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つぶあんモノローグ


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04/09/19 (日) 15:19:20

☆ わーい\(^O^)/ ☆

玉やんが勝ったぁー! 中野が3位だぁー!

玉田の優勝は実力通りだが、中野の3位はカワサキにとっての初表彰台。おいらは昔カワサキに乗ってたので、ライムグリーンの旗がスタンドでいっぱい振られている映像にはぐっと来た。最高だ。

04/09/18 (土) 15:05:46

☆ うぉぉぉっ!! ☆

スッゲェー、玉やんがぶっちぎりでポールポジションだぁぁぁっ!!!

04/09/17 (金) しんや

☆ 古田が泣いた ☆

おいらはプロ野球ファンではない。正直なところ来年から日本のプロ野球が消滅したとしても、さほどショックは受けないと思う。
従って一連の近鉄とオリックスの合併問題のニュースも客観的に眺めていた。そんなに大騒ぎする事じゃないと思っていたので。

今日、プロ野球史上初のストライキ突入が決まった。ストライキという方法論の是非は別として、やむを得ないんじゃないかと思う。
ただ、これで何かが劇的に変わるかと言えば、それも望めそうにないところが空しい気はする。
今回の騒動で一番の被害者は誰かと言えば、間違いなく全国のプロ野球ファンである。
では加害者は誰なのか? 


近鉄とオリックスの合併問題は経営に関する事項なので、選手が口出しするような事じゃないというのが日本野球機構側の主張だ。
一般の企業でも、企業合併に関して社員が意見を挟める余地がないのと同じだと言いたいらしい。
だがそこに大きな問題がある。

パ・リーグの球団の経営不振は今に始まったことじゃない。ロッテとダイエーの合併が噂されたように今後も合併する球団が出る可能性は残っている。では、近鉄とオリックス、ロッテとダイエーが合併し、10球団の1リーグ制になればそれでプロ野球は安泰なのだろうか? そんな事はあり得ない。10球団の中で毎年最下位争いするような球団が客を呼べるとは思えないし、経営不振に陥るのは目に見えている。そしたら9位と10位でまた合併するのか? そんな事をしていたらいずれプロ野球は2球団になってしまう。
巨人戦を組めば収入が見込めるというのもずいぶんと安易で、怪しい話だ。今年の巨人戦の視聴率を見ればわかるだろう。巨人戦なら全戦テレビ中継されると言う時代の終わりは目の前だ。今テレビ局は来年の巨人戦中継をどうするか真剣に検討しているのではないか?

近鉄とオリックスの経営問題などという些末な話を論じている場合ではないくらいに、プロ野球そのものが存亡の危機にあるのだ。そのことについての認識が、つい最近に至るまで経営者側にも、選手達にも欠けていたのだ。だが、選手達は今回の騒動を通じてそれに気がついた。一方、コミッショナーや経営者達には、この期に及んでその認識が欠片も無いように見えて仕方がない。そのあまりの脳天気ぶりは想像を絶するものがある。

近鉄とオリックスの合併が正式に発表されたとき、両球団の代表が笑顔で握手を交わしている姿に、古田が苦言を呈した。
「笑っている場合じゃないと思う」と。
まったくその通りだ。球団合併がおめでたいことだと考えているのは頭がおめでたい経営者達だけであり、彼らには球団合併が選手にとっても、そして何よりもファンにとっては怒髪天を衝く事態だという認識が無いことを露呈した好例だった。

自分達が企業の経営者として何の能力もセンスもなく、累積赤字が積み上がっていく状況に対して何の手だても高じることが出来なかった故の経営破綻の結果として、合併という方法しか思いつかなかったという「馬鹿丸出し」の恥ずべき発表を笑顔でできる無神経ぶりを脳天気と言わずして何と言って良いのかわからない。

何より最も不可解なのは、これまでの経緯の中でコミッショナー、オーナー、球団代表といった人間達から、ファンに対する謝罪の言葉
が一言たりとも発せられないというのは、信じ難い。
今日の折衝後の会見で、古田は冒頭にファンに対する謝罪を述べた。それに対する日本野球機構側のコメントは、選手会に対し損害賠償も辞さないという脅し文句であった。この期に及んで選手会に責任を転嫁しようとしているのだ。もう付ける薬がない…。

プロ野球をひとつの企業と考えた場合、選手達は従業員かもしれない。だが同時に商品でもある。そこが一般企業と違うところだ。
選手の年俸も高すぎるじゃないかという意見もあるが、それも商品価値の一部だという観点が欠けている。
ユニクロ価格でLouis Vuittonのバッグが買えるようになったら馬鹿売れするだろうか? たぶん売り上げはガタ落ちだろう。
1000万円プレーヤーより5億円プレーヤーの方が見てみたいと思うのが消費者の心理だ。

小泉純一郎が安売りしたがために以前ほど有り難みはなくなった言葉だが、今こそプロ野球に根本的な「構造改革」が必要なのは明らかだ。楽天やライブドアが参入したからといって一朝一夕にはできないとは思うが、何もしないで手をこまねいてきた現在の経営者達に任せていたらプロ野球の終焉への一方通行なのだから、やってみる価値はある。


各局のニュースに出演していた古田が「すぽると」の本番中に涙を流した。ファンからの応援FAXが紹介されていたときのことだ。
スト回避を誰よりも望んでいたのは彼だったのだろう。番組中にも何度もファンへの謝罪を口にしていた彼の心の痛みが伝わってきた。
ファンに謝らなければならないのは、彼だけではないはずだ。プロ野球に携わる人間はすべてファンに謝らなければならないはずだ。
企業にとって、お客様第一というのは常識以前のことのはずだが、プロ野球の経営者達にはそう言う感覚が無いらしい。経営破綻するのも当然の帰結だろう。

古田のことを「たかが選手が、分をわきまえろ」と罵った元巨人オーナーは、今頃またテレビの前で罵詈雑言を浴びせているのだろうか? 球界の盟主たる球団のオーナーでありながら、プロ野球の人気凋落のA級戦犯でもあった彼が今も裏で糸を引いているのならば、いっそプロ野球など消滅してしまった方がいいのかもしれないが…。

04/09/17 (金) よる

☆ そなた何方? ☆

ここのところずっと疑問に思っていたのだけれど、「冬のソナタ」ってそんなに注目されてるの?
それとペ・ヨンジュンってそんなに人気があるの?

確かに以前に比べて韓国に注目が集まっていて、映画やドラマが日本にも多く入ってくるようにはなってるけど、それにしてもマスコミで騒いでるほどには「冬のソナタ」と「ペ・ヨンジュン」が人気があるとはどうも思えないんだよなぁ。
少なくともおいらの周りでは、まったく話題になってない。ドラマを見ているという人も見当たらない。
ひょっとしてマスコミの勘違いかなのでは?という気がしてしょうがない。

最近「ヨン様」が、あちこちのCMに登場するようになってきて、余計に違和感が増えてきた。そのどれもが何のアイディアもセンスも感じられないつまらないものばかりだから始末に負えない。

別に「冬のソナタ」にも「ヨン様」にも何の恨みもないので、本当に売れているのならそれはそれで構わないが、どうもマスコミの馬鹿騒ぎっぷりが鬱陶しく感じられてならない。民放各社がこぞってNHKの宣伝をしていると言う構図も何か変だ。

ちなみにおいらには「ヨン様」が「行列のできる法律相談所」に出演している橋本弁護士に見えて仕方ない。それはどうでも良いのだけれど。

これだけ一時期に大量に露出してしまうと、きっとあっという間に飽きられてしまうのになぁと思う。
もっと露出を抑えてファンの飢餓感をあおる戦略(デビュー当時の宇多田ヒカル方式ね)を取ったほうが長持ちして良いんじゃないかと心配になってしまうが、稼げるときに稼いでおこうというつもりなのかなぁ。
ただ、そろそろ辟易してる人も増えてきてるだろうし、来年の今頃にはとっくにブームは去ってしまってるんだろうなぁと思う。
「あの人は今?」みたいな番組で「ヨン様」を探してるかも。

もしそうなったときには、おいらが「ヨン様」のスタッフだったら、今の内に片言でも日本語を覚えさせて、バラエティ番組に出しちゃうけどね。

NHKが今年の紅白歌合戦に「ヨン様」を出すんじゃないかという噂もあるけど、それが見納めにならないといいねぇ…。
おいらが「ヨン様」の将来を心配しても仕方ないか…。

04/09/15 (水) しんや

☆ ジャックがバック ☆

ずっと前から色々と噂は飛び交っていたが、ついにジャックが帰ってきた。

イタリアGPの直後に、ルノーがトゥルーリとの契約を解除し、残り3戦のドライバーとしてジャック・ビルヌーヴを乗せることに決めたようで、今日からシルバーストーンで、ジャックがルノーのテストを開始した。そしてザウバーが来年からのレギュラードライバーとして2年契約を発表したのだ。

去年、日本GP直前にBARがジャックの代わりに琢磨を乗せることを発表したときは複雑な気分だった。
琢磨が見られるのはうれしいけれど、ジャックが見られないのは残念でならなかった。

なんといってもジャックはチャンピオンドライバーだ。それもミハエルとの争いに勝ってのものだ。
チャンピオン経験者がミハエルしかいないという今までの状況は、やっぱり役者不足の感が否めなかった。

ジャックがどれほどのパフォーマンスを見せてくれるのかは今のところまだわからないが、期待感は大きい。
ルノーならば戦闘力は保証されているし。琢磨にとってはやっかいな相手が増えたような気もするが、琢磨とジャックの競り合いも見てみたい気がする。

ちなみにルノーを離れたトゥルーリは、来期から契約する(もうとっくに契約しているはずだが正式発表はまだ)と言われてる、トヨタで明日からのテストを開始するらしい。シーズン中にこんなにドライバーが入れ替わるのも珍しいが、それはそれで面白いかも。
インディアナポリスでの事故から復帰したラルフもテスト初日からトップタイム出してるし、こりゃ鈴鹿は盛り上がるぞー。

04/09/02 (木) 03:15:32

☆ セプテンバー・レイン ☆

台風16号とともに8月も過ぎ去って9月になりました。

外は雨。

9月の雨は淋しいですなぁ。

昔流行った歌の歌詞みたいですが。

どうして9月は淋しいんでしょうね?

うだるような夏の暑さがようやく落ち着いて、ちょっと涼しくなった夜風にふっと我に返るから?

携帯のアドレス帳を見ながら、

(こいつ今頃どうしてるかなぁ?)

