… ☆

ノリックが交通事故で亡くなったとのニュースが…嘘でしょ?
どうなってるんだよ今年はいったい…
もう訃報はいいよ。耐えられない。

謹んでご冥福をお祈りします。

07/10/07 (日) 18:06:31

☆ 話にならん ☆

台風15号の接近で決勝日の天気が心配されたF1中国GPだったが、15号が停滞、迷走(?)してくれたおかげで、無事にレース
を終えることが出来た。

スカパー!の実況は今日も田中大貴だったが、相変わらず聞くに堪えないものだった。スタジオに森脇さんがいて、現地に今宮さん、
川井ちゃんがいるんだから、レースがスタートしたらアナウンサーがしゃべる必要は全くないのに、しゃしゃり出てくる。しかもしば
しば、解説者が話している途中にクロストークでかぶせてくる。

「じゃまなんだよ!」

ド素人か? いや実際F1に関してはド素人には間違いない。こいつは何の勉強もしてないから知識は空っぽ。なのにネットか何かで
集めてきたトピックスを知ったかぶりして話し始める。要らないんだよ。君のにわか知識なんて。自分で理解できないことをしゃべる
な。

もちろんそれだけではなくて、チーム名やドライバー名を間違えることも多々あり、ラップタイムモニターすらも読み間違える。
スポーツ実況のアナウンサーが、ドライバー名を間違えるなんて論外でしょ?
クロストークしちゃいけないなんて、アナウンス術の初歩の初歩でしょ?

アナウンスの基本もできていない、しかも自分が担当するスポーツの勉強もしてこない。そんな奴がマイクの前に座るなよ。

今日だって、フォーメーション・ラップからマシンがグリッドについてからグダグダしゃべっている間に、シグナルがブラックアウト
してしまった。そんなタイミングも合わせられないわけ? 向いてないよ。ニュースとかバラエティとか、原稿通りしゃべる番組だけ
やっててよ。

もっともフジの場合は、田中だけじゃなくて最近まっとうなスポーツアナはほとんど皆無に近い状態だけどね。もう何年も実況やって
る竹下からして、未だにあの程度だし。塩原は自己陶酔の世界にどっぷりだし。

本当にとっとと辞めて欲しい。耳障りなだけ。邪魔なだけ。苛つく。

レースはとても面白い内容だったのに、奴のおかげで台無しだよ。画面の前でいちいち突っ込むのも疲れるわ。(別に突っ込む必要は
無いのだが、あまりにも初歩的な間違いが多くて、思わず突っ込んでしまう…)

F1中継の実況は、野球やサッカーなんかより遙かに難易度が高いはずなのだが、何故かフジはド素人を採用してくる。しかも、スカ
パー!には、田中のような地上波デビュー前のアナウンサーが実地訓練のようにのこのことやってくる。
無理だって。トンチンカンな受け答えで、川井ちゃんを絶句させる(もちろん視聴者もね)だけじゃん。
川井ちゃんは、いつもアホの子を諭すように教えてあげてるけどね。でも本気で呆れてる時もあるような…

野球とサッカーと競馬で、アナウンサーとしての基本がきっちり出来てから、3年くらいF1の勉強して出直してこいって思う。
でも田中や竹下は一生無理だろうね。未だに塩原のデビュー戦のレベルにも達していないから。竹下なんて何年もやってて何であんな
に無知なのか不思議なくらいだから。仕事だから仕方なしに嫌々やってる感が言葉の端々からあふれ出てくるのにはうんざり。


しかしハミルトンは何であそこまで引っ張ったかなぁ…?

07/10/01 (月) 00:47:44

☆ 日本GP雑感 ☆

天候のこともあり昨日はどうなるかと思っていたが、何とか決勝はレースが成立して良かったと思う。
コンディション的には、序盤セーフティーカー・ランが続いたことでもわかるように、ギリギリだったと思う。昨日午前のように霧が
深まっていたら、赤旗が出てもおかしくない状態だった。

ただ、富士の路面の良さに救われた面もあると思う。昨夜から雨が降り続いていたにもかかわらず、コースを大きな川が横切ることも
なかったし、路面のグリップも高かった。今回の富士で褒められるのはその点だけだが…。

雨のレースは嫌いじゃない。ドライバーにしたらまったく視界の効かない中で走らされるのはリスクが高く嫌かもしれないが、見る側
からすると、レースが予定調和から外れてしまう面白さがある。思わぬドライバーが上位に進出してきたり、トップグループに波乱が
起きたりね。
今日のレースなどはまさしくその典型で、ドライであればベッテルがトップを快走するシーンなんてあり得なかったし、アロンソのク
ラッシュも起きなかっただろう。

そんな荒れたレースの中で優勝したハミルトンは賞賛されると思う。クビサとの接触以外は、まったく危なげなかったし、スピードも
安定感も文句無しだった。彼を負うべきアロンソの方が自滅してしまったのとは対照的だった。ほぼハミルトンのチャンピオンは決ま
ってしまったと言っても良いだろうが、それにふさわしい走りだったと思う。
2位のコバライネンも良かった。終盤のライコネンとのバトルをミス無くきっちり押さえきった走りは、お見事。開幕前からかなり評
判が高かったが、どうもちぐはぐなレースが続いていて結果が伴わなかったが、今日の走りで改めてポテンシャルの高さを見せてくれ
たように思う。

そのハミルトンを捕らえきれなかったライコネンだが、彼らしいアグレッシブなチャレンジは見応えがあった。クルサードをぶち抜い
た100R出口からヘアピンへの突っ込みは、ゾクゾクさせられた。全車エクストラ・ウェットでスタートしなければならなかったの
に、何故かフェラーリにはスタート前にその通達が届いておらず、スタンダードでスタートしてしまったために序盤でピットインを強
いられたのが残念だった。

ベッテルはもったいなかったよねぇ。そりゃ泣いちゃうよねぇ。表彰台が見えてたんだから。でも褒めてあげたい。まだ二十歳だから
ね。

アロンソはマシンの挙動がずっと安定しなかったね。ラップタイムもばらついてたし。ベッテルとの接触によるダメージもあったけど、
単独クラッシュはダメでしょ。焦りがあったのかなぁ?今年のアロンソを見ていると、むしろハミルトンよりメンタルが弱いんじゃな
いかという気がしている。意外に神経質なのかも…

日本勢は散々だったね。ドライを望んでいたトヨタも、雨を望んでいたホンダも、結果的には見るべきものがなかった。
これが実力だから仕方ないけど、情けないよね。

左近はまぁまぁかな。琢磨はずっとマシンが決まらないままだったんだろうね。苦しそうだった。決して雨が苦手なドライバーじゃな
いのにね。


今日は観客の人はちゃんと帰れたのかなぁ?昨日ほどは酷くなかったようだけど、それでも最大3時間待ちくらいは発生してたみたい。
ちなみに決勝スタート時刻にも、まだ富士に向かうバスの列が道路情報のライブカメラに映ってたけどね(笑)。
マシンが見えなかった席の人には指定席券の代金が返金になるようだけど、事前に確認してなかったって観客をバカにしてるよね。
「直前に完成したから」なんて理由にも何にもなってない。5万円の席だよ。席が高くなるほど傾斜が緩くなってるんだから見えづら
くなることなんて、小学生でも一目見てわかることだし、そもそも設計時点で気づけよ!
あの雨と寒さの中でマシンの見えない席に座らされて、帰ろうとしたら3時間立ちっぱなしでバスを待ってなきゃいけないなんて、悲
惨以外の何物でもないよ。

コースだけは一流だけど、運営は三流以下。決勝がスタートできたからまだ良かったようなものの、あれが霧で中止になってたら、暴
動が起きてたよ。

そもそもチケットが売れ残っていて、今日だってガラガラのスタンドだってあった(昨日の件で来なくなった人もいただろう)のに、
その観客ですらさばけないようなら、能無しって事でしょ?
来年はチケット代半額にでもしないとお客さん来ないんじゃないの?トヨタ流の「カイゼン」に期待したいところだけど、おいらはた
いして期待できないと思っている。ハードウェアはすぐにカイゼンできても、観客に対する意識がそう簡単にカイゼンされるとは思え
ないから。はっきり言って富士にはF1を開催する資格は無いよ。


スカパー!の中継で、河村隆一が国歌を歌ってるのに無視して話を続けていた今宮純には笑った。まぁあんな国歌は聴く価値ないけど
ね。フジテレビもいい加減に国歌をオモチャにするのやめれば良いのにね。せめて秋川雅史くらい連れてこいよ。あんなヘナチョコな
君が代聞かされたら、「ジャパン・パワー」も力抜けるわ!

地上波ではキムタクが衝撃発言連発でお茶の間を沸かしていたみたいだけど、残念ながらまだ見てない。これも堂本光一連れてくるべ
きだよねぇ…

ところで主催者発表の観客数「3日間で計28万2000人」って相当サバ読んでないか?こういうところだけ見栄張ってるんだよね。
鈴鹿への対抗心なんだろうけど、企業体質が丸見えでお寒い限りだね。

07/09/30 (日) 01:34:57

☆ やっぱり行かなくて正解だった ☆

午前中のフリー走行こそ5分しか走れなかったが、何とか予選は行えた日本GP。ただ観客はどえらい目に遭わされたようだ。
会場内の道路が陥没し、帰りのシャトルバスの運行に支障が出たため、会場内で4時間以上も待たされた観客もいたという。

予選時でさえ気温14℃という寒さだったのに、その後日没後まであの雨の中バスが来るのをひたすら待たされる状態なんて、地獄絵
図だ。高いチケット代を払ってこんな目に遭わされたら、二度とF1なんか見に行かなくなるだろう。

新聞報道では、帰りのことだけが伝えられているようだが、実際には既に来場時から混乱が始まっていたようだ。
それもシャトルバスの発着地点によっては相当酷い状況だったようだ。
バス待ちで待たされて、やっと乗れたはいいが、今度は会場近くで渋滞して動かなくなり、フリー走行に間に合わなかったり、結局バ
スを降りて禁止されている徒歩で強行突破した観客も多数いたようだ。

ある程度の混乱は事前に予想していたが、ここまで酷くなるとは思わなかった。伝統ある鈴鹿から開催権を奪って富士開催を推し進め
たトヨタの責任が問われるのは当然のことだろう。

富士スピードウェイ自体はサーキットとしての歴史もあり、コースレイアウトや施設もドライバー達に好評だし、見ていても面白くF
1開催には何ら不足無いと思うが、観客に苦行を強いるようではまったく価値がない。

既に、来年から即刻鈴鹿に戻してくれという声が大きくなっている。トヨタの責任を問う声も。
トヨタの企業イメージがダウンするのは勝手だが、F1そのものに対するイメージまでダウンさせてしまったことについて、一体どう
やって責任を取るつもりなのだろうか?

観客をジャスト・イン・タイムで入場させられないようなサーキットに、F1を開催する資格は無い。トヨタの企業エゴの犠牲になっ
てしまった今回の観客達は、本当に可哀想だと思う。観客席の場所によってはコースを走るマシンが見えないらしいし(笑)。

謝って済むようなことじゃないぞ!

07/09/29 (土) 11:03:58

☆ これが富士ですな ☆

F1のフリー走行開始が、霧のために15分遅れてますなぁ。雨はほとんど上がってるのに。
霧が出てるとメディカルヘリが飛べないから、走行できないんですよね。
富士の場合は、けっこうこの霧が厄介です。

今日はもちろんこのままウェットでの予選になるし、明日の決勝も雨がらみになりそうなので、昨日のフリー走行で好調だったマク
ラーレン優位が続くかどうか…
雨での決勝になると、波乱もあるだろうし、レースとしては面白くなるかもね。
サーキットでの観戦には雨って困りものだけど、今年はテレビ観戦なので雨でもOK!(笑)。

スーパーアグリの新スポンサーは、3社とも日本GPだけとか、日本と上海の2戦だけのスポットでしたね。
来シーズンのこともあるし、メインとなるスポンサーが欲しいなぁ。

あ、さらに15分遅延になりました。このままフリー走行が中止になっちゃうかも…

07/09/28 (金) 12:57:00

☆ 開幕 ☆

30年の時を経て今年富士にF1が戻ってきたわけだが、30年前と同じくテレビ観戦(今日は仕事だから生中継は見られないけど)にな
ってしまった。
日本GPが始まったというのに、現場にいないっていうのは10年ぶり(?)くらいで、何だか妙な気分だ。
30年前の富士は、残念な事故によってその後長い間にわたって日本からF1を遠ざけてしまった。
今回は何とか無事に決勝のゴールを迎えて欲しいと心から願っている。

今回から(今回だけ?)スーパーアグリF1に新たなスポンサーが数社ついたのは喜ばしいニュースだ。
おそらく報じられている以上に、チームの内情は資金繰りに苦しんでいたはずで、もっと早くに契約したかったことだろう。
それでもこれで安泰というわけではなく、支払いが滞っていた某社のスポンサー料の穴埋めができるかどうか程度のような気がする。

おいらが思うに、今回の富士でのF1の最大の見所は、サーキットの外側にあるんじゃないだろうか?
それは、前々から最大の懸念事項だった、観客の輸送が果たして無事に行えるかどうかという点だ。
今日はまだ平日で観客数も少ないだろうからまだ大丈夫だろうが、土曜、日曜と増加したときにどうなるかは、正直やってみなくちゃ
わからないわけで、関係者も興味津々らしい。
全ての客をバスでしかアクセスさせないようにした今回の方式が吉と出るか凶とでるか、お楽しみだ。

もっとも、日本GPのチケットはまだかなり余っている(?)ようなので、予想より観客数は少ないかもしれない。
案外今年はすんなり運行できてしまい、それに安心して来年観客が増加した途端に破綻するっていうケースもあるかもね。

おいらは、来年の富士もパスして09年の鈴鹿を気長に待っていようかなぁと思っている。
富士が悪いわけじゃないけれど、観客がそれぞれ自分のスタイルで自由に楽しめる鈴鹿のあの雰囲気じゃないとつまらないよ。
修学旅行じゃあるまいし、お行儀良く列に並んでバスに乗らなきゃいけませんなんてまっぴらなのだ。

07/09/16 (日) 13:38:24

☆ またしても訃報が… ☆

ステップニーゲートと呼ばれているマクラーレンのスパイ事件の裁定に驚いていたら、またしても訃報が届いた。

15日に、コリン・マクレーが操縦していた自家用ヘリが、スコットランドの自宅近くで墜落事故に遭い、コリンを含む4名の死亡が
確認されたとのこと。第一線からは退いてはいたが、まだ39歳だった。

1995年スバル・インプレッサを駆ってWRCの史上最年少チャンピオンを獲得し、インプレッサの黄金時代を築いたドライバーで
あり、彼がいたからインプレッサはランエボと並び称される日本を代表する名車になれたといっても過言ではないと思う。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

07/09/04 (火) 22:09:02

☆ 訃報 ☆

今日午前10時50分頃、沼田憲保選手が岡山国際サーキットでテスト走行中にヘアピンで転倒し、亡くなったとのこと。
このニュースを伝えた時事通信社の文面には、「カーブを曲がりきれず…」「県警美作署は運転ミスとみている」とあったが、アマチ
ュアならともかく、沼田ほどの経験も実績もあるライダーが、ヘアピンを「運転ミス」で「曲がりきれない」なんてことがあるわけが
ない。もし本当に曲がりきれなかったのだとしたら、ブレーキとかタイヤなどのマシントラブルがあったとしか考えられない。
それを「運転ミス」だなんて安易に断定し、それを真に受けて報道するのは、沼田に対する冒涜だ。「ふざけるな!」と言いたい。

それにしても今シーズンずっと危惧していたことが、最も身近なサーキットでこんな形で現実になってしまうとやりきれない思いだ。
本当に残念でならない。

謹んで沼田選手のご冥福をお祈りいたします。


追伸:
テレビのニュースで事故現場の映像を見たが、バックストレッチからヘアピンに進入する箇所で、アウトサイド一杯から真っ直ぐコー
スアウトしてタイヤバリアに衝突したようだ。何故あんな場所で直進してしまったのか不思議でならない。
読売新聞の記事には150kmで進入と書いていたが、それはブレーキング前のスピードだ。4輪だってヘアピンの通過速度は100
km以下なんだから…。通常のブレーキングができていれば、例え多少オーバースピードでコースアウトしても、手前のグラベルベッ
ドで減速できるはずで、あのタイヤバリアまでは到達しないだろう。マシンかライダーのどちらかに突発的なアクシデントが起き、
ノーブレーキで飛び出したとしか考えられないのだが…
通常考えられない場所を直進してタイヤバリアに突っ込むというのは、大治郎の事故を思い出してしまう。
あの事故に関しては130R立ち上がりからシケインに向けてマシンを左に寄せたときに、マシンが制御不能になってしまったことに
よるものだったが、今回はストレートエンドだ。マシンに異常な入力が起きるような場所では無いのだが…
「運転ミス」などという白痴の戯言ではなく、真の原因究明を行って欲しいと思う。沼田の名誉のためにもね。

07/08/27 (月) 21:28:39

☆ スイスイ♪ ☆

松浦亜弥のCMソングにつられたわけではないのだが、日曜日に高速を利用する用事があり、土曜日に大変遅ればせながら、やっとこ
さおいらの車にもETCを付けた。以前は料金所でETCのゲートに向かっていく車がうらやましく思えたものだが、今じゃ猫も杓子
もETC付きだから(言わずもがなだが、ETC付きの猫は滅多に見かけない)、一般のゲートに流れる車の方が少ないみたいで、た
いしてありがたみは感じない。

とはいえ、やっぱり付けてみると便利なことは確か。特においらの車はMTなので、料金所での支払いはいつも猫の手も借りたい忙し
さだったから、余計に便利さが実感できたのかもしれない。

ところでETCのゲートにあるバーについては、色々議論があるようだ。あんなもん要らん!という意見が多いようだ。おいらも基本
的には必要ないとは思うが、現状では必要悪かなぁという気がする。

バーを無くしてしまうと、間違いなくゲートを通過するスピードが上がるだろう。ゲートの通過スピードは20km/hと推奨されて
いるが、現状でもそんなに遅い車はいない。となると、一般のゲートを通過して0から加速する車と、ETCゲートを減速せずに通過
した車の速度差がますます大きくなってしまう。インターによっては料金所通過後すぐに上り下りに分岐している箇所もあり、そうな
ると事故が多発するのは目に見えている。本線に合流するまではまだ高速道路ではないのだが、人間心理としてゲートを通過した瞬間
から、高速気分で走り出す人も多い。一般ゲートからの車と進路がクロスすれば、事故が起きない方が不思議なくらいだ。

それを考えると、心理的にスピードを抑止する効果のあるバーの存在というのは、致し方ないと思えるのだ。
将来、ETCの普及率が上がれば無くすべきだと思うけどね。

それはそうと、ETCってしゃべるんだと初めて知った。あいにくおいらの車にはまだナビもついていないので、いままでは車がしゃ
べることは無かった。ETCを付けてもらって帰るときに、エンジンかけてしばらくしたら「カードが挿入されていません。」って言
われて、びっくらこいた。
設定を変えればしゃべらなくもできるけど、物珍しいので今はそのままにしている。ちなみに声は「タッチ」の南ちゃん(日高のり子
)らしい。

正直なところ、まだゲートを通過する時に緊張する。ちゃんと反応してくれるのかどうか心配で。たぶん慣れてきた頃に、カード入れ
忘れたまま進入したりするんだろうなぁ。

07/08/19 (日) 02:52:49

☆ 花火とロマンス ☆

渋谷の街に浴衣姿が多いなぁと思ったら、今日は多摩川の花火大会だった。
帰りの新幹線の窓から少しだけ見えたけど、今年花火を見るのはこれが最初で最後かなぁ…?

さて、そんな花火客でにぎわう田園都市線三軒茶屋にある世田谷パブリックシアターで、こまつ座シス・カンパニー公演「ロマンス」
を観てきました。
作:井上ひさし、演出:栗山民也、出演:大竹しのぶ、松たか子、段田安則、生瀬勝久、井上芳雄、木場勝巳という豪華キャスト。
どんな芝居かと言えば、簡単に言ってしまえばチェーホフの一生を描いたもの。
井上、生瀬、段田、木場の4人がそれぞれ少年、青年、壮年、晩年のチェーホフとなり、松が妹のマリヤ、大竹が妻のオリガというの
が一応メインの配役なのだけれど、それ以外にも場面によってそれぞれが何役もこなすので、登場人物は何十人(?)にも。

おいらの最大の興味は、芝居を観るのは今回が初めの大竹しのぶと、松たか子の共演がどんなものになるのか?ということ。そして期
待に違わない凄いものが観られました。とにかく大竹しのぶは凄すぎ。やっぱり天才でした。この人には誰も適わないかも。
席が2列目だったので、最初は(けっこうシワが多いなぁ…)とか思いながら観てましたが、すぐにそんなことは気にならなくなり、
芝居に引き込まれてしまいました。
大竹しのぶって、芝居の稽古の初日からセリフが全部頭に入ってるらしいです。昨日の「R30」で古田新太が言ってました。
「どうやって覚えるんですか?」と聞いたら、「その役になりきればセリフが自ずと出てくる」って。
今日の芝居を観ていて、さもありなんと思いました。なんか役がのりうつってる感じがあるもの。
ちなみに古田新太は「なりきったことねぇや俺」って言ってましたけど(笑)。もっとも彼の芝居を観てるとそうは思えませんがね。
先日WOWOWでやってた「薮原検校」も凄かったもんなぁ。

大竹しのぶとの掛け合いで客をどっかんどっかん笑わせていたのが、生瀬勝久。彼は他の役者さんがセリフを言ってるときが見逃せな
いんですよね。必ず何かやってるから。もちろんシリアスな場面ではちゃんと真面目に(?)芝居してます。格好良いです。
でも、くだけた場面では、顔の表情とかリアクションとかで、何かしら面白いことやってますからね。チェーホフの晩年の場面では、
よぼよぼのトルストイ役で登場します。でっかい杖をついた姿は仙人みたいでしたけど…。
ミュージカルではないけれど、この芝居では歌もあって、生瀬の歌は初めて聞きました。本人は歌とダンスは苦手とか。でもそれなり
に様になってました。

段田安則はいつも安心して観られる役者さんです。あの声が好きです。とても耳に心地良くて。昔テレビドラマでしか知らなかった時
は、地味な役が多かったせいか印象薄かったけれど、舞台では格好良いんだなぁ。彼がいると舞台が落ち着く感じがします。

井上芳雄は「モーツアルト」以来かな?さすがにこのメンツの中ではちょっとキツイ感じがあったけど、歌は抜群でした。ミュージカ
ルの人だから当然だけどね。ただちょっと汗かきすぎ(笑)。舞台がロシアだから衣装も厚着なので仕方ないかもしれないけど、汗だ
くでしたね。その点、女優陣はまったく顔に汗かかない。

松たか子はちょっと痩せてたかも。そう見えただけかなぁ?今年はちょっと働き過ぎなんじゃないの?コンサートツアーやって映画
「HERO」撮って、この「ロマンス」だから。芝居はもう文句ないです。歌も問題ないし。マリヤというのが献身的に兄チェーホフ
に尽くす人なので、ちょっと地味な感じではあったけど、オリガとの対比がよく描けていたと思います。できれば一度マリヤとオリガ
の配役を逆にしたバージョンを観てみたい気がしました。大竹しのぶと松たか子ならどっちもできちゃうだろうから。


一幕、二幕合わせて3時間の芝居でしたが、どんどん場面展開していくので、途中でだれることもなくて、あっという間でした。
もっともっと観ていたい感じ。正直チェーホフについてはほとんど何も知らなかったので、勉強にもなりました。
世田谷パブリックシアターは、そんなに大きな小屋ではないのでまだ良かったけれど、2列目って芝居を観るには近すぎかなぁ。アッ
プばかりで引きの画が観られないから。一人の役者さんを観てしまうと、他の役者さんが視野から外れそうになってしまうし、役者さ
んの目線が自分より上にいってしまうしね。時間とお金があれば、当日券でも買ってもっと後ろからもう一度観てみたいなぁ。ムリだ
けど…。来月にカメラが入る公演日があるってことは、テレビ放映かビデオ化されるんだろうから、それで我慢かな。

07/08/12 (日) 22:00:49

☆ 負の連鎖 ☆

スカパー!で、5日に行われたIRL第13戦ミシガンインディ400を放送していた。実はこのレースで、近年希に見る壮絶なクラ
ッシュが起きていた。YouTubeでは見ていたが、改めてテレビ画面で見て、わかっていてもちょっと背筋が冷たくなった。

事故が起きたのは200周のレースの143周目。バックストレッチでトップを走っていたダリオ・フランキッティの左リアタイヤと
2位のダン・ウェルドンの右フロントタイヤが接触しダリオがスピンした瞬間にマシンが空中に舞い上がった。ダリオのマシンは底を
見せたまま100m以上滑空し、裏返しのままコースに着地したところに後続のマシンが突っ込んだ。

ミシガンはインディ500が行われるインディアナポリスと並ぶ、ハイスピード・オーバルのコースだ。予選では1周の平均速度が3
50km/hに達する。当然直線では370,380kmには優に達する。その速度でダリオは離陸してしまったのだ。

幸いダリオにも他の選手にも怪我は無かったが、一歩間違えれば最悪の事態を招いてもおかしくなかった。フォーミュラのマシンがあ
んなに遠くまで飛んでいくのは初めて見た。以前に、マリオ・アンドレッティが離陸して空中で綺麗に1回転して着地したのは見たこ
とあるけど…。

実はダリオが乗っていたマシンは、今年彼がインディ500に優勝したときのマシンで、今シーズンが終わったら買い取って自宅のミ
ュージアムに飾る予定にしていた。それがダリオの命を守ってくれたけれど、無惨な姿になってしまった…


それにしても、今シーズンはこうしたクラッシュが多い。F1カナダGPでのクビサのクラッシュに始まり、フランスのGP2でもマ
シンがコース外に飛び出して真っ二つになったし、フォーミュラ・ニッポンでは鈴鹿でトレルイエのマシンが真っ二つになったし、そ
して今回のIRLでのアクシデントだ。クビサのクラッシュの時に心配したとおり、何故かこうした大きなアクシデントはカテゴリー
を問わず連鎖してしまうものなのだ。

マシンの安全性が飛躍的に向上しているために、いずれの場合もドライバーに大きなダメージは無かったが、だからといって次もそう
だという保証はない。
これからシーズン後半になってくると、どのカテゴリーでもより争いがヒートアップする。ギリギリのバトルはいくらやっても構わな
いが、マシンを当てちゃダメだ。特にフォーミュラはね。

今シーズンがこのまま無事に終わってくれると良いのだけれど、まだこれでは終わらない気がしている。それが杞憂であることを祈る
ばかりだ。

07/08/03 (金) 12:50:56

☆ 本分は何? ☆

昨日から始まった女子ゴルフの今季メジャー最終戦となる全英女子オープン初日、宮里藍が6バーディを奪う快進撃を見せて、首位の
オチョアから3打差の4位で好スタートを切った。
先週のエビアンで検討した上田桃子も、連戦による疲労を抱えつつ手堅くまとめイーブンで21位とまずまず。
不動が36位、佐伯が69位、横峯さくらと大山志保は82位となった。

横峯と大山はスコアこそ4オーバーだが、それほど悪い内容では無かった。どちらもパットに苦しめられていた。横峯はショートパッ
トをこれでもかというくらいことごとく外し、大山は何度もカップに蹴られていた。
逆に宮里は、エビアンでももう一つだったパットが復調し、ショットと上手く噛み合った結果が6バーディにつながったように思う。

ところでこの大会で、横峯良郎が急遽現地入りしてさくらのキャディを務めていた。この男の勘違いはいったいどこまで続くのか?