とか考えて、電話しそうになって止めました。

午前3時だもんね。怒られるっちゅうねん…。

04/08/31 (火) よる

☆ 冗談じゃない ☆

アテネオリンピック最終日の話題と言えば、室伏の金と男子マラソンの乱入男。

その乱入男に関して、昨年のF1イギリスGPでも乱入していたというニュースが伝わるや、

「その時にF1で轢いておけば良かったのに…」

というセリフをあちこちで耳にした。日テレの特番で、さんまも言ってたし。

もちろん悪い冗談というのはおいらにもわかる。デリマ選手の気持ちを考えると、ついそう言いたくなるのも。

でもおいらは、冗談でも言わないで欲しいと思った。想像しただけで背筋が寒くなる…。


1977年3月5日。南アフリカのキャラミ・サーキットで開催されたF1第3戦で、コース・マーシャルが走行中のF1に轢かれるという事故が実際に起きている。ドライバーはトム・プライス。事故は22週目のホーム・ストレートで起きた。
1周前に1台のマシンがトラブルでコース脇にストップした。そこにコースの反対側から二人のマーシャルが走って駆け寄ろうとしていた。
まず一人がコースの反対側にたどり着く。彼はマシンの様子を見ている。そこへもう一人が近づいてきた。彼は火災に備えて消火器を脇に抱えていた。渡りきるまであと数メートル。だが、そこへプライスのマシンが…

マーシャルは空中高く舞い上がりクルクルと回転して地面に落ちた。まるでぼろ切れのように。もちろん即死だった。
ところが最初のマーシャルは、まだ事故に気付かず、車をチェックしている…。

プライスのマシンは何事もなかったようにストレートを直進していった。
しかし1コーナーが迫ってきてもブレーキングする様子もなく、そのまま真っ直ぐコースオフしてフェンスへと突っ込んだ。
スピードが落ちていた彼のマシンをアウト側から抜こうとしていたジャック・ラフィーも一緒に押し出されてしまった。

トム・プライスもマーシャルとぶつかった瞬間に即死していた。時速250km以上の速度で消火器が顔面を直撃していたのだ。
ヘルメットを脱がされた彼の顔は、むごたらしいものだった。


F1マシンがで人がはねられると聞くと、おいらにはこの時の映像がどうしてもフラッシュバックしてしまう。
昨年、あの男が乱入してきたのは、シルバーストーン・サーキットのハンガー・ストレートだった。
そこでのマシンのスピードは優に時速300kmをオーバーしている。
たとえ生身の手ぶらの人間だとしても、もし頭部がドライバーを直撃したりすればひとたまりもない。
今回のように、あの男がマシン目がけて突進していたら、どんな惨劇になっていたことか…。

ちなみに、現在のF1ではレース中にコースを横切ることはもちろん禁止されている。コース・マーシャルだけじゃなく、リタイアしてマシンを止めたドライバーも同じだ。たまに、近道しようと横切っているドライバーがいるが、後で高い罰金を取られることになっている。たぶん数千ドル単位だ。


とにもかくにも、あの男がまたどこかのスポーツイベントに姿を現さないことを祈りたい。
でも、出てきそうなんだよなぁ…。

04/08/31 (火) ゆうがた

☆ 台風二禍 ☆

庭の桜の木が根っこから倒れた。

傘の骨が折れた。

その他鋭意調査中…

04/08/28 (土) ゆうがた

☆ あぁぁ… ☆

気持ち良さげな青空だなぁ。なんでこんな日に外の天気もわからない部屋で仕事してるんだか。あぁ、もったいない。

日本はこんなに良い天気なのに、スパは深い霧なんだなぁ。F1ベルギーGPの話なんですけど。
今日は朝からずっと霧で、ドクター・ヘリが飛べないコンディションのためにプラクティスが始められないみたいです。
9時からのセッション1は結局中止。
10時15分からのセッション2も、今スタートディレイ中。
40分から始まるとのアナウンスになってますけど、どうだか…。

ころころとコンディションが変わるのが、スパ・フランコルシャン・サーキットの特徴で、「スパ・ウェザー(weather)」なんて呼ばれて、レース展開を面白くしてくれたりするんですけどね。

F1では、たとえマシンが走れる状況でも、ドクター・ヘリ(あるいはメディカル・ヘリ。事故があったときに選手を病院に搬送するために待機しているヘリコプターのこと)が飛べない場合は、セッションを開始しません。

あ、また5分延期になった…って、仕事中にF1観戦してどうする!

まだ走りそうもないので、仕事を続けます。

(文中の時間は現地時間です)



04/08/25 (水) しんや

☆ まいにち ☆

あまりに暑かった夏のせいでぼんやりしているうちに月日は流れ、気付けばとっくに夏は終わってしまい、秋の虫がにぎやかに鳴いていた。
アテネオリンピックを記念して…というわけではないのだろうが、知らない間に婆さんも韋駄天…じゃなくって、サーバも移転したそうで、めでたい限りの今日この頃であった。

オリンピックって面白いね。改めて思ったけど。
別に日本選手がメダルラッシュだからってわけじゃなくて、普段目にすることがないような競技が見られるのが楽しい。

今夜も自転車競技のマディソンやってた。
「マディソン」って何だぁ? アイオワ州のマディソン郡と関係があるのか? とか思ったら、マディソン・スクエア・ガーデンで人気が出たから名前が付いた競技らしい。
あんな250mしかないトラックに36人もの選手がうじゃうじゃ走ってるので、最初は、
(まだ競技前の練習中なのかな?)
とか、わけのわからんことを考えていたのだが、もう競技が始まっていた。
二人一組でトラックを200周、50kmを走って、ポイントで競う競技らしい。
会場で見てるお客さんは誰が先頭なのかがわかってるのかなぁ?とか、そんなことが心配になる種目だった。

でも、オリンピックもあとちょっとだよね。地蔵盆も終わったし、もう秋だねぇ。

夏は嫌いなのに、なんだかそこはかとなくもの悲しいねぇ…。

台風16号がこっちに向かってこないかどうかを心配しつつも、流れ去ってしまった月日っていったいどこに行っちゃったの?などと相変わらずたわいもないことを考えつつ地味に過ごす毎日です。

04/08/12 (木) ☆ミ

☆ ☆ひとつです ☆

勝っちゃいましたねぇ、なでしこジャパン。素晴らしい。
結果的には1−0。でも前半に惜しいチャンスが3回くらいあって、あれが決まってたら楽勝だったかもしれない。
後半はかなりスウェーデンに力で押されてたけれど、それでもピンチらしいピンチは無かった。完勝ですな。

それにしてもみんな上手いわ。個人のテクニックもあるし、チームとしての攻撃の組み立てもなかなか。
今日のハイライトは、惜しくも点にはつながらなかったけれど、小林から沢へのスルーパス。
超絶妙でした。ありゃ俊輔でも脱帽だな。あんなスルーパス、滅多に決まらないと思うんだけど。
中盤でボールを奪ったときに、必ず前線のスペースを狙っているあの姿勢は、男子も見習って欲しいくらい。

とりあえず、これでまず☆ひとつ。

ちなみに、ハーフタイムにペルセウス座流星群を見ようとしたんだけど、こちらも見えたのは☆ひとつでした。
極大日は明日(もう日付は変わってるので今日か)なので、ちょっとフライングでしたかね?


04/07/22 (木) しんや

☆ 夏と言えば ☆

あまりの暑さ続きに、少し脳が溶けていたようで、しばらく日記の更新を忘れていた。
いや、忘れていたわけではなかったが、脳が思考停止していて書けなかったのだ。
暑いと、何もかもがどうでも良くなってきちゃうんだよね。

ドライヤーの修理代はやっぱり税込み5250円もかかった。
「ヒーターとモーターが壊れてます。」
って言われたんだけど、それってドライヤーとしては全壊なんじゃないの?
それ以外ってスイッチくらいしか部品無いでしょ。
風はちゃんと出ていたのに、モーターも壊れているっていう意味がわからない。

まぁ、それはともかくとして。

最近はすっかり新聞を読まなくなってしまっていたのだが、久しぶりに新聞を開いてみて驚いた。
地方欄が見開き一面全部、高校野球の記事で埋まっていたから。
スポーツ欄のプロ野球ですら、そんなに紙面を割いてないのに、これはいったい何なんだ?
まぁ、高校野球を販促に使っている某全国紙だから仕方ないのかと思いつつ、地方紙を見てみたらやっぱり同じ状況だった。

百万歩譲って、これが決勝戦とかならまだ許せるかもしれない。でも、まだ一回戦じゃないか。

高校野球ってそんなに大事なの? そんなにニュースバリューがあるの? 世間一般の人ってそんなに高校野球が好きなの?

おいらにはさっぱり理解できないし、ただただ呆れるばかり。

今時の高校生なんだから、いじめも不純異性交遊も酒もタバコも大麻もやってるでしょ。高校球児だって。

なのに、勝手に純真無垢で真面目でスポーツ一筋な「高校球児」っていうバーチャルなイメージを捏造してる高野連と、商売上仕方なしにそのイメージを活用してるマスコミの構図があまりにも露骨すぎてうんざりしてしまう。

あと10年もしたら日本からプロ野球が消滅してるかもしれないようなこのご時世に、高校野球だけ神格化して特別扱いするのは、いい加減にやめたらいいのに。

そもそも高校野球は教育の一環だっていうご大層な美辞麗句(かなり寒々しいけれど)が好きな高野連が、こういう状況に何も文句を言わないのが摩訶不思議。
ひいきされているのが自分の所だったら、他のスポーツをやっている高校生達が無視されていても、教育上問題ないのか?

高校野球のニュースがマスコミから消え去っても、誰も困りゃしないでしょ?
トトカルチョやってる大人達以外はね。

日本の夏の風物詩は花火だけで充分。
高校野球が見られなくたって、夏が無くなる訳じゃないんだから。

どうしてもって言うんだったら、プロ野球を廃止して高校野球を1年間やってればいい。
視聴率は取れるし、年俸も安いし、全国にフランチャイズ(?)が出来るし、良いことずくめじゃん。

オリンピックの時だけ大騒ぎしたって、日本のスポーツのレベルなんて上がりゃしない。
いろんな分野に眠ってる未来の大器をバックアップしていくのがスポーツマスコミのあり方なんじゃないの?
プロではまったく通用しないような稚拙なレベルの高校球児をスター扱いして、そいつの人生つぶすようなまねは公器のやる事じゃないと思うんだけどなぁ。

04/07/10 (土) よる

☆ 高いよ! ☆

先日ドライヤーが壊れて温風が出なくなっていたので、修理してもらおうと電器屋に持って行った。
ヒューズかなんか交換するだけだろうから、そんなにはかからないだろうと思っていたのだが、

「ナショナルのイオニティだと5000円くらいかかります。」

と言われて目が点になった。かろうじてイオニティの新品を買うよりは安いけど、そんなにかかるわけ?
5000円も出せば、普通のドライヤーだったら新品を買っておつりがもらえるんだけど。
まだ買って2年も経たない(02年9月購入)のに、壊れること自体が納得いかないが、修理代の設定がますます納得がいかない。
修理を諦めて、新しい製品を買わせるために、わざと高くしているんじゃないかという気がする。
その方がメーカーは儲かるからね。

けど、何かおかしいよねぇ。最近の家電製品のカタログにはエコだリサイクルだと、さも企業努力しているかのような文句がならんでいるけれど、その一方ではどんどんと買い換えを奨励して、ゴミを増やそうとしているみたいで。

単価が安い製品はどうしても、修理代が割高に感じられるっていうのは、ある意味仕方ない部分もあるとは思うけど、もうちょっと何とかならないのかねぇ?