参院選に立候補したのもあきれたが、「自民党でも民主党でも良かった」と公言するような議員がいったい何をするつもりなのか甚だ
疑問だ。とはいえ、当選した以上は議員としての仕事を全うしてもらわなければ困る。参議院議員が片手間なのか、キャディが片手間
なのかわからないが、いずれにしても議員という職責も、セントアンドリュースという由緒あるコースで行われるメジャー大会も、ど
ちらをも舐めているとしか考えられない。

本人は自分がさくらを育てたという自負があるのだろうが、経済的にはそうであってもゴルファーとしてちゃんと育てたかどうかは疑
わしいところだ。所詮彼はゴルフに関してはただの素人に過ぎず、そこら辺の練習場にいるゴルファーと何ら変わりはない。

もし彼にコーチの才能があるのなら、なぜ姉の瑠衣は鳴かず飛ばずなのか? そう考えれば自ずと答えは出る。
横峯さくらに天賦の才能があり、彼はそれを引き出すチャンスを与えただけだということだ。
あんなド素人に教えられただけで、ここまでの成績を残しているのだから、むしろ驚異的ですらある。

横峯さくらが時々、素人以下のようなミスショットをすることがあるが、それはゴルフをきちんと教わったことが無いからだ。
本人の感覚だけでやっているから、そういうことが起こるわけで、もし彼女がきちんとしたティーチングプロを雇えば、格段にゴルフ
のレベルが向上すると思われる。

では横峯良朗はキャディなら務まるのかと言えば、それも無理だろう。まともにラインも読めないような奴がキャディではさくらのパ
ットが入るはずもない。日本の優しいグリーンならともかく、今回の舞台であるセントアンドリュースのグリーンなど到底歯が立たな
い。

テレビ朝日で解説をしていた岡本綾子プロも、なぜ経験あるローカルキャディを付けないのか?と大いに疑問を呈していた。
本当にさくらの好成績を望むなら、

「かついでくれという要望があるから。」

などという妄想からとっとと目覚めて、プロに任せてはどうか?
彼がさくらの周りをうろついている限り、宮里のライバルにはなり得ない気がする。


彼がさくらが稼いだ賞金で、キャバクラにどれだけ注ぎ込もうが知ったことではないが、これからは彼には税金で給与が支払われるの
だ。自分の趣味で、娘のキャディをしている暇があったら、もう少し政治の勉強をしたらどうか?

どこまでが本心かはわからないが、

「お父さんのおかげです。」

とインタビューに答えているさくらを見ていて、なんだか非常にもどかしい思いがしたのはおいらだけなのだろうか?


07/07/31 (火) 18:41:43

☆ ニュースをお知らせします ☆

8月1日付けUSOニューストゥデイ紙より

日本の参議院は31日の本会議で、米軍の原爆投下問題について米国大統領が公式に謝罪するよう求める決議を採択した。
決議は「旧米軍が広島、長崎に対し実験目的で原爆を投下した歴史的責任」を米国政府が「明確な形で公式に」認め、米国大統領が広
島と長崎に赴いて献花し謝罪声明を出すように求める内容で、1月末に本田麻衣子議員が提出した。

政府与党である自民党からは、日米関係への悪影響を懸念して反対意見が出ていたが、先の選挙により過半数を獲得した野党が初めて
数の力を示す結果となった。

米国政府は「原爆投下によって戦争を終結でき、多数の犠牲者が出ることを未然に防ぐことができた」と訴えていたが、日本国内では
責任転嫁する発言だと受け取られていた。

本田議員は決議の採択後に、国会内で会見し、
「この決議は米国の人々を責めているのではない。米国政府の過去に対する姿勢の問題だ。ブッシュ大統領が私たちの言葉に耳を傾け
ることを期待している」と語った。

07/07/30 (月) 00:38:09

☆ じいちゃん勝ったよ! ☆

鈴鹿8時間耐久レースは、ホールショットを奪って飛び出したヨシムラの加賀山/秋吉組が3位以下を周回遅れにするという圧倒的な
スピードで優勝した。ヨシムラにとっては27年ぶり、スズキのマシンの優勝も24年ぶりという快挙だった。
第1回大会を制したヨシムラが、30回記念大会の今年に優勝というのは、何か感慨深いものがあった。

それにしても、加賀山と秋吉の走りは壮絶だった。とにかくスタートしてからゴールするまで、まったくペースを落とすことなく目一
杯のアタックを8時間ぶっ続けで行っているようだった。かなり早い時間に2位以下に大差をつけていたので、ペースをコントロール
しても良かったのだが、時にマシンがハイサイドを起こしかけてもお構いなし。コーナーの進入のブレーキングでも、立ち上がりでも
リヤをスライドさせながら、ゴールまで突っ走ってしまった。

表彰台にライダーと共に昇った加藤監督が、亡きポップ吉村の遺影を高々と掲げて「じいちゃん勝ったよー!」と叫んだのが最高だっ
た。第一回大会で、8時間ずっとピットに立ち続けていたポップ吉村の魂は今日のレースもずっとあのピットで見守っていたに違いな
い。


…と、ここでエビアンマスターズでナタリー・ガルビスがツアー初優勝を決めた。
ずっと以前から応援していたので、良かった良かった。6位タイの上田桃子も惜しかったんだけどなぁ。次週の全英女子オープンでも
きっと頑張ってくれるでしょ。
それにしてもレマン湖のすぐ南にある、このエビアンマスターズのコースは、本当に綺麗だった。一度ラウンドしてみたいなぁ。
でも、めっちゃ難しそうだけど。ちなみにレマン湖というとスイスかと思うが、このエビアンはフランスだ。


話は8耐に戻って…2位には岡田・チェカ組、3位には伊藤・手島組が入った。岡田も伊藤も速かったなぁ。さすが日本一速い40歳
(?)だけのことはある。伊藤なんて最後の方のスティントはマシンから降りると支えられないと歩けないくらい消耗していた。
春に大腿骨骨折という重傷を負ってから初のレースがこの8耐。きつかったと思うが、走りはまったくそんな影響を感じさせなかった。
二人とも来年も走るぞーみたいなことを表彰台で口にしていたが、まったく恐ろしい奴らだ。

でも、いつまでも彼らが第一線で活躍してるようじゃダメなんだけどね。もっと若くて生きの良いライダーがどんどん出てきてくれな
いと。今日なんて表彰台のライダーの平均年齢が高すぎるでしょ(笑)。

07/07/26 (木) 13:00:10

☆ 真夏の伊勢参り ☆

どうやら左近は本決まりのようで、今日発表らしい。決まったんなら頑張ってもらいましょう。
たとえスパイカーでも、先日のヨーロッパGPのようにレースが荒れればリードラップだって奪えちゃうんだから。

さてそんなF1はこっちへおいといて、梅雨明けして夏がやってきたらアレですよ。
かつてはバイク乗りの伊勢参りとまで言われた、鈴鹿8時間耐久レース。
最近じゃ若者のバイク熱もすっかり冷めてしまい、観客数もずいぶんと減っちゃったし、かつてのようにGPライダーが走ることも少
なくなってしまって盛り上がりに欠けている感は否めないけれど、やっぱり夏と言えば8耐でしょ。

おいらは飽きもせず、未だに毎年8時間付き合っている(エアコンの効きの悪い部屋でのテレビ観戦だけど…)。
今年の話題と言えば、ノリックの初参戦になるのかな?
あと、岡田と伊藤の40歳対決!
タディこと岡田忠之が乗るんだったら応援しなきゃね。この人もう現役引退しちゃって監督業やってるけど、たぶん今MotoGPに
スポット参戦してもけっこう前の方走れちゃうと思います。才能も実績も日本人ライダーではトップといっても過言じゃない人だし、
引退してるのに、全然遅くなってない!
この人を超えられるのは大ちゃんくらいだったんだけど、あんなことになっちゃったからねぇ…。

とは言うものの、やっぱり伊藤や岡田にとっては8耐の長丁場は体力的にキツイだろうね。予選の一発はなんとかなるけど。ロングラ
ンでの持久力となると年齢が…ただ、このクラスのベテランになると楽に速く走る術を知っているので、どうにかしちゃうんだよね。

ノリックはどうなんだろう?気負いすぎて転ばなきゃいいけど。

今年の8耐は、30回の記念大会になるんだよね。
そんなわけで、平やガーやん(W・ガードナー)もやって来て、歴代の優勝マシンでデモランとかするらしい。観てぇ〜!
平忠彦+TECH21なんて、昔から8耐を観てきた人にとっては涙ものですなぁ。

さて、今年も仮面ライダーが参戦する8耐。別に誰が勝っても良いんだよね。
スタートから8時間が経過して、鈴鹿の空に花火が打ち上げられる時の感動っていうのは、参加した人全員(ライダーも観客も含めて
)が共有できるものだから。そして参加した人にしか味わえないものだから。

07/07/25 (水) 20:34:16

☆ え? ☆

山本左近がスパイカーF1入り?ホントか?
羽振りの良いスポンサー持ってるんだなぁ…
昨年GP2でハミルトンと争っていた実力があり、3回のワールドチャンピオンという実績を持つネルソンの血を引く「血統書付き」
のピケjuniorがスポンサーの援助額が足りなくて乗れないっていうのに…

もし本当なら、ちょっと複雑だなぁ。
日本人が増えりゃぁそれで良しってもんでもないと思うんだよねぇ。

もちろん左近がそれなりに走ってくれれば(あるいは良い意味で大化けしてくれれば)何の文句も無いけどね。
でもチームメイトになるスーティルは手強いぞー。
左近も苦労するだろうね。昨年のスーパーアグリのマシンよりはマシだけれど。


個人的には、ピケがスパイカーに入り、ドライバーを二人とも入れ替えるという噂も出ているトロ・ロッソに、ベッテルが乗ってくれ
ると楽しいんだけどなぁ。

日本人ドライバーは、来季からの中嶋一貴と、再来年からの平手晃平と、そのまた次の年の小林可夢偉と塚本広大あたりに期待してる。
もっとも、トヨタとホンダが今後もF1参戦を続けていればの話だけれど。トヨタはともかく、ホンダはどうなんだろう…?
今のままじゃ永遠に勝てそうにないんですけど。

P.S.どうやら本決まりらしい。次戦ハンガリーからシーズン末までの契約のようだ。
  一方、ピケはスパイカーのオファーを断ったとのこと。戦闘力の無いマシンに乗ることで、自分の評価を落としたくないかららしい。

07/07/13 (金) 12:40:26

☆ 段ボールやこー食べれまー ☆

「ところで段ボール入りの豚まんってどんな味がするんじゃろう?」
「さぁ?よーわからんけど、なんかしわい感じがしそうじゃな。けど食べただけじゃぁわからんのじゃろうか?」
「わからんのじゃろーなぁ。6:4で段ボールの方がおいーのになぁ。」
「この前のミートホープとか、あんなニュース見ようったら、店で売りょうるもんは、みんな怪しゅう見えらーのう?」
「そんなこと言よーったら、もう何も食べれんが。毒じゃなかったら、まぁ良しとせにゃぁ。」
「そう考えたら、まだ段ボールは良心的かもしれん。」
「中国はこんな調子で、オリンピックやこーやって大丈夫なんじゃろうか?」
「選手村の料理も何が混ざっとるかわからんで。選手は日本から食材持ってって自炊でもせんと安心できまー。」
「観戦ツアーとか、よー行かんな。食べもんも怪しいわ、食器も怪しいわ、歯磨きは鉛入りじゃわ、肝試しじゃねぇんじゃから。」
「当たりがいっぱいのチャイニーズ・ルーレットってところじゃなぁ。」
「そんなもん、当たりとーねーわ。」


07/07/13 (金) 12:37:42

☆ てーふーがきょーるんじゃと ☆

「せっかくの3連休じゃぁいうのに、てーふーがきょーるなぁ。」
「ぼっけぇつえーみてーじゃけー、ここいらもわやになるかもしれんでぇ。」
「こりゃぁどけーもいかんと、家でおとなしゅうしとるほうがええかもしれんのぅ。」
「けどなぁ、てーふーとかきたら、家でスカパー!やこう見ようっても、受信できんようになったりするけぇのぅ、
 あれが腹立つんじゃ。」
「BSはわりとでーじょーぶじゃけど、CSはおえんのぅ。すぐ見えんようになるけぇ。」
「こっちが晴れとっても、関東のほうが雷雨じゃったら、おえんけんの。送信できんよーになるけぇ。」
「もうちょっと電波つよーするとかすりゃぁええのに、できんのかのぅ?」
「スカパー!ゆうたら有料で。ただで見よーるんなら、まぁしょーがねぇけど、金はろーとるんじゃけぇ。
 見えんかったら、その分返してもらわんといけんがー。なぁ、そう思うじゃろう?思わん?」
「そりゃまぁそーじゃけど…もうちょっとほかに心配することはねぇん?」
「そーじゃなぁ…」

07/07/12 (木) 00:55:37

☆ F1とお金の話 ☆

マニ・クールで、ロリポップの指示が出る前にスタートしてしまい、給油ホースをぶった切るという大失態をやらかしたスパイカーF
1チームのアルバースが、解雇されちゃったみたい。理由は、そのフランスGPの件ではなく、アルバースが持ち込んだスポンサーか
らの支払いが滞ってしまったためとのこと。まさしく金の切れ目が縁の切れ目ってわけで、資金力の乏しい下位チームならではの事情
だねぇ。

台所事情が苦しいのは、なにもスパイカーだけじゃなくてスーパーアグリも似たようなものだと思う。少なくともスパイカーなんかよ
りよっぽど成績が良くてテレビの露出も多いのに、未だにメインスポンサーと言えるスポンサーが付いていないんだからね。
だからカナダGPで琢磨が6位に入賞したときに、スカパー!の中継で今宮純が「支援する企業が出てきて欲しい」って言ってたもん
ね。

そうしたチームにとって、シーズン終了後にコンストラクターズ選手権の10位以内のチームに与えられるテレビ放映料の分配金って
いうのは、とても重要なもの。幸いスーパーアグリは琢磨の活躍で、その権利が得られそうだったのに、開幕時から問題となっていた
カスタマーシャシーの件で、その金をスパイカーF1に一部渡すということになったらしい。こりゃまた亜久里さんの白髪が増えちゃ
うなぁ…。

そんなわけで、おいらがスーパーアグリのスポンサーになることにしました。っていうのは大げさですが、個人サポータープロジェク
トに参加することにしました。これは10,500円で、マシンのリアウイングの翼端板に名前を掲載するというもの。
次戦ヨーロッパGPか、遅くともその次のハンガリーGPには、おいらの名前も入るはずです。ぜひテレビ中継で探してみて下さい…
まぁ、実際にはマシンに近寄ってルーペで見ないとわからないくらいの大きさになるようですが(笑)。

そりゃそうと、イギリスGPでレッドブルのマシンには3万人の顔写真が貼られてたんだけど、地上波の中継では何にも言ってなかっ
たよね。あの中にレッドブルがスポンサーになっているサッカーのザルツブルク所属の、三都主と宮本の写真もあったんだけどなぁ。

ちなみにあれは脊髄損傷の治療法を発見するために活動している "Wings for Life" チャリティの募金活動の一環で、10ポンドで参
加できたみたい。レッドブルは個人スポンサーなんて募らなくても、めちゃめちゃ金持ってるからね。トロロッソなんて手放してスー
パーアグリのスポンサーになってくれれば良いのに…そしたら琢磨はH2Oじゃなくて、レッドブルのCMに出なきゃいけないけど。

07/07/08 (日) 15:24:26

☆ 恐ろしい… ☆

鈴鹿で行われているフォーミュラ・ニッポン第5戦のレース中に、B・トレルイエが裏ストレートで大クラッシュを起こした。
マシンが真っ二つになってモノコックと後部が別々にコース上に転がるという激しさで、思わず背筋が凍り付いた。
幸いにもトレルイエは命に別状は無いとの第一報があったが、心配だ。

P.S.その後トレルイエは無傷(!)という発表があった。あれで無傷とは…いやぁ良かった。

07/06/24 (日) 20:07:21

☆ マッチ雄叫び ☆

マレーシアのセパン・サーキットで行われたスーパーGT第4戦で、近藤真彦監督率いるウッドワン・アドバン・クラリオンZが、予
選14位からトップに躍り出て優勝を飾った。

マレーシアでのレースは、猛暑のためマシンにもドライバーにも過酷で、毎年厳しい戦いとなるのだが、今年は4月のF1開催後に再
舗装された路面がカギになった。序盤からタイヤトラブルを抱えてペースが上がらないマシンが続出する中で、ヨコハマタイヤを履く
ウッドワンはハイペースを維持し続け、J・P・デ・オリベイラは、他者がタイヤ交換で予定外のピットインを強いられる中トップに
立ち、荒に交替後も2位に15秒以上のリードを保ったまま危なげなく逃げ切ってしまった。

近藤レーシングとしてはスーパーGT参戦2年目での初優勝となり、チェッカーの瞬間に近藤監督は雄叫びと共に大きく両手を天に突
き上げ、その後はあふれ出る涙を拭うこともせずに、スタッフと抱き合っていた。
その後のインタビューでは、チェッカーの1周前くらいから記憶が無いと語っていたが、格別の想いがあったのだろう。

各メーカーのワークスが激突するGT500クラスにおいては、近藤レーシングのようなサテライト・チームが勝つことはなかなか容
易な事ではない。今回はヨコハマのタイヤがドンピシャでコースにマッチしたことが勝利を呼び込んだが、そういうチャンスをきちん
と勝利につなげられるのは、チーム力があってこそできることであり、決してフロックではない。近藤監督としてはしてやったりだろ
う。

さて、前戦の富士では、優勝候補の吉兆宝山レクサスがフォーメーション・ラップでストップするという波乱があったが、今回のマレ
ーシアでも3戦連続でポール・ポジションを獲得していたTAKATA童夢NSXの小暮が、フォーメーション・ラップでストップ!
駆動系のトラブルでそのままリタイアとなってしまった。鈴鹿ではエンジントラブルで炎上、岡山では1コーナーで追突されコースア
ウト、富士ではトップ快走中にミッション・トラブル、いったいどうなってるんだろう? 本当にお払いでもして貰った方が良いので
は…?

07/06/18 (月) 12:58:09

☆ 厳しいねぇ ☆

イエローフラッグ区間での追い越しにより、次戦フランスでの予選10番手降格となった琢磨。
レース中にペナルティを受ける前にリタイアしてしまったため、このような裁定となったようだが、ちょっと厳しいねぇ。

問題となったのは1コーナーでバトンと争っていた場面だが、琢磨の言い分では後方からスリップを使って追いついてきたバトンとサ
イド・バイ・サイドで進入したが、バトンが引いたためそのまま1コーナーを前で脱出しただけであり、追い越しなどしていないとの
こと。

確かに、この週もスタート・フィニッシュライン上では琢磨、バトンの順で通過している。

国際映像では、ストレートを正面から捉えていたため、二人が並んでいるのはわかったが、進入時にどちらが前だったかは、よくわか
らず、次のシーンでは、2コーナー出口で琢磨、バトンの順だった。

おいらも生で見ているときは、てっきり琢磨がバトンをパスしたと思い、ペナルティの心配をしていた。
しかし、バトンはずっと琢磨の後ろを走っていたわけで、追い越しをかけたのはバトンだという琢磨の主張は正しい。

ただ、問題となるのは、イエロー区間がどこからなのか、そしてそこを通過した時にどちらが前だったか?ということ。
たとえ仕掛けたのがバトンだったとしても、イエロー開始地点で、少しでもバトンが前で通過していたならば、イエロー終了地点で琢
磨が前で通過してしまうと理論上は琢磨が追い越したと判断されてしまう。

でも、それでペナルティは辛いよね。もし逆に琢磨がバトンに譲っていたら、理論上は問題なくてもオフィシャルからの通告で、バト
ンがペナルティをくらってたかもしれない訳だし…

サイド・バイ・サイドになったとき、ある瞬間にどちらが前にいるかなんてドライバーには判断つかないもんね。
普通は仕掛けた方が引いたら、それでOKだと思うんだけど。

チームは抗議するみたいだけど、覆すのは難しいだろうなぁ。


さて、レースの方はハミルトンの完勝だった。カナダと同様にアロンソの方がとっちらかり、ハミルトンは余裕を持ってレースをコン
トロールしていた。アロンソにしてみれば、やっかいなチームメートを持ったもんだね。とはいえ、このままハミルトンがチャンピオ
ンシップをリードしていったんじゃ面白くない。ヨーロッパに戻ったらアロンソにも、フェラーリにも反撃してもらわないとね。

もし、今年フェラーリにミハエルがいたらどうなっていたんだろう? ミハエルvsハミルトンという戦いが見たかった気もするなぁ。

07/06/18 (月) 01:55:28

☆ なめてんのか? ☆

アメリカGPのオープニングで、またしても「命懸けの戦い」ってテロップを使いやがった…。

07/06/17 (日) 23:37:07

☆ きっぱり! ☆

今日放送された「新報道プレミアA」で、先日のクビサのクラッシュを受けてF1の安全性について取り上げていた。その中で片山右
京が、

「よく『命がけですよね』と言われるんですけど、僕たちは絶対に命をかけてなんかいません!」

と断言していた。

反省しろよ。フジテレビの宣伝部。


ただ今日の放送では、F1での安全装備が市販車にフィードバックされているという趣旨でまとめられていたが、ちょっとそれには違
和感があったなぁ。かつてホンダが「F1は走る実験室」みたいなことを主張して、よくそういう言い方が使われるけれど、今のF1
に関して言えば、それは的を得ているとは言えない。技術的に言えば、むしろ市販車からのフィードバックの方が多いくらいだ。
最近の技術でF1が市販車に先んじて開発したものといえば、カーボンディスクのブレーキくらいしか思いつかない。

クラッシャブルストラクチャーにしても、F1に導入されるようになったのはここ数年のこと。市販車においてははるかに昔から導入
されていた技術であり、F1が先行開発したわけじゃない。

「走る実験室」の元祖(?)であるホンダにしても、F1参戦の大きな目的は技術者の教育であり、技術開発を目的とはしていない。
現在のF1は、市販車とはかけ離れた特殊なマシンになってしまっているため、直接結びつく部分はあまり無いのだ。


今日の放送を見て、F1が決して命がけの野蛮なスポーツでは無いということを理解してくれる人が少しでも増えてくれれば、それな
りに意味のある内容ではあったけれどね。

07/06/16 (土) 00:38:41

☆ サリュー、ジル! ☆

F1の北米連戦となるアメリカGPがさっきから始まったところだが、カナダで近年では最もシリアスなアクシデントに遭遇したクビ
サは、ドクターストップで不出場となった。

あれだけの事故でありながら、クビサが負ったダメージは軽い脳震盪と打撲だけで、事故の翌日には病院から自分で車を運転して退院
した。アメリカGPが開催されるインディアナポリスにもやって来て元気な姿を見せていたが、さすがに今回の出場は許可されなかっ
た。脳にダメージを負った場合、そのダメージ自体は軽いものであっても、1ヶ月以内に再度ダメージを負ってしまうと深刻な事態を
引き起こす危険があるためだ。

クビサの事故は、現代のF1マシンがいかに安全かを証明することになったわけだが、それでもクビサが無事だったのはラッキーだっ
たと思う。最初にクラッシュしたコンクリートウォールへの進入角が浅かったこと、そのコンクリートウォールを飛び越えることなく
コースに跳ね返されたこと、そしてそこがブレーキングゾーンであったため後続のマシンとの接触も起こらなかったこと、壊れたタイ
ヤやサスペンションが、クビサにも後続のマシンにも当たらなかったこと…もし何かひとつでも状況が違えば、クビサ本人だけでなく、
他のドライバーをも巻き込んだ大惨事になっていた可能性もあった。

事故のきっかけとなったトゥルーリとの接触は、時速270km以上で起こった。そしてタイヤの接触により浮いてしまったクビサの
マシンは、ほとんど減速することなくコンクリートウォールへと向かっている。いかに頑丈なカーボンモノコックをもってしても
真正面からウォールにクラッシュしてしまえば粉々になってしまう。だが角度が浅かったためタイヤやサスペンションが先に壊れて衝
撃を吸収し、モノコックが折れることもなくコースへと跳ね返された。そしてそこでマシンがコースに沿って横転したことによって減
速し、反対側のウォールに届く前に停止できた。