ひょっとして、このドライヤーもXXXXタイマーみたいに、保証期間が過ぎると自動的に壊れるように設計してあったのかとすら疑ってしまう…。

そんなわけで、とりあえず今日は見積もりだけお願いしてきました。はぁ…。

04/07/07 (水) ポニーテールの日

☆ 読書中 ☆

「青いバラ」はまだ読書中。600頁ほどあるのだが、やっと半分くらい。これが小説なら一気に最後まで読み切れるのだが、バラの育種の歴史だったり、バイオテクノロジーの歴史だったりと専門的な話も多くてなかなか頁が進まない。以前に読んだ同じ作者の「絶対音感」はもっとすんなり読めた記憶があるのでけっこう高を括っていたのだが、ちょっと甘かった。

そうこうしているうちに、いつのまにかカウンターの数字の桁数が増えようとしている。
別に普段は気にしていないけれど、やっぱりきりの良い数字が近付くとちょっとワクワクする。
車のオドメーターなんかもそう。でも、けっこう見逃しちゃったりするんだよね。
朝、家を出るときに、

(会社に着くまでに50000km到達だぁ)

って思いながら出て行って、ふと信号で止まったときにオドメーターに目をやると

「50002km」

だったりして、凄く悔しい思いをする。別に「50000km」を見たからって、どうって事はないのに。
思わず、バックしちゃおうかとか考えたり。(バックしても距離は減らないけど…)


それにしても、いくら「延べ」とはいえ、それだけの人に読まれたのかと思うと5桁ってのはなかなか感慨深いものがある。
1日の人数にすれば大したこと無いし、ただそれだけ長くやってるだけのこととは思うが、いちおう「継続は力なり」ってこともあるので、これからもぼちぼち書いていこうかなと思った次第。

04/07/05 (月) よる

☆ ポディウムと7回転 ☆

昨日は亡き加藤大治郎の誕生日だった。それをお祝いするかのように、ブラジルで玉田がMotoGPでの初勝利を挙げた。
ここ数戦、速さは見せていたものの、ブリヂストンタイヤのトラブルに泣かされていたが、やっと結果につながった。
大治郎が果たせなかった夢の一つを玉田が叶えたのだ。もちろん、1勝だけでは玉田も大治郎も満足なんかしていないだろうが。

一方、日本では鈴鹿でフォーミュラ・ニッポンの第4戦が開催された。
このレースでは、序盤に大きなアクシデントが起こった。
金石と5位を争っていた道上が、シケインの進入で金石のマシンに接近しすぎて追突してしまい、金石の右リヤタイヤに道上の左フロントタイヤが接触してしまった。
その瞬間、道上のマシンが金石のマシンの上に乗り上げ、さらに道上のマシンの左リヤタイヤが金石のタイヤに乗ってしまったために、カタパルトから発射されるかのように横回転しながら空中に放り出されてしまった。完全に裏返った状態で一度着地したが、そのままグラベルに飛び出したところでマシンが引っかかり、ウォールに激突しながら5、6回横回転して地面に叩きつけられた。
フォーミュラマシンの事故では、タイヤ同士が接触した場合が一番危険だ。それで命を落としたドライバーは何人もいる。

一瞬、最悪の事態も予想されたが、オフィシャルによって助け出された道上は無傷だった。
道上がクラッシュした場所は、ちょうど大治郎が事故を起こした場所だった。

昨日は玉田や道上だけじゃなく、ノリックや中野や本山といった仲間達がみんな大治郎のことをどこかで思いながらレースに臨んでいたに違いない。

「大治郎のために勝ちたかったけど…」

と、4位に終わった本山もレース後に言ってた。けれど、みんなが優勝するわけにはいかないからねぇ…。

本当は、みんなが大治郎のために頑張ったんだろうけど、なんだか大治郎が仲間達にプレゼントをしてくれたような気もする。
玉やんが勝てたのも、道上が無事だったのも、大ちゃんからのプレゼントだったような…。

できれば、琢磨にも幸運をプレゼントしてくれてたら…さすがに大ちゃんも、フランスまでは面倒見切れなかったらしい(笑)。

P.S.イタリアではトライアル世界選手権第7戦で藤波が優勝してた。やっぱり大ちゃんパワーは凄いな。

04/06/30 (水) よる

☆ 幻じゃなかったの? ☆

Yahoo!のニュースを見ていて、あるニュースのリーダーに目が点になった。

「世界初「青いバラ」を開発」

サントリーが世界初の青いバラの開発に成功したらしい。

(えぇっ、もう出来ちゃったの…?)

と、おいらが思ったのには訳があって。

実は先日、最相葉月の「青いバラ」の文庫を買ってきた。
この本は3年前に刊行されて、文庫は今月発売されたばかり。

文庫の帯にはこう書かれている。

「それは、幻の花。永遠の夢。」

現代のテクノロジーを持ってしても、青いバラを作り出せないというのがとても興味深くて、思わず手に取ったのだが…

まだ、読んでないよー(T.T)

せめて、おいらが読み終わってから発表して欲しかった。
そしたら、また違う感慨があったかもしれないのに…。

ちょっと手遅れになってしまったが、明日から読むことにした。
それにしても、絶妙な(?)タイミングだなぁ。


04/06/26 (土) 00:52:05

☆ たまには日記 ☆

仕事から帰ってきて玄関のドアを開けたら、上がり口のところを何かが横切った。
ちょっと背中が油ギッシュなチャバネ君だった。

「お疲れ〜」

とかなんとか言いながら、出迎えてくれたらしかった。
なのでご挨拶代わりに下駄箱の上にたまたまあったキンチョールをお見舞いしてあげた。
ホントはコックローチの方が良かったのだが、あいにく見当たらなかった。

チャバネ君はキンチョールを浴びて、そこら中をグルグル走り回り、ひっくり返って手足をじたばたさせて喜びを全身で表現してくれた。
でもそのうち疲れたのか動きが弱ってきた。
もう夜も遅いことだし、ティッシュに包んでゴミ箱に寝かしつけた。

階段を上がり、自分の部屋に入ってテレビをつける。
イングランドvsポルトガル戦の後半をやっていた。
ちょうどポルトガルが1−1の同点に追いついたところだ。
後半終了までは今朝生中継を見ていたから、下に降りて晩ご飯を食べることにした。

下の部屋では両親がNHK−BSで美空ひばりを見ていた。
コロッケとみそ汁と鯖焼きを食べながら、しばらく一緒に見た。
「りんご追分け」なんかを歌っていた。
(やっぱりひばりはいいなぁ。)
と、改めて思った。
おいらが知っている限りでは、戦後最高のシンガーだと思う。
この人の上手さは半端じゃない。
演歌だろうがポップスだろうがロックだろうが、この人が歌うと美空ひばりの歌になる。
何を歌わせてもそのジャンルの最高レベルで歌える人だった。
よく小林幸子が得意気に物真似しているけれど、残念ながら歌が下手すぎて哀れなものだ。
天と地ほどにも違う。

自分の部屋に戻ると、試合は延長の後半に入っていた。
まずポルトガルがルイコスタのシュートでリード。
しかしイングランドもランパードのシュートで追いつき、延長戦が終了。
決着はPK戦に持ち込まれた。

先行はイングランド。
最初のキッカーはベッカム。
ところが、あろうことかベッカムのキックは力なく浮き上がり、クロスバーの遙か上を越えていった。
ボールをプレースする付近がかなり荒れていて、踏み込んだ足が滑ったようだった。
一次リーグのフランス戦でもPKをキーパーに止められ、ここでもまた…
ベッカムにとって今大会はPKが鬼門だったようだ。
これでポルトガルが有利になったかに思えたが、そうではなかった。
3人目のルイコスタが枠を外してしまった。
ベッカムと同じく、踏み込み足を取られたのだ。
5人目まで終わって、4−4でサドンデスに突入した。
イングランドはアシュリー・コールが落ち着いて決める。
そしてポルトガルの6人目、ポスティガがなんとここでチップシュートを決めて見せた。
こんな大事な場面で、相手キーパーをあざ笑うかのようなチップとは、恐ろしく図太い神経をしている。
イングランド7人目ヴァッセルのシュートは、キーパーのリカルドがセーブした。
雄叫びを上げるリカルド。
見ると、彼はグローブを脱いでおり、素手でセーブしていた!
そのままリカルドは、次のキッカーとなった。
リカルドのシュートは左のサイドネットに突き刺さり、ポルトガルがイングランドを下した。

結果は知っていたのに、見ていて何度も思わず声を出してしまうような名勝負。
PK戦だけじゃなく、オーウェンの1点目から、リカルドのシュートまで一瞬たりとも気を抜く暇がないような緊迫したゲームで、これが決勝戦であってもちっともおかしくない、準々決勝にはもったいないカードだった。
今朝、あのまま生中継を見続けていたら興奮して寝られなくなっていたところだった。
一部では、EUROはW杯よりも面白いと言われているらしいが、それが頷ける気がした。

04/06/25 (金) キックオフ

☆ 応援できない ☆

いったいどうなってるんだ三菱自動車?
次から次へと際限なく見つかる欠陥。相次ぐ事故。これだけ大騒ぎになって社会的問題になっているって言うのに、未だにあんまり危機感とか責任感とかを感じていないようなふざけた態度。

ちょっと前に「頑張れ三菱」って書いたけど、こりゃ想像以上に重傷だねぇ。もうダメかも。

ただ、何でもかんでもごちゃまぜにして、「不具合」「欠陥」「リコール」「改修」等々の言葉の意味の違いもわからずに報道してるマスコミにも問題はある。必要以上にユーザーの不安感をあおっているだけじゃないか。別に炎上事故なんて三菱の車だけに限らず、どこのメーカーの車でもあること。事故が起こったときにそれが三菱車だと、全てが設計、製造上の欠陥によるものと決めつけたような扱いをしているのは異常で、冷静さを欠いている。過積載や整備不良による事故まで、欠陥車扱いで報道する事には何の意味もない。

それよりももっと問題なのは、三菱に対して批判的な発言をしている国土交通相の役人や政治家達だ。
日本で車を製造して販売するには、国土交通相の型式認定を受ける必要がある。勝手に売るわけにはいかない。
三菱車といえども、ヤミ改修はしてきたかもしれないが、販売はヤミ販売していたわけではなく、ちゃんと認定を受けている。
こんなに設計ミス、製造ミスがてんこ盛りの三菱車が、どうして今まで国交省の認定を通ってきたんだ?
国交省はいったい何を審査してきたんだ? 

製造した三菱に最大の責任があるのは当然のことだ。しかし、だからと言って国交省に責任がないとは言わせない。
もちろんそのトップたる、歴代の運輸大臣、国交省大臣達もその責を負うべきだろう。
だが、そういう自覚、自省がまったく見られないどころか、まるで正義の味方気取りで、三菱批判をしている神経はまったく理解に苦しむ。天に唾しているだけじゃないか。

国交省の役人や、大臣、その他の政治家達で、一人でも欠陥による被害者に対して謝罪した人間がいただろうか?
三菱だけに責任を押しつけて済むような、そんな悠長なことをしていられる状況では無くなってきていることは、昨今の事故報道でも明らかだろう。国が率先して、三菱車のユーザーを事故から守る方策を考え、即座に実施していかなければ、今後も人命に関わる事故が頻発することは目に見えているというのに。

政治家達にとっては、今は参院選というお祭りのことで頭が一杯で、そんな事に構っていられないのだろうが、今、この瞬間にも欠陥を抱えたままの三菱車が全国で何十万台も走り回っているのだ。
参院選に惨敗したからといって、せいぜい党首の首が飛ぶくらいの事だ。
だが、満員の客を乗せたバスが事故を起こせば、下手すれば何十人もの命を奪ってしまうのだ。
事は三菱車のユーザーだけの問題ではないことも、車輪脱落事故の例が証明しているというのに。

何の安全性も保証できないのであれば、国交省の型式認定なんて制度は廃止すればいい。税金の無駄遣いだ。役人も3割くらいリストラするべきだろう。もちろん天下りするのであれば退職金はカットして。

そういえば、国交省とその周りに群がる政治家達が税金をばらまくために整備した高速道路も、設計通りの強度で造られていない箇所があちこちにあって、阪神大震災クラスの地震には耐えられないような「欠陥道路」だらけらしいが…。

04/06/24 (木) しんや

☆ さりげなくさりげあるもの ☆

お風呂に入っていてふと思った。
うちの近所にある「米田(よねだ)」っていう地名(人名にもあるけど)って何かおかしくないか?
だって、田んぼは米を作るに決まってる。
普通はね。
だったら何でわざわざ「米」の「田」って名付ける必要があったんだろうかと。
これが「畑」だったら、キャベツ畑なんだか、麦畑なんだか、さとうきび畑なんだかわからないから、「何々畑」って名付けても不思議はない。
田んぼにしても「広田」とか「水田」とかならわかる。
田んぼの説明になってるから。
でも「米」はないだろ。
言わずもがなじゃん。
もっと他に何か形容する文字は思いつかなかったのだろうか?