クビサのマシンがもう少し高く浮いていれば、ウォールを飛び越えて、ヘアピンを回って立ち上がってきた他のマシンに正面から突っ
込む可能性もあった。実際そこを走っていたドライバーは、自分に向かってくることを覚悟したと証言している。

左リヤ以外のタイヤはサスペンションとともに壊れて飛び散った。もしそのどれかがクビサか後続のリウィッツイに当たっていたら、
致命傷となった可能性もあった。セナの事故を教訓に、タイヤが飛び散らないように強化されたテザー(サスペンションとモノコック
を繋いでおくワイヤー)をもってしても、あれだけの衝撃では耐えられない。

こうして考えてみれば、いかに幸運だったかがわかる。


今年はサーキットの名前にもなっているカナダ出身の伝説のフェラーリドライバー、ジル・ビルヌーブの没後25年だ。サーキットに
はジル夫人(ということはジャックの母)のジョアンも姿を見せていた。ジャックは来なかったらしいが…。

1982年5月8日ベルギーGP予選。ゾルダーサーキットで命を落とすことになった事故はまさしく、今回のクビサの事故に良く似
たものだった。時速250km以上となる高速の左コーナーで前を走るヨッヘン・マスのマシンと接触し、浮き上がったマシンが何度
も地面に叩きつけられながらその先のヘアピン奥のキャッチ・フェンスまで転がっていったのだった。
空中で回転するマシンからシートごと投げ出されたジルはキャッチ・フェンスに叩きつけられ即死だった。

テレビ中継を見ながら、おいらはリプレイされるクビサの事故が、一瞬ジルの事故に重なって見えた。たぶん致命傷には至っていない
とは信じていたが、それでも無事が伝えられるまでは嫌な気分だった。


ジルの時代からすれば、F1マシンの安全性は飛躍的に向上した。サーキット自体もずいぶんと改善されてきた。ジルの事故も現在の
マシンであったなら、死には至らなかったかもしれない。しかしそれでもドライバーの命が100%保証されるわけではなく、いつシ
リアスな事故が起きてもおかしくはないのだ。そう言う意味では、クビサのアクシデントは近年のF1マシンに対する安全神話の盲信
に警鐘を鳴らす良いきっかけになったとも言える。クビサにとっては良い迷惑だったかもしれないが。
そしてそれは、F1に関わる人全てに対してのジルからのメッセージだったと思っている。

サリュー・ジル! でもイタズラはほどほどにしといてくれよ。


しかし、相変わらずマクラーレン速いなぁ…フリー1回目はアロンソがトップだ。

07/06/14 (木) 23:38:39

☆ 朝は誰でも眠いのよね ☆

東京発6時20分の「のぞみ3号」。おいらは品川から乗り込んだ。
席に着くとすぐに前から車内販売のお姉さんがやってきた。
おいらは2列席の通路側D席に座っていたのだが、同じ列のA席(3列席の窓側)に座っていたサラリーマンがホットコーヒーを注文
した。
おいらはipodを聴いていたので、会話は聞こえなかったのだが、たぶんこんな感じ。


販売員「ホットコーヒーですね。310円(かな?)になります。お砂糖とミルクはご利用なさいますか?」

客「はい。下さい。」

販売員が砂糖とミルクを渡し、客から代金を貰う。

販売員「ちょうどですね。ありがとうございました。」

立ち去ろうとする販売員。客が振り向きながら呼び止める。

客「あのう…コーヒーがまだ…」

販売員「すみません…」

あわててバックしてきて、ポットからコーヒーをカップに注ぎ、客の前のテーブルに置く…。


ちょっと笑ってしまった(心の中で)。コントやん。まぁ朝早いし、お姉さんもまだぼんやりしてたのかもね。
ただ、こういうときはやっぱり、客としては正しく突っ込まないと行けないと思う。例えば…


ケース1:初心者の場合(さまーず三村風に)

立ち去ろうとする販売員に向かって

「砂糖とミルクだけかよ!」

解説:一番簡単な突っ込み。勢いが大事。というかそれだけが勝負。


ケース2:中級者の場合(明石家さんま風に)

立ち去ろうとする販売員にむかって

「そうそうこの砂糖とミルクを混ぜたら美味しいコーヒーに…って飲まれへんやろ!」

解説:いわゆる「のり突っ込み」の典型的なパターン。前半と後半のメリハリが大事。


ケース3:上級者の場合(笑福亭鶴瓶風に)

この場合は立ち去る販売員には声をかけない。販売員がUターンして戻ってくるのをじっと待って、そこで一言

「あのう…、まだコーヒー沸かしてはるんですか?」

解説:これは素人には、まずムリなパターン。自分のキャラを考えないと、相手に逆ギレされる場合もあり得る。


とまぁ、パターンはいろいろあるけれど、実際にはなかなか言えないだろうなぁ…

07/05/28 (月) 01:37:41

☆ くたばれフジテレビ ☆

おいらは今出張中のため、スカパー!が観られない。なので、今日のF1モナコGPはタイミングモニターだけでレースを観戦(?)
した後、久しぶりに地上波の録画中継(直前の「新報道プレミアA」で安藤優子が「この後F1モナコGPの生放送…」と言っていた
が…)を観た。

オープニングのアニメが論外なのは置くとして、今回は番組冒頭でいきなり木村拓哉である。ここ数日「すぽると」での扱いを観てい
たのである程度は予想していたが、やっぱりだった。
普段のレースでも地上波は短い放送時間にCMを詰め込んでおり、レースがブツ切り状態での放送を強いられている。CMが終わるた
びに、何周も先に進んでいて、順位が変動してるわ、いつの間にかリタイアしてるわで、ちっともレース展開がわからないのが常だ。

しかもモナコはアベレージスピードが低いため、通常のレースより時間が長い。ほとんどイエローも出ず、セーフティーカー導入もな
く順調だった今日のレースでも1時間40分かかっている。それを1時間40分の枠で放送しているのだ。1時間40分といったって
レース前の予選順位紹介などの導入部とレース後のインタビュー等の時間、そして多量のCM時間を引いてしまえば、レースそのもの
を流せる時間は、ずっと少ない。その貴重な時間を削ってまで、木村拓哉をダラダラしゃべらせることに何の意味があるのか?

フジテレビにとっては意味があるのだろう。映画「HERO」の宣伝のためだからだ。
だからといって、チャンピオンズ・リーグやF1といったスポーツ中継をパブリシティに利用するのはいい加減にしてもらいたい。
あまりにもそのスポーツを愛している人達をバカにしすぎだ。
そんな時間があったら、1周でも多くレースを中継しろよ!

おいらは事前にタイミングモニターを全ラップチェックしているからレース内容が頭に入っている。そのおいらが観ていても、わかり
づらいのだ。地上波だけしか観ていない人には、きっとさっぱりわからないに違いない。

別に木村拓哉に恨みは無いが、エンディングまで延々と木村拓哉がらみのカットばかりを流されてはたまったもんじゃない。

ひとつ気になることがあるのだが、昨日放送された予選は、スポンサーがトヨタの1社提供だった。
今日の決勝にはホンダもついていたが、ホンダからのスポンサー料がトヨタよりも減っているのだろうか?
今年は日本GPが富士で開催されるということもあり、トヨタが力を入れているのはわかるのだが、トヨタのCMに出演している木村
拓哉とトヨタF1チームを大きく取り上げることでトヨタにサービスしたつもりだったのだろうか?


もうひとつフジテレビに言いたいことがある。
昨日流れていた、モナコGPの番宣の中で、「命知らずの男達」というフレーズが使われていた。
レースなどを取り上げるときにマスコミで使用される常套句ではあるが、おいらが最も嫌悪している言葉だ。
「命知らず」の本来の意味がどうかは別にして、一般的には命を軽んじているというような侮蔑的な意味合いにもとられかねないよう
な言葉を、F1ドライバーに対して使うとは、いったいどういう神経なのか?
他のテレビ局ならともかく、20年以上もF1を中継してきてモータースポーツを最も理解しているはずのフジテレビが、今頃になっ
てこんな陳腐なフレーズを持ち出してくること自体、あまりにもお粗末すぎる。
ひょっとしてこのCMも「あるある大辞典」みたいに、下請けに作らせてるんですかね?

こんなことならいっそのこと、地上波についてはF1の中継権をテレビ東京にでも移譲してもらった方がよっぽどマシだ。

07/05/28 (月) 01:36:36

☆ 「なませ」と読みます ☆

先日、シアターBRAVA!で観てきました。三谷幸喜脚本の「コンフィダント・絆」。
キャストは中井貴一、寺脇康文、相島一之、堀内敬子、生瀬勝久、そして音楽・演奏が荻野清子。

舞台は1888年のパリにある、とあるアトリエ。そこに集まる4人の画家とモデルの女が1人。
4人の画家とは、ゴッホ(生瀬)、ゴーギャン(寺脇)、スーラ(中井)、シュフネッケル(相島)。
劇中の音楽は、総て舞台下手に置かれたピアノでの生演奏。そして堀内敬子の歌。

絵が全く売れず、弟に食べさせてもらっているゴッホ。
世渡り上手で、ちょっとプレイボーイのゴーギャン。
4人の中で一番の売れっ子だが、なかなか自分の本心を見せないスーラ。
そして4人のまとめ役で美術教師をしているシュフネッケル。
そのシュフネッケルが見つけてきた、モデルのルイーズ。

そんな5人が繰り広げる、友情、愛情、嫉妬、絶望、夢、現実…etc.

三谷幸喜脚本というので想像できる通りの、軽快なテンポでコミカルに進んでいく楽しい芝居でした。
いやぁ、笑った笑った。何しろ芸達者のキャスト達なので、もう安心してどっぷり浸ってきました。
堀内敬子の歌も良かったなぁ。さすがに劇団四季出身。
まだそんなに名前は知られていないかもしれないけど、映画「有頂天ホテル」では松たか子の同僚として、川平慈英にプロポーズされ
る役をやってた人です。

中井貴一がコミカルな役をやってると、どうしてもUCカードのCMを思い出してしまいました。なんか舞台上にタヌキとカッパ(だ
ったっけか?)がいそうな気が…

一幕と二幕の間の休憩中に、隣の席の熟年夫婦がキャストについてあれこれ話をしていたのですが、その中で

「いくせさんっておもしろいよねぇ…」

と言ったのが聞こえて、「いくせ」じゃなくて「なませ(生瀬)」ですって教えてあげたかったのですが、勇気がでませんでした。
教えてあげた方が良かったのかなぁ…?

その生瀬は、やっぱり一番良かったですね。もう表情と動きだけで笑える。一週間ほど前に空席が残ってたのを買ったので2階席の後
ろの方でしたが、生瀬だけはなんかしっかり表情が見えるんですよ。何度でも観たい役者です。

寺脇は男前でした。(それだけか!)

相島は…哀しい役でしたね。最後の方で3人から「お前には絵の才能がない」ってことを突きつけられるんですよ。泣きそうでした。

そのうちWOWOWとかで放送しないのかなぁ?是非観て欲しい気がします。


芝居が終わって、大阪城公園駅に向かおうとしたら「チケット譲ってください」っていう紙を持った女性を見かけました。

(人気があるんだなぁ…)

と思っていたら、川向こうの大阪城ホールでMr.Childrenのコンサートがあったんですね(笑)。
おいらが観たのはマチネ(昼公演)だったので、夕方からのコンサートに向けてお客さんが集まってきてるところでした。
Mr.Childrenも観たいなぁと思いつつも、チケット無しで観られるわけもなく、そのまま電車で三ノ宮に移動して松たか子のコンサー
トを観ましたとさ…。

しんどかったですが、楽しい一日ではございました。

07/05/08 (火) 22:48:47

☆ ひょっとしてバカ? ☆

報道ステーションのトップ項目は、広島県内で起きたマイクロバスの事故のニュースだった。
大変痛ましい事故ではあるが、スタジオでの古館とコメンテーター加藤との会話があまりにもトンチンカンですっとこどっこいで聴くに堪えなかった。。

・マイクロバスは走行車線を走っていて、追い越し車線を走っていたトラックに追突された。
・追突したトラックの運転手は3連休明けの勤務だった。
・トラックには10トン程の野菜が積載されていた。
・運転手は「わき見をしていた」と証言している。
・現場は4%の下り勾配だった。
・マイクロバスの乗客は大半が道路に投げ出された。

ニュースのVTRでは以上のようなことがナレーションされていた。
だが、これに関して交わされた会話がどうだったかというと、

「過積載とか過労勤務とかは無かったんでしょうか?」
「規制緩和による過当競争が…」
「乗客がシートベルトをしていたのかどうか気になりますねぇ」
「もっと道路の設計を考える必要があるんじゃないでしょうか?」

何だこりゃ?

どうやら今日の事故は規制緩和による過当競争によって過労勤務を強いられた運転手が過積載のトラックで欠陥道路を走っていたため
におこった事故という「空想(またはでっち上げ)」で会話していたらしい。

いくら「報道ステーション」がバラエティ番組だからって、何でも言って良いってもんじゃないでしょ?
高速道路に下り勾配があったら「欠陥道路」なんですか?
すべての高速道路はフラットに作らなきゃいけないんですか?
どんだけ工事費が膨れ上がると思ってるんだ?
理想論は勝手だが、日本じゃフラットな道路なんて端から無理だって事くらいわかりそうなもんじゃないか?

確かに事故現場付近は高速道路としてはかなりの急勾配ではある。しかし明らかに下りだとわかる場所で、気づかないうちにスピードが上がってしまうような場所ではない。下り坂でアクセルを緩めることもできないようなら、そもそも車を運転する資格なんか無く、
それは道路の設計云々の話ではないはずだ。わき見してたら、平坦路であっても事故になることは言うまでも無い。
それに、追い越し車線を走っていて走行車線の車に追突することと、下り勾配に何の因果関係があるというのだろう?

3連休明けの勤務なのに、「規制緩和」も「過当競争」も「過労」も関係ないんじゃない?
それって、スキーバスの事故とかと強引に関連付けしたいんだろうけど、明らかに無理矢理じゃん。

全員がシートベルトしていたら、10人以上も道路に投げ出されるわけ無いでしょ?
それを言うならば、乗用車の後席シートベルトを総て3点化して義務化するとか、高速ではバスも含めて全席シートベルト着用を義務化するとか、そういう法整備の不備の話にもっていかなきゃいけないんじゃないの?


少しで良いから脳みそ使えよ…。


今日の場合は加藤も酷いが、古館のトークは一事が万事この調子だ。どんなニュースに対しても、事実を踏まえることなく自分の勝手
な妄想と思い込みをグダグダ垂れ流している。
スポーツ中継であれば、古館の饒舌は好き嫌いはあるにしても超一流だと思うし、一向に差し支えない。
しかし、こと報道においては無駄以外の何物でもない。だっていつも的外れなんだもん。意味無いじゃん。

ましてや今日のように視聴者をミスリードしかねないことにまで言及するのであれば、百害のみでしかない。
久米宏が良かったとは言わないが、古館ほど酷くはなかったと思うけどなぁ。

07/05/04 (金) 23:35:40

☆ ニスモ恐るべし ☆

6万5千人という観客を集めて開催されたスーパーGT第3戦富士500kmは、戦前の予想が見事にひっくり返される結果となった。
前戦の岡山に続いてTAKATA童夢NSXが圧倒的なタイムでポールポジションを獲得し、その隣には富士を得意とする宝山SC。
以下、前戦優勝のARTA NSX、REAL NSXと続き、5位にインパルZ…という予選結果から、童夢を筆頭とするNSX勢
と宝山SCが優勝を争うものと誰もが思っていた。

そして迎えた決勝のフォーメーションラップで、あろうことか宝山SCがストップ。NSXの楽勝パターンが出来上がってしまった。
予選で見せた速さそのままに、TAKATA童夢の小暮がぐんぐんと後続を引き離して、レースが展開する。そんななか迎えた54週
目、EPSON NSXがスピンしていたGT300クラスのポルシェと接触して、コース上にストップし、炎が上がった。
即座に赤旗中断となり、童夢はそれまでのリードを失ってしまう。この時点で2位にいたのは、なんと予選13位から追い上げてきて
いたMOTULオーテックZを駆るミハエル・クルム。さすがに愛妻の伊達公子が応援に来ている時は速い(?)。そして3番手は富
士マイスターの異名もある立川のZENTセルモSC。以下BANDAI SC、Forum Eng SC、XANAVI Z。
コースがクリアになって、レースが再スタートすると1コーナーでZENTがスピン!順位を落としてしまう。
やがてXANAVIが3位に浮上。しかしTAKATA童夢は、再スタート後も後続を引き離していき、万全の体制に見えた。

ところが69周目のストレートで突如スピードダウンし、MOTUL Zにあっさり抜かれてしまった。なんとTAKATA童夢はミ
ッショントラブルに見舞われ、5速、6速を失ってしまったのだった。これでずるずると順位を下げてしまう。
気が付けば、MOTULとXANAVIのZが1−2体制を築いていた。
最後のピットストップを先に行ったのはMOTUL。ドライバーがクルムから松田へ。そしてXANAVIがピットイン、ライアンか
ら本山に交代、ピットアウトしたとき、XANAVIが前に出ていた。タイヤがまだ暖まっていない本山に対し、松田が何度か仕掛け
たが、本山がトップを死守。そして110周の長丁場をトップでチェッカーを受けることとなった。

予選11位のXANAVIが優勝、13位のMOTULが2位という結果は、レース前にはまったく予想できなかったものだったが、
ノートラブルでハイペースを維持できるマシンを仕上げたNISMOの底力を見せつけられたレースだった。
逆に、速さでは他を寄せ付けなかったNSXも、富士のストレートでは最も速いSCも、トラブルによって自滅してしまい、そのス
ピードを結果につなげることができなかった。

奇しくも、本山優勝、松田が2位というのは、先月のフォーミュラ・ニッポンと同じ1−2となった。今シーズンはこの二人がどちら
のシリーズもチャンピオン候補として戦いの中心になっていくのではないだろうか。


さて、このレースでは、序盤からクラッシュが相次いだ。それもコース上でのマシン同士の接触によるもので、その都度カウルの破片
が散らばることとなった。しかし、コース上や、コースサイドにマシンがストップしているにも関わらず、セーフティーカーも入らず
そのままレースが続行された。さすがにEPSONのクラッシュでは炎が出たため赤旗中断となったが、それだけだった。
今回の競技長が誰だったかわからないのだが、猛省を求めたい。カウルの破片をタイヤが拾えば、下手すればスローパンクチャー、運
が悪ければ、バーストにつながることは自明だ。実際に今日のレースでもタイヤトラブルに見舞われたマシンが何台もあった。いずれ
も大事には至らなかったが、1.4kmの直線を持ち、GT500のマシンでは最高速が300km/hを超える富士でのタイヤバー
ストは、一歩間違えば大事故につながる。
なぜセーフティーカーをすぐに入れて、コース清掃を行わないのか?
危険にさらされるのは、ドライバーだけではない。ストップしたマシンを排除するために作業しているオフィシャルのすぐ側をマシン
がレーシングスピードで走っているのでは、オフィシャルの安全が確保されないではないか。いくらイエローフラッグが振られていて
も、作業中に別のマシンがスピンして突っ込んでくることだっていくらでもあり得るのだ。

スーパーGTは、今日本で最も集客力のあるレースだ。レース内容もそれにふさわしく、各チームの戦力が拮抗していることもあって
毎戦素晴らしいバトルが繰り広げられている。今日のレースも3時間半という長丁場だったが、まったく飽きることなく最後まで見て
いられた。

だからこそレース運営も日本最高であって欲しい。セーフティーカー導入を行わなかった事には、非常に疑問が残るし、100Rで車
内から火が出てストップしたウェッズスポーツセリカに、オフィシャルが到着するのが遅れてドライバーが消火していたのは、明らか
にレスキュー体制の失態だ。犠牲者が出てからでは遅いのだ。二度とこうした場面は見たくない。

ついでに言えば、ヘアピン立ち上がりでシロウトみたいなスピンをしていたガヤルドのドライバーなどは、出直してきて欲しい。
原因がマシントラブル等であれば責められないが、ドライビングミスだとしたら、スーパーGTを走るレベルに達していない。趣味で
走りたければ、サポートレースのヴィッツにでも乗ってろ!


さて、これで3戦を終えて、SC、NSX、Zが1勝ずつというイーブンの結果になった。次戦は、海を越えてマレーシアのセパン。
毎年灼熱によって、マシンにもドライバーにも最も厳しいレース。Zの信頼性がまたしても勝利を引き寄せるのか、SC、NSXの巻
き返しが見られるのか、またまた注目だ。

07/04/21 (土) 13:16:13

☆ あーあ… ☆

松浦がいきなりクラッシュだよ…

07/04/20 (金)

☆ 大ちゃんへ ☆

また今年もこの日がやってきましたね。君がいなくなってから4年が経ちました。
もうずいぶん長いこと君を見ていない気がしますが、まだ4年なんですね。
ちょうど今、トルコGPをやっています。玉やんも真ちゃんも今年は苦戦しています。
ここに君がいたらどうだったんだろう?ついつい考えてしまいます。

生きていたらきっともうチャンピオンを獲っていたでしょうね。
ロッシと戦う君の姿をもっともっと見ていたかったです。

君が最後に走った鈴鹿。君が大好きだった鈴鹿。
MotoGPがもてぎに移り、今年はF1まで富士に移ってしまいました。
淋しいですよね。

その鈴鹿で15日に開催された2&4で、本山と亀谷が優勝しました。
二人とも君のために頑張ったんだって言ってました。
鈴鹿には今でも君の魂が走り続けているような気がします。
そして僕らの心の中には、今でも君の走る姿が焼き付いて離れません。

今年はおかしなことにまだ桜が咲いています。
そこからも見えていますか?

毎年桜の花びらが散る度に君のことを思い出しては、ちょっと心が痛みます。
でも写真の中の君はいつも笑っていて、それを見ながらあののんびりしたしゃべりを思い出すと癒されます。

勝手なお願いだけれど、玉やんと真ちゃんにもエールを送ってあげてくださいね。
そしていつか君の意志を継いだポケバイ少年達の中から、チャンピオンが誕生することを期待しています。
ではまた。

07/04/19 (木) 13:01:05

☆ そりゃないだろ… ☆

今日からツインリンクもてぎで始まった、IRL第3戦のインディJAPAN300。
決勝は21日(土)なのだが、地上波のテレビ中継が無い!
日本テレビでは当日午後4時からオンエアされるが、関東ローカル。
スカパー!ではGAORAが毎戦放送しているが、こちらのオンエアは29日(日)午後7時から。

インディ500ですら、GAORAで生中継で観られるのに、なんで日本開催のレースが1週間以上経たないと観られないんだか…。
結果がわかってから観たって、ちっとも盛り上がれないじゃん。
当日の録画放送なら、開始時間までネットを我慢すれば良いだけだが、1週間以上も空くんじゃそうもいかない。

土曜夕方なんて、ほとんどの地方局はドラマの再放送とかバラエティの再放送とかそんなもんしかやってないのに、なんでこういうイ
ベントを中継しないのかね?

レース中のバトルにしても、派手なクラッシュにしても、F1よりよっぽどIRLの方がテレビ的にも面白いんだがなぁ…。

ちなみにさっきまでやってたフリー走行1回目では、トップがトニー・カナーンで、ダニカ・パトリックが3位、松浦孝亮が9位でし
た。さらにちなみに今年は女性ドライバーはダニカだけじゃなくて、サラ・フィッシャーもいます。

うぅぅダニカが観たい…


P.S.2回目のフリー走行が終わってダニカがトップ! 2位に松浦という結果でした。明日の予選が楽しみですな

07/04/18 (水) 00:08:43

☆ 品川経由御殿場行き ☆

F1もフライアウェイの3戦を消化して、ヨーロッパラウンドまで1ヶ月ほどの休みに入った。
開幕前はフェラーリ優位と言われていたが、予想以上にマクラーレンの仕上がりが良く、今のところがっぷり四つ状態だ。
このままシーズンが推移すれば近年無かった4人のドライバーによるチャンピオンシップ争いが見られそうだ。
その中でもデビューから3戦連続で表彰台に昇ったハミルトンの評価が日に日に上昇している。
2年連続チャンピオンのアロンソをチームメイトとしながらも、ポイントでは並んでいるのだからそれもむべなるかな。
早くも母国イギリスではF1界のタイガー・ウッズとまで呼ばれ始めているとか。

さてこうなってくると、今年の日本GPが楽しみになってくるのだが、今年おいらは久しぶりのテレビ観戦を予定している。
それはもちろん開催地が鈴鹿から富士になってしまったためだ。例年なら今頃はとっくにチケットも入手し、ホテルも押さえている。
今年のチケットは2日から発売されているが、まったく気にしていなかった。
しかし、なんだか面白い展開になりそうなので、ちょっと気になってチケットの発売状況を調べてみた。

チケットのみの購入は抽選方式で、既に第1次の申込みは終了していて次は5月1日からとなる。
そこで旅行会社の観戦ツアーのサイトの方も見てみた。どうやらまだ売り切れになっているツアーは無いようで、行こうと思えば観に
行けそうだ。

しかし、ツアー内容を見て、すっかり行く気が失せた。

鈴鹿での開催であれば、会場までのアクセスは自由になる。車で行ってキャンプするも良し、ツアーバスで行くも良し。
一番多いのは電車で最寄り駅(近鉄の白子駅か、JRの平田駅)まで行き、そこからシャトルバスや徒歩でサーキット入りするパター
ンだ。平田なら2q、白子からでも6qほどの距離なので、歩いたってどうってことない。おいらはいつも白子経由でシャトルバス利
用だが、決勝後の帰りは白子まで歩いていた。1時間ちょっとで駅に着いて、そこで缶ビールを飲むと美味しいんだなこれが。
宿泊は名古屋がメインとなる。それよりも近い三重県内の四日市などはなかなか予約が取りにくい。
それでも名古屋からなら1時間ちょっとでサーキット入りが可能だ。