あえて「米」って付けることで、田んぼを強調してみたかったのかもしれない。
念を押すみたいに。
そこまで計算しているなら、それも有りかなぁ?
でも、やっぱりくどいような気がするけどな。
「薔薇の花びら」で充分なのに、「薔薇の花の花びら」って表現するみたい。
間違いじゃぁないんだけど、そこまで言わなくても…って思える。

うーん、わからないなぁ。
何で「米田」なんだ?
お風呂でずーっと考えていたけど、わからなかった。
平凡な地名だけど、深いなぁ…。

04/06/24 (木) しんや

☆ グルグル回る ☆

ちょいと頭の切れる人ならとっくにお気づきのことだと思うが、昨日書いた自転スピードの話は、赤道上での話(自転軸の傾きは無視した場合)。緯度が高くなればなるほど円周が短くなるので、日本あたりでは時速1400キロ程度だそうな。
時速1400キロと言われても、どんなもんだか想像しにくいが、高度3万3千フィートを巡航中のボーイング767の機内を、BARホンダ006が7速全開で走っているくらいのスピードだと思ってもらえば…余計にわかりにくいか…。

ちなみに地球は自転してるだけじゃなくて公転もしている。公転のスピードはどのくらいなんだろう?と計算してみたら時速10万キロくらいだった。秒速にすると30キロ。マッハにすると87くらい?

いくら宇宙空間での事とは言っても、地球のような巨大な物体がそんなスピードで移動しているっていうのは不思議だよなぁ。
太陽の重力があるから、同じ所をグルグル回っていられるけど、ある日突然太陽が無くなっちゃったら、真っ直ぐ宇宙の果てまで飛んでっちゃうわけでしょ? どこに行くんだろうね? 他の星にぶつからなきゃ良いけど…って、そんな事心配してもしゃぁないか。
ま、ビッグバン以来宇宙はずっと膨張しているから、どこまで行っても宇宙の果てにはたどり着けないけどねぇ。

話は自転に戻るけど、緯度によって自転のスピードが違うって事は、赤道付近より日本の方が時間が早く進むってことになるのかね?
アインシュタインの相対性理論によれば、速度が速くなるほど時間の進みが遅くなるんでしょ?確か。

北国の人より南方の人の方がのんびりしているように見えるのは、そのせいなのかなぁ?

でも、そうすると海抜の高いところに住んでると時間がゆっくりと流れるって事にもなるんだけど。
長生きしたかったらチョモランマに登ると良いのかね? そういう事じゃないのか?

今週はずっと寝不足なので、へんてこなことばっかり考えてる。

ちなみに、さっきお風呂の中でずっと考えてたことがあって…。

04/06/24 (木) まだ暗い

☆ 素朴な(?)疑問 ☆

ここのところやれカナダGPだアメリカGPだ全米オープンだEURO2004だウインブルドンだ…と、深夜から朝方にかけてのスポーツ中継が立て続けで、すっかり時差ボケ状態だ。午前3時が、夜10時くらいの感じ。

それもこれも地球が丸くって自転してるのがいけない。時差ボケは地動説の副作用みたいなもんだ。
地球が真っ平らで(それじゃ「球」じゃないけど)、太陽が地球の周りをグルグルと回ってくれたら、日本もアメリカもヨーロッパも日の出と日の入りが同じなのにねぇ…。

などと考えていてふと思った。今の科学の粋を結集したとして、果たして地球の自転を止めることはできるのだろうか?
あるいは、何かの拍子にもし地球の自転が止まってしまったときに、科学の力で自転を復活させることは可能なのだろうか?

無理そうだけどねぇ。できたら面白いよね。自由に昼と夜の長さを調節できたら便利かも。

時々あるニューヨークの大停電なんて時には、しばらく昼のままで止めちゃえば良いし、しし座流星群とかハレー彗星とかを観察するために夜のままで止めることもできるしね。

でも、そうなったら誰が昼と夜の長さを決めるんだろうね?
しょっちゅう変えられたら、それこそ時差ボケになっちゃって不眠症の人が増えちゃうかも。

まぁ、実際にそんなことをしたら地球の表面温度が上がりすぎたり下がりすぎたりで、色々と不都合はあるし、自転を急に止めたら大気が台風なんてお呼びじゃないような突風になって、地表の構造物が全部吹き飛んじゃうとかあるんだろうけど。地表での自転の速度って、地球の円周を4万キロで計算すると時速1666キロだから、風速にすると463m/秒。

もう記憶が曖昧なんだけど、かなり昔に地球の自転が止まってしまうっていう題材のSF小説を読んだような気もする。
でも結末は覚えてないんだよなぁ。止まった後どうなったかは。

地球のどこかに自転速度を調節するダイアルがあったら面白いよね。

明日の朝、太陽が西から昇ってきたら、それは誰かがそのダイアルを間違って逆に回したってことです。

夏と冬で昼の長さが違うのも、実はそのダイアルで調節してるってことは…ないよね?

こんなことばっかり考えてるから、気がつくと夜が明けちゃうんだなぁ。

04/06/21 (月) みめい

☆ 14年ぶりかぁ ☆

F1アメリカGPで佐藤琢磨が3位に入り、90年日本GPでの鈴木亜久里以来の表彰台に乗った。
スタート直後に多重クラッシュがあり、その後も琢磨の前を走っていたアロンソがクラッシュ、その直後にラルフが最終ターンで大工ラッシュという荒れたレースになったが、琢磨はちょっと疑問の残るピット戦略で最後尾近くまで順位を落としながらもハイペースで追い上げて、3位まで順位を上げた。たぶん今日のレースで最も多くのパッシングをしたんじゃないだろうか?

トゥルーリをかわして3位に上がった後は、ここ数戦のことがあるので、また琢磨のマシンから白煙が上がるんじゃないかと心配でドキドキだった。だが無事にチェッカーを受けることができた。嬉しいと言うよりは、ほっとした。

亜久里が3位になったときは、夢のようだった。レース後のインタビューを聞きながら涙が出た。でも今日は違う。琢磨にとっては3位入賞なんて、ほんの通過点にすぎない。今日はこれくらいで勘弁してやるかってなもんだ。彼にはもっともっと高いところへ昇っていってもらわなきゃいけない。今日のレースだって内容を考えれば決して最高の結果というわけではないのだから。

それにしても、もう14年も経つんだなぁ。あの時は、こんなにかかるなんて思わなかったけど。そう考えると、亜久里の表彰台って改めて凄いことだったんだなぁと感じる。今の琢磨みたいに戦闘力のあるマシンに乗っていたわけでもなかったしね。ランボルギーニのエキゾーストノートは、フェラーリなんか目じゃないくらいに素晴らしい音をしてたけど。

今日とりあえず結果が出たことで、次のレースからは琢磨もリラックスしてレースに望めるようになると思う。日本人初のポールポジション、そして初優勝も意外と近いような気がする。簡単そうでなかなか勝てないこともあるのがF1だが、今の琢磨ならやってくれるだろう。琢磨のスピードは、今やフェラーリ陣営にとっても脅威になってきている。今日のスタートでミハエルとバリチェロが2台とも琢磨を押さえにかかったのを見てもそれは明らかだ。どうせ勝つなら、ピット戦略なんかじゃなく、コース上でミハエルをぶち抜いて勝って欲しい。琢磨ならできるはず。バリチェロにはできないけどね(笑)。

04/06/15 (火) よる

☆ わかんな〜い ☆

平沼赳夫前経産相が、あるパーティーでの講演でこう発言したらしい。

「教育基本法では個人の尊厳が強調されている。日教組の教育とあいまって、個人の尊厳が行き過ぎて教室破壊が起こり、生徒同士が殺し合いをする荒廃した状況になってきている」

うーむ…、理解できない。こんなでたらめな日本語を使って、めちゃくちゃな論理の飛躍をして、事実誤認をした発言は、おいらのような凡人にはさっぱりわからない。

もちろんこの内容は、平沼氏の発言そのものではなく記事を書いた人間が要約したものであろうから、趣旨を取り違えて伝えているのかもしれない。

それにしても個人の尊厳の強調が教室破壊につながるという部分は、常人の理解を超えているし、生徒同士が殺し合いをする…なんて事件のニュースは聞いたことがない。「バトルロワイヤル」と現実とを取り違えているのだろうか?

平沼氏が個人の尊重をうたった日本国憲法に異論があろうが、教育基本法にいちゃもんがあろうが、日教組が嫌いだろうが、そんな事は彼の勝手だが、「尊厳」という言葉の意味や、「殺人」と「殺し合い」とは意味が違うということくらい理解しておいて欲しい。

日本語が不自由な政治家というのは哀れなものであるなぁと思った次第。笑えるけどね。

04/06/14 (月) しんや

☆ DREAMS COME TRUE ☆

例えば、国見高校出身で今春筑波大に入学したサッカーU−21代表のFW平山相太が突然、

「僕は今から、子供の頃から夢だった大リーガーを目指す。」

と宣言したら、周りの人間はどういう反応をするだろう? 本当に彼が大リーガーになれると誰が信じるだろう?
なんて無謀な…バカじゃないの? 誰もがそう考えるんじゃないだろうか?
日本には数百人のプロ野球選手がいるが、そのなかで19歳で初めてボールを握った人間が何人いるだろう?
ましてや、そんな人間が大リーグでレギュラーの選手になれる可能性なんて…。
けれど、そんな荒唐無稽とも思える夢を現実のものとした男がいる。

F1ドライバー佐藤琢磨。彼がレースの世界に飛び込んだのは19歳だった。そして6年後にはF1のコクピットに座っていた。
平山相太が6年後にヤンキースのユニフォームに袖を通すことが可能だろうか?

レースの世界でも、ハコ(ツーリングカー)のドライバーならいざ知らず、フォーミュラのトップドライバー達は皆、子供の頃からカートでレースを始めたドライバーが圧倒的だ。過去の日本人F1ドライバーを考えても、亜久里、虎之介、信治…みんなカート出身だ。
一人だけ琢磨と似ているとすれば、右京である。彼はカートの経験が無い。

その右京はフランスでの修業時代に、速いが無謀でクラッシュが多いというその命知らずの走りから「カミカゼ右京」と呼ばれるようになった。ヘルメットを被ってマシンに乗り込んだ瞬間にスイッチが入ってしまい、イケイケになってしまうという点では、今の琢磨にも通ずる部分があるような気がするのは偶然か?

琢磨のチームメートであるバトンは年下だが、レースキャリアで言えばもう20年近いはずだ。バトンだけでなく、ほとんどのF1ドライバーは似たり寄ったりの経歴を持つ。そんな「ベテラン」達の中で琢磨は戦い、同等以上のスピードを見せているのだ。

惜しい結果に終わったヨーロッパGPの後と言うことで、カナダGPでの琢磨は注目の的だった。ジル・ビルヌーヴサーキットが、BARホンダに向いているということもあって、優勝の期待も高かった。
だが、予選では最終コーナーでスピンを喫して17位。決勝ではピットスタートから10位まで追い上げたところで、またしてもエンジンブローでリタイアと散々な結果に終わった。

予選のスピンと3戦連続のエンジンブローという結果に、琢磨に対する批判的な声も多くなってきている。
スピンはもちろん本人のミスだが、エンジンブローについても琢磨のドライビングに原因があるのでは?という意見も多く聞かれる。

スピンは確かにまずかった。あの最終コーナーは攻めてはいけない場所なのだ。セクター1をトップタイムで通過した後のS字でミスしてしまい、その遅れを取り戻そうとした結果なのだが、あそこはタイムを詰められる場所では無いし、リスクが大きすぎる。琢磨がコンクリートウォールの餌食にならなかったのは、彼の抜群の反射神経によるコントロールもあるが、ラッキーだった。
ミスをした時点で、ポール奪取の可能性は失せたのだから、慎重にまとめるべきだったと思う。それでも上手くすればフェラーリよりは前に出られたはずだ。ミスをした後に冷静さを欠いてしまう点は、今の琢磨の課題だろう。

だが、エンジンブローまで琢磨の責任なのだろうか? 琢磨のエンジンにだけ3連続という結果から、その原因をドライバーのヒューマンエラーに求めることはたやすいが、モナコは赤旗による再スタートに起因するオーバーヒートだった。とすれば、残りの2つ。
エンジンマネージメントは全て車載のコンピュータで行われており、ミスによるオーバーレブなど起こらない。ホンダによる解析でも、バトンと琢磨のテレメトリーにこれといった差異や問題は見つけられず、正確な原因をつかめないでいる。
今年のホンダはかなりパワーアップしてきており、クーリングの容量が不足気味なのかもしれないが、そうだとしたらそれはマシンのエンジニアリングで解決すべきことであり、琢磨にはどうしようもないことだ。

レースの結果だけを見て批判することは簡単だ。結果が全てだという意見も間違いでは無いと思う。今の琢磨は、まだまだ発展途上であり、ミスも多いし、ドライビングも決して上手いとは言えないのは事実だ。
けれど、だからといっておいらは琢磨を批判する気にはなれない。単純にファンであると言うことはひとまず置くとしてもだ。
僅か6年のレースキャリアで、優勝を期待させるポジションにまで登りつめていこうとしているというだけでも、奇跡に近い。
間違いなく、琢磨はこれからもっと速くなるし、もっと強くなるし、もっと上手くなる。彼にはそうなれるだけの力があり、そうなるべく努力しているし、そして何より自分自身を信じている。

どんな世界においても、強いアスリートとなるには技や力だけではなく、メンタルの強さが求められる。その点では、彼ほどの強さを持った人間は、そうそうは見当たらない。時にその強さが、ちょっと恐いときもあるのだが…。

19歳でレースの世界に飛び込んだときから、佐藤琢磨はF1ドライバーになることを目指していたのではなく、F1のチャンピオンを目指していた。その実現のために、いつまでに何を成し遂げなければならないかを考え、そしてその高いハードルを全てほぼ予定通りにクリアして今のポジションまでたどり着いた。今は少し足踏みしているかもしれないが、必ず次のステップに進んでくれると信じている。
近い将来、F1で日本人初勝利を挙げても、彼はきっとこう言うだろう。

「まだ始まったばかりです。」

彼の夢が次々と叶う日を楽しみにして待っていたいと思う。


04/06/14 (月) ひる

☆ 最初で最後の優勝 ☆

郷監督がチームのル・マン挑戦は今年限りと表明したとのこと。そうなるとまさに最高の形で有終の美を飾ったことになる。
今年が最後というのを聞いて、荒にチェッカーを受けさせたのは、郷監督の親心だったのかなぁという気がしてきた。

ル・マンでは3人のドライバーが交代でステアリングを握る。1回の給油で走れる周回数(チーム郷で言えば12か13周。少ないようだがル・マンの1周は3分40秒程度かかる)を目安に1スティントとし、1人のドライバーが2スティントか3スティントを連続で走って交代してゆく。
昨日のレースでのチーム郷は、トム→荒→リナルドの順で走っていた。しかし終盤に来てそれを崩し、トムの次に荒ではなくリナルドを乗せた。そしてチェッカーまで3回のスティントを残して荒を乗せたのだった。

この時、テレビ中継のスタジオ解説陣の意見が二つに分かれた。荒のままチェッカーを受けるか、一番最後にトムに交代するか。
トムは今回優勝すればジャッキー・イクスの持つル・マン通算6勝の記録に並ぶ大偉業を達成することとなる。2位との差が僅差で、徐々に差を詰められているという緊迫した状況を考えれば、優勝経験豊富でスピードもあるトムに任せるというのは、一番賢明な選択といえる。
しかし、日本人唯一(だった)の優勝経験ドライバーでもあり、現在はチーム監督である関谷正徳は、郷監督は荒に任せるはずだと言い切った。郷監督と荒との信頼関係から考えれば、荒にチェッカーを受けさせるはずだと。
そしてその通りに、最後のピットインを終えて、荒はそのままピットアウトしていった。

トムとリカルドは、最高のチーム体勢で優勝を狙うために今年からチーム郷に招き入れたドライバーだ。来年、チーム郷が無くなっても、必ず他のチームから声がかかることだろう。
荒は、ずっとチーム郷で走ってきた、今まで郷監督と苦楽を共にしてきたドライバーだ。郷監督の中では、荒こそがチーム郷の中心でありエースだという気持ちがあったのだろう。優勝するときは、荒にチェッカーを受けさせると最初から決めていたのかもしれない。
そして彼の名前を売り込むことで、チーム郷が無くなっても、他チームからのオファーが来るようにということまで考えていたではないか…。
もちろん、ドライバーとしての荒の能力が素晴らしいからこそそれができた、というのは言うまでもないことだ。

これは、あくまでおいらの推測であって、郷監督がどういう気持ちで荒を最後のドライバーにしたのかは、後日のインタビュー記事でも見ないとわからない。

表彰台でのインタビューで、トムも言っていたけれど、チーム郷は優勝するにふさわしい最高のチームだった。それを何年にも渡って作り上げてきたのが郷監督と荒だった。二人があんな風に感情を爆発させる姿は、初めて見た。ル・マンで勝つということがどれほど困難なことかを考えれば、当然のことだけれど。

チーム郷が、今年限りとなるのは本当に残念だ。もしそれが財政事情によるものだとしたら、余計に。これだけの実力を持つチームでさえもスポンサーフィーを集めるのが容易ではないというのが、日本のレース界の実情だ。ただ逆に考えると、そんな状況でこれだけのチームを作り上げた郷監督の熱意には、本当に頭が下がる。きっとかなりの私財をつぎ込んだんだろうなぁ…。

04/06/13 (日) 23:18:25

☆ センターポールに日の丸! ☆

ル・マン24時間で、チーム郷のアウディが優勝した。チェッカーを受けたのは荒聖治。日本のチームの優勝としては91年のマツダ以来二度目。日本人としては関谷正徳以来二人目の優勝ドライバーとなった。そして、トム・クリステンセンは5連勝という偉業を成し遂げた。

いつものル・マンなら残り1時間くらいの時点で、ほぼ優勝が決まってしまい、最後はゆっくりパレードラップでゴールとなるのだが、今年は2位との差が30秒ほどしかなく、チェッカーまで全力で走りきってのチェッカーという凄まじいレースだった。
終盤はかなりタイヤがきつかったようで、コーナーで滑ったり、ブレーキングでタイヤがロックして飛び出しそうになったり、あわやという場面が何度もあって、心臓に悪かった。

さすがに24時間全部は見られなかったけれど、最後の6時間はずっと見ていたが、緊迫した展開だったので、まったく飽きることは無かった。

こんな展開のル・マンは滅多にない。後生に語り継がれるであろう歴史的なレースを生中継で見ることができて良かった。
今、荒が表彰台でトロフィーを頭上に高々と掲げている…。



04/06/10 (木) しんや

☆ 速い(早い)のは琢磨だけじゃないようで ☆

今朝、F1日本GPのチケットが届いた。4ヶ月も前に届くのは珍しい。年によっては9月に入っても届かなくて、

(あれ?申し込むの忘れてたっけ?)

と疑心暗鬼になったこともあったのに。

今年の日本GPは盛り上がるだろうなぁ。お客さんも多いはず。琢磨が頑張ってるからね。
去年も直前に琢磨の出場が決まった途端に、駆け込みでチケットを取って急遽駆けつけた人が大勢いたみたいだし。

琢磨には早く初優勝をしてもらいたいけど、どうせなら日本GPで…という気持ちもある。
ミハエルのチャンピオンはとっくに決まってるだろうし、今年の楽しみは琢磨に尽きる。

なーんて言ってたら、あっさり今週末のカナダで勝っちゃったりして。
そうなったらそうなったで、それは嬉しいんだけどな。

鈴鹿にはスペシャルエンジンで…と、ホンダが気合いを入れたときは、たいてい結果が伴わないっていうのが気掛かり。
今から、そんな心配しててもしょうがないか。

04/06/09 (水) しんや

☆ 久保◎ 川口○ 中村△ ☆

仕事が終わって家に帰ってからビデオで日本vsインド戦を見た。7−0で勝ったことは知っていた。
勝敗が予想できない試合だったら、ビデオを見るまでそういう情報を見ないようにしていたけれど、そういうレベルの試合じゃないから。

おいらが見たかったのは俊輔のパフォーマンス。どうもこのところ代表の試合での俊輔にはあまり良いところが見られなかったが、今回は体調もかなり戻ったようだし、いけるんじゃないかと期待していた。

だが、試合を見終わってみると、やっぱりもどかしい気分にさせられた。残念ながら俊輔のプレーはおいらが期待したレベルではなかった。FKも決めたし、中沢へのアシストも良かったけれど、それ以外はあまり見るべきところが無かった。
FKにしても、コースもスピードも甘かった。インドのゴールキーパーが鈍くさかったから入ったようなもの。セリエAの試合ならば簡単にマウスの外に弾かれていただろう。

解説のセルジオが言っていたように、もっと積極的に自らシュートを打って点を取りに行くという姿勢が見られなかったのは何故なんだろう? 今日のインドなら、いくら守備的な布陣とは言ってもいくらでもチャンスはあったはずだ。せっかくゴール前に近付いているのに、簡単にボールをさばいているだけで、ドリブル突破とか、1−2で切れ込むとか、そういう場面がまったく無かった。ミドルシュートも打ってない。あれじゃ、せっかくのトップ下にいる意味がない。ヒデが戻ってきたら、またポジションを譲り渡してしまう。
本人も自覚しているようだったが、細かいミスも多かった。不用意にボールを奪われるシーンもあった。
決してそんなことは無いだろうが、何となく自信なさげな消極的なプレーに見えて仕方がなかった。もっとできるはずなんだけどなぁ。
試合後半で、小野が交代の時に外したキャプテンマークを福西から渡されたのに、いったん付けようとして結局藤田に渡してしまったのは、俊輔自身が自分のプレーに満足してなかったからかもしれない。

今日の試合は、1点目の久保のシュートに尽きる。最近の久保は本当に素晴らしい。もともと潜在能力は高かったので、ようやく開花したと言うべきか。三都主からのボールは決してやさしくはなかったと思うが、難なくボレーで決めて見せた。彼の場合、後は持病の腰痛に対するコンディション調整だけが課題だと思う。

久しぶりにA代表のピッチに帰ってきた川口だったが、試合開始直後と終了前の2回くらいしか出番がなかった。日本が攻められちゃマズイのだが、もうちょっとプレーを見たかった気がする。セットプレーの時に相手ゴール前まで上がってくれば良かったのに(笑)。

7点という得点は、一応及第点と言えるだろうが、インドのチーム力を考えると決して満足できる数字ではない。
90分の中で良い時間帯と悪い時間帯の波があり、ところどころ集中力が途切れて意味のないパス回しで時間を浪費したり、不用意なパス回しをしていたり、詰めるべき所をさぼっていたりといった場面が見受けられ、得点差ほどには圧倒的強さは感じられなかった。
ジーコJAPANの宿題は、以前よりは減ったとは言え、まだしっかりと残っているんじゃないかな。

それにしてもヒデのあの帽子は何だったんだろう?