ところが富士の場合は、会場入りするにはシャトルバスしか方法が無い。どんなに近くに家や別荘があろうが、徒歩も自転車も入場を
認めず、必ず最寄り駅か、自家用車用の指定駐車場からのシャトルバスを利用するしかない。
当然、鈴鹿のように自家用車でサーキット内に駐車してオートキャンプという方法もダメ。自家用車は周辺の指定駐車場に停めるしか
ない。自家用車の指定駐車場から、シャトルバスで30分〜70分、電車利用の場合、シャトルバスで25分〜85分もかかる。
この時間だってあくまで推定であって、いざ本番でどれほどの時間がかかるかは怪しいものだ。

それよりも一番の問題は宿泊場所だ。富士の周辺には、鈴鹿に対する名古屋のような宿泊客のキャパがある都市が無い。
観戦ツアーの利用ホテルを見て、驚いた。静岡県内の場合もあるが、神奈川や東京のホテルの名前が並んでいるのだ。

伊勢佐木ワシントンホテル、品川プリンスホテル、ホテルパークレーン横浜鶴見、マルコーイン 新横浜…

行程を見てみるとサーキットからホテルまでの時間が4時間近い。往復で毎日8時間!
何がうれしくて大阪からのツアーで品川泊まりで御殿場に通わなきゃいけないんだか…

もうスケジュールを見てるだけでグッタリした。

たぶん本番ではスケジュール通りにバスが運行できなくて大混乱するだろうね。サーキット周辺は交通規制するらしいけど、高速は交
通規制できないからね。なにしろ初めてなんだから、シミュレーション通りの時間でバスが走れる保証はどこにもない。決勝日なんて
バスの中でテレビ中継を見る羽目になり、サーキットに着いたらチェッカーが振られてたりして(笑)。

チームやスポンサーのコネでヘリでサーキット入りできるんなら、行ってもいいけどねぇ…。



07/04/08 (日) 21:02:52

☆ SGT岡山国際の巻 ☆

SGT第2戦、岡山国際行ってきました。
第1戦でのNSXの速さはここでも健在というか、ここ岡山国際は元々NSX勢が得意とするサーキットだけに、予選では上位を占め
ました。ただ、さすがにレクサス、Z勢もただ手をこまねいていたわけはなく、決勝でのレースペースには自信があるようなコメント
だったので、期待していました。

迎えた決勝では、予選でポールを奪取したTAKATA童夢がスタート直後の1コーナーで、宝山レクサスと接触してコースアウト、
変わってトップに立ったARTA NSXが第1戦と同様にぐんぐんと逃げていき、今回は最終ラップも無事に走り抜けて独走優勝と
なりました。
2位以下は、モチュールZの松田が素晴らしい追い上げで2位まで上がったものの、周回遅れの処理をミスしてしまい、RAYBRI
G NSXに再び先行を許してしまって、惜しくも3位となりました。4位にEPSON NSX、5位にTAKATAとの接触で、
ペナルティを受けながらも追い上げてきた宝山レクサス。

ARTAの速さは、頭ひとつ抜け出ている感じでしたが、それ以降は、NSXもZもレクサスも五分に戦える状況になってきているよ
うです。Z勢は、XANAVIが序盤のトラブルでリタイアしたのが悔やまれます。モチュールの速さからすると、XANAVIも、
充分に表彰台が狙えたはずでした。、レクサス勢としては宝山のペナルティがもったいなかったです。宝山の追い上げは素晴らしかっ
たので、こちらも2位は行けたはずだったのですが…。

さて、実は岡山国際に行くのは今回が初めてだったのですが、ちょっと気になることがありました。
それはメインストレートエンドの1コーナーアウト側のグラベルがフラットで狭く、その外側のタイヤバリアが低くてそのすぐ外側が
観客の通路になっていたこと。
地形的に、難しい面はあるのかもしれませんが、あれはすぐ改修した方が良いと思いました。はっきり言って非常に危険な状態です。
SGTのようなハコ車のレースならともかく、フォーミュラのレースであれば、ストレートエンドでタイヤが接触するようなことがあ
れば、簡単にあのタイヤバリアを飛び越えてフェンスの向こうの観客をなぎ倒す事態が起きるでしょう。

思い出されるのは、1992年に鈴鹿で行われたF3000(今のフォーミュラ・ニッポンに相当するレース)で、小河等とA・G・
スコット(現在は佐藤琢磨のマネージャー)が絡んだアクシデントです。2台のマシンのタイヤが接触し、小河のマシンがスコットの
マシンに半分乗り上げるような形となってしまい、グラベルの上をそのまま滑っていってアウトサイドのタイヤバリアを飛び越えてフ
ェンスに激突し、小河が命を落としました。
鈴鹿のグラベルは岡山国際よりはるかに広く、しかもすり鉢状になっています。通常のアクシデントであれば、(例えば1990年日
本GPスタート直後のセナとプロストの接触のような場合)マシンはタイヤバリアで止まります。しかしその鈴鹿でさえ、一方のマシ
ンが宙に浮くような状態で飛び出すと、タイヤバリアをマシンが飛び越えるケースが起こりうるのです。
もしあれと同じ事が岡山国際で起きたなら、ドライバーの命だけではなくて、観客の命も奪われるのは必至です。77年に富士で行わ
れたF1日本GPの悪夢の再現だけは、もう勘弁して欲しいものです。

今年6月には、岡山国際でフォーミュラ・ニッポンが開催されます。もし観戦に行く方がいれば、ストレートが真正面に見えるあの場
所では、マシンが走っている間は近寄らない方が安全だと忠告しておきます。死にたくなければね。

07/04/01 (日) 22:57:48

☆ フォーミュラ・ニッポン始めました ☆

日中の最高気温が30℃を超えた場所もでた静岡県の富士スピードウェイで開幕したフォーミュラ・ニッポン。
予選では相変わらず星野一義率いるチーム・インパルが速さを見せて、昨年のチャンピオンとなったトレルイエがポール、チームメイ
トの松田が2位、そして3位には近藤真彦率いるチーム・コンドウのJ・P・オリベイラ。
たぶん、このままトップの二人が逃げちゃうんだろうなぁと思いながら、レースがスタート。
おいらの予想通り、トレルイエと松田が予選の速さそのままに引き離しにかかった。ところが3位のオリベイラだけは、この2人と同
じペースを保ったまま、4位以下を置き去りにする展開になった。
オリベイラは昨年の最終戦でフォーミュラ・ニッポンにデビューしたばかりで、今年は実質参戦1年目のルーキー。
どこまで頑張れるんだろうと思っていたが、離されるどころか2位の松田をプッシュしている。
だが松田も巧いドライバーなので、スキを見せない。通常こういう場合、ルーキーだとやみくもにアタックを繰り返してタイヤを消耗
してペースダウンという結果に終わるケースもあるのだが、オリベイラは落ち着いており、一度プッシュして抜けないと、しばらくペ
ースをコントロールしながらラインを変えてフレッシュエアを取り込み、そしてまたペースアップしてアタックするということを繰り
返していた。
レース中盤を過ぎて、各車が給油とタイヤ交換のピットインをしていく中で、トップの3台はなかなかピットに入らない。そのとき、
松田が周回遅れをパスしようとしてブレーキングでラインを乱してしまい、遂にオリベイラが2位に上がった。
やがて、トレルイエ、松田、オリベイラの順でピットイン。インパル勢は15秒台のピットストップだったが、オリベイラは16秒後
半、しかも松田がアウトラップを頑張ったこともあって、オリベイラがピットアウトしたときには松田から4秒以上離されてしまった。
しかしここからオリベイラはファステストラップを叩き出しながら、松田を猛追。1秒以内にまで追い詰めた。ところがここでオリベ
イラのペースが鈍ってしまう。クラッチトラブルが出たためだった。
フィニッシュしてみれば、予選順位通りのトレルイエ、松田、オリベイラの表彰台となったわけだが、オリベイラが見せたスピードと
レース運びの巧さは、今シーズンの台風の目となりそうな期待を持たせる内容だった。近藤監督が目標としている1勝どころか、下手
するとチャンピオン争いにも名乗りを上げられるんじゃないだろうか?だが、松田より数周遅らせたピットインのタイミングのまずさ
(タイヤ交換後の速さを考えれば、松田と同じタイミングで入れるべきだった)と、ピットクルーの慌てぶり(インパルに較べれば、
明らかに作業が遅く、落ち着きが感じられなかった)からしても、まだまだチーム力としてインパルには差がある。これは近藤監督に
もっと頑張ってもらわないとねぇ。

残念ながら、オリベイラはレース後の車検でスキッドブロックの違反により失格となってしまった。理由はまだ詳しくわからないが、
これもある意味、チームのミスだ。非常にもったいないと思う。

昨年0勝に終わり、今シーズンに復活を期していた本山が、またしてもエンジントラブルでリタイアとなったのは、いったいどうなっ
てるんだろう?マシンから降りた本山が頭を抱えていた。あんな本山の姿を見たのは初めてだ。
本山のリタイアもあり、トップ6の中で日本人が2位の松田一人だけというのは、ちょっと淋しい。オリベイラのような勢いのある若
手が日本人から出てきて欲しいなぁ。レースとしては非常に面白いだけに、それだけが残念だ。

07/03/31 (土) 21:13:44

☆ 僕たちの好きだった革命 ☆

シアタードラマシティで、KOKAMI@network vol.9「僕たちの好きだった革命」を観てきた。
企画・原案:堤幸彦、企画・原作・脚本・演出:鴻上尚史、出演:中村雅俊、片瀬那奈、塩谷瞬、森田彩華、GAKU-MC、大高洋夫、長野里美、他。

1969年、高校生だった山崎(中村雅俊)は学園紛争中に機動隊のガス弾を受け、意識を失ってしまう。しかし30年後の1999年、突如意
識を取り戻し、母校の高校に復学する。しかし30年後の高校は山崎の時代とはまったく様変わりしていた。学園紛争などもちろんなく、
音楽やファッションやテレビ番組の話題しかない無気力な生徒達ばかり。そんなとき、同じクラスの小野未来(片瀬那奈)が出した文
化祭の企画が、学校側につぶされてしまう。その様子を見ていた山崎は、断固戦うべきだとアジビラを作り、「文化祭を我らの手に!
」とシュプレヒコールを上げる。最初は山崎を宇宙人のように遠巻きに見ていた生徒達だが、やがて山崎の熱意に動かされ始める。
だが、学校側は断固、山崎達の要求を受け入れようとしなかった。その先頭に立っていたのは教頭の兵藤(大高洋夫)。実は彼は30年
前、山崎と一緒に学園紛争を戦っていたリーダーだった。そして小野未来の母(長野里美)もその仲間だったのだ…。

ストーリーを書いていると、なんだかシリアスな内容に思えるが、お芝居自体はコミカルでテンポの良い楽しいものだった。
テレビドラマを見ているように、場面展開が多く、どんどんとシーンが変わっていく。教室、校庭、学校の正門前、体育館、校長室、
小野未来の家、山崎の部屋…。これってやっぱり堤幸彦のアイディアなのかなぁ?
1969年の高校生である山崎と、クラスメート達とのジェネレーションギャップによる噛み合わない会話も面白かった。

生徒「むかつく」
山崎「調子悪いのか?」
生徒「超むかつく!」
山崎「胃じゃなくて、腸が悪いのか?じゃぁ、これを…」

そして山崎はポケットから大正漢方胃腸薬を取り出して手渡す…

山崎「これ良く効くから…大正漢方胃腸薬」

ちょっと大正漢方胃腸薬のくだりはベタだが、客席は沸いていた。中村雅俊ファン?なのか、中高年の女性が多かったし…。

学校側に没にされた企画を復活しようと呼びかけるシーンで、ある生徒の企画は「加藤鷹を呼んで上映会」。これは男性客だけに受け
ていた…。

正直なところ、中村雅俊っていうとどうしても先生のイメージなので、学生服姿はどうも最後まで違和感はあった。
違和感と言えば、長野里美が群衆シーンで茶髪の生徒役をやってた場面も相当なものだったが…。

このお話って、ある種のおとぎ話なのかなぁという気がした。たとえ山崎一人がどんなに熱く語ったところで、今時の高校生達に60年
代の学生運動のような雰囲気が生まれるとは思えない。たぶんおいらがクラスメートだったとしても。
けれど(あいつバカじゃないの?)って思いながらも、何かひとつのことに熱くなれる人間って、羨ましかったりするかも。

肩肘張らずに楽しめて、見終わると元気がもらえるような芝居でした。お客さんもみんなニコニコしながら帰ってました。

それにしても、片瀬那奈って人間離れした(?)プロポーションだよねぇ。
制服姿はミニスカにルーズソックスでしたが、めっちゃ足が長い!しかも細い!
あんな女子高生未だかつて見た事ねーよ…

07/03/26 (月) 22:18:55

☆ やっぱり間違えた ☆

いやぁ、久しぶりに名前を聞いて興奮した。

「ピーター・ファン・デン・ホーヘンバンド」

一度聞いたら忘れないけど、一度聞いただけじゃ覚えられないこの名前。好きだなぁ。名前の響きだけでファンになってしまう。
でも、アナウンサー泣かせだよね。案の定、今日の予選でも噛んでたけど。10回連呼したら1回くらいは間違えても仕方ないか。

北島は惜しかったけど、まだ200があるから頑張って欲しい。
とりあえず今回は勝負する権利はありそうだから。


それにしても、世界フィギュア女子フリーの瞬間最高視聴率50.8%っていうのには驚いた。
2011年までの放映権を獲得してるフジテレビは笑いが止まらないね。

亀田の試合が瞬間最高24.3%っていうのにも違う意味で驚いた。まだ観てる人がいたんだってことに…。
裏でサッカーの代表戦やってたのに、こんなに取るとは思わなかったなぁ。

世界水泳は今のところあんまり視聴率が伸びてないけど、今日の北島のレースからは上がってくるんだろうか?
ただ、松岡がうるさいからチャンネル変えちゃう人も多い気がするけど…

07/03/24 (土) 23:31:36

☆ 内田しっかり! ☆

世界フィギュアスケート選手権で、安藤美姫が優勝した。残念ながらクアッドは見られなかったけど、よく頑張ったと思う。
おいらはスカパー!で生中継を見ていたが、地上波では優勝インタビューが一部カットされてた。
ちなみにそのカットされた場面ていうのは内田の質問に対して安藤が、

「質問の意味がよくわからないんですけど…」

と答えて会場がどっと沸いた場面。

内田しっかりしろー!