04/06/07 (月) よる

☆ 300km/hオーバーからの受け身 ☆

日曜日にイタリアのムジェロで行われたMotoGPで、カワサキの中野真矢があわやの大クラッシュを演じた。
13周目のホームストレートで突然暴れ出したマシンから振り落とされたのだ。
ムジェロのストレートといえば、速いマシンならば優に350km/h近くに達する。
中野が駆るカワサキはそこまでは出ていなかったと思われるが、それでも300km/hオーバーの世界だ。
そんなスピードで突然地面に叩きつけられた中野は、風に吹かれた紙くずみたいにくるくるくるくるくるくると、どこまでもストレートを転がっていった。
幸いなことに、コースサイドのコンクリートウォールに達する前に止まったが、それでもかなりのダメージが予想された。
しかし、中野は軽い脳しんとうを起こしただけで、大きな怪我は無かった。あの転倒シーンを見たら、骨の2,3本はいったかと思ったのだが(それだって、新幹線「のぞみ」から飛び降りたと思えば奇跡だが)、ラッキーだった。もちろんめちゃめちゃ痛かったとは思うけど…。

転倒の原因はタイヤトラブルによるものだった。ストレート走行中に突然壊れたらしい。
中野の転倒の次の周には、トップを走っていたホンダの玉田もコースサイドにマシンを止めた。
彼もタイヤトラブルだった。二人ともブリヂストンを履いていたので、ほぼ同時にタイヤが壊れたことになる。
見事な品質管理と褒めたいところだが、そうもいかない。
理由はどうであれ、あんな壊れ方したらライダーが危ないって。

F1ではフェラーリとシューマッハのおかげもあってチャンピオンタイヤのブリヂストンも、MotoGPの世界ではまだまだミシュランに較べてパフォーマンスが劣っている。スピードの点では、今回の玉田が証明したようにかなり上がってきているが、その持続力ではミシュランに分がある。
ただ、タレるのは仕方ないにしても、壊れちゃマズイでしょ。壊れたら。
4輪のF1だって300km/hオーバーでタイヤがバーストしたら、とんでもなく危険なのに。

よく、レーシングカーの部品はゴールした瞬間に壊れるのが最高の設計だって言い方をする。それだけ限界を突き詰めていかないと勝利
は得られないっていう意味で。だから、今回のケースもどこかの自動車メーカーみたいに設計ミスとか製造ミスとかそういう次元の話では無いと思うし、ライダーもそういうリスクを背負っていることは自覚しているはずだけど、それにしてもあれはマズイな。

きっと一番肝を冷やしたのは中野じゃなくてブリヂストンのスタッフ達だろうと思う。
ブリヂストンもF1はあんまり頑張らなくても良いから(笑)、MotoGPの方にもっとお金とマンパワーを注ぎ込んでくれないと困るなぁ。タイヤが最後まで持ってれば玉田だって勝てたかもしれないんだからね。

04/06/02 (水) しんや

☆ がんばれ三菱! ☆

おいらは子供の頃から車好き。小学生の頃から車雑誌を買って貪るように読んでた。最初は月に1冊だったのが、どんどん増えていって中学生のころには小遣いの大半は車とバイクの雑誌に費やしていたほど。たぶん今まで車の雑誌に注ぎ込んだお金があれば、けっこういい車が1台買えると思う。

おいらにとっては自動車メーカーっていうのは、そんな大好きな車を作ってくれるありがたい会社なので、基本的にどの会社も好きだ。
もちろんとても好きな会社もあれば、あまり興味がない会社もあるけれど、それはその時々に作っている車が好きかどうかの問題で、会社そのものの好き嫌いというわけじゃない。

よくこのメーカーしか買わないとか、このメーカーは嫌いだから買わないっていう人がいるけれど、おいらには解せない。
どこのメーカーにもダメ車もあれば良い車もあるので、メーカーで選ぶっていう感覚は余り無いから。

とは言うものの、今年に入ってからの三菱に関するニュースの数々は、さすがのおいらもちょっとフォローのしようがないほど呆れさせられた。そしてまた今夜も…。

やばいよね、このままじゃ。下手したらいすずみたいに乗用車部門からの撤退っていう事態にもならないとも言えなくなってきた。

そもそも世界的に見れば、日本みたいに1つの国にこんなに多くの自動車メーカーが存在すること自体が珍しいわけで、今まで存続してきたことが不思議なくらい。アメリカだってGM、フォード、クライスラーの3つしかなかったのに、クライスラーは販売不振でダイムラーとの合併を余儀なくされたほど。まぁ日本だってトヨタとホンダ以外は、外資が入ってるけれど、それでもまだまだ多すぎるという説もあって、業界再編の話はいつもくすぶっている。
実際のところは三菱の乗用車が無くなったって(製造や販売に関わっている人達は別にして)、消費者の立場から見れば、一向に困らない。トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、スバル…選択肢はまだまだいくらでもあるし、最近は地方でも外車のシェアが増加しているわけだし。

でも…やっぱり無くなって欲しくないよね。
過去の経営陣がどれほどお馬鹿で、どれほどふざけた企業経営をしてきたかは置いといて、この際悪いところは全部出し切っちゃって、心を入れ替えて「真面目」に車を作っていって欲しい。

いすずの乗用車が無くなったときも淋しい気がしたもん。
最悪、ランエボとパジェロエボだけになっちゃうかもしれないけど、それでも作り続けて欲しいよね。
他の車はともかく、ランエボとパジェロは良い車なんだからさ。ちゃんと気合いを入れて作ってるこの2台は真っ当なんだから。
ランエボなんて300万ちょっとで買えるのに、1000万以上するポルシェやフェラーリよりも速いっていう超お買い得車だもん。
海外に持って行ったら600万でも売れるのになぁ。それでもポルシェの半額なんだから(笑)。

ちなみにおいらが一番好きな三菱の車はギャランGTOのMR。次点がギャランΣとランサーEXターボのEC仕様。
あの頃は良かったんだけどなぁ。エンジンの名前がサターンとかシリウスとか星座名だったりして。

まぁ、そんな大昔の話はともかく…、一度失った信頼を回復するのがどれほど困難なことかは、雪印の例を見るまでもないけれど、なんとか持ち堪えていってもらいたい。良い大学を出たエリートがわんさかいる会社なんだから。とはいえ、その分頭でっかちで、設計陣が車にあんまり興味が無く、家電製品みたいな感覚で車作りをしているために製品に魅力がないっていう説も。
バックに三菱グループがいて資本力があり、関連会社だの出入り業者だのに無理矢理買わせてればそれなりに販売台数を確保できていたっていう超甘ったれ根性が、こんな事態を招いたとも言われているから、本気で一からやり直す気概がないんであれば、つぶれてくれた方がいいけどね。

冷蔵庫が欠陥品でも牛乳が腐るぐらいのことで済むけれど、車の欠陥は人命に関わることなんだから。そんな当たり前のことも理解せずに欠陥を野放しにしていた過去の経営者達に厳罰が下るのは自明の理。ただ、必要以上にバッシングして、三菱車のオーナーに肩身の狭い思いをさせたり、真面目に働いてきた社員や販売会社の人達を路頭に迷わせるようなことにはなって欲しくないんだよなぁ。


04/06/02 (水) しんや

☆ わからない ☆

この手の事件が起きるといつもそうなのだが、佐世保で起こった事件でもまた、周りの生徒達がみな報道という名の暴力に無防備にさらされている様を見て、憤りを感じずにはいられなかった。

あんな事件が起きたのだ。生徒達に動揺が起こらないわけがない。昨夜のニュースでも、今朝のワイドショーでも各局のキャスターやコメンテーター達が

「周囲の子供達への心理的影響が心配で云々…」

とPTSDを危惧する発言をしていたではないか。だがそういった番組も含めたマスコミ各社が、学校をカメラとマイクの放列で包囲し、保護者や生徒達の前に立ちふさがりカメラを向け、マイクを突きつけ、現場からのリポートと称して垂れ流している。

おまえら全員が加害者じゃないか! 子供達をどれほど怯えさせ、心を乱しているか想像する知能の欠片も無いのか?

いったい誰のための報道なんだ? 誰がそんな映像を見たいと思ってるんだ? 

後ろ姿や、モザイクをかけたような映像を流すことに何の意味がある?

それと引き替えに子供達を傷つけているかもしれないのに…。

視聴率や発行部数にしか興味が無い、プロデューサーだのデスクだのという肩書きのおっさん連中の点数稼ぎのために、子供達の人権を蹂躙しておいて、報道の正義も意義もあったもんじゃない。

おいらは想像力の欠けている人間が大嫌いだ。
大人であれば、自分の行為や発言が他者に対してどれほどの影響を及ぼすかを考えてから行動できるものだ。
ちょっとした想像力があれば、やって良いことと悪いことの判断はできるはずだし、自分がされたら嫌なことは他人にはしないと思う。
だから大人になればなるほど不自由になってゆく。その代わりに、むやみに人を傷つけたりしなくなる。

だが、子供はそうではない。
後先を考えずに、一瞬の感情で行動してしまう。
他人を傷つける言葉も平気で口にする。それがエスカレートすれば本当に傷つけてしまう。
けれど、子供でもやって良いことと悪いことの判断はできないわけじゃない。
ただ、悪いとわかっていても感情が高ぶると、その判断ができなくなり瞬間的に自分を正当化してしまうだけだ。
今回の加害者もそうだったのではないかという気がする。

小学校に群がっているマスコミの連中は、加害者の少女と同程度の幼稚さで他人を傷つけている。
報道という大義名分で自分達を正当化して。

たった一人の被害者が出ただけでも悲しい出来事なのに、これ以上被害者を増やさないで欲しい。
無くなった少女はもう帰ってこない。そして周りの子供達の心の傷も、下手をすれば一生癒せなくなるかもしれないのだから。

04/06/02 (水) ゆうがた

☆ 痛いなぁ… ☆

稲本は骨折で全治3ヶ月とのこと。確かにかなり痛がってはいたけど…
この時期の骨折は色んな意味で痛いなぁ。


04/06/02 (水) ひる

☆ 面白かった ☆

今朝の日本vsイングランド戦は、なかなか見応えがあった。序盤は圧倒的にイングランドペースで、こりゃダメかと思ったが、徐々に日本もペースをつかんできて攻め込めるようになってきた。
1点目の失点は楢崎のセーブミス。ジェラードのグラウンダー気味のミドルシュートを正面で受けながら前に弾いてしまい、詰めていたオーウェンに押し込まれてしまった。ボールをしっかりキャッチできなかったのでミスと言えばミスだが、小雨で濡れていたピッチで球足が速かったので、かなり難しかった事も確か。
後半を開始するときにイングランドの選手達が、ニコニコ笑ってリラックスムードだったので、いくら1点リードとは言え、ちょっと気が緩んでるなぁと思っていたら、日本がリズムをつかんで良いペースで攻撃ができるようになってきた。
そして中央の中村から左サイドの三都主にスルーパス、そしてマイナスで折り返したところに小野が詰めてシュート、同点に追いついた。
後半に関しては、明らかにイングランドの選手の運動量が落ちていたように思う。だから日本がパスを回せるようになった。
同点にされてからイングランドも気が引き締まったのか、反撃してきたが、日本の守備も堅くそのままドローに持ち込んだ。

まずまずの試合内容じゃなかったかなと思う。一応アウェーだし(そのわりには日本の応援も結構聞こえていたが)、一応イングランド相手だし。少し遠目からでも積極的にシュートを打っていたのが良かった。しかもちゃんと枠に飛んでいた。玉田も中村も良いシュートだった。だがベッカムにゴール前でのFKを2本打たせたのはまずかった。入らなかったけど。

欲を言えば、中村のFKが決まって2−1で勝って欲しかった。ベッカムの前で見せつけて欲しかったなぁ。強めに打ったのか、枠の上に外してしまったが。

終盤に、左足首を痛めてそのまま退いてしまった稲本の状態が心配だ。酷い怪我でなければ良いのだが…。

今日の殊勲選手はやっぱり小野かな。点を入れたのも確かだけれど、攻守にわたって素晴らしい働きをみせていた。
おいらが以前から思っていることだが、天才という意味では、やはり中田より小野の方が上だな。
その小野がやっと本気で(?)仕事をするようになってきたのが、今回の遠征で最大の収穫かもしれない。

04/05/30 (日) しんや

☆ ドラマティック ☆

「浪人街」を見終わって、家に帰ってきたら始まったF1ヨーロッパGP。
なにしろ琢磨がフロントローからのスタートと言うことで、ドキドキしながら見ていた。

1コーナーでは2位をキープしたものの、その後のコーナーで強引にインに飛び込んできたトゥルーリと絡んでいる間に、ライコネンとアロンソに先行され、4位に。しかしピット戦略で順位を上げて、中盤は2位をキープ。
3度目のピットストップで、わずかにリードタイムが足らずに2ストップのバリチェロに先行されてしまったが、その翌週に強引に1コーナーでバリチェロのインに飛び込んで接触。フロントウイングを破損してピットイン。ノーズ交換して出て行ったがすぐにエンジンブローという結果。残念だった。

バリチェロに対するアタックには、もう少し待ってもとか、何であそこで、という意見もあるだろうが、おいらはあれで良かったと思う。
あそこでチャレンジせずに3位キープで表彰台に上がっても、うれしくない。
レース後のインタビューでバリチェロは、「アマチュアのような走り…」と琢磨のことを非難していた。彼にしてみればあの距離でまさか琢磨がアタックしてくるとは思っていなかったのだろうが、おいらは間違いなくあそこで飛び込むだろうと思っていた。
それが琢磨のレーススタイルで、イギリスF3でもそうやって勝ってきたのだ。
これがチャンピオンがかかったレースで、確実にポイントを取らなければいけないレースなら、琢磨はちゃんと自分を押さえることができたはず。それだけのクレバーさは持っている。昨日の予選でも、ミハエルのタイムに焦ることなく予定通り2位を狙って抑え気味で走れたことでもそれはわかる。

だが、今の琢磨はまだまだチャレンジャーだ。失うものもこれといってない。であれば、とことん行けるところまで上を目指すのは当然のことだろう。まだ実質F1参戦2年目なのだ。それを考えれば現在の走りは十分すぎるほどだ。

意外とBARの初勝利は、バトンではなく琢磨がやってくれるのではないかと思っている。
あっさりと次戦カナダで琢磨が勝ったとしても、おいらはちっとも驚かない。
彼はチャンピオンを獲るためにF1を走っている。夢や希望ではなく、極めて現実的な目標としてだ。

きっと…もしエンツォ・フェラーリが生きていたら、琢磨をシューマッハの後釜に迎え入れることを真剣に考えているはずだ。
彼が最も愛したジル・ビルヌーヴの走りを彷彿とさせるといったら褒めすぎかもしれないが、こんなに(良くも悪くも)ワクワクさせてくれるドライバーは、他にはいない。

子供の頃からカートでレース経験を積んでいるドライバーばかりの中で、19歳からレースを始めた琢磨がこんなポジションを走っていること自体が、普通ではあり得ないことなのだ。周囲からいろいろと雑音が飛んでくるかもしれないが、余り気にせず自分のレーススタイルを貫いて欲しい。

04/05/30 (日) しんや

☆ 浪人街 ☆

渋谷の青山劇場で公演中の「浪人街」を見に行った。幕末の江戸を舞台にした話で、過去に二度映画化されているものだ。
脚本:マキノノゾミ、演出:山田和也、主題曲:坂本龍一、衣装デザイン:ワダエミ。
そしてキャストが唐沢寿明、松たか子、中村獅童、田中美里、成宮寛貴、田山涼成、升毅、鈴木一真、伊原剛志…
という豪華絢爛(?)な顔ぶれ。これだけのキャストなら、ドラマが2本くらいできそうだ。

さて劇場に入ると、舞台と花道に近い席の人にはビニールシートが用意されていた。水しぶきとか血糊が飛んでくるので、その防護用だった。なんだか凄いことになるらしい。で、その通り派手なチャンバラが展開されたのだった。

第一幕が65分、20分の休憩を挟んで第二幕が85分という上演だったが、あっという間だった。

見終わった感想は、豪華キャストによる大衆演劇。
お涙頂戴は無いけれど、笑いはたっぷり。テンポが良くって、場面転換が多くて、見ていて途中でだれるところがない。
なにより凄かったのは、二幕の後半に用意されている30分近い大立ち回り。唐沢、伊原、獅童の3人が、とにかく斬って斬って斬りまくる。たぶん延べにして100人以上は斬られてるな。
舞台奥の左右に池があり、そこを斬られ役の30人くらいが動き回って走ったり飛び込んだりしながらなので、もう舞台上が水浸し。しかも斬られた相手からはド派手に血しぶきが吹き上がったりするわけで、主役の3人も斬られる側もかなり足下が危うく、滑ったり転んだりもけっこう見られて、どこまでが演技なんだか、マジゴケなんだかわけわからないほど。
なにしろ斬っても斬ってもゾンビみたいに(笑)、後から後から斬りつけてくるわけで、めちゃめちゃハードなシーンだった。

これを1日2回公演はきついだろうなぁ…と、思わず心配してしまった。
カーテンコールで、伊原が

「明日は休みです!」

と、うれしそうに言ってたのは、とっても実感がこもっていた(笑)。

ちょっと気になったのは、PA。どうも役者の声のフォーカスが高いところにあり、それもいかにもPAから出てますという少しエコーがかかったような音になっていて、芝居の最初の頃は違和感があった。役者を見ていても、声が違う場所から届いてくる感じだったので。

あと、けっこうドリフみたいな(?)仕掛けのギャグがあったのだが(例えば、居酒屋のシーンで殴られて派手に転ぶと、棚が崩れて
そこに置いてあったざるが落っこちてくるとか)、どうもタイミングが悪くて、ちょっと間抜けな感じがした。

立ち回りも、緊迫感という意味では、ちょっと足りなかったかな。1対1での立ち回りは、型を演じているだけみたいで、刀を合わせるときに、振りかぶった後にスピードを緩めて合わせているのが見え見えだった。

正月に見た「おはつ」の立ち回りは(佐々木蔵之介と小市慢太郎のね)もっとガチンコだったので、それに較べるとなんだけど。

唐沢はもう少し練習した方がいいんじゃない?って感じ。伊原はけっこう小技を見せていた。中村獅童のは、決めがうまくて絵にはなっていた。さすがは歌舞伎役者。

まぁ、そういう細かいことを気にしないで、エンターテイメントとしてお気楽に見る分には、面白くて楽しめた。
みんな芝居は上手い役者なので、見ていて飽きさせない。所々に入るアドリブっぽいセリフがけっこう笑えたし。
なので、良くも悪くも大衆演劇みたいだった。ただこんな豪華キャストの大衆演劇は、滅多に見られないよなぁ。

青山劇場で6月23日まで公演中。当日売りもあるので、興味がある方はどうぞ。

04/05/27 (木) ひる

☆ ひんやり ☆

朝、仕事に出かけようとしたら、車のボンネットのど真ん中に鳥の糞が落ちていた。放っておくと固まってしまうので、とりあえず落とさねばと思い、洗車用のスポンジにちょっと水を含ませて…と蛇口をひねった瞬間に、何かが左手にピタッと張り付くように乗っかってきた。

「うわぁぁっ!」

思わず情けない声を上げてしまったが、何のことはない、アマガエルだった。
とっさの出来事ととは言え、狼狽してしまったのが恥ずかしく、

「おどかすなよ…」

と、一言文句を言ってやったが、手から飛び降りたそいつは、ガレージのシャッターに張り付いたまま涼しい顔をしていた。

それにしても、カエルに触ったのなんて何年ぶり?
ひんやりとして、けっこう気持ち良くて、なんか懐かしい感じがした。
最近、ガレージの周りでちょくちょく見かけるので、暇なときは遊んでやっても良いかも。
とりあえず、車にひかれないように気をつけて欲しいものだ(笑)。

04/05/23 (日) 23:12:37

☆ はぁ、疲れた ☆

荒れたレースだったなぁ。レースに「たら」「れば」は無いけど、琢磨のエンジンがブローしてなければ、確実に表彰台に登れたレースだったのに…。
それにしても、ミハエルのクラッシュは解せない。何だったんだろうあれは?

マシンから降りた琢磨の顔が、やるだけのことはやったというスッキリした表情だったので、また次に頑張ってくれるだろう。
バトンは1回目のピット作業の後、ダ・マッタに引っかかってペースが上げられなかったのが惜しかったな。あれがなければ優勝のチャンスもあったと思う。

あ、トゥルーリのインタビューが始まった。



04/05/23 (日) 21:25:30

☆ がーん! ☆

せっかくのロケットスタートが…。もったいないなぁ。
しっかりしろよホンダ。

フィジケラが無事で良かったよ。

04/05/20 (木) よる

☆ 始まっちゃいました ☆

F1モナコGPが開幕しました。1回目のプラクティスでは、トップがミハエル、2位に琢磨、3位にバトン、4位にゾンタ(!)。
まだ1回目とはいえ、こりゃぁ何も無ければシュー開幕6連勝かなぁって思わされる結果です。
琢磨に0.7秒差だもん。まだまだ余裕ありそう。
とりあえず、琢磨は今回2位狙いということで…(笑)。

それにしても、ゾンタ(トヨタのサードドライバー)が一瞬トップになったのには、ちょっとびっくり。
決勝も走らせてあげたいですなぁ…。


04/05/18 (火) おひる

☆ なんじゃぁ、こりゃぁ! ☆

最近は、お茶といえばキリンの「もろこし生茶」がお気に入りで、お昼休みにいつもコンビニで買っていたのだが、今日は商品が入れ替わっていて見当たらなかった。
仕方がないので、新発売のアサヒ「旨茶 冷抹茶」というのを買ってみた。

チャーハンと焼きそばのセットを食べながら一口飲んだ瞬間 何事が起きたのかと思った。

「あ、甘い!」

お茶か?これ?