それにしてもフジテレビは浅田真央優勝を前提にして番組作ってるっていうのがミエミエで、ちょっと感じ悪い。
フジテレビのスポーツ中継ではお馴染みの事と言えばそれまでだが、そろそろ頭を冷やしたらどうかと思う。
安藤のスコアが出た瞬間に、さぞやガッカリしたんでしょうね。

ショートでのミスが無ければもちろんのこと、フリーだけでもトリプルアクセルの着地さえ失敗しなければ浅田が優勝できたかもしれ
ない。ただ、芸術性に関しては浅田やキムの方が上かもしれないが、ショートもフリーもミス無くまとめてきた安藤の演技は、優勝に
ふさわしかったと思う。

浅田はどうも今回ぎこちなさが目についた。メンタルの弱さがあるのかなぁ?
表彰台に上がった3人の中では、ポテンシャルとしては現在のところキムがbPのような気がする。
たぶんこれから次のオリンピックまで、浅田vsキムという図式が続いていくんだろうな。

安藤は表現力をもっと身につけないと厳しいだろうね。クアッドの成功率が上がれば違ってくるだろうけど…。

07/03/18 (日) 21:42:04

☆ ホンダの悲しい日曜日 ☆

オーストラリアGPは、開幕戦であるにも関わらず、さほど波乱もアクシデントもなく順当なレース結果になった。
ライコネンが危なげなくトップを快走して優勝、2位には2回目のピットストップでハミルトンの前にでたアロンソ、3位にハミルト
ン。これが現在でのチーム力だろう。本来ならマッサがここに入っていても良いのだが、エンジン交換で最後尾スタートとなったマッ
サは、6位に終わった。
この4人が今シーズンのチャンピオン争いをしていくと思われるが、現状ではライコネンが最有力と思われる。マクラーレンはまだフ
ェラーリには一歩水を開けられているようで、アロンソをもってしても、ライコネンのスピードには届いていない。ライコネンとして
は、シーズン序盤のうちに勝ち星を稼いでおきたいところだ。チームメートのマッサは、スピード的にはライコネンに太刀打ちできる
はずだが、マッサはウェットレースに弱いため天候次第だろう。
ハミルトンはデビューレースとは思えない、落ち着いたレースだった。いずれアロンソの座を脅かすようになるかもしれない。

琢磨は12位完走。思ったよりレースペースが上がらなかったこともあるが、順位を落としたのは2回のピットストップでのロスタイ
ムが大きかったため。それが無ければ、もう少し上でフィニッシュできたはず。予選の速さをレースで発揮できなかった(レース中の
ベストラップでは18位だった)ことについては、まだまだ研究の余地有りだ。

トヨタは8位、9位とまずまず。だがホンダは11位と15位に終わった。ある程度覚悟していたことだろうが、かなり厳しい結果だ。
早急にマシンのテコ入れをしていかなければ、昨年の成績にも届かない結果になりかねない。場合によってはシーズン中にマシンの大
幅なモディファイを強いられることになるかもしれない。


そんな、オーストラリアとは裏腹に、お膝元の鈴鹿ではNSXが快走を見せた。昨日の予選の勢いそのままに、レース中盤までトップ
3をNSXが占め、あわや表彰台独占かと思わせた。しかし、3位のRAYBRIGがクラッシュで戦列を離れる。
それでも1−2だったが、終盤にきて2位のTAKATA童夢がエンジンから派手な炎を吹き上げてストップ。
そしてポールポジションから独走していたARTAが、ファイナルラップに入ったストレートでエンジンから異音を発してペースダウ
ン、結局ストップしてしまい、40秒近く離れていた2位のZENTが大逆転で優勝することとなった。
終わってみれば1位にレクサス、2位にZ、NSXは3位にEPSONが入るのがやっとだった。
スーパーGTはこれだからわからない。マシンのスピードではNSXが圧倒的に速かったし、楽勝のはずだったのに、エンジンがゴー
ルまで持たなかった。

F1ではスピードの無さに泣かされ、スーパーGTではスピードはあっても信頼性の無さに泣かされ、いずれにしてもホンダにとって
は散々な週末だった。ただ、速さは充分にあるNSXの信頼性を上げることは可能だろうが、何をやっても速くならない(速くする以
前に、セッティング変更してもマシンに変化が無いという悲惨な状況らしい)F1に関しては、相当苦しむことになるのではないか?

おいらはホンダのファンじゃないが、もうちょっと頑張ってくれないとねぇ…。
ちなみに、F1第2戦マレーシアGPは4月8日。そしてまた同じ日にスーパーGT第2戦岡山国際がある。
でも今度は先にスーパーGTがスタートして、午後4時からF1です。

07/03/17 (土) 18:40:26

☆ スーパーGTも始めました ☆

いやぁ、速かったなぁスーパーアグリ…じゃなくてスーパーGTのNSX。
鈴鹿での開幕戦、予選の上位4台がNSXという圧倒的な速さを見せた。
いくらホンダのお膝元の鈴鹿とはいってもねぇ…。
シーズンオフの話題としては、今年エンジンをターボからNAにスイッチしてきたZに注目が集まっていたが、本山・ライアン組の7
位が最高で、ちょっと不満が残る結果だった。
もっとも、スーパーGTの場合ポールポジションだから勝てるってものでもないので、このまま決勝もNSX勢が上位を占めるとは限
らない。予選でのスピードと決勝でのレースペースは必ずしも一致しないからだ。昨年の開幕戦もデビュー戦のレクサスSC430が
独走で勝つとは誰も思ってなかったわけだし。
ただ、次戦の岡山国際はNSXが得意とするサーキットだけに、レクサス、Z勢はここ鈴鹿では勝っておきたいところだろう。

鈴鹿では上位独占したホンダだが、アデレードの予選ではずいぶんと悲惨な状況だ。
バリチェロが早々とQ1で脱落し17位、バトンもQ2で脱落し14位。同じエンジンを積むスーパーアグリに完敗という結果に。
一方昨日は速さが足りないように見えたトヨタの2台は、着々とセットアップを進めていたのか、終わってみればラルフとトゥルーリ
が8、9位につけていた。開幕直前に実施したヘレスでのプライベートテストでの成果が出ているようで、このポジションであれば、
まずまずだろう。
それにしても、スーパーアグリのスピードには驚かされた。亜久里代表も琢磨も今年はQ2に進出すると公言していたが、一気にQ3
まで進出してしまった。琢磨は10位だったが、単純に予選グリッドの上位を狙うのであれば、もっと上に行けるポテンシャルがあっ
た。通常ほとんどのチームはQ3で2回アタックを行うのだが、琢磨は最後に1アタックしかしていない。ポジション的には10位で
充分と考えて、決勝重視の戦略を取った結果だろう。あるいは…まさかQ3を走るとは想定していなくて、きちんと戦略を考えていな
かった…という可能性も無くはないのだが…。

昨日も書いたが、これだけ速いと他チームからの抗議を受けるかもしれない。昨年までのスーパーアグリの指定席だった最後列となっ
てしまったスパイカーを率いるコリン・コレスにしてみれば面白くないだろうから。しかし、本家のホンダより速いんだから、これは
もうれっきとしたスーパーアグリのマシンだろう。ホンダがスーパーアグリのマシンを借りた方がいいんじゃないの?って状況なんだ
から(笑)。

フロントローには、きっちりライコネンとアロンソが並んだ。フェラーリはマッサがトラブルで16位となってしまったのが痛い。
やっぱり速かったBMWのハイドフェルドを3位に挟んでハミルトンが4位というのは新人としては上出来。まさかデビュー戦で勝っ
たりしないよねぇ…?でも、それくらいのポテンシャルは充分にありそうだ。

アデレードでのレースは荒れることが多い。まさか琢磨が初優勝!…ってそれは高望みだな。

オーストラリアGPのスタートは明日の正午。その優勝者インタビューが終わった頃、午後2時にスーパーGTがスタート。
スカパー!は1台しかないので、時間が重ならなくて良かったよ。

07/03/16 (金) 21:12:58

☆ F1始めました ☆

なんだか今年はずいぶんシーズンオフが長かったような気がするが、やっと今日オーストラリアでF1が開幕した。
おいらにとっては今日が元日な気分。

とにかく今年は見所が満載。ミハエルがいなくなって、トップチームのドライバーがシャッフルされて、群雄割拠になりそうな気配だ
し、注目の新人も何人かいるし、スーパーアグリも今年は戦えそうなマシンになってるしね。
タイヤがブリヂストンの1メイクになったから、純粋にマシンとドライバーの力を比較できるっていうのも興味深い。

初日の今日は、第一セッションで、今年からウイリアムズのテストドライバーとなり、金曜日の第3ドライバーとしても出走すること
になった中嶋一貴が早速登場した。
中嶋がアルバートパークを走るのはもちろんこれが初めて。しかもウェットから徐々に乾いてドライになっていくというコンディショ
ンは、公園を周回する公道を使用していてミューの低いアルバートパークということもあって、新人にとってはかなり難しい状況だっ
たはずだが、非常に落ち着いてしっかりと走っていた。そして徐々にタイムを上げていき、最終的に6位のタイムを記録。
正ドライバーであるチームメイトのヴルツが13位だったことを考えても、これはもうパーフェクトな仕事と行って良いと思う。
シーズンオフのテストから中嶋の仕事ぶりは安定しており、速くてマシンを壊さずフィードバックも的確ということで、大絶賛されて
いた。

なんでもウイリアムズの代表であるフランクが中嶋のことをずいぶんと気に入っていて、チャンスがあれば今年中にレースドライバー
としてデビューさせたいくらいの意気込みだという。しかし、中嶋を大事に育てたいトヨタとしては、今年は勉強の年ということで、
レースデビューさせないように、急遽契約を追加しようとしているという。

全チームの中で最も遅く、水曜日にやっと新車のSA07をお披露目したスーパーアグリは、本家のホンダと互角のスピードを発揮。
第2セッションの結果は、スーパーアグリが11位にデビッドソンと13位に琢磨だったのに対して、ホンダの方は14位にバトン、
15位にバリチェロと後塵を拝してしまった。
スーパーアグリで心配なのは、あまりに速すぎると、開幕前にスパイカーの代表コリン・コレスが騒いでいた、マシンのレギュレーシ
ョン問題(※)が沸き起こってこないかなぁということ。亜久里は全く問題ないと言っているし、実際にこうやって初日を走っている
のだから、大丈夫だとは思うが、何が起こるかわからないのがF1の世界なので…

※F1は自分のチームで開発したマシンしか使用できないが、スーパーアグリは昨年のホンダRA106のモノコックをベースとして
いる事が問題視されている。レッドブルとシャシーを共用しているトロ・ロッソも同様。

初日を見た限りでは、やはりシーズンオフのテストから好調だったフェラーリが速く、マッサとライコネンが1位、2位。
マクラーレンに移籍したアロンソは7位だったが、チームメイトのハミルトン(今年最も注目される新人。F1初の黒人ドライバー)
が3位に入っており、充分に力はありそうだ。

シーズンオフのテストでは、フェラーリ、マクラーレン、ルノー、BMWが4強という見方が強かったが、その通りの結果となった。
4位にフィジケラ(ルノー)、5位にハイドフェルド(BMW)。そして6位は今年からトヨタエンジンを搭載したウイリアムズのヴ
ルツ。

トヨタもホンダも、エンジン供給しているチームに負けているというのは、ちょっと情けない。昨年ホンダが1勝したが、この2チー
ムにとって、優勝というのは、シーズン序盤ではまだまだ難しいだろう。トヨタはセッティングの幅が狭いのではないか?うまく当た
れば速さはあるだろうが、なかなかまとまらない。ホンダの方は今年マシンを大幅にモデルチェンジした影響で、まだまだ仕上がって
いない。決勝でもスーパーアグリに先行されなきゃいいけど…。

明日はテレビの前で正座して、新時代のF1開幕戦の予選をしっかり観たいと思っている。


History v1.32 [Shigeto Nakazawa]