まぁ、抹茶入りだから甘みが出るのはわからないでもない。でも、ちょっと甘すぎないか?
それもなんか人工的な甘さ。少なくとも抹茶の甘みはこんな嫌な感じじゃない。

そう思いながら原材料名を見てたら、やっぱり甘味料を使用していた。
お茶に甘味料なんか入れるなよー!

やっぱり伊藤園の「おーい、お茶 新茶」にしとけば良かった…。


04/05/18 (火) 02:07:10

☆ 気が早い? ☆

インディ500の予選を、松浦孝亮、ロジャー安川、高木虎之介の3人が通過した。それぞれ9位、12位、26位という結果だったが、インディにおいて予選順位はさして問題ではない。もちろん順位が良いに越したことはないのだが、決勝のグリッドにさえつければ後方からでもチャンスはある。ただ、虎之介はインディに入ってからずっとマシンのセッティング(F1を筆頭とするヨーロッパのレースでは、こういう言い方をするが、アメリカでは「アジャスティング」という言い方が一般的だが)に手こずっているようで、プラクティスでも早いタイムが出ていないのが、気掛かりだ。
それでなくても、今年は松浦、ロジャーも使用するホンダエンジン勢が好調で、虎之介の使用するトヨタエンジン勢がやや劣勢なだけに、
シャシーまで決まらないようではレースでも苦労するだろう。

さて、インディの方は置いといて、今週はいよいよ「歴史と伝統の」F1モナコGPウィークである。
モナコGPは、言ってみればF1レースにおける天然記念物である。
なぜならF1において現存している唯一の純然たる公道レースであるからだ。公道の一部を使用したレースは他にもある(オーストラリアのアルバートパークや、カナダのジル・ビルヌーヴサーキット等)。しかし、それらは公道と言っても公園の中の道であったりして、レースでの使用を前提としてエスケープゾーン等が設けられている。だが、モナコのコースにエスケープゾーンは一切無い。例え1cmでもコースを外れてしまえば、その瞬間にガードレールの餌食となる。平均速度こそ160km/hに満たないものの、最高速が出る場所では(海岸沿いのトンネルの中だが)300km/hに到達する。
そうかと思えば、F1マシンにとってはUターンに等しいようなヘアピンコーナーも存在する。そのため、このレースのためだけにマシンのステアリングの切れ角が大きくなるように仕様を変更する。そうしなければ曲がりきれないのである。
一歩間違えば、マシンが海に飛び込んでしまう危険もあり(かなり昔ではあるが、実際に起こったことがある)、そのためにレース中はダイバーが待機している。

F1を開催するサーキットは、非常に厳しい安全基準を満たしている必要があり、少しでも危険な箇所があれば、即刻改修を命ぜられ、それに従わなければ、レースはキャンセルされてしまう。だが、当然のことながらモナコはその基準にはまったく適合していない。
本来ならば、F1を開催してはいけないコースなのである。だが、そのことを糾弾する人はレース界には誰もいない。リスクを承知で、それでもドライバーは自らの意志で、望んで走るのである。だからこそ、ここでの1勝は他のどのサーキットでのそれよりも賞賛されることとなる。そしてここでの勝利を積み重ねるとやがて、かつてのセナや、現在のミハエルのようにモナコ・マイスターと称せられるようになるのだ。

モナコでの勝利に価値があるのは、ここがマシンの差よりも、ドライバーのテクニックによる差が最も大きく現れるコースということもその一因だ。ここではミリ単位でマシンをコントロールすることを要求され、しかも長い直線がないために、一瞬たりとも休むことを許されない。攻めなければタイムは出ないが、攻めすぎればそれが1cmのミスでも全てを失ってしまう。かつて、天才と呼ばれたジル・ビルヌーヴは、毎ラップ、あるコーナーの出口のガードレールにタイヤを軽くこすりながら走っていたらしいが、それくらいできなければ、モナコを制することはできない。
F1マシンがまだ普通のマニュアルシフトだった時代には、1レースで数千回に及ぶシフトチェンジのために、レース後には手のひらの皮が向けてしまうほど過酷だった(ちなみに、中嶋悟が初めてモナコGPに出場したとき、チームメートだったセナが、わざわざ手のひらに貼るテープを買ってきてくれたそうだ)。人間の集中力には限界があり、休むことができないコースは、ドライバーにとっては最も辛いことなのだ。

残念ながら、過去の日本人ドライバーはいずれもこのコースに苦しめられてきた。あの「カミカゼ」右京ですら、このコースは攻めきることができなかった。
だが、今年は琢磨がいる。彼はF1にステップアップする前年、マカオF3を制している。かつてミカ・ハッキネンとミハエル・シューマッハが死闘を繰り広げたことでも有名な、このマカオはモナコに匹敵する難しさがある公道レースである。F3でここを制したのは日本人では琢磨ただ一人だ。

モナコは、前のドライバーが譲ってくれない限り、まず抜くことができない。ミナルディをフェラーリで抜こうとしても、ブロックされると抜けないのである。従って予選順位とスタートが最大のポイントとなる。もし琢磨が予選で3位以内に入れれば、表彰台は決して夢じゃない。今年は去年までとちょっと様子が違う面もあるようだが、ミシュランはブリヂストン(よく間違う人がいるけどブリジストンじゃないからね)よりも、比較的モナコに強い。とにかく、予選でルノーを押さえないと(笑)。
何かの間違いで(?)、もし琢磨がポールポジションなんて獲った日には、決勝のスタート前に卒倒しちゃうかもしれない…。
ま、今からそんな心配しても仕方ないけれど、それだけ今の琢磨とBARには期待が持てるってことだ。

モナコGPは木曜日から始まる。(モナコでは、金曜日は王室主催のパーティだのレセプションだのがあるので、お休み)
決勝のスタートまでは、あと5日と18時間53分10秒…(細かい!) 


04/05/16 (日) 02:44:17

☆ 今、思い出した… ☆

インディ500での日本人最高位は、去年の虎之介が記録した5位だった…(^_^;
昨日は酔っぱらいだったので忘れてたよ。
ちなみに、今やってるプラクティスでロジャー安川がトップに立ってます。
223マイル出てるよ。速いねぇ。

04/05/15 (土) 02:48:00

☆ 酔っぱらいのインディ500mile プレ・リポート ☆

モータースポーツの世界で、世界三大レースと呼ばれているものがある。F1のモナコGP、インディ500マイル、そしてル・マン24時間の3つだ。
おいらは、死ぬまでに一度でいいからこの3つのレースを生で見たいと思っている。叶うかどうかはわからないけど。

今年もこの3つのレースのシーズンがやって来た。
モナコGPの決勝は、5月23日。
そしてインディ500マイルの決勝は、5月30日。
ル・マン24時間は、6月12日〜13日。

実はこの中で、インディ500マイルは既に始まっている。このレースはほぼ1ヶ月間に渡って行われるのだ。
今は毎日フリー走行が行われており、明後日の日曜日にはポール・デイと呼ばれる予選が始まる。

インディ500マイルは、かつてはチャンプカーシリーズの一戦だったが、今はインディ・レーシング・リーグ(通称はIRL)のシリーズの中の一戦になっている。今年のIRLには、3人の日本人ドライバーが参戦している。鈴木亜久里が率いるオートバックス・レーシングチームの松浦孝亮、去年はオートバックスに所属していて今年は、名門のレイホール(オーナーのボビー・レイホールは、何度もインディを制した名ドライバー)に移籍したロジャー安川、そして高木虎之介。

今週行われているフリー走行で、松浦とロジャーが好タイムを連発している。連日トップ3の中に二人の名前が入っているのだ。
過大な期待は禁物だが、なんかワクワクしてくる。この調子を維持してくれれば、表彰台も夢じゃない。
過去、インディでの日本人最高順位は、松田秀士(ビートたけしの義理の弟さんです)が記録した8位(たぶん。ちょっと記憶が曖昧…)。少なくともそれを上回る成績は期待していいんじゃないだろうか。
虎之介が、マシンのセットアップに手間取っているのがちょっと心配ではあるのだが。

こんな大きなイベント(ちなみに観客は40万人!)なのに、地上波でのテレビ中継がないって言うのが淋しい限り。
かつてはTBSが毎年生放送していたのだが、最近は日本テレビが録画でのダイジェスト放送するだけ。
もっともおいらはスカパー!のGAORAで生中継を見るから関係ないけど。

インディって、オーバルコース(実際には長方形の角を丸めた形なんだけど)をグルグル回るだけで単調だと思われがちなんだけど、
なかなか奥が深い面白いレースなんだけどなぁ。4つあるターンは、同じ曲率だけど、風向きによって走り方を変えなきゃいけない。
1周の平均速度は、予選では220m/hを越える超ハイスピードレース。

へぇ、たった220キロなの?って思ったあなた。もう一度よーく読んでみましょう。220mです。メートルじゃなくて220マイル。
時速に直すと220×1.6=352km/hです。平均速度ですよ。直線では限りなく400kmに近く、コーナーでも300km以下にはなりません。そんなスピードで、下手すると3台くらいが横に並んだままコーナーに突っ込んだりするんだから、そりゃぁしびれます。

できれば、モナコで琢磨が、インディで3人のなかの誰かが表彰台ってことになれば最高なんだけどなぁ。


えー、酔っぱらいが書いているので、文中に間違いがあっても責任は持てませんのであしからず。

04/05/15 (土) 02:00:30

☆ ほろ酔い ☆

ちょっと嫌なことがあって、気分が悪かったので、栗焼酎(「ダバダ火振」っていう変な名前。)を飲みながら、Lyricoの新しい
アルバム「Flavours」を聴いて機嫌を直してます。

それにしても「ダバダ火振」って、変な名前だよね。四万十川の伝統的鮎漁法「火振り漁」と、山里の交流の場でもあった「駄場(ダバ)」に因んだものらしいんだけど、初めて聞いたときは何のこっちゃ?って思ったよ。おまけに作ってるのが株式会社無手無冠(むてむか)っていうんだから。

最近、焼酎ブームらしくて偽物を売りさばいて捕まってたりもするくらいだけど、おいらはあんまり飲んだことないので、よくわからない。でもこの「ダバダ火振」は、癖が無くって、なんかバーボンみたいな味で飲みやすい。
ネットのショップとかでは、どこも入荷待ちとか品切れで手に入りにくいみたいだけど、おいらは友達が酒屋で見つけて買ってきてくれた。値段は安いんだけどね。

Lyricoのアルバムは、良いぞー!
初回限定版には、東京のBAJ(ブルース・アレイ・ジャパン)で毎月やってるライブ「cafe de Lyrico」のダイジェストDVDも付いてるし。
今回のアルバムには、ちょっと露崎時代を彷彿とさせる曲も入ってるので、古くからのファンにもそれなりに納得してもらえそう。
JR東日本のCMソングも入ってるんだけど、どんなCMか見てみたいなぁ。
今月末に東京に行く予定があるので、そのときに見られると良いんだけど。

とりあえずしばらくは、家でも車でもこのCDがヘビーローテーションだな。

秋には東名阪の3カ所で、久しぶりのホールライブがあるので、なんとか都合をつけて行きたいなぁ。でも平日だから、仕事を休まないと無理。その頃って休めるような状況なんだろうか?ちょっと厳しいかも…。
でも、とりあえずチケットは押さえておくつもり。いざとなれば、身内に不幸が起きたことにして…(笑)。

しかし、こんな時間に、こんな音量で聴いてて大丈夫なんだろうか?
ご近所の方、ごめんなさい。m(__)m (ここで謝っても意味ないか…)


History v1.32 [Shigeto Nakazawa]